重松清のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ほっこりする作品。描写が細かく、単身赴任中の心情がかなりリアル。全体に癖になるような引き込まれる感じはないけど、かわいいなーとさくさく読める作品。観覧車が素敵なシンボルとして扱われていて、観覧車に対してここまで考えられるなんてと思いました。
・チケットをバッグから出した。「こうなっちゃうんじゃないかなって、思ってたんだ」アヤはそう言って、泣き笑いの顔になった。
→なきむし姫が自分の涙のためじゃなくて、結局哲也の涙のためにもう一枚チケットをとっておいたのかと思うと、どれだけ愛しているか、どれだけ彼を理解しているかが伝わる描写。
自分ではなにもやらずに解決したいってのは、ウワサ話や陰口だけで誰 -
Posted by ブクログ
重松清は知っているけれど、鶴見俊輔という哲学者を私は今まで知らなかった。
教育、家族、友情、老い、師弟。
斬新な答えが出て来るテーマではない。
けれど、鶴見氏の圧倒的……なんだろう、人柄?
時代を渡り、多くの人を見つめてきたその人物がよく現れている、素敵な対談集だった。
弱みを見せて、余裕を持って、向き合っていく。
けれど、例えば挨拶のようなカタチを軽んじない。
そういうところが、いいなと思う。
その中で育つ人物とは、点数が取れるわけでも、一番でなくても、何かを為すのだろう。
そのことに、価値を見出さなくとも、いつも我慢が効かなくなって不安になる。
そんな自分への処方箋にもなった。 -
Posted by ブクログ
世代は少し違うが、いちいち頷きながら読んでいた。薄く、父娘の会話形式で進められるので、易しくて読みやすい。
幸せの定義は人それぞれだけど、次の世代に幸せになってほしいと願う気持ちは皆持っていると思いたい。
あらすじ(背表紙)
「お父さんの子どもの頃って、どんな時代だったの?」15歳の娘からの問いを機に、父は自分が育ってきた時代の「歴史」を振り返ることに。あの頃、テレビが家庭の中心だった。親たちは「勉強すれば幸せになれる」と信じていた。宇宙や科学に憧れ、明るい未来へ向かって全力疾走していた――。そして、父が出した答えとは。明日へ歩み出す子どもたちへ、切なる願いが込められた希望の物語。
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