重松清のレビュー一覧
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ネタバレ仕事も家庭も上手く行かず死ぬことまで考えていた主人公が、以前事故で亡くなった橋本親子が運転する不思議な車に乗り込み、過去のターニングポイントに戻りながら後悔していることを晴らしていくという、家族再生の可能性を探るSF物語。
既に3回読んでいるけど3回とも号泣した。家族愛に触れられる大好きな一冊。
橋本親子との旅では、過去に戻り選択を変え、妻の思いや息子の苦しみを分かち合って解決したはずなのに、現実に戻ると仕事も無く家族は崩壊したままだったというオチが、SFなのに現実みがあってとても好きだった。
こういう過去を変える話って、戻った時には現実も変わってて明るい未来!めでたしめでたし
という -
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たいせつなことだけを喋る国語教師の村内先生と、問題を抱えた中学生のお話。
村内先生が、国語教師らしからぬ吃音の持ち主なのに、村内先生が国語教師なのは、なるべくしてなったんだなと、読み終える頃には、ジンとしていた。
中学生あるあるな悩みや問題を抱える子、複雑な環境下の子、様々な考え方があって、様々な人がいて、様々なやり方で、みんな1人が嫌なんだよね。あの頃って、なぜだか世界が全部敵みたいに感じることがあって、そんなことを思ってるのは自分だけに感じてしまう。そんな時にそばにいてくれる大人の大切さ、大切な言葉をくれる存在の大切さ。
重松清の描く少年少女たちは、重たい背景を抱えていることも多いけど、ど -
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生きるって、なんか、すごい
この一言が今の自分と重なって心に残っている。
大学生活を送り、就職活動をする中で、私は「やりたいこと」や「自分の未来」「生きること」について考えるよう求められてきた。大学生活では、高校生の頃に比べて「これをやりなさい」と指示されることが少なくなり、その分、自由な時間が増えた。その時間を友達と遊んだり、スマホをいじったりして過ごしていても、どこか満たされないし、暇を感じることがあった。そんなとき、「自分は何をやりたいのだろう」と考えるようになった。
就職活動では、さらにわかりやすく「やりたいことは何か」を問われる。これまで生きてきて、私は少しでも興味を持てないことは -
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ガチの名作!堂々の星5
葛藤であったり、気持ちが揺れ動く描写が妙にリアルで、読み進めるたびに泣けてくる。
不器用で熱意があって粗暴なんだけど、涙脆いヤスさん。昭和という時代のど真ん中にして、男手一つで周囲の支えもありながら、息子のアキラを育て上げていく大作。
男手一つの大変さ。たくさんの葛藤と悩みを抱えて、先行する気持ちが昂る。その度に息子との間に壁が立ちはだかる。
不器用すぎるヤスさん。心ではわかっているのに、素直になれず逆のことをつい口走ってしまう。そんなヤスさんの気持ちが痛いほど伝わってくる。だからこそ、どうしようもなく辛い…。
親一人子一人、親の温もりを知らないヤスさんは -
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重松さんの作品を初めて読んだ。
ドラマで観た『とんび』のイメージが強かったけど、とっても読みやすくてびっくりした。もっと早く手に取ればよかった。
使われている言葉も、話の内容も、かなり万人受けするものだと思う。読む人によって思いを寄せる人物が異なってくるはず。
根っからの悪者は出てこないけど、言葉って人によって受け取り方が違う。相手の境遇次第では無意識に相手を傷つけてしまう。自分も気をつけなければいけないな。
美紀の成長を節々に感じることができて、心に刺さる言葉も沢山あって、最後は泣きそうになった。
誰にでもおすすめできるとても素敵な作品だった。
健一を山田孝之が演じたと知ってしっくり来なか -
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友達とおすすめ本を交換して。
この本を大好きな友達がおすすめしてくれたことも含めて胸が熱い。
後半はもうずっとぽろぽろぽろぽろ...
恵美ちゃんを中心とした短編連作。
あーこんな子いたなとか、この子私かも...なんていうお話が見つかる。
私が好きだったのは佐藤くんのお話かな。
恵美ちゃんの言ってることはわかるような、わからないような。でも救われる気がする。
「頑張れ、雲」うーん、いい。
この本を読んで考えたのは、
人間の面白みについて。
恵美ちゃんの言うとおり、「みんな」の中にいると消えてしまう個性は、一対一で見つめたら皆んなそれぞれ。かなり面白いものだと年々感じる。
(学生の時はそんなこ -
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タイトルのインパクトとジャケットの綺麗さに惹かれて購入しました!
ブレーメンツアーズという旅行会社の走馬灯の絵師という奇想天外な職業について読み進めていく内に奥が深いなと感じて徐々に興味をそそられました。
走馬灯について色々と考えさせられる内容で自分が生まれた時から今までの人生で起きた出来事を走馬灯の絵師に覗いて貰ったら色が付いているのはどんな思い出なのかなぁと想像しました。
誰でも後悔している事はいくつかあると思いますがそれが人間らしさであり大切な事だなと思い、後悔すらしなかったら自分が間違った事をしてしまったという認識すらないというのは恐ろしい事だなと…
主人公の遥香は幼い頃に母親に捨てら -
Posted by ブクログ
子に読ませたい一冊です。
吃音のある「少年」が、さまざまな出会いや経験を重ねながら成長していく姿を、7つの物語で描いた作品。
「きよしこ」って何だろう?
そんな小さな疑問から始まり、気づけば物語の世界にぐっと引き込まれていました。
特に「乗り換え案内」と「北風ぴゅう太」は胸が熱くなり、「ゲルマ」と「交差点」は、いろんなことを考えさせてくれる物語でした。
そして、この作品は始まり方も終わり方も本当に素敵です。
読み終えたあと、静かな余韻が長く心に残りました。
最初から最後まで大好きだと思える作品。
また、読み返したい一冊です。
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