重松清のレビュー一覧

  • みんなのうた

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    私も故郷から離れ、夢を諦めきれずにいる。
    それが正しいかどうか分からないが、後悔しない選択をしたい
    わすれがたきふるさと

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    2025年12月14日
  • 青い鳥

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    重松清にはずれなし!やっぱりおもしろい。
    最初の話と最後の話は涙がでた。
    村内先生は、大切なことしかしゃべらない。自分の娘も無口な方なので、よく考えると大切なことしかしゃべらないかも。耳をしっかり傾けようと思った。

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    2025年12月19日
  • はるか、ブレーメン

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    久々の重松清さんの作品
    走馬灯の絵師たち?のお話。走馬灯とは死の直前に見るという自身の記憶。そもそも走馬灯とは影絵の細工が施された筒状の紙灯籠のこと。
    それを生前に内容を確認して作り直す事ができる人を走馬灯の絵師という、というのが本作品ての設定になっている。
    主人公のはるちゃん、その母親のふうちゃん 本当に親子かと思うくらい性格が違っているように感じた。はるちゃんもナンユウくんも優しくて良いなあと思った。
    同じ時間をともに過ごした家族でも、各個人によって思い出、なつかしく思うもの、そして記憶に残っているものは違う、確かにそう思う。でも、それはそれでイイ。個人の価値観なので。
    さて、自分の走馬灯には何が描かれるんだろうか?

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    2025年12月02日
  • ステップ

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    重松清の『ステップ』を読み、前に進み続けることの大切さを改めて感じた。主人公の健一は、突然妻を失い、幼い娘のみきを抱えてシングルファザーとして生きていく。彼が娘を抱っこしながらも、どうしても「仕事の延長」のように業務的になってしまう姿は、とてもリアルだった。生活のために働き続けなければならない一方で、みきが求めているのは、抱っこのぬくもりや、母親のような柔らかさだ。そのギャップを埋められないと理解しつつ、それでも必死に寄り添おうとする健一の姿には胸を打たれた。

     物語の中で、義理の父が健一に説教をする場面がある。「自分の娘が悲しんだことを他人事だと思うな。自分のことだと思え」という言葉は、読んでいる私自身にも深く刺さった。私も二人の男の子を持つ父親として、家族の涙や痛みを、決して他人事にせず受け止める覚悟を持たなければならないと気づかされた。

     『ステップ』は、悲しみの中にある温かさや、家族の絆、そして人が前へ進む力を静かに描いた作品だ。読み終えたあと、自然と心が優しくなり、自分の家族をもっと大切にしようと思えた。小さな一歩でも踏み出せば、幸せは少しずつ近づいてくる――そんなメッセージを強く感じさせてくれる一冊だった。

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    2025年11月28日
  • めだか、太平洋を往け

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    自分の考える「正しい」ことが、他の人の「正しい」とは限らないということを感じた。
    他人に言われることを全部正解だと思わずに、自分の道を進んでいきたいと思えた。

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    2025年11月28日
  • ステップ

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    ホントにもう、重松清さんの本は電車で読んではいけないと思う。またしても涙と鼻水が止まらず…

    氏の講演会で隣に座った男子学生が、人気投票1位と予想していた作品だったので手に取った(その講演会での一位は本作ではなかったけど)。

    で、これを読みながら思った。

    人の内面、感情を描いた作品はたくさんある。
    その中でも、例えば三島由紀夫の金閣寺は、吃りの寺の跡取りというある意味特殊な主人公の屈折した感情の動きを、ここまで掘り下げるかというくらい深読みして、格調高い言葉を駆使して表現している、ある意味極北とも言える作品だと思う。ただ、「うん、こういう思い、わかるよ」と万人が感情移入できるモチーフ、表現ではない気がする。

    一方、重松清の作品は、大多数の人が感じたことのある、あるいは想像できる場面におけるある意味普遍的な感情を、小学生にもわかる表現で丁寧に描いているから、老若男女問わず多くの人の心に響いているんだろうな。

    この本でいえば、娘を亡くした義父が「朋子の思い出はもう増えないんだ。あとは歳をとって忘れていくだけだろ。それが怖くてたまらないんだ。(中略)後から後悔しても思い出は増やせないんだ。仕事なんてどうだっていい。美紀ちゃんと少しでもたくさんの思い出をつくって、子供のことを覚えててやるのは、親の義務だ…」
    と酔って泣きながら語った言葉。

    話の細部は日本人ならではの背景があったり時代背景に依る話題もあるが、多くの重松作品においては、芯のテーマや表現はおそらく時代に依らず、また国を問わず共感を呼ぶ「永遠の表現」になり得るのではないだろうか?

