重松清のレビュー一覧
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タイトルのインパクトとジャケットの綺麗さに惹かれて購入しました!
ブレーメンツアーズという旅行会社の走馬灯の絵師という奇想天外な職業について読み進めていく内に奥が深いなと感じて徐々に興味をそそられました。
走馬灯について色々と考えさせられる内容で自分が生まれた時から今までの人生で起きた出来事を走馬灯の絵師に覗いて貰ったら色が付いているのはどんな思い出なのかなぁと想像しました。
誰でも後悔している事はいくつかあると思いますがそれが人間らしさであり大切な事だなと思い、後悔すらしなかったら自分が間違った事をしてしまったという認識すらないというのは恐ろしい事だなと…
主人公の遥香は幼い頃に母親に捨てら -
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ネタバレ始めの方で主人公である「健一」が亡き妻、朋子以外が娘の母になることなどあり得ないくらいのことを思っていたわりに、わりとあっさり何人かの女性に気を持ちかけていて、しかも健一の脳内朋子が「いいんじゃない?」と肯定してる描写で健一に対してなんだかなぁ…と白けてしまった。
しかし、「我が家とは笑顔をつくるだけの場所ではない。(略)その涙を、ただ見つめてもらうだけでなく、そっとすくい取ってほしいと思うのは____それも生きている者の身勝手さにすぎないのだろうか」
という文で健一への見方が変わった。
そりゃあ死別してすぐは自分1人で…!と決意するだろう
1人で育てる中でたくさんの苦労もあっただろう。
その -
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昔ブレーメンに住んでいたためか、本屋でふと目にした重松清x本書タイトルで、思わず手に取ってしまった一冊。
人に触れることで、その人の過去を見ることができるという特殊能力により、人間の内面、それを通じた家族愛、葛藤を丁寧に描写している。
ストーリー全体として急転直下な動きは無いものの、この後どうなってしまうんだろうか、とページを捲る手が止まらなくなるほど入り込める作品。
電車内などの公共の場で本書を読むことは推奨しない。涙が溢れるのを堪える必要がある。
最近の動画ストリーミングサービスは、地上波でないことを良いことに、過激な表現、ともするとどれもが同じように見える作品が多い印象。そんな現状に辟易 -
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重松清さん著「とんび」
おそらく著者の作品の中で一番有名な作品だと思う。NHK、TBSでもドラマ化、映画化もされており国民的人気小説の一つなのだろう。
今回初めて触れたこの「とんび」。
一人息子アキラの出生からの成長を軸に描かれていく人情物語。本当に良い作品だった。
父親ヤスの不器用で照れ屋で繊細での感じがとても人間っぽくっていろんなエピソードが凄く胸に響く。
ヤス… 父親として男としてとても格好よかった。
不器用さが格好よい
照れ具合が格好よい
繊細さが格好よい
中盤、アキラの就職先でヤスが内緒で読ませてもらったアキラの就活中に会社に提出した作文。「嘘と真実」
この件は作中で想像できる -
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命を区切られた人とその周りの人たちの日々を描いた七編からなる連作短編集。
泣き疲れてしまった…。
“あとがき”を読んで、もともとは独立したお話を集めた短編集になるはずだったものを 重松さんが恩師の急逝をうけて全面的につくり直したことを知った。
どうしても、そうしたかった。と…
「生きること」と「死ぬこと」、「のこされること」と「歩きだすこと」を
まっすぐに描いてみたかった。
そう書かれていた。
「生きること」「死ぬこと」「のこされること」「歩きだすこと」……
私はいい歳をしてすぐに泣くけれど、まだ何もわかってないのかもしれない。
いつか わかる時がくるんだろうか…。
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久々の重松清さんの作品
走馬灯の絵師たち?のお話。走馬灯とは死の直前に見るという自身の記憶。そもそも走馬灯とは影絵の細工が施された筒状の紙灯籠のこと。
それを生前に内容を確認して作り直す事ができる人を走馬灯の絵師という、というのが本作品ての設定になっている。
主人公のはるちゃん、その母親のふうちゃん 本当に親子かと思うくらい性格が違っているように感じた。はるちゃんもナンユウくんも優しくて良いなあと思った。
同じ時間をともに過ごした家族でも、各個人によって思い出、なつかしく思うもの、そして記憶に残っているものは違う、確かにそう思う。でも、それはそれでイイ。個人の価値観なので。
さて、自分の走馬灯