重松清のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
このごろ良く言われる若者の「キれる」って言葉。キれる若者。親としても人事じゃないですが、その「キレル」ってことについてエイジは凄く考えはじめます。
実生活でもテレビをつければ少年犯罪の報道を見るわけで、妙にリアルに感じるかと思うと「そんな風に思うこともあるのか」と重松さんなりの着眼点に面白さも感じます。
んが、最後まで読んで思ったことは「良くわからない」でした。エイジの考えることが多すぎて、んでもって答えが出たような出ないような。私は大人ですが、やっぱりいろいろ些細なことから考えるわけで、そうすると考えるけど答えの出ないことの多さにクラクラするわけです。だから、答えが出たような出ないようなっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ「リビング」は短編集となっています。
子どもを持たない選択、不倫、略奪婚、本家と分家の力関係、シングルマザー、離婚…家族には人には言えない
複雑な事情、というものがとても多く関係するものかもしれません。
私自身もやや?複雑な家庭環境で育ってきたところがあるので、両親がいて、居れば兄弟や祖父母が居て、
実家が二つあって…というたくさんの親戚関係というものはピンと来ない部分があります。でも、割りきった
というか、それでも幸せだなと思うことのほうがこれまで多かったので、二人の父親には感謝してます。
どちらかといえば生みの親よりも育ての親の方が影響受けたし、有り難いと思ってます。
12の短編はどれも -
Posted by ブクログ
題名の通り、単身赴任しているサラリーマンの生活を、重松氏がたずねて歩くノンフィクションのルポだ。
会社組織の一員として働くというサラリーマンの場合、常に人事異動は避けて通れない。
そして社命というのは、普通は断ることはできないものだ。
もちろん、人それぞれのライフスタイルは近年変化している。
勤務地をある程度選択できたり、自宅通勤限定のような社員制度を持っている企業も増えた。
しかし、たいがいの場合は賃金格差や昇格に上限のようなものがある。
一概にどちらがいいのか判断が難しいところだ。
この本に登場する単身赴任のサラリーマンたちは、実にネアカだ。
皆、自分に与えられ
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