【感想・ネタバレ】半パン・デイズのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年03月02日

学童期の一番繊細だった頃の自分を思い出させる作品。親の話に口出せずじっと聞き耳たてながら心配してた幼い自分がいたこともこの作品に会うまで忘れていた。あれは自分だけの感情ではなかったのだな、と今さら気づく。本当に素晴らしい作品です。

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Posted by ブクログ 2024年01月29日

小学生の青春成長物語。
重松さんと同年代なので、とても懐かしく思いました。
テレビが白黒からカラーに代わったな。お菓子は食べずにライダーズカード集めてたな。等々
ヒロシとヨッさん、優子ちゃんとの別れの場面は良かったな。
チンコばあちゃんは泣けました。

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Posted by ブクログ 2015年12月31日

矢沢ヒロシ少年記(小1-小6)
父親の体調不良によって、父方の瀬戸内地方に、東京から引っ越してきた。

○⑧アマリリス
少年の不文律。破らない・破れない決め事。
他人から決められたものではなく、
自分のために、自分が守り続ける、決め事。

これが、やさしさ・他への思いやり・自身への強さ
これを自分で...続きを読む見つけ、大切にして欲しい。
悩みながら、これを守り。
自分・みんなを守るため、必要な時に思いを爆発させ、伝える。
ヒロシは、紛れもなく、つよく・やさしい男です。

○⑨みどりの日々
恋愛・理想・友情。が、懐かしく、うらやましい
吉野とヒロシは「青春:青の前のみどり」と言うけれど
私は、これぞ「青春」じゃと思います。
3人の息子にも、こんな道のど真ん中を通って来て欲しい。

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・①スメバミヤコ
・②ともだち
・③あさがお
・④二十日草
・⑤しゃぼんだま
・⑥ライバル
・⑦世の中
○⑧アマリリス
○⑨みどりの日々

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Posted by ブクログ 2012年09月01日

そういえば小学生の頃半パン以外に長ズボンなんか履かなかったなー。そんな小学生の青春を描いた作品。
毎度毎度想うけど、重松さんの作品はどれも魅力的だ。

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Posted by ブクログ 2022年08月24日

小学校入学前に両親と父の田舎に引っ越してきたヒロシの小学校卒業までのお話。
ガキ大将の吉野君とけんかしながらも仲良くなっていきほほえましかった。
個人的には途中同居していたおばあさんをヒロシがちんこばばあと心の中で呼んでいて、出てくるたびにくすっとなった。

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Posted by ブクログ 2022年06月25日

1999年初版。著者の描く少年や少女に出会うたびに、自分の子供の頃に立ち返ります。当然、登場人物たちと同じような経験をしているわけではないんですが、懐かしくなります。特に主人公の子供たちと、ほとんど同じ時代を生きてきた私にとっては登場するものに親近感や懐かしさ感じます。著者の本を読み終わると心が、す...続きを読むぅとします。少し泣きました。解説を書いている中場利一さんのおっしゃる通り、重松清さんは優しいなあと思いました。

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Posted by ブクログ 2022年06月03日

主人公と自分の思考が似過ぎていて、何を考えてるのか手にとるように分かる。それでいて、とてもイラつく笑
なんでもっと素直になれないんだ、そんなことで悩んでるのはアホだ、などなど
けど、本人の立場からすると一つ一つが重大なことで毎回真剣に悩んでるんだよな
そんなことを考えながら楽しく読めました。

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Posted by ブクログ 2021年10月31日

重松清は読んでてホッとする。
東京から親の故郷の瀬戸内へ移り住んだ小学生。田舎での小学1年生から6年生への成長の軌跡を描く。いけ好かない同級生との交流、いまいち折り合いが悪い父親との関係性、上級生になるに連れ増えてくる責任。方言の中にちりばめられている。
こんな小学校時代っていい。

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Posted by ブクログ 2021年09月03日

子供ってこうやって成長していくんだ。
子供を信じて、あまり手を出しすぎずに、自分で悩みながら成長して欲しいと感じた。
今の時代、こんな男らしく育つのは難しいかな?でもこうあって欲しい!

