重松清のレビュー一覧

  • 季節風 春

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    ほわっとした、優しい雰囲気がした。
    実際にはこんなにも心温まるストーリーを体験する事なんて無いんじゃないかと思うけど、この本を読んで、心がほわっとしたのがなんか嬉しかった。無気力に生きてるとまでは言わないけど、ただ毎日をなんとなくでやり過ごしてる私は、心を使えてないような気がした。

    「変わりゆく「四季」の風景と「ひと」の心」
    帯に書いてあった言葉が一番響いた気がする。
    特に良かったのは、
    せいくらべ
    ツバメ記念日

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    2024年01月28日
  • 季節風 冬

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    あっつあつの、ほっくほく と
    その年の初雪 が特に好きかな。
    ホッとする感じと、キュッってなる感じ。
    サクラ、イツカ、サク も良かった。
    いろんな考えの人がいるって事だけど、今の自分の現状に気付いてる時点で一歩進んでると思う。見て見ぬふりは今は痛くないかもしれないけど、傷にはなってる。向き合うことは大事、考える事をやめたらもったいないのかも。

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    2024年01月28日
  • 星のかけら

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    指数関数的な進み具合の物語だった。
    数年振りに読書を始めた自分に向けての本としてとてもぴったりな本。
    似たようなことあったよな、と共感したり自分の過去を振り返りながらてくてくと散歩する感じで読めた。
    彼の他の本が数冊気になった。

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    2024年01月25日
  • カシオペアの丘で(上)

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    そうだったな。僕だってそうだった。学生時代は、おとなの存在など目に入らなかった。背広にネクタイ姿で会社に通うことが、ちょっと考えればなによりもリアルなはずの未来だったのに、それを自分と結びつけることはなかった。身勝手なものだった。人より図抜けた才能や強烈な野心があるわけでもないのに、ひととは違う人生を歩むんだと決めつけていた。ずうずうしかった。甘かった。若かった。すべてをまとめて、要するに、生きることに対して傲慢でいられたのだと思う。

    まだたっぷりと残っている手付かずの未来を前に、今日をむだづかいしているような恋人同士の笑顔は、いつの時代の、どこの街でも変わらないのだと思う。
    そんな日々は、

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    2024年01月23日
  • 疾走(下)

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    ネタバレ

    物語がどう終わるのかなぁと思ってたらこう終わったか……。重松清さんは割と「家族の再生」がテーマになることが多いと思うのでラストは意外といえば意外なかんじ。でもまぁ主人公が死んだというだけで、その後に続くものは描かれてるんだけど。
    圧倒的な「一人」の人生を最後まで書き切った怪作だった。「一人」と「一人」が一緒に歩み出せたところで、終わってしまったけど。語り部はずっと宮原(弟)の方だと思ってたけど、神父の方だったんだね。終盤、語り部が誰か分かって、神父の人格が出てくることで物語が二重になり、二重のまま進んで、最後には生きている神父だけが残る。この構成すごいなと思った。


    ⚫︎あらすじ
    「どうして

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    2024年01月24日
  • カモナマイハウス

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    重松清さんは大好きな作家さんのひとりで
    この本が58冊目!
    なのですが…
    長い間、重松さんの本を読んでいなくて…
    なんと4年半ぶり!

    家族の形。
    それは年齢を重ねることで変化していく…
    さらには女性の肩にのしかかる親やパートナーの介護、死別。
    家と家族、老後の問題等々。
    家族の変化は「家」の変化でもあって。
    深刻な問題を重松節で優しく届けてくれる一冊だった。

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    2024年01月18日
  • みんなのうた

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    三浪して梅郷にかえってきたレイコさん。
    田舎から東京に出たことで、比較しながらも田舎で生活し周りの人からも刺激を受け価値観が変わっていく。

    田舎特有の、距離感が近くてウザったい感じも、そのお陰で安心感のある居場所になりうる感じも「田舎あるある」だなとほっこりしました。
    田舎って狭くて個人情報筒抜け窮屈コミュニティだけど、その辺は書いてないからちょっと都合いいなと思ってしまった。

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    2024年01月12日
  • 季節風 冬

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    冬らしい少し切ない、でもちょこっと心が温まるお話が盛り込まれていました。

    なかでも、バレンタイン・デビューが少しクスッと笑顔になれるほんわりあったかいお話でした。


    冬の散歩道も、
    何気ない日常でも受け取る側(おかれている状況)によって、とても意味のあることや生きる力になったり違う意味をもつのがとてもおもしろいなと。

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    2024年01月08日
  • ルビィ

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    自殺した売れない作家ダザイは、同じく自殺した少女ルビィと出会う。7人の死ぬ運命にある人を救わないと天国に行けないという。ダザイは、ルビィの魂を救う旅に付き合うことになる。

    なんだか不思議な設定。死ぬ運命にある人たちも、シビアな人生。読み終わって救いを感じたかというと??という感じだった。

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    2024年01月07日
  • きよしこ

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    吃音の少年のお話。少し苦しくてとってもあったかい。重松さん、子どもの心情を描くの本当に上手。あの頃わからないなりに考えてた世の中の難しさとか、わだかまりとか、やりきれなさ悔しさ嬉しさ、全部思い出しちゃう。
    きよしの周りは優しい人が多かったけど、現実は優しいばかりではなくて、それでもきよしの根が優しいから、苦しさをたくさん体験してる分優しいから、いろんなこと諦めてきたから優しいのか、わかんないけど、きよしの視点が優しいから全編通してあったかかった。
    「乗り換え案内」が一番好き。

