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中学受験失敗から不登校になってしまった光司は、ライターの田村章に連れられ、被災地を回る旅に出た。宮古、陸前高田、釜石、大船渡、仙台、石巻、気仙沼、南三陸、いわき、南相馬、飯舘……。破壊された風景を目にし、絶望せずに前を向く人と出会った光司の心に徐々に変化が起こる――。被災地への徹底取材により紡がれた渾身のドキュメントノベル。
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Posted by ブクログ
東日本大震災のことを、今まできちんと学んだことがなかった。報道のプラスの裏で苦しんでいる人がいることや、当時の状況がどんなだったのかがよくわかった。取材をもとにした物語なので、読みやすくわかりやすい。これから、震災のことを知らない世代が増えていく中、読みつがれていってほしい作品だと思う。
東日本大震災があってから11年の歳月が過ぎた。ほとんど自分の記憶にはなくなっていた。この本に出会わなければ。 最初と最後の写真が効果的で、私が知らなかった被災地復興の姿を知ることができた。復興に携わった、今も携わっている人の思いを忘れてはいけない。強く強く心に刻んだ。 夢と希望の違いが語られる場面...続きを読む、深いなあと思った。 夢 無意識のうちに持つもの 希望 厳しい状況の中で、苦しみながらも持つもの
最初の方で被災者が前を向いて頑張りますとインタビューで答える。報道はそこまでで締めに入るけど、好転していない状態で前向きになれる根拠もないが自分を奮い立たせるためにあえて元気にふるまっているとあり、心の強い人だけを映し出していたのかと思っていたけど本当はその人たちも不安を抱えていたのだと知る。 当事...続きを読む者でない人に不安を語っても親身になって問題を解決してくれる訳じゃないし、頑張って下さいだけで終わる。 震災で職を失った人が給付金をもらって、企業が求人を出しても今の状態が楽だからと働かない。 生きる気力を失った人たち。 それと対象的に違う従業員を護る社長の話。バイタリティに溢れて自分がなんとかしないとと踏ん張る。 南海トラフがくると言われている今、自分は護る何かを持っていないと生きる気力を失った人たちのように他人の税金をむしり取って本当にほしい人の手にはわずかしかもらえないという悪の根源になってしまうと危機感を抱く。 そして石巻地区での成人式は例年どおりというか、厳かな成人式ではなく始終うるさかったという。大人になる意識を持たなくてはいけない式に子どものように振る舞う。 この作家は他の作品も含めて片手間で読めるけど、考える力を養うことができ、自分以外の人間がどのように思っているのかを知ることもでき、そして今回は胸にズッシリとくる。
東日本大震災は発生後10年目を迎えるこの時期に、また一冊震災に関連する本を読むことができた。不登校の少年・光司が、父の知人でルポライターの田村と被災地である東北の市町を巡るなかで、とまどいながらも変わっていく。その変化は、被災地の復旧・復興と同じようにゆっくりと、しかし着実に進んでいく。本書の中の取...続きを読む材先は実在する。職場の休憩中に読もうとしたが、ところどころ涙があふれそうになって断念。小説仕立てだが、渾身のルポルタージュでもあった。
中学受験に失敗し、いじめを受け不登校になっていた少年が、ライターと共に被災地を巡る中で震災の悲しみから立ち上がるべく、希望を見出す人々と出会いながら、自らも成長していくフィクションドキュメンタリー。 登場人物こそフィクションではあるが、各地で出会う人々のエピソードは事実であり、マスメディアの報道では...続きを読む知り得ない被災地の現実を知ることができる。 ちなみに私は被災地を巡る旅をしていた途中、釜石市の仮設商店街にある書店でこの本と出会った。もちろん釜石市もこの本の中で登場する。 その6年後に、ラグバーワールドカップの仕事で再び釜石市を訪れることとは知る由もなかったが。 偶然とは物語の中でしか生まれるものではなく、現実に繋がるときもある、と実感した作品。
東日本大震災で被災された方々に実際に取材をして書かれている、エッセイのようなフィクションのような物語だった。 書店ガールで同じテーマの物語を読んだ時に感じたけど、語彙力がなさすぎてこの感情をどう書いたらいいかわからないくらい、考えさせられた。 何を書いても、偽善や同情になりそうだけど、 実際に被災地...続きを読むに行ってこの事実を息子たちの世代にも継いで行くことが私が唯一役に立てることかなと思ったりする。 一人でも多くの人に読んでもらって、「忘れない」ことを広げていきたい。
震災への心の向け方を教えてもらった。 バトンを受け取っている。 何のバトンなのか、どこへ走るのか。 今は分からない。 ただ一つ、今、分かっていることがある。 「誰に渡すのか=3人の息子達」 彼らには、いいものを渡したい。 何なのか、いつなのか、今は分からんけど。 現地の漁師さんに「共に、併走して下...続きを読むさいね」と言われた。 まさに、これじゃった。
震災後、半年が経過した時が始まり。 中学受験に失敗し、公立中学に通っていじめに遭い不登校となった男の子と、震災後を取材する男との物語。 事実に沿って書かれているのだと思うが、やはり自分の目で見ていない以上、ああだこうだと言えない。 同じく中学生の息子がいるのだが、躾と称して厳しく小言を言ってしまう自...続きを読む分に思いっきり反省した。 期待をするのは親の勝手。息子に希望を持たなきゃ。 希望であれば裏切られることも、裏切ることもない。 夢を持ったまま死んでゆくのが、自分の夢という言葉に物凄く心を揺さぶられた。 まだまだ時間はある。出来ることを諦めずにやっていこう。 この本は息子にも読ませてあげたいです。
あの日に目にした映像を忘れることは出来ない。襲いくる波の下に沢山の本当に沢山の命が消えたことを忘れることが出来ない。まだまだ被災は続いているその事も忘れない。
今まで読んできた震災文学が誰かを失うという視点から書いたものだったのに対して、今回は震災後の[復興]をメインにしている小説だった。 津波、原発事故、避難所生活 2011年の私がテレビで見ていた生活が、より質量を伴って眼前に現れる 絶望とは?希望とは? 大自然の前の人間の余りの無力さ、それでも這いつ...続きを読むくばって未来へ進んで行かなければならない残酷さ、震災の後のリアルな部分が描かれていた どんな困難が目の前に現れても諦めない人たちを見た中学生の少年は、自分を彼らに重ね、成長していく 震災後、被災地とは何か、被災者とは何か、その定義を問われている気がした
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