【感想・ネタバレ】くちぶえ番長のレビュー

あらすじ

小学四年生のツヨシのクラスに、一輪車とくちぶえの上手な女の子、マコトがやってきた。転校早々「わたし、この学校の番長になる!」と宣言したマコトに、みんなはびっくり。でも、小さい頃にお父さんを亡くしたマコトは、誰よりも強く、優しく、友だち思いで、頼りになるやつだったんだ――。サイコーの相棒になったマコトとツヨシが駆けぬけた一年間の、決して忘れられない友情物語。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

あったかい、ほんとうに重松の書く話はあったかい。
マコトはきっと辛いこともたくさん経験してるからこそ、誰かに優しくできる。後悔したくないから。

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2025年09月09日

Posted by ブクログ

平易な文章でとても読みやすい。
とてもノスタルジックで、温かい小説でした。
子供にも読んで欲しいと感じました。

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2025年08月27日

ガムガム団おもしろい

この物語は、マコトが番長でも弱い者いじめをしない。マコトは、番長らしくなくてもちゃんと人の気持ちを読める優しい子。ガムガム団やおつぼね様に何をされても負けないで立ち向かっていく。
番長の行動は誰よりも素早く、弱い者いじめをする奴らをすぐに追い払ってくれるのが心に残った。

#笑える #深い #ドロドロ

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2025年06月13日

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重松清さんの子供の頃のお話大好きです。誰にでもよくあるようなエピソードが、私にもあった子供の頃の色んな思い出を蘇らせてくれます。
そして最後に、こんな単純なことで私は何を、クヨクヨしてたんだろーってなります。

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2024年08月02日

Posted by ブクログ

マコトと、僕の仲良しさていうかもう全てにおいて感動しました。重松清さんの本は、もう全部涙が止まりませんでした。

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2024年02月02日

Posted by ブクログ

もう最高です。重松清さんの作品の中でも上位ですね。電車の中ですが涙しています。
これは子供から大人までどの世代ご読んでも感動ものです。友情あり親子愛あり。
この余韻は何だろう。

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2024年01月13日

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転校してきてマコトが、「わたし、この学校の番長になる!」と宣言したマコトは、素晴らしいなと思いました。マコトとツヨシが駆け抜けた1年間の、決して忘れられない最高の友情物語だと思います。マコトは、だれよりも強く、友達思いで、頼りになる優しい子だと思います。

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2024年01月04日

Posted by ブクログ

子供向けの本なのかと思うぐらい、子供が読みやすいと思われる文章。あとで見たら子供が読む雑誌に連載されてたとのこと。
大人が読んでここまで気持ちが入るものかと、驚きの名作かと思ってしまった。
さすが重松先生、大ファンです。

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2023年11月10日

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読みやすいし、誰かにおすすめするのにとても向いている本だと思った。
学生時代のお話だから、大の大人が読めば思い出と一緒に思い出すことは多いかもしれない、
ただ、まだ20の私が読んでも、思い出したくない思い出も、その時の感情も鮮明に思い出せてしまうので、もう少し経ってからこの本と出会いたかったかなとも思う。
すごくリアルな話だけど、うまいことおはなしになりすぎて、うーん。って感じ、言葉にするのが難しいけど、なんかあと一個あれば?減らせば?良かったのかなーみたいなモヤモヤ。後味がなんとも言えなかった。

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2025年12月04日

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ネタバレ

私が小学生の時初めて読んだ小説。
薄くて読みやすいけどすごく心に残る物語だった。
ツヨシとマコトがまた再会できていたらいいな。

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2025年11月14日

Posted by ブクログ

マコトの純粋で真っ直ぐな心に何度も胸を打たれました。どんなに辛いことや大変なことがあっても決して弱音を吐かず、泣きたくなった時には口笛を吹いて自分を励ます姿は、同じクラスの友達よりもずっと大人びて見えます。口笛は単なる強がりではなく、彼女なりの「心を整える合図」として機能しているのが印象的でした。

子どもながらに理想を持ち、それに向かって一生懸命努力する姿勢は読んでいて本当に応援したくなります。重松清さんならではの子どもの心の動きを繊細に捉えた描写が秀逸で、大人が読んでも童心を思い出させてくれる素晴らしい作品です。

