疾走(下)
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疾走(下)

638円 (税込)

3pt

誰か一緒に生きてください――。犯罪者の弟としてクラスで孤立を深め、やがて一家離散の憂き目にあったシュウジは、故郷を出て、ひとり東京へ向かうことを決意。途中に立ち寄った大阪で地獄のようなときを過ごす。孤独、祈り、暴力、セックス、聖書、殺人――。人とつながりたい……。ただそれだけを胸に煉獄の道のりを懸命に走りつづけた少年の軌跡。比類なき感動のクライマックスが待ち受ける現代の黙示録。

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疾走 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 疾走(上)
    682円 (税込)
    広大な干拓地と水平線が広がる町に暮す中学生のシュウジは、寡黙な父と気弱な母、地元有数の進学校に通う兄の四人家族だった。教会に顔をだしながら陸上に励むシュウジ。が、町に一大リゾートの開発計画が持ち上がり、優秀だったはずの兄が犯したある犯罪をきっかけに、シュウジ一家はたちまち苦難の道へと追い込まれる……。十五歳の少年が背負った苛烈な運命を描く奇跡の衝撃作!
  • 疾走(下)
    638円 (税込)
    誰か一緒に生きてください――。犯罪者の弟としてクラスで孤立を深め、やがて一家離散の憂き目にあったシュウジは、故郷を出て、ひとり東京へ向かうことを決意。途中に立ち寄った大阪で地獄のようなときを過ごす。孤独、祈り、暴力、セックス、聖書、殺人――。人とつながりたい……。ただそれだけを胸に煉獄の道のりを懸命に走りつづけた少年の軌跡。比類なき感動のクライマックスが待ち受ける現代の黙示録。

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疾走(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    初めてこの本を読んだときの衝撃は忘れられない。”死にたい”の重みが違うと感じた。私にとってこの本は、辛い現実を生きていくための精神安定剤のような役割を果たしている。

    1
    2023年01月20日

    Posted by ブクログ

    切ないなぁ。

    そんな終わり方って…

    読後感は、あまり良いものではないね。

    でもさぁ、

    「生きよう!」

    そう思わせてくれる何かが、確かにあった。

    みんな「ひとり」なんだなって。

    でもひとりじゃない、

    負を背負って生きてる人は、自分だけじゃない。

    みんな何かしらを背負って生きてる。

    0
    2024年05月03日

    Posted by ブクログ

    (5.0)
    言葉にできないほど胸がいっぱい。胸がいっぱい。ただいっぱい。こんなに心の真ん中がいっぱいになる本は久しぶりだ。物語の進め方、言葉のチョイス、表現全てが本当に素晴らしい本だった。内容はとてもつらくて、重いものだが色んな人に読んでほしいと思える、終始グダることのない完璧な一冊だと思った。
    1

    0
    2023年03月10日

    購入済み

    疾走のように読みました

    面白かった、と言っていいのか。
    とにかくすごい作品でした。
    最後までまさしく疾走のように読みました。

    ここまで絶望的でなくても良かったのではと思いますが、ラストには温かいエピソードもあり救われました。

    結局シュウジもエリも「ひとり」じゃ無かったんだよ。
    今「ひとり」と感じるている若

    0
    2015年01月14日

    Posted by ブクログ

    この巻でシュウジのものがたりは『完結』するんですけれど、これを読んで僕はもう6年近くが経つわけですが、いまだに彼のたどった『生』を強く考えている自分がいて、少なからず驚きを感じております。





    この本の最初で、アカネによって女を知ったシュウジは自分が生まれ育った街を出て、大阪でアカネの夫である

    0
    2024年12月07日

    購入済み

    やばい

    不覚にも、泣きました。

    最初、ほんわか、次第に現実的に、中盤は「ふうぅん」と、遥かな自分の記憶を微妙に重ねたりしながら、そこまでは…と思いながら。

    最後、あれで良かったんだろうな。

    それにしても、14、5歳であれだけ密度の濃い体験、孤独と孤独が重なる体験が出来るのは、ないだろうなぁ。望んでも出

    1
    2013年11月15日

    Posted by ブクログ

    地獄すぎる。吐き気がとまらん。本当に凄い作品。

    毎日何の澱みもなく幸せに暮らせていることに感謝しなくてはならない。。

    0
    2025年04月11日

    Posted by ブクログ

    普段あまり小説は読まないのですが面白くてページをめくる手が止まりませんでした。

    暗くて鬱々とした雰囲気が好きでした。

    0
    2025年03月23日

    Posted by ブクログ

    上下巻通してこちらの気分がどんどん悪くなるような重い展開が癖になり最後まで読み切った。1人の少年の濃密な数年を余すとこなく体験したような感覚になった。この本は心をぐらつかせるような魅力がある。

    0
    2025年01月27日

    Posted by ブクログ

    目を背けたくなるような描写のなか、シュウジがほんの僅かでも救われることを願いながら読みました。
    よく人が“堕ちていく”と言うけれど、シュウジはこの物語の初めから堕ちていたと思います。タイトルのあらわすように“疾走”だったなと思います…。

    最初から最後まで苦しいけれど、シュウジのような、それよりも苦

    0
    2024年01月24日

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