あらすじ
それを持っていれば、どんなにキツいことがあっても耐えられるというお守り「星のかけら」。ウワサでは、誰かが亡くなった交通事故現場に落ちているらしい。いじめにあっている小学六年生のユウキは、星のかけらを探しにいった夜、不思議な女の子、フミちゃんに出会う──。生きるって、死ぬって、一体どういうこと? 命の意味に触れ、少しずつおとなに近づいていく少年たちの物語。
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Posted by ブクログ
あらすじを全ぜん読まずにこの本を読んで、星のかけらかー、欲しいなあ面白そうだなー、というような気持ちであらすじに書いてある、不思議な女の子、フミちゃんのこととか全然読まないで、知らないままで読んだけどそれでも良かったかもしれないと、思った。生きているとはなんなのか、死ぬというのはどういうことなのか、それを僕に教えてくれた一冊になりました。何回も読み返したくなる面白さだった。
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少し不器用な小学校高学年のあの時の自分を少し思い出した。最後の描写があまり細かく書かれていなかったのも想像力が掻き立てられていい。
生きるって解釈は人それぞれ。。
娘が小六になったらこの本をプレゼントしよう。(あと9年)
Posted by ブクログ
やっぱりこの人の言葉が好きなんだな〜
まっすぐで優しくて大切なことを紡いで本にしてくれてる
この本の場合はファンタジー要素もあるんだけど
本当にあったらいいな、と思うような素敵なお話だった
もっともっと沢山、大切なことを紡いでいく人で
これからもあってほしい
Posted by ブクログ
大学生の時に読んだ一冊。
重松清さんの作品で初めて読んだお話でした。
分かりやすく読みやすい言葉と文章で、ページ数も多くなく、たまに読書するタイプにとってはちょうど良く満足できる本でした。
普段、死などの悲しい内容が絡んでいる物語は読むのを避けていますが、これは重すぎなくて読んで良かったと思える良いお話でした。
Posted by ブクログ
「生きる」、「死ぬ」の意味をだんだん分かっていくユウキ達を見て自分自身も大人になれていけてる気がした。
重松清の本は好きだからこれからも読んでいきたい。
とても良い作品だった。
いじめ
負けるな。いじめに。
2時間で読めます。
ただこの深みに気づくには2回は読み直さなければとおもいます。
今、いじめにあって死のうと考えてるあなた?
学校なんか行かなくていい
転校していい
逃げてもいい
逃げた人はまた戦える。
生きてたら笑えるし、気持ちはいいことも覚えれる。
だから死ぬな。おじいちゃん、おばあちゃん思い出せ
公務員してる28才より
Posted by ブクログ
⭐️星のかけら
生きるって、なんか、すごいー。!」と素直にそう思える。重い内容を一気に読ませる重松さんの筆致に感動。「生きてる人は、みんな、自分の力で歩いていかないと、だめなの」フミちゃんの言葉を大切にしたい。何度も読み返したい作品!
Posted by ブクログ
重松清ってほんとに複雑な年頃に差し掛かる子供の心情を描くのが上手すぎる、、
生きること死ぬことを深く考えさせられた。私や家族、愛する人達が今を生きていることって確かに奇跡だし、生きているからこそ未来があるということや死んでしまったらなにもかも終わっちゃうこととか、主人公達と一緒に実感していくことが出来る本だった。今を一生懸命生きたい。毎日が愛おしいなと感じた。
「毎日毎日、昨日とは違う一日が待っているなんて、ほんとにすごい。
心の中でつぶやいて、ああそうか、とうなずいた。生きてるって、なんか、すごい。」
Posted by ブクログ
小学6年生の男の子が主人公、ユウキの話。
学校でも塾でもいじめられて、それを親に隠したいプライドはあるのに戦う勇気はない。
読んでいるとあまりにうじうじしていて、イライラする。彼をかばう女の子の友だち、エリカの気持ちがよくわかる。
最後はうまくまとまるが、もう一声がんばって欲しい。
この物語に出てくる子どもたちの名前はすべて、カタカナで表記されている。唯一亡くなった少女だけが、新聞記事などで漢字表記される。