特に小学4年生くらいのお子さんには、マコトと同じ目線で物語を楽しんでもらえると思います。親子で一緒に読んで、勇気や優しさについて話し合うのもおすすめです。読後感は爽やかな風が吹き抜けるようで、心がすっと軽やかになりました。

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2025年09月15日

Posted by ブクログ

2025年20冊目「くちぶえ番長」

弱いものいじめが大嫌いで、ぶっきらぼうだけど優しい――そんなマコトのような子がクラスにいたら、きっとこの本のように教室の空気は変わるんだなと思いながら読みました。
高学年を担任するときに、学級文庫に置きたい一冊です。1時間ほどでサクッと読める本です。

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2025年06月30日

Posted by ブクログ

一つ一つのエピソードが微笑ましい。上の学年の意地悪っこに雑巾投げて戦っ他時が一番よかった。お坪根さんもその頃から心緩し一致団結していく。
甘くて切ない思い出話。

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2025年06月22日

Posted by ブクログ

小学4年生という最上級生でもなく、かといって低学年でもない楽しいことも、辛いことも、嬉しいことも、悲しいことも経験した一年の物語。
読みながら自分の少年時代にタイムスリップして思い出と重ね合わせながら読んでいました。

読後もほっこり心が暖まる物語です。

弱きを助ける番長になると宣言した強いけど心優しい転校生の女の子マコトと学級委員で優等生で何事にも気弱なツヨシ。マコトとの出会いからツヨシが少しずつ成長していく姿が気持ちいい作品です。

とても読みやすいと思ったら、雑誌「小学四年生」に連載していたそう。大人が読んでも楽しめました。私にはちょうど良かった⁉︎笑

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2025年05月18日

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子供向けのお話だけど、大人になった人こそ読んで欲しい。やさしい文章なので疲れてる日でも読める。
プロローグとエピローグが本当に最高。プロローグを読むだけで一気にグッと物語に惹き込まれる。自分が子供のころはどうだったかな〜とか、こんな子がいたな〜とか、普段あまり思い出さなかったことを思い浮かべながら読んだ。子供のころってみんなといるあの時間が永遠に続くような気がしてたけれどそんなことはなくて、卒業したら会わない人はきっともう2度と人生が交わることもなくて、大人になってしばらくしてから、ちょっとあの頃が恋しくなった。

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2025年01月14日

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ノンフィクションだからか、小学四年生ってこんな感じだよねというのがなんか懐かしかった。登場人物みんなクラスにいそうで想像ができたし、小学生向けの本だからどんどん読み進められた。

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2024年12月03日

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「小学四年生」で連載されていたものとのことですが、大人が読んでも楽しめる作品

正しいことをしたり、素直な気持ちを表現したりすることは、大人だって時折ミスをする

マコトはいつもどこでもヒーローです

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2024年11月23日

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作者の小学校4年生時代の思い出。転校生のまことは、転校初日にクラスの番長になると宣言した。主人公たちクラスメイトは、まことのまっすぐで正義感あふれる振る舞いに次第にひかれ変わっていく。
元々は小学四年生向けの連載企画だったようだが、まことの前向きさと主人公の純粋さには大人が読んでも胸が熱くなる。読んだあとには、自分自身が番長に背中を押される感覚になった。

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2024年06月25日

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小学4年生のツヨシのクラスにやって来た転校生。一輪車とくちぶえが上手なチョンマゲ頭の女の子、マコトは転校初日に「わたし、この学校の番長になる!」と宣言。マコトとの出会いで、ツヨシと周りのみんなが少しずつ変わっていく物語

純粋で傷付きやすくて、少しずつ成長している段階の小学4年生の世界・・・
小さい頃にお父さんを亡くしたマコトは、誰よりも優しくて強くて思いやりがあって、とびきりキュートだった。特に得意な一輪車で珍しく転んだ場面は、とっても可愛くて微笑ましかった。

私にとってのマコトは、クラスメイトではなく実の姉だったんだと思う。2歳違いの姉は私にとって最強女子で、いつも妹を守ってくれて、強くて頼り甲斐があって、とびきり面白くて、まさに自慢の姉だった。
そういえば、私にくちぶえを教えてくれたのも姉だったな笑

