重松清のレビュー一覧

  • ポニーテール

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    ネタバレ

    面白かった!読む手が止まらない。
    フミが、つっけんどんなマキに戸惑うことも泣かされることもあったけれど、途中で挫折せずに丁寧に関わり続けていたのが偉いと思った。マキも段々、転びそうになりながらもこちらに近づいてきて嬉しくなる。フミの亡くなった母視点で書かれ始めてからは、重松清さんはどんな視点でも自然に書けるのか、と感心したものだ。

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    2023年05月28日
  • ひこばえ(下)

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    ネタバレ

    下巻。
    トラブルメーカーに頭を抱え、また父親との今後に悩む主人公の気持ちが少しずつ動き出し、
    少しずつ、息子になり、父親になり、おじいちゃんになる。

    個人的には作中に流星ワゴンを思わせる文章が出てきた時、「これは流星ワゴンの事では…」となって、私の中の眠っていた重松清ヲタク魂が喜びに溢れました…

    父親の印象は最後まで変わらなかったけれど、それでいいし、それが、重松清さんらしくて好きです。

    とても素敵な作品でした。

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    2023年05月08日
  • ひこばえ(上)

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    重松清さんの作品が小学生の頃から好きで、流星ワゴンなどの他作品も大好きです。
    今20代半ばになり、自分も結婚をして、将来とか、老後とか、自分の親の介護とか、そういうことを考えているタイミングでこの作品に出逢えたこと、とても感謝しています。

    離婚して、母親に引き取られ父親とはそれ以来会うことが出来なかった息子が、父親がどんな人生を送ったのか、父親とは、息子とは、何か探していく物語で、何度も何度も涙が溢れるシーンがありました。
    上巻でトラブルメーカーに悩まされ終わる…その展開がまた面白く、すぐに下巻を読み始めました。

    下巻の感想は下巻の方に書きます。

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    2023年05月08日
  • 小学五年生

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    ネタバレ

    少年の心の機微を、ここまで描けるのが本当にすごい!と思った。

    『「人生で大事なものは、みんな、この季節にあった」と僕は考えていて、それは今後もずっと変わらないだろう。』
    あとがきを読んでストン、と腑に落ちた。

    自分も小5の頃が人生で一番、色んな事を感じていた時期だったなぁと常々思っていた。
    大人になるにつれ、感じることから逃げるのが上手になっていくイメージ。

    翌日が来なければ良いのにと毎日泣いたり、家族を心から愛おしく思ったり、心配かけたくなかったり、友だちと大冒険したり、本当に全力だったなぁ。

    この感覚を忘れずに子どもと関われる大人でありたい、という戒めのためにも、大切な本棚リストに

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    2023年05月05日
  • ひこばえ(下)

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    息子の息子/父親失格/青春の街で/帰郷/再会/
    スキャンダル/わたしは今日まで/親父と息子/
    終章 きらきら星

    父を知る人から聞く話は、自分の中にあった記憶を呼び起こしていく。放っておくこともできた父という名の他人をおぼろげながらも父として形作った時、息子の心にあったのは一体何だったのだろう

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    2023年04月20日
  • 一人っ子同盟(新潮文庫)

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    一人っ子は一人っ子で大変だなあと思った。僕は兄弟がいるけど将来 ずっと兄弟で助け合って生きていけたらなと思う。一人っ子っていうのは 事情があって一人っ子っていうのが多いのかな と思うのでなるべく 一人っ子の話題っていうのは避けた方がいいのかな と思った。

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    2023年04月18日
  • 空より高く

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    舞台は廃校をが決まっている東高(とんこう)。そこへ転任してきたじん先生のレッツ!ビギン!!!の掛け声から無気力に過ごす高校生ねたろーたちの高校生活が変わりだす。
    ねたろーにいちずに恋するムクちゃんもとても素直でかわいい。
    出てくる人物がみんないい人で気持ちよく読める本です。

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    2023年04月04日
  • 季節風 春

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    相変わらず高いクオリティ。やっぱり春といえば出会いと別れに三寒四温な気温。これが人生というものなのかぁ。どれも名作揃いだった。

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    2023年04月02日
  • どんまい

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    2023 4/1 高三の歳
    なんか登場人物全員が好きになった
    香織と洋子の段々と以前より仲良くなっていく過程がとても眩しくて感動した。
    この本の特徴として話し手がコロコロ変わるので今まで読んできた本よりとても滑らかに読めて子供でも読みやすいと思う。(600p弱あるのはご愛嬌)
    まぁとにかく明るくて勇気を貰えるような1冊だった!

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    2023年09月07日
  • 卒業

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    「卒業」とは、学校を終える事ばかりではない。
    「親からの卒業」「幼い自分からの卒業」世の中には色々な卒業がある。
    厳しくて生徒から人気がなかった教師の父親。見送る息子の話が胸に迫る。

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    2023年03月28日
  • 希望の地図 3.11から始まる物語

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    東日本大震災のことを、今まできちんと学んだことがなかった。報道のプラスの裏で苦しんでいる人がいることや、当時の状況がどんなだったのかがよくわかった。取材をもとにした物語なので、読みやすくわかりやすい。これから、震災のことを知らない世代が増えていく中、読みつがれていってほしい作品だと思う。

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    2023年03月12日
  • ひこばえ(下)

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    父・石井信也の晩年を知る人たちから、明らかになる父・石井信也。