彼女ですら、思い出を語られる際はカタカナになる。そこには声に出して語りかけることのできる存在、生きているということを表しているように感じた。
Posted by ブクログ
生きていることに感謝して大切に日々を過ごそうと思わせてくれた。
毎日忙しく生きていると忘れてしまうけれど生きていられることは素晴らしいことだ
そして自分の中の何かを変えれば明日はきっと今までと違う日々にしてくれる
Posted by ブクログ
小・中学生向けなのかな…さくっと読めてしまう量だけど、さすが重松さん、最後は泣けました。「生きてる人は、みんな、自分の力で歩いていかないと、だめなの」結局はそうなんだよね〜。
Posted by ブクログ
ー死ぬとはどういう事かー
一人の小学生の交通事故を通してすすむ物語だった。
いじめられっ子の主人公。それを庇う幼馴染とその家族。いじめの主犯たち。そして交通事故で命を落とした本人とその母親。
「星のかけら」を通して事故で命を落とした本人が伝えたかった事を伝えに来る、そして登場人物たちが未来に向かって歩き出す。という物語でした。
前に進む事が大切だよ、と背中を押される気がしました。
Posted by ブクログ
生きてることってすごい。
重松さんらしい温かみのある本だった。
星のかけらに隠された秘密。
突然現れたふみちゃん。
ユウキが少しずつ逞しくなっていく姿。
マサキのお兄ちゃんのタカヒロ、
いじめっこだったヤノ。
それぞれが、ふみちゃんの死をきっかけに、
生きることの尊さを学ぶことになる。
今日と違う明日を積み重ねられることは、
本当に幸せなことなんだと、気付かされた。
だんかピュアな気持ちになったなー。
Posted by ブクログ
中学生に上る前の小学6年生の人物たちが体験するステキな物語。
途中途中でイラストも挟まれてるところもなんかイイ。個人的には表紙も良いなと思いました。
生きるということはどういうことかを、まだ小学生の子たちが考えるのが深いテーマでしたね。でも、読みやすいですし最後も悲しいだけじゃなく少し心が温まると思いますよ。
Posted by ブクログ
まず表紙が幻想的でいい。
ストーリーは小学6年生のユウキという男の子が主人公。いじめに立ち向かうことができず、いつも内向的な彼がだんだん変化していくさまが感動もの。
さすが、重松節です。最後は涙腺にきちゃいました・・早速、読み終えて小6の次男にプレゼント。
Posted by ブクログ
生きてるってなんかすごい。
こんなセリフがあったが、この小説を読んで改めて"生きること""死ぬこと"について考えることができた。
人はいつ死ぬかわからない。喧嘩の中で何気なく言ってしまった「死んじゃえ」という言葉が場合によっては、その人を呪うこともある。
人と人とのつながりを大切にして、いまを精一杯生きていかなきゃと思える小説だった。
Posted by ブクログ
いじめられている主人公ユウキがなんでも守ってくれる「星のかけら」の話を聞き、探しに行く。
星のかけらに守ってもらおうとしていたユウキがこの本を通じて成長していく。
Posted by ブクログ
「小学六年生」連載作品。
それを持っていれば、どんなにきつい事があっても耐えられるという「星のかけら」
星のかけらを探すことは、これからの生活の支えを探すこと。
小学生の未熟ながら多感な日常に 不思議な体験を絡ませて子供達に読みやすく興味を持たせる。
今、小学生の子供達が読んで何か感じてくれたら良いなと思う。
イジメを受けている子、それを助けようとする子、事故で亡くなった子、亡くなった子を忘れない子。今の自分の生を大切に考えるきっかけになると思う。
小学館のこのシリーズは、休刊なのかな。ちょっとした読み物や古典の漫画化等を読んだ記憶があって、残念だけど、いろんな方法で読むことができるから、たくさん読んで欲しい。
Posted by ブクログ
指数関数的な進み具合の物語だった。
数年振りに読書を始めた自分に向けての本としてとてもぴったりな本。
似たようなことあったよな、と共感したり自分の過去を振り返りながらてくてくと散歩する感じで読めた。
彼の他の本が数冊気になった。
Posted by ブクログ
思春期一歩手前の小学校高学年位に読んでほしい。
