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Posted by ブクログ 2024年03月27日
自分が今の年齢になって読んだからこそ、親に対する洋一郎の感情に共感できたのだろう。
20代の頃にこの作品があって、もし読んでいたとしたら、どんな感情になっていたのかな…。
親に対する感情は、自分自身も年齢を重ねるごとに、その弱さとか不完全さを受け入れ、赦し、だんだん変化していく気がする。
登場...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月20日
上巻で登場したいろいろな人物や出来事がとても綺麗に収まり、最後はとても前向きになれるような終わり方。
じんわりと心が温かくなるお話でした。
洋一郎の母の言葉、「思い出を勝ち負けで分けたら、いけん。」「ええ悪いで分けても、いけん」「嫌な思い出があっても、そっちの方がぎょうさんあっても、ええことも悪い...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月12日
父・石井信也の晩年を知る人たちから、明らかになる父・石井信也。
『自分史』を作ろうとしていた父・石井信也。
カレンダーに残る、母、姉、洋一郎の誕生日…何を想っていたのか…
父は何を残したかったのか…
父の遺骨を故郷に持ち帰り、母に合わせようとする洋一郎。母は…
やはり、ひとにはひとの想いが...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月22日
亡き父が作ろうとしていた自分史・・・
父の生前の僅かな繋がりを頼りに、父との記憶を甦らせていく洋一郎。父の生きて来た道を巡る旅は、洋一郎自身の人生と向き合う旅でもあった。
上巻で朧げだった物語の輪郭が、下巻で頁を捲るごとにどんどん鮮明になって来た。そして重松清さんがタイトル『ひこばえ』に託した意味...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月09日
人は、ある日を境に得るものより失うものが多くなる。それまで与えられ、または自らの意思で得たものの多くが蒸発するかの如く失われてゆく。それら全てが存在を示す証であって、失う度に心には穴があき、心許なさが募る。失ってしまうのは人との繋がり、心の穴は寂しさ、この過程を老いという。あいた穴の埋め方で老いた時...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月09日
とても心が温まるお話だった。ぜひ色んな方に勧めたい作品。
何度も目頭が熱くなって、会社のデスクで泣きながら読んだ小説は初めてかもしれない。
ここからはレビューではなくただの1人語りです。
私の両親は私が小1の頃に離婚している。離婚してからは母親の実家で暮らしていたので、離婚後の父のことは何一...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月17日
久々の重松清さんの作品
上下巻で読み応えもあり、ゆっくりと時間が流れていくような展開がまた良かった。
父親と息子の関係を描いていますが、既に父親は亡くなっている。
思い出は自分勝手でイイ。私の父親も亡くなっていますがやっぱりなんだかんだと良い思い出となっているとおもいます。
読みながら改めて自分の...続きを読む
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