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    2025年11月26日
  • ひこばえ(下)

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    私もご先祖様のひこばえなんだと考えると、とてもとても遠いようで、でもなんだか誇らしくもなるなぁと思った。
    ただただ‘家族’というわけではない。深く深く、強い強いつなかりを持っていて、絶対に切り離せなくて、そして優しくてあったかいもの。
    不器用な人もいるし、余裕を持っている人もいて、何度も失敗をする人がいて、何事も優しく受け止めてくれる人がいる。

    迷惑と面倒は似ているようで全く違うんだと
    迷惑はかけてはならないけれど、面倒くらいはかけてもいいんじゃない。
    この言葉は大切にしようと思った。

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    2025年11月21日
  • かあちゃん

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    ずいぶん前に読んだ本だけど、まぁ泣ける泣ける…。

    自分が「かあちゃん」の立場なのもあるかもしれないけど、子どもたちが自分なりに、やってしまったことに対してきちんと向き合う姿がよかった。

    この作家さんはけっこうお年で、他作品では価値観が古くてちょっと…と思う時もあるけど、この本に関してはいじめという難しいテーマに鋭く切り込んだ傑作だと思う。

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    2025年11月20日
  • ステップ

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    いっぱい泣いた。

    残された人たちの日々。

    重松清さんの言葉が染み渡る。

    優しい言葉たち。

    久しぶりにこんなに泣いた。

    やっぱり重松清さんの言葉はいいんだよなあ。

    優しくて。でも現実的で。

    人を大切にしたいと、改めて思った。

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    2025年11月16日
  • ポニーテール

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    なぜ?私と同い歳のおじさんが、こんな話を書けるのか?
    子供のこころ、娘のこころ、母親の心、父親の心。我慢をする、意固地になる、平等な愛、どう対処すれば良い。いろんな心が時には寄り添い、時にはぶつかって、時は進んで行く。
    優しさに満ちた「はじまり」の物語。あとがきを読むと、震災の時に書き終え、震災後に出版された本書の目指したところが見えてくる。

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    2025年11月15日
  • きみの友だち

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    これも涙なくして読めなかった。

    それぞれの短編の中で、それぞれの「きみ」の心の奥を見抜いて、端的だけど刺さる言葉を発する恵美さんが、瀬尾まいこさんの「あと少し、もう少し」に登場する先生を思い出した。

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    でもさ、青だけの空って、のっぺらぼうじゃん。空の顔つきって雲で決まるんだよ。お日さまだってギラギラして、うっとうしいときもあるじゃん。雲は雨も降らせるし、日差しもさえぎるし、けっこうクセモノだから。
    邪魔じゃないよ、雲は。
    がんばれ、雲。

    私は「みんな」って嫌いだから。「みんな」が「みんな」でいるうちは、友だちじゃない、絶対に。
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    「みんな」という人はいないはずなのに、いつの間にか、自分が「みんな」という人になっていることがあるんだろうな。

    重松さんは、難しい言葉は全く使わないが、だからこそ大切なメッセージが多くの人に伝わるんだろうな。
    どこまでも優しい。

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    2026年09月04日
  • ビタミンF

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    最初読んだのが小6とか中1とかで、いや意味わからんってなってたけど、今読んでみたらめっちゃおもろいやんってなった。感情を色んな表現、比喩で表してる訳でも無いけど、少しの言葉とか、表情、動きの描写で、どうしても出てきてしまう負の感情とか、漠然とした不安とか、その不安をなんとか見ないふりをしようとする所とかが伝わってくる。最初セッちゃんが一番面白いと思っていたけど、はずれくじとか、なぎさホテルがすごい印象に残った。

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    2025年11月08日
  • 赤ヘル1975

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    1975年、原爆の影が色濃く残る広島の街。
    貧乏弱小だったカープの初優勝への足音を背景に「連れ」の少年3人の物語。