重松清さんが小学生の目線で描かれた物語は、やっぱりいつ読んでも温かくて、たくさんの学びが詰まってると思う。言葉で言い表せない感情の名前を、豊富な語彙力で表現出来るところを、敢えてしっかりと小学4年生の目線のままで描かれている。だからこそ、読み手はツヨシの目線に合わせて、子供時代にタイムスリップした気持ちで引き込まれるのだと思う。

小学生の頃の毎日って、今と全く違う感情や考え方で物事を捉えていたんだけど、どんなだったかなぁと思い出そうとしても、残念ながらすごく断片的にしか出て来ない。
こんな事があってどんな風に感じたとか、繊細な気持ちを抱いていたことは記憶の奥底にあって、自分でも存在していたことすら忘れかけている。
けれど、重松さんの作品に触れると、そういった微かで曖昧な記憶が、しだいに輪郭を帯びて、時に鮮やかによみがえって来る。

楽しかったことや嬉しかった記憶だけでなく、哀しくて苦かった記憶も含めて、ありのままに受け入れられる年頃になってきたからかもしれないが、そういう意味で自分とゆっくり向き合える作品でもあるなぁと思った。

文体は平易で、小学生から読める作品なので、子供から大人まで幅広い世代の方にオススメしたい。

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2024年03月19日

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重松さんの作品の中で1番誰でも読みやすいのがこの作品。
文字も大きく、ページ数もかなり少ないので小学生でも読めると思います。
ですが内容もかなり興味深く定期的に読み返したくなります。

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2023年12月23日

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マコトがかっこいい。勇気があって優しくて行動力がある。マコトに影響されてクラスのみんなが変わっていくところがいい。ピュアで小学生らしいモヤモヤと成長を感じるお話だった。

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2023年10月07日

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 仕事が忙しく、難しい本が頭に入らなくて、この本を読みました。児童書のジャンルだと思います。でも大人の私も、泣けて泣けて…。私が涙もろくなったというのもあるけれど、やっぱり清く正しく美しく、健気に生きてる人(それも子供)は誰の心も揺さぶるんですね。主人公やクラスのみんなと一緒に、私もどんどんまことに惹かれ、まことみたいに正しく生きようと思った。
 あと、苦労って、大変だけど、苦労した人は、苦労した分、器が大きくなる。優しくなれて、強くもなれる。大変なことが起きても「くちぶえ番長になれるチャンス」と考えるようにしようと思いました。

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2023年09月17日

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いなくなったら悲しくて泣いちゃうくらい大好きな相手がいるってのは、幸せなことなんだよ

テイストが「カレーライス」みたいで子ども向けと思っていたら、小学四年生連載だったよう。ビタミンFとかとテイストは同じだけど、甘口の重松清。爽やかだけど大人だともうちょっとだけ物足りない、好きだけど。
一回子どもの時に読んでいて、大人で再読するという体験がしたかった。

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2023年09月16日

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「弱きを助け、強きをくじく」ブレない番長マコトが痛快。反面、放課後から祖母の介護や家事に精を出す姿は甲斐甲斐しい。海水浴、社会科見学、ガムガム、木登りなんかは事故に繋がらないかとヒヤヒヤしちゃう。

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2023年08月14日

Posted by ブクログ

不覚にも?泣いてしまった  しかもプロローグとエピローグで・・・大人だからね(謎)
そして、子供達にも読んで欲しい!

