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何を書いても薄っぺらい感想になってしまうのが申し訳ない。だけど、この薄さにしてはすごく内容が濃かった。昔の時代を生きた人たちが培ってきた知恵など、現代を生きる自分たちにとってもすごく勉強になるところが多い。今の箱詰め式の教育じゃなくて、テストの点数よりももっと大事なところを伸ばしていけるような教育環境になっていったらいいなぁと思う。
Posted by ブクログ
確かにカッコいい人だ。だいたいカッコいい人は物事を測る軸を持っている。しかもその軸は色々な経験に基づいて出来上がってきたもので、誰かに教えてもらったり、影響を受けただけのものではない。影響は受けても最後は自分で考えて自分なりの回答を出す。それが間違っていると判ればすぐにそれを改める。そうやって積み上げ、築き上げてきたものが滲み出てくる人、というのはカッコいいはずだ。
日露戦争の終わりとともにこの国の本当の教育は終わった、と鶴見先生は仰るがそれから100年以上経った現代もまだ落下を続けている。そう考えると自分の子供達には好きな勉強をしてもらいたいと思う。教養は身につけてもらいたいと思うが、残念ながらそれは受験勉強では身につかない。充実した高校生活が受験勉強と両立できるとは思えない。
Posted by ブクログ
重松清は知っているけれど、鶴見俊輔という哲学者を私は今まで知らなかった。
教育、家族、友情、老い、師弟。
斬新な答えが出て来るテーマではない。
けれど、鶴見氏の圧倒的……なんだろう、人柄?
時代を渡り、多くの人を見つめてきたその人物がよく現れている、素敵な対談集だった。
弱みを見せて、余裕を持って、向き合っていく。
けれど、例えば挨拶のようなカタチを軽んじない。
そういうところが、いいなと思う。
その中で育つ人物とは、点数が取れるわけでも、一番でなくても、何かを為すのだろう。
そのことに、価値を見出さなくとも、いつも我慢が効かなくなって不安になる。
そんな自分への処方箋にもなった。
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