「小学6年生」に連載されていたと読後に知り納得。
今の子供達は自分たち昭和の子供より生きることの大変さを感じていて将来に夢や希望を持っていないような気がする。嫌なこと、大変なことはたくさんあるけれど、生きているってすごいこと、今日はうまくいかなくても明日はもっと良くなる。未来は明るいってこういう本を読むことで感じて欲しいと願う。
Posted by ブクログ
『ひとに伝えたいことがあるんだったら、「信じろ」っていう気持ちで喋ってくれる?』『お守りは自分の心の中にしかない』
小学六年生のいじめられいる主人公にこんなことを言ってくれる友達がいるのは救われる。
『生きてるひとは、みん自分の力で歩いていかないと、だめ』
ほんと、そうするしかないんだよね。
Posted by ブクログ
「星のかけら」
それを持っていれば、どんなにキツイことがあっても耐えられるというお守り
交通事故現場に落ちているというウワサのそれを探しに行った夜から不思議な体験が始まる…
子どもが大人になるにつれ次第に経験するようになるキツイこと…
生きるのって楽しいことばかりじゃないんだ
このキツイ気持ちってこれからずっと続くのかな
死ぬってどういうことなのかな
子どもの視点で進む物語はとても純粋で時として儚い。
生きることの意味、命の意味…
朧げながら少しずつそれらの輪郭を掴むことで、自分の力で生きる力を育んでいく物語
主人公のユウキも、キツイいじめにひたすら耐え忍んでいたが、星のかけらの体験から次第にいじめる側の気持ちや、何故いじめられのかを考えるようになる。
強制的に教え込むのではなく、自分の力で命の尊さを学んでほしい小中学生に特に読んで欲しい一冊だった。
Posted by ブクログ
教材に もってこいの話
って思ったら、「小学6年生」に連載されてた作品みたいですね。
「生」と「死」についてだけでなく
【生きる事がどんなに奇跡で凄いことなのか?!】って事を描いている
道徳の教科書っぽい作品なので
読みやすく…これを読んだ子達が、少しでも優しく、少しでも生きてる価値観を感じてくれたら…と思います。
普段 「ぁ…世の中の人って…生きる凄さ分からないんだ…」と思うのが…漫画ONE PIECEの話をすると、良くあるのが
何となく生きて 何となく読んでるので
※エースやシロヒゲが死んだ【頂上戦争】が楽しくて、その後の【魚人島】の話がつまらない と言う人が圧倒的に多い
個人的に【頂上戦争】では
●ONE PIECEは今まで登場人物が死ななかったのに、ここに死を描く意味を考えてない
●戦争を止める切っ掛けになった、コビーの「命が勿体ない」と泣きながら叫んだ勇気ある行動も モノマネの対象ぐらいにしか感じてない
そして【魚人島】でも
●魚人と人間との対立があり、過去の争いの意味のなさ…さらにずっと人間を恨み、魚人島を乗っ取ろうとした魚人の動機が…過去の歴史で聞かされて恨んでるだけで、本人は何かされたかと言えば【何もない】と答えた
この話の流れは【面白い、面白くない】じゃないと思うんどけど…この話でほとんどの人が【話の重み】を感じてない…。
そりゃ…争いも無くならないし…隣の国であんな事になってるのに皆 平気そうだし…
結構人間にガッカリしますね…
寿司舐めてる場合じゃないでしょ…と思います。
Posted by ブクログ
小学6年生掲載。
いじめを受けている少年が、塾の友人からどんなことも耐えられる「星のかけら」というお守りのことを聞き、一緒に探しにいったことから、さまざまな人たちの人生が動き出す。
大人になって読むと、少しものごとが綺麗に解決しすぎているように思えるけれど、子どもの頃の自分だったら、生きることや死んでしまうこと、何かを変えたいときにどうしていく必要があるのか、考えるきっかけになっていたと思う。
生きていくことは、自分の足で歩んでいくこと。
昨日と今日の自分は違って、今日と明日の自分も違う。新しい夢にも悩みにもあいながら、変わっていけるのだ。
怒ること……というか、向き合うことについての描かれ方も印象的。主人公は自分の本当の夢を守るために、勇気を持って怒り、気持ちを伝えている。いじめられるがままだった主人公が反撃に出ると、案外、相手は押し負けるのだが、相手を屈服させることが目的だと勘違いしないところに慎重さが伺えて好感をもてる。