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Posted by ブクログ 2017年11月16日

最近、私が買った本を娘が先に読むことがチョクチョクあります。
この本もそう。受験勉強から逃避したい娘が半日で読みきってしまいました。
読後の彼女の感想は「さわやかな青春小説、違った。。。みどりの日だった。」とのこと。確かにね。
舞台は多分、広島県福山市。時代は大阪万博の頃。
私にとって、近い...続きを読む場所、近い時代の小説です。今はあまり聞かなくなった方言(広島弁)も随所に出てきます。
主人公のヒロシやライバルでガキ大将のヨッさん。運送屋の社長のおじさんと娘の優子ちゃん、社員のシュンペイ。みんなが色んな悩みを持ちながら生き生きと描かれています。
なんだかとても懐かしい。そして爽やか。そんな読後感の小説でした

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Posted by ブクログ 2016年03月06日

東京から、田舎に越してきた小学生が主人公のストーリー。いくつものテーマがあるが、一貫しているのは小学生の頃に起きたあの頃のアレコレ。何故か自分自身にも当てはまるであろうエピソードがいくつも盛り込まれているように感じるのが重松清の素晴らしいところかも。
・身体障害者の友達
・近づきにくいチンコばばあ
...続きを読む・父親たちの世界

小学生→中学生になる瞬間、
少しずつ見えてくるものが一気に増えてくる時期のあのころの感情が湧き上がる。やはりこの人の作品はとても好きです。

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Posted by ブクログ 2015年09月13日

僕がある日田舎に引っ越してきてから、小学校の入学から卒業までを描いた話。都会っ子の主人公や母親が章を進めるごとに方言が自然になってくる。それに伴い回りの登場人物たちとの距離感が縮まっていく感じが上手く出ていた。
タイトルの妙というか、まさに半パン・デイズ、とてもいい。

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Posted by ブクログ 2015年06月26日

小学校入学から卒業までの、よくある子どもの感情を、重松清らしい、繊細なタッチで書かれている。

子どもゆえの、正直であったり、素直になれなかったり、残酷でもあったり、もろくもあったり。

共感できる部分も多いんだけど、少しイジイジしてイラッとくるところもある。

それが、重松清らしい、といえば、言え...続きを読むるんだけど。

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Posted by ブクログ 2014年01月21日

幼かった男の子がだんだんたくましく成長していく話です。
田舎町に引っ越してきて慣れない方言、学校のいやなやつ。
日々進歩していく男の子に感動です。

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Posted by ブクログ 2013年12月17日

序盤はいまいちだと思ってたが進むにつれてどんどん面白くなっていき最終話は最高(≧▽≦)ノ☆小学生っていいわ♪

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Posted by ブクログ 2013年06月20日

重松さんの作品らしく、暖かく、そして少し切なくなる作品でした。未成熟だからこそ、優しくて残酷で嘘つき。ああ、あったなこんなこと、のオンパレードでしたw。過ごした子供時代は人により様々ですが、必ずヒロシや吉野くんや栗原くんとどこかしら重なる所があるはず。いつの間にか無くして忘れかけてた、あの頃の自分を...続きを読む思い出させてくれる物語でした。

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Posted by ブクログ 2013年05月18日

男の子の成長物語だけれど、
とっても懐かしい感じがしました。
読んでいて、心がほわっと温かくなります。

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Posted by ブクログ 2012年12月03日

小学校に上がる前に東京から瀬戸内の小さな町に引っ越してきたヒロシの小学校入学から卒業までを描く。喧嘩、スポーツ、初恋なんかを通してヒロシが成長する姿がいい!親や周りの大人との世界から友人との世界にひろがる様子もうまく描かれている。
時代は違えど小学生の頃の自分を思い出し、愛しく思った。みんなの自叙伝...続きを読むというのにも頷ける。

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Posted by ブクログ 2012年11月08日

どうしてこんなにやさしい小説を書けるのだろう?

大人はかつてみんな子供だったはずなのに、どうして子供の頃のことをすっかり忘れてしまうんだろう。
そして、重松さんは、どうして子供の気持ちをこんなに繊細に描けるのだろう?成長していく子供たちと、その周りの大人たちが、ひとりひとり魅力的に息づいている。こ...続きを読むんなにダイナミックにひとが変わる、成長していくなんて、こわいほどでもある。

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Posted by ブクログ 2012年08月11日

港町に引っ越してきて、小学生時代を過ごして成長していく少年を描いた物語。

一貫してあるのは優しい空気感。
どこかほっとする。
そんな重松さんらしい作品。

ドキドキハラハラしたり
生意気になってみたり
いろんな大人の世界がわかってきたり
甘酸っぱい気持ちになったり
どうしようもないことがあったり
...続きを読む

小学生のときってこんな感じだったかな。
たしかに一年一年で、「世の中」ってものの規模とか質みたいのが変わっていった気もする。

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Posted by ブクログ 2023年10月30日

久しぶりに重松清さんの本を読んだら、やっぱり懐かしいなぁ・・・って気持ちになります。特にこういう子供のころの話がいいですね。このお話は、小学1年生で主人公のヒロシが東京から父親のふるさとに引っ越してきて、6年生になり卒業間近までの話です。だんだん田舎の子になり、無邪気だったヒロシもいろんな大人の事情...続きを読むが理解できるようになってくる・・それは大人の仲間になってきている証拠。そして最後に気がつきます。「もう1年生にも2年生にも3年生にも・・・・戻れないんだな」って。頭でわかっているけど、現実として実感したら、ショックなんですよね。私も思ったことあるなぁ・・・。

