重松清のレビュー一覧

  • ステップ

    Posted by ブクログ

    ホントにもう、重松清さんの本は電車で読んではいけないと思う。またしても涙と鼻水が止まらず…

    氏の講演会で隣に座った男子学生が、人気投票1位と予想していた作品だったので手に取った(その講演会での一位は本作ではなかったけど)。

    で、これを読みながら思った。

    人の内面、感情を描いた作品はたくさんある。
    その中でも、例えば三島由紀夫の金閣寺は、吃りの寺の跡取りというある意味特殊な主人公の屈折した感情の動きを、ここまで掘り下げるかというくらい深読みして、格調高い言葉を駆使して表現している、ある意味極北とも言える作品だと思う。ただ、「うん、こういう思い、わかるよ」と万人が感情移入できるモチーフ、表現

    0
    2025年11月26日
  • ひこばえ(下)

    Posted by ブクログ

    私もご先祖様のひこばえなんだと考えると、とてもとても遠いようで、でもなんだか誇らしくもなるなぁと思った。
    ただただ‘家族’というわけではない。深く深く、強い強いつなかりを持っていて、絶対に切り離せなくて、そして優しくてあったかいもの。
    不器用な人もいるし、余裕を持っている人もいて、何度も失敗をする人がいて、何事も優しく受け止めてくれる人がいる。

    迷惑と面倒は似ているようで全く違うんだと
    迷惑はかけてはならないけれど、面倒くらいはかけてもいいんじゃない。
    この言葉は大切にしようと思った。

    0
    2025年11月21日
  • かあちゃん

    Posted by ブクログ

    ずいぶん前に読んだ本だけど、まぁ泣ける泣ける…。

    自分が「かあちゃん」の立場なのもあるかもしれないけど、子どもたちが自分なりに、やってしまったことに対してきちんと向き合う姿がよかった。

    この作家さんはけっこうお年で、他作品では価値観が古くてちょっと…と思う時もあるけど、この本に関してはいじめという難しいテーマに鋭く切り込んだ傑作だと思う。

    0
    2025年11月20日
  • ステップ

    Posted by ブクログ

    いっぱい泣いた。

    残された人たちの日々。

    重松清さんの言葉が染み渡る。

    優しい言葉たち。

    久しぶりにこんなに泣いた。

    やっぱり重松清さんの言葉はいいんだよなあ。

    優しくて。でも現実的で。

    人を大切にしたいと、改めて思った。

    0
    2025年11月16日
  • ポニーテール

    Posted by ブクログ

    なぜ?私と同い歳のおじさんが、こんな話を書けるのか?
    子供のこころ、娘のこころ、母親の心、父親の心。我慢をする、意固地になる、平等な愛、どう対処すれば良い。いろんな心が時には寄り添い、時にはぶつかって、時は進んで行く。
    優しさに満ちた「はじまり」の物語。あとがきを読むと、震災の時に書き終え、震災後に出版された本書の目指したところが見えてくる。

    0
    2025年11月15日
  • ビタミンF

    Posted by ブクログ

    最初読んだのが小6とか中1とかで、いや意味わからんってなってたけど、今読んでみたらめっちゃおもろいやんってなった。感情を色んな表現、比喩で表してる訳でも無いけど、少しの言葉とか、表情、動きの描写で、どうしても出てきてしまう負の感情とか、漠然とした不安とか、その不安をなんとか見ないふりをしようとする所とかが伝わってくる。最初セッちゃんが一番面白いと思っていたけど、はずれくじとか、なぎさホテルがすごい印象に残った。

    0
    2025年11月08日
  • 赤ヘル1975

    Posted by ブクログ

    1975年、原爆の影が色濃く残る広島の街。
    貧乏弱小だったカープの初優勝への足音を背景に「連れ」の少年3人の物語。

    うっかり(?)カープファンになりそうになる。

    少年3人は大人になったら再会して欲しいなぁ。

    0
    2025年11月07日
  • みぞれ

    Posted by ブクログ

    ひたむきな人生
    死ぬ理由がなければ、生きる理由があるわけでもない。
    人生という物語に大きなことは起きないかもしれないけれど、そこには人それぞれ様々な生き様、人生があると思わせる小説

    0
    2025年11月06日
  • 半パン・デイズ

    Posted by ブクログ

    主人公は十ほど年代が上でエピソードは少し違えど同じような心の揺れみたいな淡い記憶が呼び起こされて読み終えて少しぼーっとしてしまったなんていうかめちゃくちゃエモい

    0
    2025年11月03日
  • おじいちゃんの大切な一日

    Posted by ブクログ

    小学生向け「働く」本を探して。これは良書!
    絵本サイズですが、内容は普通の小説短編くらいの字のサイズと分量です。小学校の中・高学年から読めるかな。
    挿絵も大きくて工場の機械類に温かみを感じる優しさがあります。

