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肺の腫瘍は、やはり悪性だった――。40歳を目前にして人生の「終わり」を突きつけられたその日、俊介はテレビ画面に、いまは遊園地になったふるさとの丘を見つける。封印していた記憶が突然甦る。僕は何かに導かれているのだろうか……。
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Posted by ブクログ
シュン、ミッチョ、トシ、ユウ カシオペアの丘で、同じ夢に心踊らせた幼なじみの四人は、それぞれの哀しみ・後悔・思い出を背負いながら人生を歩んで、大人になりました。 四人の心に寄り添いながら涙腺が緩んだままに読み進めていきました。 上巻の最後は、思い出の場所での再会の場面でした。このあと、どんな展開にな...続きを読むるか、、、下巻に続きます。
テーマは「ゆるす」こと「ゆるされる」こと。 友情、家族愛、背負ったもの、そして生と死。 本書は電車の中では読んではいけません。 上巻です。 過去に炭鉱の町として栄えていた北海道の北都という町で育った小学生の幼馴染の4人「トシ」、「シュン」、「ミッチョ」、「ユウちゃん」 ストーリは、この4人が名付...続きを読むけた「カシオペアの丘」に遊園地を作りたいと夢を語るところから始まります。 30年後、トシとミッチョは夫婦となり、トシは市役所の職員としてカシオペアの丘の赤字遊園地の園長。 ミッチョは小学校の先生ながら、遊園地の手伝い。 さらにトシは車椅子の生活です。 車椅子生活になった背景は前半では語られず、何かあったと思わせる展開。 シュンは東京で家庭を持ち、奥さんと小学生の息子と暮らしていますが、ガンと診断され余命宣告。 ユウちゃんは東京でテレビの仕事。幼女殺害事件の取材でこの遊園地を訪れるところから、この4人が再びからみあっていきます。 炭鉱の町だった北都を今も牛耳るシュンの祖父の会社「倉田」 過去、炭鉱事故で下された決断と悲劇。 炭鉱事故の犠牲者を見殺しにした祖父をゆるせなかったシュン シュンが突然転校していった理由。 シュンとミッチョの大学時代の関係。 と、4人の過去、背景が徐々に明らかになっていきます。 いろいろ重い過去が、ガンの進行とともに語られていきます。 幼女殺害事件の取材でしりあった「ミユ」さんがとてもいい味出しています。 そして、やはり何か過去を持つ女性です。 下巻に続きます。
上巻を読み終えた感想は、「すごい」でした。 正直、第七章までは、「あれ?これ散々風呂敷広げてるけどちゃんと収集つくのか?ちゃんと盛り上がるの?」って不安に駆られましたが、第八章から重松清さんが本領を発揮し始めます。(第八章まで300ページくらいかかります笑) 主人公シュンの幼馴染、雄司が優しくて...続きを読む、作品の良心だなって思います。 特に雄司が悲しみについて、語るシーンがストンと落ちてきて、ここを読むだけでもこの作品に出会えて良かったなと感じました。 ===================== 悲しみは、二人いれば何とか耐えられるんじゃないか。 悲しみを分かち合うとか、半分にするってことではなく。同じ悲しみを背負ってる人がそばにもう一人いれば、押しつぶされるぎりぎりのところでも耐えられそうな気がするんだ。 絶望とは希望をなくすことじゃない。もう誰ともつながれなくなること。 誰かのためにとか、誰かと一緒にとか、そういうのを全部奪われちゃうことなんだ。 ===================== 非常にいい場面で下巻に続いていて、この先がものすごく楽しみです。
私にとって大事な一冊。何度も読み返して毎回同じところで号泣。切ないな〜。でも温かさもあって、登場人物それぞれの幸せを願わずにはいられません。
主人公のシュンが今まで、辛い過去、罪滅ぼしから断ち切ってきた糸を残り少ない人生と知り、カシオペアの丘で繋がった様々な人達によって、繋がりを持つことの大切さを教えてもらい絶った繋がりをつむぎ直していく。 そして、少年時代の楽しかった思い出の地 糸を断ち切った原因となった地 「カシオペアの丘」へ向かう...続きを読む。 残された人の為に生きていくと心を決めてからは 心奮うものを感じた。 皆んなが救われるそんな終わり方になって欲しい。 下巻が楽しみ。
