木曜日の子ども

木曜日の子ども

880円 (税込)

4pt

7年前、旭ヶ丘の中学校で起きた、クラスメイト9人の無差別毒殺事件。結婚を機にその地に移った私は、妻の連れ子である14歳の晴彦との関係をうまく築けずにいた。晴彦は、犯人の上田祐太郎の面影があるらしい。上田が社会に復帰したこの夏、ある噂が流れる――世界の終わりを見せるため、ウエダサマが降臨した。やがて近所で飼い犬の変死、学校への脅迫が相次ぎ、私と晴彦の距離は縮まらないまま、再び「事件」が起きる。

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木曜日の子ども のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    重松清さんといえば家族小説。物語の根幹となる部分はすごく暗い事件だけど、最後の一言で家族の物語に変わっていく。素晴らしい。

    0
    2025年04月02日

    Posted by ブクログ

    今、中学生の子どもと暮らしている。赤ちゃんの頃から一緒に生活をし、一緒に思い出を作ってきたはずなのに、子どもが何を考え何に悩んでいるのかはわからない。親失格なのかもしれないが、それが本心だ。子どもが私に見せる笑顔も伝えてくる言葉も、すべてが本心とは限らない。
    何もわかってあげられないし、勝手にこの世

    0
    2024年03月02日

    Posted by ブクログ

    少年による無差別毒殺事件『木曜日の子ども』事件を中心に、翻弄される家族の話。
    人間は弱いから、不完全なものに惹かれるのかなぁと考えたりした。
    1日を無事に終えた兵士は逆に安心して眠ることができない。静かで、清潔で、絵に描いたように幸せな街に暮らしても、どこか不気味さを感じる。
    私たちは完全なものを手

    0
    2024年02月15日

    Posted by ブクログ

    真綿で首を絞められる、という表現がぴったりな作品。
    読んでいる間は常に不安感に襲われ、どこにも逃げ場がないような
    ジワジワと追い詰められていくような気持ちを存分に味わうことができます。

    0
    2025年07月24日

    Posted by ブクログ

    面白かったぁ。
    晴彦には何かある、何か変だとずっと思いながら読んでいくんだけど、なかなか本質がわからない。
    後半、ついに第二の事件が起こり、そこからは怒涛の展開。一気読みだった。

    これはこの先いい方向に進むのか?希望の見えるラストのようだが、いやいや絶対うまくいかないでしょうと思ってしまった。

    0
    2025年04月13日

    Posted by ブクログ

    重松清といえば『とんび』『流星ワゴン』など家族愛をテーマに描いた小説で人気ある作家だが、暴力や殺人もテーマにした『疾走』のようなダーク重松とも呼べる作品がある。
    この『木曜日の子ども』も賛否両論あるような非常に暗い作品だった。

    主人公は子連れの女性と結婚し、中2男子の父親になった中年男性。新居を構

    0
    2025年02月27日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに小説がするする読めた。

    幸せと、嘘と、理解と、不安。
    おとなと子ども、家族の関係。
    そんなものが詰め込まれた小説だった。他のレビューにもある通りストーリーの細部で気になるところはあるけど、テーマとしてかなりまとまってたんじゃないかな。


    「でも、幸せって、なんか、すごい、嘘ですよね。僕

    0
    2024年08月14日

    Posted by ブクログ

    人間の深淵。。。

    死ねば聖者
    生き残れば神さま

    んなわけあるかい

    父頑張った。
    私だったらきっと思考停止。

    覚悟
    人は生きてる間ずっとぐだぐだするんだよっ!

    私はそちら側にはきっと行けませぬ

    0
    2024年07月18日

    Posted by ブクログ

    ◾️サマリー
    ・旭ヶ丘の中学校で起きたワルキューレ毒殺事件
    ・容疑者は当時中学2年生の男子生徒、上田裕太郎
    ・7年後、また旭ヶ丘で事件が起きる

    ◾️所感
    いつも心温まる小説を書かれる重松さんのダークな作品。
    血の繋がりがない親子であっても、子どもが道を踏み外そうとした時、自分は全力で助けられるのだ

    0
    2024年07月06日

    Posted by ブクログ

    暗い。一貫して暗い。だが不思議と読み進めてしまう。単なる家族愛や少年犯罪で説明する事のできない話。重松清の他の作品も色々読みたい

    0
    2024年06月18日

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