重松清のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
上巻では謎に包まれていた様々な事情が、下巻で明らかになっていきました。
小学5年生のトシが大怪我をした日のこと、大学時代のシュンとミッチョの過ごした日々、ユウちゃんの秘めていた思い、シュンが故郷に背を向けていた訳、、、色々なことが、繋がっていく感覚で、時には涙しながら読みました。
幼なじみ四人に加えて、ミウさん、川原さん、シュンの妻子・恵美さんと哲夫くん、シュンの兄・ケンさん、そしてシュンの祖父・倉田千太郎さん、、、みんな心に重いものを抱えながらも、相手を思いやり、時には許し許され人生を生きていく、この小説の中に流れていく情景や交わされる言葉が心に沁みて、重松さんの優しさを改めて深く感じました。
この本に出会えたことに感謝の気持ちでいっぱいです。 -
Posted by ブクログ
走馬灯 に焦点を置いてある本。
重松清さんの作品は、ファンタジー要素もありつつ、しっかり現実と向き合わせられるような作品が多いが、これもその一つだと感じる。
悔いがあってもいい
悔いがあるからこそ人生
楽しいだけが人生じゃない
辛いことがあっても、決してそれだけではないよなあと深々と考えさせられた。
楽しいことのが多いはずなのに、辛いことや悲しいことのせいで人間はあっという間にどん底にいる気持ちになるけど、いつかそれも含めて懐かしいと思うことができるからこそ人生なんだなあと思った。
はるちゃんがお母さんと呼んだ場面はグッとくるものがあり、涙がでそうになった。
また読みたい。 -
Posted by ブクログ
学校という場でイメージする先生とは少し違う、そんな先生たちが主人公です。普通イメージする先生は「頼りになる」「いろいろ教えてくれる」「こわい」「うるさい」という所でしょうか。人によって思い出があると思います。
しかし、この物語に出てくる先生はみんな普通とはいえません。人間らしさがよくみえます。
理由なく人を嫌うとか、夢を追いかけ続けるとか、もっともっと、先生という存在ではなく人間として先生を見たいと思える作品です。
特にこの作品の中でも「にんじん」は人間らしさと先生らしさの真ん中で苦しみ続ける姿がとてもつらく、やり場のない苦しみってどうすればいいのか、考えさせられました。
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