    うっかり(?)カープファンになりそうになる。

    少年3人は大人になったら再会して欲しいなぁ。

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    2025年11月07日
  • みぞれ

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    ひたむきな人生
    死ぬ理由がなければ、生きる理由があるわけでもない。
    人生という物語に大きなことは起きないかもしれないけれど、そこには人それぞれ様々な生き様、人生があると思わせる小説

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    2025年11月06日
  • 半パン・デイズ

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    主人公は十ほど年代が上でエピソードは少し違えど同じような心の揺れみたいな淡い記憶が呼び起こされて読み終えて少しぼーっとしてしまったなんていうかめちゃくちゃエモい

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    2025年11月03日
  • おじいちゃんの大切な一日

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    小学生向け「働く」本を探して。これは良書!
    絵本サイズですが、内容は普通の小説短編くらいの字のサイズと分量です。小学校の中・高学年から読めるかな。
    挿絵も大きくて工場の機械類に温かみを感じる優しさがあります。

    新しいゲーム機を買ってもらうために「ゲーム機が壊れた」と嘘をついたエリカは、両親に言われておじいちゃんが働く工場に行くことになった。
    おじいちゃんの働いている工場では機械を作るための機械の「工作機械」を作っているんだって。
    エリカは「工場」といったら煙がもくもく…のようなものだと思っていた。でも工場長さんに案内された工場は思っていたものとは違っていた。周囲の環境や、働く人たちの快適を考えて建てられ、繊細な機械のための地震対策、床は完全な水平、温度は一年中23度を保っているって教えてくれた。扱う機械の温度が1度違ったら、サイズが1ミリ違ったら、正しく動かすことができなくなってしまう。
    エリカは、工場で働いている人たちが命がないはずの機械に愛情を持って接している姿を見る。

    そしておじいちゃんの仕事。
    おじいちゃんは、金属の表面を削って平らにする「キサゲ」(キサゲは工具の名前)をしているらしい。
    機械が削ってもできてしまう髪の毛よりも細かいデコボコを人間が平らにするの!?驚くエリカに「結局最後の最後は人間なんだよ。人間の手による技術で、おじいちゃんはその技術があるから工場のみんなから尊敬されているんだ。そしておじいちゃんの技術を受け継ごうと毎日励んでいるんだよ」と工場長が言う。

    すごい!働くって人の役に立つことなんだ。だからあんなに楽しそうなんだ。みんなでなにかを作る人達は仲間なんだ。
    エリカは働く人たちのことも、機械や機械で作られたモノたちのことも身近に感じるのでした。

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    2025年10月26日
  • めだか、太平洋を往け

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    心が温まるいい話だった。
    教育って、学校って、家族って、そして幸せってなんだろうと考えさせられました。

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    2025年10月19日
  • 卒業

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    『追伸』で涙が出た。
    読んで良かった。
    この本のタイトルの『卒業』ってそういう意味なんだって一冊読み終えてわかった気がした。

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    2025年10月04日
  • ビタミンF

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    好きな作家は?と聞かれて、必ず答えていたのが重松清。ビタミンFに収録されている短編は、すべて”ある家庭の30代後半から40代のお父さん”の視点の物語である。中学生の頃は、お父さんの生態を解き明かす解剖書のように読んでいただろうか。31歳、妻歴4年目、社会人歴11年目の今、再読すると、30代になった変化、夫婦としての日常、会社の先輩後輩とのやり取りが、あと何年後かの自分の予言書のように思えた。
    こんな大人になりたくないになってしまった私達に、そんなもんだよ、だけどちょっぴりでも変えることはできると希望感を残してくれる。人生に希望はあるなんて大仰に説得してこようとする話なんてない。一つ一つのお話が胸に届き、読んだ後は、全ての家庭の裏話を見たような、上手くいくといいなと願ってしまうような優しい気持ちになっているから不思議だ。重松清さん流の全ての家族へのエールなのだと思う。また38歳になったら読み返したい。

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    2025年09月28日
  • きよしこ

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    十数年前に初めて読み、読書が苦手だった私を本好きにしてくれた本です。
    心の機微をこんなにも言葉で表現できるものかと感動したのを覚えています。

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    2025年09月10日