    『自分史』を作ろうとしていた父・石井信也。

    カレンダーに残る、母、姉、洋一郎の誕生日…何を想っていたのか…

    父は何を残したかったのか…

    父の遺骨を故郷に持ち帰り、母に合わせようとする洋一郎。母は…

    やはり、ひとにはひとの想いがある…
    洋一郎には記憶がなくても、母には母の、姉には姉の…

    『ひとはいいことも悪いことも含めてひとだから』

    父・石井信也は決していい夫、いい父親だったわけではない。
    が、石井信也がいなければ、今、自分はいない。
    父親でいられなかったことの申し訳なさはずっと抱えていたのだろう。
    どんな父親になりた

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    2023年03月12日
  • 疾走(下)

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    (5.0)
    言葉にできないほど胸がいっぱい。胸がいっぱい。ただいっぱい。こんなに心の真ん中がいっぱいになる本は久しぶりだ。物語の進め方、言葉のチョイス、表現全てが本当に素晴らしい本だった。内容はとてもつらくて、重いものだが色んな人に読んでほしいと思える、終始グダることのない完璧な一冊だと思った。
    186p 「自転車は買わない。ナイフを買おう、と決めた…」ここまで追い詰めまれて、心を壊して、閉ざして、、何も言えない気持ちになった。

    192p 「火は落ち着く タバコも放火も…」自分の心の闇と兄の心の闇が、ひとりぼっちの闇が繋がった気がして、悲しくなった。

    235p 「お前は知らない、神父の手紙

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    2023年03月10日
  • 疾走(上)

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    (4.6)
    暗くて、重い。どんよりとしていて呑み込まれていくよう。深淵に迷い込んでいく感覚。会う人、環境、境遇全てが救われない、酷い、切ない、辛い、目を背けたくなる。でも不器用に、必死に生きていくしかない。それでまた全ての心の描写、シチュエーションがリアルで生々しい。共感できる部分が多々あった。中学の頃のいじめだったり、人間関係に重なる部分があった。思春期は思い出にするには輝かしいけど、実際は重くて深くて悲しいものでもある。そして果てしない性欲にも襲われる。全てが懐かしく共感できて、スイスイ読めるのもそうだが、重松さんに、また小説作家の表現力の凄さに舌を巻いた。言葉だけでは表しようのない思春期

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    2023年03月08日
  • めだか、太平洋を往け

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    小学校教員を引退してすぐ、アンミツ先生は、血縁関係のない子のおばあさんに。息子と義理の娘が不慮の事故で亡くなり、思いがけない事態に。孫になる翔也は、学校に馴染めず不登校になっていた。「みんな」に馴染めないのは、父親譲りで、おばあちゃん譲りでもあったのだ。(血は繋がっていないけれど)

    ヒデヨシ、テンコ先生など、個性的な人物が、東北被災地の復興途上から人生について考えていく長編。

    教員は一読の価値あり。

    500ページ以上あったが、半日で読んでしまった!

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    2023年03月04日
  • また次の春へ

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    東日本大震災で被災した人たちの心情が伝わってくる7つの短編。
    どれだけ被災者の気持ちに寄り添っても本人でない限り、経験した思いを知ることはできない。
    だが少しでも、ほんの少しでもわかれば.と思う。
    どの物語も悲しさが伝わってくるが、前に進もうとする勇気もあった。
    そして、優しさも伝わってきた。
    なかでも「記念日」が泣けてきた。
    1月〜3月までのカレンダーも必要なんだと。

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    2023年02月26日
  • カシオペアの丘で(下)

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    静かに読み終えたあとほっとした気持ちになった。北海道の昔の実際にあった事故をもとに書かれた話のようで、知らなかったので調べながら読んでいて、心が痛み、それぞれの気持ちがわかり複雑だった。だけど後悔しても前には進まなくてはならないし、伝えたいときに伝えないといつ死ぬかなんてわからないなと、改めて今ある日々を大切に生きなければならないと思った。
    大切な仲間と出会えた主人公の人生は幸せだったと思う。

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    2023年02月20日
  • 定年ゴジラ

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    神本だと思う。2000年代前のニュータウンを舞台にしているが、その,心の動きは今と同じ。35歳でこれを書いた重松清の凄さも感じる。あとがきも良い。

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    2023年02月18日
  • 季節風 冬

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     遂にシリーズ最終巻。春から始まり、もうそろそろ1年が経とうとしているなんて。物悲しくも心が温かくなるような話が多かった冬編。『あっつあつの、ほっくほく』『コーヒーもう一杯』『サンタ・エクスプレス』『その年の初雪』『じゅんちゃんの北斗七星』がお気に入り。クリスマスにお正月、節分、バレンタインなど元々イベントが多い季節のため、他の季節に比べ分かりやすくバラエティに富んでいる。日常のちょっとした出来事に季節の彩りを添え、様々な人の心に寄り添ってくれた季節風シリーズ。1年を通して楽しませてくれ、これからも折に触れ読んでいきたい。

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    2023年02月12日
  • めだか、太平洋を往け

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    ネタバレ

    「楽しい場所」を見つけるまで、ずっと待ち続ける父親になりたい。たとえ世界中のおとなが「早くしなさい」と、きみをせきたてても、僕だけは「ゆっくりでいいぞ」と言ってやる。

    物語後半。「お父さん」から息子の翔也くんに宛てた手紙。「みんな」と一緒がうまくできなくて、学校に行くことができなくなってしまった息子への優しい気持ちが溢れてて。読んでてたまらなくなってしまいました。

    大好きな重松清の本。ここ最近学校に行きたがらない小5の娘を持つ親として、大切なことをたくさん教えてもらったような気がします。ありがとうございました。


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    2023年02月11日