重松清のレビュー一覧

  • 一人っ子同盟(新潮文庫)

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    子どもって、大人が思うよりもずっと色々なことを考えている。子どもの心の動きがリアルに表現されていて、懐かしさと切なさとで胸が苦しくなった。みんな,幸せになって欲しい。

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    2024年05月28日
  • 定年ゴジラ

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    都内から2時間のニュータウンにマイホームを持つ主人公が、定年退職後の生き方に悩み、葛藤と試行錯誤を繰り返しながら、自身の生きがいを探す物語。

    本書は小説でありながら、主人公目線の記述になっていないところがユニークでした。

    会話以外の記述においても主人公のことを「山﨑さん」と終始「さん」付けで書かれている等、ストーリーを少し俯瞰した立場から眺めているような、不思議な錯覚を覚えます。

    無事に定年まで勤め上げ、自宅のローンも完済。娘2人は元気に巣立ち孫にも恵まれている。
    一見すると幸せな60歳、悠々自適な第二の人生の始まりだが、作中では『平凡なサラリーマン生活を終え、残ったのモノは都心から2時

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    2024年05月26日
  • 卒業

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    人生が変わった。

    人間の生死観の根本を見つめ直すきっかけになる本。

    4つの家族の物語は、どれも涙なしには読めない。

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    2024年05月23日
  • 疾走(下)

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    切ないなぁ。

    そんな終わり方って…

    読後感は、あまり良いものではないね。

    でもさぁ、

    「生きよう!」

    そう思わせてくれる何かが、確かにあった。

    みんな「ひとり」なんだなって。

    でもひとりじゃない、

    負を背負って生きてる人は、自分だけじゃない。

    みんな何かしらを背負って生きてる。

    人の幸福を羨むことも、人の不幸にほくそ笑むことも、同じく無意味だってことかな?

    「自分だけ不幸だ!」なんて顔するな!

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    2024年05月03日
  • 赤ヘル1975

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    広島を知りたくて、広島が舞台の作品として発見。
    期待以上の好作品でした。

    「昔のことを知らん子どもらや、よそから来たひとや、そういうみんなが、ずうっと思いつづけてあげとるうちは、アメリカもソ連も、原爆や水爆をよう落とせんよ。おばちゃんは、そがあに思うとるんよ」

    「原爆を落とされて、まだ三十年しかたっとらんのじゃけえ」

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    2024年05月03日
  • 疾走(上)

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    ここまで感情が揺さぶられる作品に出会ったことは今までない。出会う人全員に勧められるような本では決して無いが、私は初めて徹夜して本を読んだ。人生で一番夢中になって読んだ本は『疾走』だ。この本以上に心を揺さぶられた経験はまだない。

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    2024年04月29日
  • カシオペアの丘で(下)

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    テーマは「ゆるす」こと「ゆるされる」こと。
    友情、家族愛、背負ったもの、そして生と死。
    本書は電車の中では読んではいけません。

    そして下巻です。
    故郷には帰らないと決めていたシュンは奥さんと息子とともに北都に戻ります。
    そして、トシ、ミッチョと再会。
    しかし、症状が悪化して入院を余儀なくされてしまいます。

    そんな中、シュンは過去に向き合い始めます。
    祖父との関係、トシとのわだかまり、ミッチョとの関係。
    自分の余命、炭鉱事故での命、そして、生まれなかった命。
    うーん、重い。
    シュンの症状悪化に伴い、シュンのかたる言葉が「ひらがな」になっている表現が切ない。

    残された日々の中、
    「ゆるす」こ

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    2024年04月27日
  • カシオペアの丘で(上)

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    テーマは「ゆるす」こと「ゆるされる」こと。
    友情、家族愛、背負ったもの、そして生と死。
    本書は電車の中では読んではいけません。

    上巻です。

    過去に炭鉱の町として栄えていた北海道の北都という町で育った小学生の幼馴染の4人「トシ」、「シュン」、「ミッチョ」、「ユウちゃん」
    ストーリは、この4人が名付けた「カシオペアの丘」に遊園地を作りたいと夢を語るところから始まります。

    30年後、トシとミッチョは夫婦となり、トシは市役所の職員としてカシオペアの丘の赤字遊園地の園長。
    ミッチョは小学校の先生ながら、遊園地の手伝い。
    さらにトシは車椅子の生活です。
    車椅子生活になった背景は前半では語られず、何か

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    2024年04月27日
  • 季節風 冬

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    重松清の季節風シリーズがめちゃくちゃ好きです!冬は特に気に入る話が多くて面白かったです。
    忘れたときなどに再読すると面白いと思います!

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    2024年04月26日
  • 季節風 秋

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    季節の秋をテーマにした物語、面白かった。特にお気に入りなのは最初に載っていた物語、やっぱり重松清には愛が詰まっているなと感じました!!