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Posted by ブクログ 2023年08月26日

1970年代に小学生時代をおくった作者のパラレルワールドといえる話。令和の今日には味わえないレトロな、昭和的な、回帰的な物語。少年の頃の思いが丁寧に書かれている本。

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Posted by ブクログ 2021年01月03日

70.80年代に小学校時代を送った世代には、読んでてなんとも懐かしい。
そうそう、こんな感じだったよね。
瀬戸内の田舎に引っ越してきた少年の成長物語。
馴染みのある方言が心地よかった

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Posted by ブクログ 2020年12月17日

小学一年生のヒロシは東京から父の故郷である瀬戸内に引っ越してきた。

慣れない田舎生活に戸惑いながらも、友達や両親、父の兄であるヤスおじさんやヤスおじさんの会社の人たちとたくさんの時間を過ごすうちに、気づいたらいつのまにかこの小さな町がヒロシのふるさとになっていた。
一人っ子で内気...続きを読むなヒロシが少しずつ逞しくなっていく、小学校で過ごした6年間の日々を、9つの章で描いた物語。

とても重松清さんらしい一冊。
少年たちの心の小さな機微を描き出すのがとても上手い。大きな事件があるわけでもないんだけど、それがまたリアルなんだよね。ヒロシの友達の変遷も見所。小学校って、いつのまにか一緒に遊ぶ友達って変わっていたりする。
ガキ大将ヨッさんといつの間にか良いコンビになっているところも好きだな。あと、ヒロシが初めて方言を思わず使って叫んだシーンも印象的。
(私は生まれも育ちも東京だから分からないけど、方言ってそこに住んで何年か経てば染み込んでしまうものなのかな?私はどこにいっても標準語以外使えない気がする)

後書きを読んだら、こちらの本、重松清さんの少年時代も所々入れ込んでいるみたい。時代も合わせているよう。

ヒロシ少年が大人になったストーリーもいつか読んでみたいものだ。

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Posted by ブクログ 2020年11月24日

解説を書いている中場利一の言葉を
お借りするなら、

「どいつもこいつも愛すべき人たちだし、
その他の登場人物全員に血がかよっているから
全員の顔も違う、目線も違う」

とても納得がいく。

はたして小学生の子どもに
ここまで細やかな思索や思慮があるかは
不明だが、リアルな感じがした。

残念なのは...続きを読む
私が妹尾河童の『少年H』の次に読んでしまったので、
世界観がごちゃごちゃになってしまった。
ただ、これは私の問題ではあるが。

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Posted by ブクログ 2018年03月04日

半ズボンで過ごした日々、つまり小学生時代の6年間を少年ヒロシの視点から綴った小説。東京から海の近くの地方都市(方言から岡山と想像される)に親の都合で転居したヒロシが、トーキョーとあだ名される奴からしだいに地元のヒロシになっていく9つの過程が描かれている。横暴ゆえに嫌っていた吉野が、いつしかライバルに...続きを読むなり、いつしか親友になり、共に甘酸っぱいまだ青にならない緑色の青春を経験する。小学生男子はこんな生きものだった。ちょっと難点があるとすると、小学低学年のヒロシが賢すぎるところか。

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Posted by ブクログ 2017年07月02日

重松作品らしさがまた存分に出ている内容。自分も小学生時代にこんなことがあったなと懐かしくなるような作品。

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Posted by ブクログ 2016年08月28日

小学生の成長がみれてとれる。
引っ越してきた時はどうなるのだろうとか、読んでて不安になったけど結局最後は良い友達と良い時間を過ごせたように思う。
ずっと青春のように思うけどヒロシが言ってたようにみどりなのかも。
不安だらけだったけどやっぱり住めば都だったのだろう。

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Posted by ブクログ 2013年01月14日

東京から瀬戸内に引っ越してきたヒロシの成長物語。
小学1年から6年までのエピソードが描かれている。

小学生にしては、何だか大人びているのだけど、
子供の頃を甘酸っぱく思い出させてくれる。

ライバルであり、良き理解者である吉野クンとの関係が
何だかコソグッタクテ心地よい。

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Posted by ブクログ 2013年05月25日

小学校の6年間をつづった小説。重松清は、こういう少年時代の心情を書いた小説がいくつかあるけど、うまいなぁと思う。実際の小学生はこんなに細やかな心情ではないのでは?と思わないでもないけど。

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