    新しいゲーム機を買ってもらうために「ゲーム機が壊れた」と嘘をついたエリカは、両親に言われておじいちゃんが働く工場に行くことになった。
    おじいちゃんの働いている工場では機械を作るための機械の「工作機械」を作っているんだって。
    エリカは「工場」といったら煙がもくもく…のようなものだと思っていた。でも工場長さんに案内された工場は思っていたものとは違っていた。周囲の環境や、働く人たちの快適を考

    0
    2025年10月26日
  • とんび

    Posted by ブクログ

    古き良き時代の、父と子の不器用で妙にリアルな親子物語。
    行きつけの居酒屋、顔馴染みの女将、世代を超えた地元の友人たちに見守られながら、親子共々成長していく姿に、自分の父親像を照らし合わせながら読み進めました。
    ブレながらも、漢としての芯はしっかりとあるヤスさんと、そんな父の不器用ながらも息子思いな心を、子どもながらに理解しながら優しく育つアキラの姿はしばしば目頭が熱くなりました。

    自分の子育ての軸として、この作品は大変重く鋭く心に刺さりました

    0
    2025年10月25日
  • めだか、太平洋を往け

    Posted by ブクログ

    心が温まるいい話だった。
    教育って、学校って、家族って、そして幸せってなんだろうと考えさせられました。

    0
    2025年10月19日
  • とんび

    Posted by ブクログ

    広島県備後の話しだったので、方言が読みやすかった。自分の父親と似ているヤスさん…父親のことを思い出しながら物語の中に没入した。
    涙が溢れて読む手が止まらないくらい…この家族の人生に寄り添った感覚になってしまった。

    0
    2025年10月09日
  • 卒業

    Posted by ブクログ

    『追伸』で涙が出た。
    読んで良かった。
    この本のタイトルの『卒業』ってそういう意味なんだって一冊読み終えてわかった気がした。

    0
    2025年10月04日
  • とんび

    Posted by ブクログ

    昭和の男の生き様・父親や職業人としての矜持を感じ、心打たれた。時代や舞台となる地域が、自分の両親と重なる部分が多く感情移入してしまう。
    会話は方言が中心で注釈はないので、西の言葉に馴染みのない人はニュアンスを汲み取るのが難しいかも?

    0
    2025年10月01日
  • ビタミンF

    Posted by ブクログ

    好きな作家は?と聞かれて、必ず答えていたのが重松清。ビタミンFに収録されている短編は、すべて”ある家庭の30代後半から40代のお父さん”の視点の物語である。中学生の頃は、お父さんの生態を解き明かす解剖書のように読んでいただろうか。31歳、妻歴4年目、社会人歴11年目の今、再読すると、30代になった変化、夫婦としての日常、会社の先輩後輩とのやり取りが、あと何年後かの自分の予言書のように思えた。
    こんな大人になりたくないになってしまった私達に、そんなもんだよ、だけどちょっぴりでも変えることはできると希望感を残してくれる。人生に希望はあるなんて大仰に説得してこようとする話なんてない。一つ一つのお話が

    0
    2025年09月28日
  • 青い鳥

    Posted by ブクログ

    苦しくなって、嬉しくなって、何度も泣いた。
    吃音でうまく話せない村内先生は、たいせつなことしか言わない。
    生きづらさを抱える中学生たちの心の奥に寄り添っていくお話。

    理性が出来上がっていく途中である中学生という中途半端な年頃、学校という狭いコミュニティの中では大人の世界よりも過酷な子供の残酷さがあり、例えば無意識に自分より下の存在を作っていくカースト上位群、相手の状況や気持ちに考えが及ばないことからの未熟な発言、簡単に受け流せない側の未熟さ、、
    そういった全てのものから関わりを断とうにもにも断てない’狭さ’が、さらに強い苦しみの原因となる。

    まさに本にあったとある女子の周りに全員が集まるよ

    0
    2025年09月13日
  • きよしこ

    Posted by ブクログ

    十数年前に初めて読み、読書が苦手だった私を本好きにしてくれた本です。
    心の機微をこんなにも言葉で表現できるものかと感動したのを覚えています。

    0
    2025年09月10日
  • みんなのうた

    Posted by ブクログ

    田舎から都会に行った者が田舎に戻った時の様子が表現されている。田舎特有の人間関係は鬱陶しさもあるが優しく。家族、特に祖父母の優しさやそれを感じ取るレイコさんの優しさ。とても心が温かくなる本でした。

    0
    2025年09月10日
  • くちぶえ番長

    Posted by ブクログ

    あったかい、ほんとうに重松の書く話はあったかい。
    マコトはきっと辛いこともたくさん経験してるからこそ、誰かに優しくできる。後悔したくないから。

    0
    2025年09月09日