重松清のレビュー一覧
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重松清さん著「とんび」
おそらく著者の作品の中で一番有名な作品だと思う。NHK、TBSでもドラマ化、映画化もされており国民的人気小説の一つなのだろう。
今回初めて触れたこの「とんび」。
一人息子アキラの出生からの成長を軸に描かれていく人情物語。本当に良い作品だった。
父親ヤスの不器用で照れ屋で繊細での感じがとても人間っぽくっていろんなエピソードが凄く胸に響く。
ヤス… 父親として男としてとても格好よかった。
不器用さが格好よい
照れ具合が格好よい
繊細さが格好よい
中盤、アキラの就職先でヤスが内緒で読ませてもらったアキラの就活中に会社に提出した作文。「嘘と真実」
この件は作中で想像できる -
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命を区切られた人とその周りの人たちの日々を描いた七編からなる連作短編集。
泣き疲れてしまった…。
“あとがき”を読んで、もともとは独立したお話を集めた短編集になるはずだったものを 重松さんが恩師の急逝をうけて全面的につくり直したことを知った。
どうしても、そうしたかった。と…
「生きること」と「死ぬこと」、「のこされること」と「歩きだすこと」を
まっすぐに描いてみたかった。
そう書かれていた。
「生きること」「死ぬこと」「のこされること」「歩きだすこと」……
私はいい歳をしてすぐに泣くけれど、まだ何もわかってないのかもしれない。
いつか わかる時がくるんだろうか…。
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久々の重松清さんの作品
走馬灯の絵師たち?のお話。走馬灯とは死の直前に見るという自身の記憶。そもそも走馬灯とは影絵の細工が施された筒状の紙灯籠のこと。
それを生前に内容を確認して作り直す事ができる人を走馬灯の絵師という、というのが本作品ての設定になっている。
主人公のはるちゃん、その母親のふうちゃん 本当に親子かと思うくらい性格が違っているように感じた。はるちゃんもナンユウくんも優しくて良いなあと思った。
同じ時間をともに過ごした家族でも、各個人によって思い出、なつかしく思うもの、そして記憶に残っているものは違う、確かにそう思う。でも、それはそれでイイ。個人の価値観なので。
さて、自分の走馬灯 -
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プロローグ
教室の廊下側の席に着くと、目線を窓側に向けた
ガラス窓は半開きになっており、そこから
爽やかな風が舞い込んでくる
その風の出入口に彼女は座っている
彼女の香りは僕まで届かない、なんとも近くて遠い
そして、僕の想いも彼女には届かない
彼女は、艶のある唇で鉛筆を挟みながら、
いつも窓の外を眺めていた
本章
『その日のまえに』こういう本に出逢いたかった!
感動の★5
NSFMさんの本棚から
あの冷静沈着にレビューを書かれるNSFMさんが
生涯トップクラスの感動!
屋外で読まないで!
との文言で即断!!!
6編の短編小説
どれも共通しているのは、過去と現在そして死
それぞれの家 -
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重松清の『ステップ』を読み、前に進み続けることの大切さを改めて感じた。主人公の健一は、突然妻を失い、幼い娘のみきを抱えてシングルファザーとして生きていく。彼が娘を抱っこしながらも、どうしても「仕事の延長」のように業務的になってしまう姿は、とてもリアルだった。生活のために働き続けなければならない一方で、みきが求めているのは、抱っこのぬくもりや、母親のような柔らかさだ。そのギャップを埋められないと理解しつつ、それでも必死に寄り添おうとする健一の姿には胸を打たれた。
物語の中で、義理の父が健一に説教をする場面がある。「自分の娘が悲しんだことを他人事だと思うな。自分のことだと思え」という言葉は、読 -
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ホントにもう、重松清さんの本は電車で読んではいけないと思う。またしても涙と鼻水が止まらず…
氏の講演会で隣に座った男子学生が、人気投票1位と予想していた作品だったので手に取った(その講演会での一位は本作ではなかったけど)。
で、これを読みながら思った。
人の内面、感情を描いた作品はたくさんある。
その中でも、例えば三島由紀夫の金閣寺は、吃りの寺の跡取りというある意味特殊な主人公の屈折した感情の動きを、ここまで掘り下げるかというくらい深読みして、格調高い言葉を駆使して表現している、ある意味極北とも言える作品だと思う。ただ、「うん、こういう思い、わかるよ」と万人が感情移入できるモチーフ、表現 -
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★一緒にいなくても寂しくないのが友達なんじゃないの。
★俯いてから空を見上げると自然と笑顔になれる。
学校生活での恵美のまわりの友達について、俯瞰したところから書いた小説。一人一人にフォーカスした短編連続小説だった。
1番好きな物語は堀田ちゃん。すごく共感できたから。戦争より平和が好きだからどこの味方にもつかない。八方美人のようにいっぱい友達がいる。でも本当の友達は?そんな悩みが重なった。友達がいない訳じゃないけどだれにでもいい顔をしてしまう。私は恵美みたいなさっぱりした考え方と由香ちゃんみたいなほんわかした雰囲気を持った人になりたい。
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