人生は切ないね。
登場人物達の人生がレンタル猫によって輪郭をはっきりさせられ
それを読者も主人公達も見せられる。
うん。俺もがんばらなきゃと切ない気分の中で感じました。
Posted by ブクログ 2018年03月24日
20180324
久しぶりの重松清さんの作品。
やはり、市井の人たちの思い通りにいかない人生の悲しさを描いたら超一流だな。
最後にはフッと悲しみの底から拾いあげられるような感じで、なんとも言えないじわっとくる読後感。
ブランケットキャットというタイトルだけど、あくまでも主人公は、様々な状況にお...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月16日
以前テレビドラマになったのを見た。
小説ではペットショップで猫を貸し出す話だったのか。
ドラマでは西島秀俊演ずる家具職人が、亡き妻の残した猫の里親を探すという設定になっていたけれど。
原作のままの設定だと、動物愛護団体から批判を受けるからかなあ?
それとも西島さんを見せるため?
まあ、映像作品と小...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年10月09日
心があったまる短編をサクサク読みたいな、と思い、国語の教科書以来初めて作者の本を買った。
それぞれの作品に、鬱屈した面を持つ主人公がいて、それが猫を通じて氷解していく、というのがざっくりしたストーリーだが、当然そこまでに至る描写が読者の胸をゆさぶる。
個人的に好きな短編は「身代わりのブランケット・キ...続きを読む