重松清のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
友人に「泣けるから読んでみて」と勧められて、まぁ、と思いながら移動中に読みました。移動中に読まなきゃよかったです。泣きました。
「その日」を迎える短編が最後にゆるっとオーバーラップ。どの話も温かくて、けれど寂しくて、涙なしでは読めません。
私は若い頃に「その日」を迎えており、病室に泊まり込んで管が刺さった母の痰が少しでも取れるように、加湿器の位置を変えたり、モルヒネの影響で意識が混濁し、意味不明な事を言ってる母の背中を泣きながら摩っている状況がフラッシュバックし、「あの日」一生忘れる事のできない出来事でした。
その日の前に、後悔がないように生きたいものです。
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Posted by ブクログ
小学生向け「働く」本を探して。これは良書!
絵本サイズですが、内容は普通の小説短編くらいの字のサイズと分量です。小学校の中・高学年から読めるかな。
挿絵も大きくて工場の機械類に温かみを感じる優しさがあります。
新しいゲーム機を買ってもらうために「ゲーム機が壊れた」と嘘をついたエリカは、両親に言われておじいちゃんが働く工場に行くことになった。
おじいちゃんの働いている工場では機械を作るための機械の「工作機械」を作っているんだって。
エリカは「工場」といったら煙がもくもく…のようなものだと思っていた。でも工場長さんに案内された工場は思っていたものとは違っていた。周囲の環境や、働く人たちの快適を考 -
Posted by ブクログ
好きな作家は?と聞かれて、必ず答えていたのが重松清。ビタミンFに収録されている短編は、すべて”ある家庭の30代後半から40代のお父さん”の視点の物語である。中学生の頃は、お父さんの生態を解き明かす解剖書のように読んでいただろうか。31歳、妻歴4年目、社会人歴11年目の今、再読すると、30代になった変化、夫婦としての日常、会社の先輩後輩とのやり取りが、あと何年後かの自分の予言書のように思えた。
こんな大人になりたくないになってしまった私達に、そんなもんだよ、だけどちょっぴりでも変えることはできると希望感を残してくれる。人生に希望はあるなんて大仰に説得してこようとする話なんてない。一つ一つのお話が -
Posted by ブクログ
苦しくなって、嬉しくなって、何度も泣いた。
吃音でうまく話せない村内先生は、たいせつなことしか言わない。
生きづらさを抱える中学生たちの心の奥に寄り添っていくお話。
理性が出来上がっていく途中である中学生という中途半端な年頃、学校という狭いコミュニティの中では大人の世界よりも過酷な子供の残酷さがあり、例えば無意識に自分より下の存在を作っていくカースト上位群、相手の状況や気持ちに考えが及ばないことからの未熟な発言、簡単に受け流せない側の未熟さ、、
そういった全てのものから関わりを断とうにもにも断てない’狭さ’が、さらに強い苦しみの原因となる。
まさに本にあったとある女子の周りに全員が集まるよ -
Posted by ブクログ
子どもがいない頃に読んで気がつかない、感じられないことが沢山あった。
子供の頃、親は何でも知っていて、失敗や間違いなんてなくて、何でもできると思っていた。
でも親だって悩み、失敗して、失敗を重ねて後悔して、それでも子供に立派な背中を見せてやりたくて本当に毎日必死。
きっといつか、大したことない人だったんだなって、子供にバレるんだろうな。
チュウさんの生き方、私は好きだな。
確かに不器用で、子供に嫌われるのようなことばかりで結果心が離れてしまっていたけれど、親になった今、読んでいて分かる。
行動の何もかもが、子供を大事に立派に育てようと必死なんだと。
家族に良い生活をさせたくて、そして自分
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