重松清のレビュー一覧

  • さすらい猫ノアの伝説

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    児童書みたいだな。と思いながら読んで、あとがきを読んだらやっぱり児童書だった。
    2篇あって、わたしは転校生の方が好み。
    児童書だけあって読みやすくてほっこりした。

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    2020年09月17日
  • ファミレス 下

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    妻と生まれた子供のために、手料理を学んだコージー。
    大怪我を負った母が不倫をしていたことにショックを受けるドン。そんな彼は自分を鼓舞し、大好きな母やみんなに手料理を振る舞うことで、離れ離れになりそうな家族の危機を救った。
    長年別居していた桜子に離婚を宣言された一博。
    最後に最高のおもてなしをするため、全国各地で最高の食材を探し求め、最高の料理を作り、元妻をねぎらった。

    誰かの為に作る料理は、特別な味がするらしい。
    それぞれの家庭には、家庭の味付けがあるように家族のあり方も様々だ。
    落ち着くところに落ち着いた形。納得いくかいかないかは、読んだ人の感覚次第だと思う。

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    2020年09月16日
  • ファミレス 上

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    傍若無人な振る舞いの非常識なエリカ先生とその娘ひなたちゃんの振る舞いには驚かされた。
    一博は家を二人に乗っ取られたが、大の大人がこんな弱腰でいいのだろうか?
    嫁が逃げた気持ちもわからないでもない。

    ファミリーレストランを略してファミレスだが、ファミリーレスとも取れるという内容。
    家庭の冷めきった様子は見ていて心が痛くなってくる。そんなに父親を邪険に扱わなくても…と同情すら沸く。

    それでも中学生の絶妙な精神年齢とその行動の中に、重松さんらしい着眼点があって流石だなと思った。

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    2020年09月14日
  • 疾走(上)

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    人殺し、差別、ひとり、ぬくもり・・・、そんなテーマかなと思いつつ、下巻に移ります。重松清 著「疾走(上)」、2005.5発行、400頁。

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    2020年09月14日
  • ロング・ロング・アゴー

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    ネタバレ

    子どもの頃の気持ちを思い出す短編集。小学生になったら、一人前の人間として接しないといけないなと思った。

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    2020年09月09日
  • さすらい猫ノアの伝説

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    忘れている大切なものを教えて去って行く
    さすらいの猫

    忘れている大切な事。
    大人になっても変わらないくらい根本的な大切な事を
    改めて思い出させてくれた1冊

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    2020年09月06日
  • 疾走(上)

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    ‪心の奥底の闇を吐き出すような表紙。感想を書くのも辛くなるような、重いテーマが次から次へと重なり読後感は深く重く残る。読んでる時は重く暗い気持ちになっていくのに、読む手は止まらない。堕ちる時はとことん落ちてしまうのか。全て背負って行って希望を残していったのかな

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    2020年08月26日
  • 一人っ子同盟(新潮文庫)

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    昭和40年代くらいの話だろうか。兄弟がいるのが当たり前というか、一人っ子が珍しかった、そんな時代の話。
    それぞれが複雑な事情を抱えている一人っ子の男の子と女の子。その交流というか日常を綴っているんだけど、何か大きなうねりというか事件が起こるわけでもなく、淡々と、むしろ陰陰鬱鬱と、もどかしいくらいに何事にも消極的な主人公という感じで、あまり共感できる部分はなかった。

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    2020年08月26日
  • ニワトリは一度だけ飛べる

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    ネタバレ

    ・主人公結局ポンコツ。こんな父、夫は嫌だ。結局全員不完全燃焼
    ・全体的にテンポは良く短いので一気に読めた
    ・主人公の心の声がクサイ
    ・オズの魔法使いのストーリーを思い出した。黄色人種
    ・色々学べる単語が多かった
    ・設定が薄くて都合よく繋げてるように思えた
    ・キャラクター特に好きになれる人種いなかった

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    2020年08月24日
  • おじいちゃんの大切な一日

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    特定企業からのリクエストで作られた家族向けの本だとか。子供向けの絵本のような体裁を取っているが、大人でも心ほっこりだ。