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    2024年01月03日
  • みぞれ

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    どこかで、どこかの家で起こりっていそうなエピソードが散りばめられている。短編集なので、すぐその世界に入れる。そして、読んだ後じんわりする…少し時代が古い感じがするが、それがいい。

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    2024年01月02日
  • 見張り塔から ずっと

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    暗い小説である。
    救いの光が全く見えない、そんな小説である。
    三つの作品に出てくる家族は、現実にいそうな家族だったり、いなさそうな家族の両方が存在する。
    それがイジメだったり、子供を幼くして亡くしたり、夫のモラハラ?だったり…。
    いや、モラハラと一言で断じ得ないのが陽だまりの猫かもしれない。この作品だけは、他の二作品とは少し違う毛並みである。
    しかし、重松さんって疾走の時もそうだけど、暗い小説を書かれると、読者である自分自身も闇堕ちするから要注意である。

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    2023年12月28日
  • 定年ゴジラ

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    作者はおやじ殺しだ。おやじの機微に触れる数々の場面と交差する思い。読みながらつい相槌を打ってしまう私。
    一般サラリーマンの多くは、会社勤めが終わると新たなコミュニティで自分の在り処を探すことになる。いわゆる第二の人生のスタートなのだが、コミュニティの最小単位である家族からしてなかなかに厄介だ。
    家族を想い、がむしゃらに頑張ってきたはずなのに、気付けば家族の輪から疎外されてる感ありあり。周りに悪気がないから始末に困る。することもなく家でゴロゴロ、行くあてもなく外をブラブラ。
    定年おやじの背中から漂う哀愁は、身の置き場を探し求める心の放浪の象徴だ。

    定年ゴジラ達が踏み潰した我が街のジオラマはこれ

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    2023年12月26日
  • 星のかけら

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    生きているってどういうことなんだろう?
    なんのために生きているんだろう?
    そういうことを考え始めたのはいつだったか。

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    2023年12月21日
  • 小学五年生

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    小学五年生。
    私にとっても特別で色んなことが変化した
    年だったような気がする。

    この本を読んでいると私の中にもまだ
    小学5年生の自分がいるような気がして…。
    良い時間が過ごせたー♡

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    2023年12月21日
  • ニワトリは一度だけ飛べる

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    ネタバレ

    ちょっと気になる書き出しから始まり、とても読みやすくてサクサク読めた。
    イノ部屋に送り込まれた酒井裕介の仕事の感じ(出来なさ)とか、家族の悩みがリアル。

    「オズの魔法使い」をなぞらえて進んでいく辺りがやや寓話っぽすぎるようにも感じました。

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    2023年12月19日
  • カモナマイハウス

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    妻の美沙は両親の介護終えて
    鬱っぽい
    息子のケンゾーは昔は戦隊ものに出演
    今はひっそりと地方公演をする
    将来に心配あり
    アラ還の主人公の孝夫は
    多摩エステートサービス(不動産会社)
    空き家ビジネスをしている

    家族ができて
    家を建てて
    仕事や子育てに励んで
    その先は子供が巣立ち
    ローンが終わり
    自分達の親の介護、看取る
    てばなすことが増える熟年世代
    「ロス」な心の整えかた
    ほろ苦く温かくくすりと笑える

    誰にもくること
    笑って悔いなく過ごせたら幸せ

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    2023年12月17日
  • 小学五年生

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    小学五年生が主人公の話ばかりを集めた短編集。どれもとても詠みやすいし、5年生って確かにこんな感じだったな、特に男子、とかいろいろ思う一方、基本的に子どもが主人公の話というか、学校生活がメインの話が、自分はあまり好きではないんだな、と別の気づきもあったり。ピュアな気持ちで読める人に読んでいただきたい。

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    2023年12月10日
  • 定年ゴジラ

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    少し前の昭和のお父さんが仕事を定年で引退した後のお話。
    出てくるお父さん達皆さん60で引退されてて現在からすると、ある意味羨ましく思える時代。
    仕事一筋で生きてきた人たちの哀愁を感じます。
    お父さんファイト!って思いました(╹◡╹)♡

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    2023年11月22日
  • たんぽぽ団地のひみつ(新潮文庫)

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    重松清の長篇作品『たんぽぽ団地のひみつ』を読みました。
    『赤ヘル1975』、『流星ワゴン』に続き、重松清の作品です。

    -----story-------------
    団地をめぐる冒険が始まった! 
    幸せすぎる結末が待つ、家族と友情のミラクルストーリー。

    取り壊しが決まった団地に暮らす祖父を訪ねた六年生の杏奈。
    そこはかつてドラマ『たんぽぽ団地のひみつ』のロケ地だった。
    夢の中で主演の少年、ワタルくんに出会ったことをきっかけに、杏奈と祖父、そして住民たちは、団地をめぐる時空を超えた冒険に巻き込まれて――。
    大人たちが生きた過去への憧憬と、未来へ向かう子どもたちへの祝福に満ちたミラクルストーリ

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    2023年11月18日