上・下巻の感想 初めて読んだのは高校生のときだった気がする。 そのときは、どちらかというと子供の心情の方が入ってきた覚えがある。 自分がこの子の立場だったら何を思うのかなと考えたりもした。 でも、大学4年でもう一度読み返したとき、また違う視点で、違う心情が湧いた。 自分が余命宣告をされて、守らな...続きを読むければいけないものがあったとしたら何を思うんだろう、と考えてみたが分からなかった。 きっと5年後、10年後に読み返したらまた違うのかなと思う。 重松先生の作品は、情景や心情がリアルで、追体験をしている気持ちになる。 どのタイミングで、何回読んでも泣ける作品です。
1977年10月9日。 舞台は北海道北都市。 炭鉱の町として発展をとげてきた都市である。 惑星探査機ボイジャーを見つけようと 小学生4人(シュン、トシ、ミッチョ、ユウ)は家を抜け出し町外れの丘に集まった。 その場所を『カシオペアの丘』と名付け、大人になったら遊園地を作ろうと約束をする。 そ...続きを読むして時は過ぎ… 39歳になった4人は、子供の頃とは全く異なる環境、関係にあった。 トシは車イスで生活を送り、ミッチョと結婚し、北都で遊園地『カシオペアの丘』の園長になっていた。 シュンは結婚し、息子は小学4年生。 肺癌の末期で余命宣告を受けていた。 ユウは東京でテレビのディレクターになっていた。 東京で起きた女の子の殺人事件をきっかけに、再び4人の人生が交わり始める… 昭和四十二年の炭鉱での事故や、トシが車椅子生活となった経緯、幼馴染み4人の関係性など、読み勧めていくと少しずつ明かされていく。 一体どういうことなんだ、と次に次にページをめくりたくなる。
北海道の炭鉱町で生まれ育った同級生の4人。その一人が、主人公。39歳で東京在住のサラリーマンで妻と小学4年生の息子あり。ある日、がん告知され余命数ヶ月。一方、北海道の炭鉱町で閉園間近の遊園地を旅行で訪れた親子の娘が、東京で殺害される。
北海道で生まれ育った幼なじみのシュン、トシ、ユウちゃん、ミッチョ。4人は大人になり、それぞれの道を歩んでいたが、ある痛ましい殺人事件をきっかけに、再び故郷の地へと集まることになる……。出会いと別れ、生と死、許す者と許される者。いくつもの運命が交錯し、シゲマツ文学の真髄を味わわせる。テーマ・内容ともに...続きを読むヘヴィ極まる作品だが、読みものとしての技巧も優れている。主役4人の「過去」に関する情報を少しづつ明しながら進行するため、先の展開が気になり、読む手がストップしない。絶妙な語り口である。
昔は炭鉱でさかえていたが、今は過疎化が進む北海道北都市。 30年前、その町には、トシ、シュン、ミッチョ、ユウちゃんの仲良い小学生4人がいた。 4人は日本上空を通るというボイジャー1号2号を見に、炭鉱跡の丘に来ていた。 ボイジャーは見えなかったが、数々の星・星座を眺め、「カシオペアの丘」と名付...続きを読むけたこの場所に遊園地を作りたいと話をした。 30年後、39歳となった4人。 ユウちゃんは東京でテレビロケの仕事を。 トシは子供の頃に追った障碍で車いす生活だが、ミッチョと結婚し、遊園地「カシオペアの丘」の園長に。 ミッチョはトシと生活しながら小学校の教師。 そして、シュンは「倉田」の家、北都という町、友人から逃れるため、東京で都市開発の仕事をしていた。 物語は、「カシオペアの丘」に来ていた家族の娘・真由ちゃんが、1年後、ショッピングセンターで殺される事件と、シュンに余命短い病がみつかることから始まっていく。 重松清さんの本は、「かあちゃん」「エイジ」を読んだことがあった。 この本は、「人生の終末への道のり」と、それぞれが抱えた罪への「許し」が描かれており、様々な人生・立場に思いを巡らせながら読み進められる。
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カシオペアの丘で
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重松清
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