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小学校2年生の時に別れたきりの父が亡くなった。報せを受けた長谷川洋一郎は、48年間の空白を胸に、父の人生に向き合おうとする。父は、死の直前に「自分史」を書こうと思い立っていたらしい。なぜ? そして、誰に読ませたかったのか。
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Posted by ブクログ
・少し難しかった。 ・読んでいて悲しくなったり、イライラしたり、感動したりいろいろな感情になった。 ・全員の言っていることが正しいと思えた。 ・下がすごい気になる上だった。 ・とても良い作品だった。
上巻の総括として、 主人公(洋一郎)の父親との記憶はおぼろげなものしか残っていない。家族を捨てた父親の死をきっかけに、「息子」としての自分が父親と徐々に向き合っていくストーリー。父の遺品を整理する中で,関わりのある人のとの交流をきっかけ親子の関係について考えていく。子をもつ「父親」としての自分、さら...続きを読むに、やがて娘に子供が生まれることで「祖父」としての見方がそこにプラスされていく。 物語の周辺にも、いろいろな親子の形が描かれている。 上巻では父の意外な姿に戸惑いつつ,未だ父を許すことができない。下巻ではどのようにクライマックスにつながるのか,期待を込めて★は5です。 私自身、「息子」「父親」の両方の立場なので、とても自分と重ねやすいお話だと感じました。
重松清さんの作品が小学生の頃から好きで、流星ワゴンなどの他作品も大好きです。 今20代半ばになり、自分も結婚をして、将来とか、老後とか、自分の親の介護とか、そういうことを考えているタイミングでこの作品に出逢えたこと、とても感謝しています。 離婚して、母親に引き取られ父親とはそれ以来会うことが出来な...続きを読むかった息子が、父親がどんな人生を送ったのか、父親とは、息子とは、何か探していく物語で、何度も何度も涙が溢れるシーンがありました。 上巻でトラブルメーカーに悩まされ終わる…その展開がまた面白く、すぐに下巻を読み始めました。 下巻の感想は下巻の方に書きます。
この『ひこばえ』は帯を読んだだけで心が惹かれた。『ひこばえ』というのは樹木の切り株や根元から生えてくる若芽のこと。 太い幹に対して、孫に見立てて「ひこばえ」という。 父親と息子、そしてその息子の様々な物語。『流星ワゴン』『とんび』に続く、父と息子を描く3部作の完結編?なのかな。 主人公は還暦前。...続きを読む幼い頃に離婚したあと、音信不通だった父の訃報が届き、既に骨壺に入っている父親の生きてきた足跡が少しずつ明らかになってゆく…このあらすじだけでも、面白いでしょう? 読み進めるページが少なくなるのが惜しいほど面白かった。僕の息子らにもいつか読んで欲しいな。
感想 老後も自分の生活や入る墓、誰が面倒見るのかとか色々あるんだなぁ。 ちゃんと遺言を残して、残された人に迷惑かけないようにしないとなぁ、なんて思ったりする。 あらすじ 長谷川洋一郎は、小学生の時に父親が出て行った。本人はあまり気にしていなかったが、姉は実父に強い憤りを感じ、自分が母親を支えて...続きを読むいくという強いが強い。 自分も55歳になり、孫が出来る段になって、老後のことを考え始める。姉は、母親が再婚した相手方の子供に強い不満を抱いている。 ある日、姉から出て行った父親が東京で亡くなったので、洋一郎に家財の処分などを任せたいと言われ、40年以上会っていなかった父親とお骨で再会することになり、複雑な思いになる。 父親のお骨を引き取りたくないが、父親の昔の友達などはそれを望んで、引き取らせようとする。 洋一郎が勤める老人ホームでは、本社案件入ってきた後藤さんが、天然迷惑系の人で、施設で様々な問題を引き起こす。
久しぶりの重松清さん。 少年少女の悩める心に向き合った作品が多い作家さんだが、今回は現代の家族が抱える問題を描いた作品。 「ひこばえ」とは? 伐った木の切り株などの根元から新たに生える芽のことを「ひこばえ」と呼ぶ。もともとは、太い幹に対して、孫(ひこ)に見立てて孫が生まれる=孫生(ひこばえ)という...続きを読む意味。ひこばえは、眠っていた芽(休眠芽)が起き出したもの。 『ひこばえ』上巻 長谷川洋一郎は小学2年生の時の両親の離婚を機に、父親が2人いて苗字が3度変わる人生を歩んでいた。洋一郎も55歳になり初孫誕生が間近になったある日、母と離婚以来、音信不通となっていた実の父親の訃報が届く。 父は生前「自分史」を作ろうとしていた。 記憶も思い出も朧げな実の父親・・・ 空白の48年間父は何を思いどう生きたか・・・ 様々な葛藤を抱えながらも、洋一郎はその人生に向き合うことを静かに決意した。 下巻へ続く ※下巻を読み終わってから纏めてレビューします。
人は、ある日を境に得るものより失うものが多くなる。それまで与えられ、または自らの意思で得たものの多くが蒸発するかの如く失われてゆく。それら全てが存在を示す証であって、失う度に心には穴があき、心許なさが募る。失ってしまうのは人との繋がり、心の穴は寂しさ、この過程を老いという。あいた穴の埋め方で老いた時...続きを読むの居場所や居心地が変わるのだが、それは人との繋がりを如何に保って行くかということ。最たるものは血の承継。これだけは何事にも揺らぐことのない、逆に言えば決して断つことのできない、理屈抜きの繋がりなのだ。 「おい、息子。わかったようなこと書いてんじゃねーぞ。」 「やっぱり干物ですよ。水分の抜き方が大切ってことです。」 「あんたね、そんなこと書いてる暇あるなら、他にやることあるでしょ。」 「いや、どうでもいいことなんですけどね。うちの息子なら、もう少し気の利いたことが書けますよ。」 「これでいいの。老いるってね、難しいのよ。」 (合掌。念仏・・・) 濃ゆーいキャラクター達の声が聞こえてきます。私もお近づきになりたい。 長編ではありますが、とても読みやすく、残りの人生についてあれこれ考えさせられます。心に残るフレーズが沢山出てきます。老若男女、全ての人に読んでいただきたい作品です。老いたら迷惑じゃなく面倒かける。いいなこれ。 週末は墓参りに行ってこよう。
詳しい感想は下巻も読み終わってから。 ただ、上巻だけでも十分楽しく読めた。 人物の書き方がうまいな、と改めて感じながら読んだ。
久しぶりに読む重松清さんの作品。その上下巻の上。 ひこばえっていう言葉の意味も初めて知りました。 自分より少し世代が上の主人公の親子の物語。 少しずつ見えてくる父の姿。 様々な人々との出会い。 下巻ではどんな物語が、と期待を感じながら読み終えました。
ひこばえ という単語を初めて知りました。 重松清さんの作品はいつも(私の勝手な期待を)裏切らない。重くまじめに向かい合い、人って...と考えさせられる。 ほんと好き(*^^*)
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