重松清のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ゆるし、ゆるされ、そして生と死の物語
以下、公式のあらすじ
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苦しみ、傷つき、やがて輝く星になる。壮大な命の物語
ぼくはゆるしてもらえるんでしょうか。
ゆるされて、しぬことができるんでしょうか。
29年ぶりに帰ったふるさとで、病魔は突然暴れ始めた。幼なじみたち、妻と息子、そして新たに出会った人々に支えられて、俊介は封印していた過去の痛みと少しずつ向きあい始める。消えてゆく命、断ち切られた命、生まれなかった命、さらにこれからも生きてゆく命が織りなす、あたたかい涙があふれる交響楽。
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炭鉱の町として栄えていた北海 -
Posted by ブクログ
ネタバレ家族の余命、、とても考えたくはないけど日々を過ごしているとこの毎日が当たり前ではないということをついつい忘れそうになる。
この物語を読んで、改めて家族との毎日を大切にしようと心から思った。
子供達に和美の余命を告げるか告げないか。
夫婦で話し合う中での和美のセリフ。
「わたしね、最後の最後のもうギリギリまで2人の元気な顔を見ていたいの。ママは治るんだって信じてる顔を見せてほしいの、少しでも長く。悟ったような顔は似合わないって、あの子達には」
「子供から希望を奪う権利は、親にもないと思う」
後悔なく過ごして欲しいから子供達にも告げるべきではないかという夫の気持ちもよくわかるが、母になった私には -
Posted by ブクログ
ネタバレ過去に行っても行動を変えられず過去をなぞることしか出来ない前半。少しずつ行動を変えられたのに未来に影響することはない後半。
「あのときこうしていれば」「こんな言葉をかけておけば」そう思えるのは全て今になってから。
融通のきかないやり直しに主人公がもどかしくなって嫌気をさす。そんな融通のきかなさが「そりゃそうだよな」と思えて、たまらなく好きだった。過去をやりなおしたから未来がハッピーエンドに変わるわけじゃなくて、今を生きなおしてこの先を変えていこうとする終わり方が凄くよかったと思う。
健太くんがお母さんに会いに行って、自分が亡くなった後再婚して子どもがいると知って、砂場で泣く姿にもらい泣きした。 -
Posted by ブクログ
重松清の本気の長編に◎!
加害者で繋いでいく短編形式で、感動的な長編を構築した名作!
いじめや事故の加害者が、全て悪と切ってすてることなく、それぞれに背景があり、悩み苦しみもがく姿を描く。それぞれの章で毎回、涙腺が崩壊した。
彼ら彼女らは、本心を見つめることができず、偽りの態度で、言葉で繕う。大人は紋切型に子供をはめることが正しいと大人ぶる。しかし、登場人物たちは、あるきっかけで自分と向き合う覚悟をする。過ちは全ての人間にはあるはず。そう、それを忘れないこと。そうすれば、前に進む新しい始まりが見つかるはず。
手を貸さないが見守る作品が多い作者にしては、珍しく登場人物に介入していく作品作りになっ -
Posted by ブクログ
だいぶ前に読んだ本だけど、再読。こんなに面白かったのか…とあらためて思った。
地方の男の子3人の中一から高校卒業までの日常を描いた小説。しかしそこにはミソがある。それぞれの短編に当時流行していた音楽の題名が…サザン、RC、かぐや姫、浜田省吾、ジョン・レノン……それぞれのヒット曲のタイトル、そしてそれぞれにちなんだエピソードがある。
家族のこと、好きな女の子のこと、怖い先輩のこと、どんくさい同級生のこと…文化祭、自動車教習所、山口百恵とキャンディーズ引退、ウォークマン、中古のシルビア、教育実習の先生、大学の赤本、共通一次試験…僕の記憶にも懐かしいものばかり。重松清は僕と同年代だから、めちゃく
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