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    2020年08月21日
  • 定年ゴジラ

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    戦中世代が高度経済成長期においてニュータウンに家を買って、猛烈サラリーマンとして成長を担ったあと、定年で一気に居場所を失ってしまったが、同じ定年仲間や家族との日々の中で試行錯誤しながら居場所を見つけていく、という感じの話。
    なんか時代設定古くない?と思ったら、実際古いんですね。90年代に書かれた本でした。定年やってきて一気にやることなくなる、というのは多少労働市場の流動性が出てきた今でもままあることだと思うけれども、インターネットやSNS、スマートフォンがここまで浸透してくると、朝起きてさて何しようかとポツネンとする人は少なくなってきてるのではないかとも思います。それでソシャゲにはまってもどう

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    2020年08月09日
  • 娘に語るお父さんの歴史

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    今日から夏休み☀️
    と言っても遠出するわけでもないので、またまた読書が進みそうです^_^

    度々読みたくなる、重松清さん。

    お父さんが、15歳の娘に、生きてきた時代の日本の歴史、時代の変遷を語る。
    薄いのでさらっと読める一冊。
    中学生に向けて書いたの本なのかな?日本の直近の歴史が学べるし、会話調になっているので若い世代も読みやすいと思う。

    ほっこりあったかく、押し付けがましいわけでなく、為にもなる情報が得られる一冊です。

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    2020年08月07日
  • ニワトリは一度だけ飛べる

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    ネタバレ

    中盤の三章あたりまでは、次の展開が非常に気になり、のめり込むようにページをめくっていたが、終盤の展開がドタバタになり、駆け足でまとめ始めたように受け取れた。

    特に中川の扱いが終盤、雑になったように捉えられたのも少し残念ではあった。

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    2020年06月26日
  • 舞姫通信

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    「人は誰でも気づかないうちに自分の人生のラストシーンを始めている。それがいつからなのか、いつまでなのか、分からない。二十歳で死んだ人にとっては十七歳はすでに晩年だったのだと。ラストシーンの始まりも終わりも全てが終わったときでないと決められない。でも、ラストシーンが始まっているのかもしれないとはいつも思っていてくれ」

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    2020年06月06日
  • 空より高く

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    廃校になる高校の最後の生徒たちの平凡な省エネ生活は、熱血中年教師の赴任によって一変した。きっと何か始めたくなる、まっすぐな青春賛歌。
    人生の充実を感じることのひとつは、明日のために今日があるということ。目標があるから為すべきことをやるってのは大切なこと。最後の生徒たちが目標を自ら発見して活動する姿は、微笑ましく美しかった。「レッツ・ビギン」…時代は移り変わっても、大切なことは変わらない。

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    2020年05月14日
  • みぞれ

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    「本社の課長に選ばれたんじゃなくて、リストラ社員に選ばれなかった。オレはお前の代わりになれない。だけど、お前はオレの代わりにいつでもなれる」
    積極的推薦なのか、消去法なのか。選ばれたという事実だけで一喜一憂してはならない。

    「父は強いふりをした弱い人だった」

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    2020年05月13日
  • 定年ゴジラ

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    「脳裏にいまだ鮮やかな光景も、薄れつつある場面も、忘れてしまったことすら気づかない出来事も、全部含めて暮らしを紡いできたのだ」

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    2020年05月12日
  • きみ去りしのち

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    「怪我や病気を治す、つまり命を救う医者と、痛みや苦しみを取り除いて安らかに命を閉じさせる医者とでは、求められる役割が違うのだろう」

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    2020年05月10日
  • ブランケット・キャッツ

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    2014年に飼い猫が死んじゃてから家人から再び猫を飼おうという話は出てこない。みんなミルクのことが大好きだった。実はオイラは猫を飼いたい。ギクシャクしている家族に光がほしい。よく考えてみると家がゴミ屋敷化したのは、家族のそれぞれが自室にこもるようになったのは、ミルクがいなくなってから。
    やんちゃで迷惑や心配をかける猫だけど、それがみんなをやさしい気持ちにさせてくれていたんじゃないかな。
    この7編の物語に登場する猫たちもそれぞれの環境の中で温もりと光を与えてくれる。猫ってホントは人間の言葉を理解してるんじゃないか、って思わせるところがあるけど、理解してるのかも。
    「身代わりのブランケット・キャッ

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    2020年05月02日
  • さすらい猫ノアの伝説

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    小学校時代の転校生は、クラスの子にとって一大事が起こるほどの変化だったのを思い出す。
    二編目の子どもの描写は、特に頷けるところが多かった。

    ほっこりした気持ちにしてくれた。

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    2020年04月18日