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    2024年04月25日
  • カシオペアの丘で(上)

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    上巻を読み終えた感想は、「すごい」でした。

    正直、第七章までは、「あれ?これ散々風呂敷広げてるけどちゃんと収集つくのか?ちゃんと盛り上がるの?」って不安に駆られましたが、第八章から重松清さんが本領を発揮し始めます。(第八章まで300ページくらいかかります笑)

    主人公シュンの幼馴染、雄司が優しくて、作品の良心だなって思います。

    特に雄司が悲しみについて、語るシーンがストンと落ちてきて、ここを読むだけでもこの作品に出会えて良かったなと感じました。
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    悲しみは、二人いれば何とか耐えられるんじゃないか。
    悲しみを分かち合うとか、半分にするってことではなく

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    2024年04月17日
  • 卒業

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    短編4つ。
    登場人物各々の気持ち、生き方や境遇の違いからすれ違いが起きる。30~40年を経てやっとお互いをゆるし合える事ができたお話し。
    それから、娘が幼い頃に自殺した父親。高校生になって娘はイジメにあい、死ぬ前に父親の友人を尋ねて、記憶には残っていない父親の姿を形作ってから自殺を選ぶ...?
    いじめ、母性、友情、家族、自殺、ある障害を抱えた妹と兄のお話し。

    5年ほど前に一度読んだ事を忘れてまた買って読んじゃいました。テンポ良く物語は進んでいくので読みやすい小説でした。
    筆者の作品は色々好きです。

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    2024年04月08日
  • ひこばえ(上)

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    ・少し難しかった。
    ・読んでいて悲しくなったり、イライラしたり、感動したりいろいろな感情になった。
    ・全員の言っていることが正しいと思えた。
    ・下がすごい気になる上だった。
    ・とても良い作品だった。

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    2024年04月07日
  • 星のかけら

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    大学生の時に読んだ一冊。
    重松清さんの作品で初めて読んだお話でした。
    分かりやすく読みやすい言葉と文章で、ページ数も多くなく、たまに読書するタイプにとってはちょうど良く満足できる本でした。

    普段、死などの悲しい内容が絡んでいる物語は読むのを避けていますが、これは重すぎなくて読んで良かったと思える良いお話でした。

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    2024年04月06日
  • ひこばえ(下)

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    自分が今の年齢になって読んだからこそ、親に対する洋一郎の感情に共感できたのだろう。

    20代の頃にこの作品があって、もし読んでいたとしたら、どんな感情になっていたのかな…。

    親に対する感情は、自分自身も年齢を重ねるごとに、その弱さとか不完全さを受け入れ、赦し、だんだん変化していく気がする。

    登場人物たちの複雑な感情が、丁寧に描かれていて、噛み締めながら、ゆっくり読みました。

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    2024年03月27日
  • ひこばえ(下)

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    上巻で登場したいろいろな人物や出来事がとても綺麗に収まり、最後はとても前向きになれるような終わり方。
    じんわりと心が温かくなるお話でした。

    洋一郎の母の言葉、「思い出を勝ち負けで分けたら、いけん。」「ええ悪いで分けても、いけん」「嫌な思い出があっても、そっちの方がぎょうさんあっても、ええことも悪いこともひっくるめて、ひとはひとなんよ」そして、小雪さんの「なに、あんた、自分の親がどんな人だったか、他人の評判で決めちゃうの?情けないね、まったく。
    思い出は身勝手なものに決まってるじゃないか」という言葉に、父親への思いを新たにし、
    そして、後藤さんが息子に叱るシーンでは、幼い頃に息子に叱られて、褒

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    2024年03月20日
  • 定年ゴジラ

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    60歳になり、定年を迎えた男として、夫として、また父親として。そして、家族とは。
    山崎さん、町内会長、野村さん、藤田さんが教えてくれた。
    定年はまだ先てすが、私ももうすぐ60歳を迎えます。

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    2024年03月17日
  • その日のまえに

    QM

    購入済み

    泣きどおし

    大変。短編編成なんだけどどの話も泣けるのはもちろん、冗談抜きで10ページに一度はウルっときた。最後のお話は本当にずっと泣きどおし、泣きながら読んだ。

    #感動する #泣ける

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    2024年03月13日
  • ひこばえ(上)

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    上巻の総括として、
    主人公(洋一郎)の父親との記憶はおぼろげなものしか残っていない。家族を捨てた父親の死をきっかけに、「息子」としての自分が父親と徐々に向き合っていくストーリー。父の遺品を整理する中で,関わりのある人のとの交流をきっかけ親子の関係について考えていく。子をもつ「父親」としての自分、さらに、やがて娘に子供が生まれることで「祖父」としての見方がそこにプラスされていく。
    物語の周辺にも、いろいろな親子の形が描かれている。
    上巻では父の意外な姿に戸惑いつつ,未だ父を許すことができない。下巻ではどのようにクライマックスにつながるのか,期待を込めて★は5です。
    私自身、「息子」「父親」の両方

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    2024年03月08日
  • 木曜日の子ども

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    今、中学生の子どもと暮らしている。赤ちゃんの頃から一緒に生活をし、一緒に思い出を作ってきたはずなのに、子どもが何を考え何に悩んでいるのかはわからない。親失格なのかもしれないが、それが本心だ。子どもが私に見せる笑顔も伝えてくる言葉も、すべてが本心とは限らない。
    何もわかってあげられないし、勝手にこの世に連れてきてしまったけれど、この世に産まれてきたことを少しでもよかったと思ってもらえたら、涙がでるほどうれしい。

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    2024年03月02日