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2023年10月20日

Posted by ブクログ

読みやすくて半日で読めた。読みながら自分の小学生の頃を思い出した。
ダメなことだってみんな分かってるけど気が強い子に流されてみんな見て見ぬ振りしちゃう感じ、そういえばすごく嫌だったなって思った。

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2025年11月17日

Posted by ブクログ

過去に読んだもの+数年〜数十年前だったのであまり覚えてない。

本が好きになる前にちゃんと本を読んだ作品のひとつ。読書感想文にも使わせてもらった作品。
悲しいとか嬉しいとかといった感情よりも、単になんだか懐かしいなぁとか、うーん不思議、、って子供心ながらに思ってた気がする。

またちゃんと読みたい。

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2025年09月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

マコトちゃん、これは番長だ。
お父さんが亡くなっていたり、おばあちゃんに介護が必要だったり、あげくの果てにまた転校!過酷な状況下なのに、すごくさわやかな突風みたいな話。
行けーっ、ツヨシ!遠くからマコトの声が聞こえた、ような気がした181
ツヨシくん、いいやつだ。友達になりたいよ。別れのせつなさが存分に伝わってきた。
みんな、読みながら一回はくちぶえをふいちゃうよね。

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2025年08月31日

Posted by ブクログ

安定の重松清さんなんだけど、子ども受けはいまいちだった。女子の方がいいかも、元気な女の子に共感したり憧れたりしやすそう。

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2024年04月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

学校に転入するなり「わたし、番長になる!」と宣言したマコト。ガムガム団の事件やおツボネさまからのいじめ乗り越え、クラスメートとの友情をつかみ取るマコトと、そんなマコトと一緒に過ごし成長するツヨシの物語。
話自体はすごく面白いけど、なんだかツヨシのお母さんとかガムガム団が男女差別しているような気がして、ちょっと不快。ガムガム団はともかく、日常でツヨシのお母さんがさらっと口にしている言葉こそ誰かを傷つけるんじゃないのかな。マコトが女の子だから乱暴なのはだめってどういうこと?女の子なのに番長になるの?ってどういうこと?乱暴な番長は男女問わずだめだと思うけど。
物語の設定なのかは分からないけど、ちょっと不快になる部分も。

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2023年05月06日

Posted by ブクログ

子供にもわかる簡単な文章を使って、なかなか他の人には言い表せないようなことを表現してしまう重松清さん。雑誌小学4年生だか5年生だかに連載された作品だそうです。

これは雑誌『小学四年生』に連載されていたもので、
加筆修正してまとめなおした作品らしいです。
語り手である作家・ツヨシが自分が小学4年生だったころの
同級生・「くちぶえ番長」のことを思い出して書いた
ということになっているのが今作。
小学生が、自分と同じ目線の主人公と、
その目線で展開される世界に本当になじんで読めるものかはわかりません。
「こんなに子供っぽい考え方はしない」
っていう子もいるだろうし、
「僕よりも大人びているな」
と感じる子もいるかもしれない。
僕の感想ですと、子どもといえど、もう少しずるい考え方をしているさまを
描いたほうがリアリティがあると思ったのですが、
そこまでリアリティを求めてしまったことによって
失われるものを考えたら、それはそれで、
この作風で良かったのかなぁという気がします。

僕もそうでしたが、男勝りで活発で明るい女子には
惹かれる人は多いんじゃないでしょうか。
そんな男子と女子の初恋の物語でもあります。
そして、随所に、じわっと涙が浮かんでくるような
掛け値なしの友情とか思いやりとか勇気とか愛だとかが
配置されています。
そういうのが、読んでいて、作為的だなって感じないのが
重松さんのすごいところ、
あるいは僕の鈍いところなのかなって思います。

大人が読んでも十分面白いですが、
本来は小学4年生のための本ですから、
難しい言葉もでてきませんし、
難しい抽象的思考をしなければいけないところもありません。
でも!
またいいますが、重松さんのすごいところは、
簡単な言葉でちゃんと深いことを表現してしまうところです。
今まで読んだ中で覚えているところですと、
中学生を主人公にした『エイジ』とか
成長に合わせて様々な年代の子どもを描いた『きみのともだち』
だとかが素晴らしかったです。
特に後者は大のお気に入りの作品で、
そのうち読みなおそうと思っています。
そういう表現力が、今作にも感じられます。
そして型にはまらない言葉づかいは僕も見習いたい姿勢。

読後感はすっきり切ない。
主人公や4年一組のみんなと一緒に読者も、
「くちぶえ番長」に親しみや思い出さえも持つことになる。
大事な仲間が本の中にいる。そんな気持ちになります。

さらっと、何か簡単なんだけど、内容もある小説を読みたいなぁ
という人にうってつけです。

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2025年06月15日

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