重松清のレビュー一覧

  • おじいちゃんの大切な一日

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    小学生向けの児童書だが、この3月の東日本大震災がなければ世に出なかったものと聞く。(詳細はあとがきに詳しい、、、)

    お話は、小学5年生の女の子・エリカが、父親に言われておじいいちゃんのお家を一人で訪問するところから始まる。父親・母親より一日早く送り出された訳は、翌日早くにおじいちゃんと一緒に会社へ出かけるためだった、、、

    その日、定年を迎える工場労働者のおじいちゃんの職場訪問で、エリカが発見するさまざまな気付きがお話のポイント。ロボットやどんな精密機械でも、仕上げの最後の最後の部分では、五感を駆使した人間の研ぎ澄まされた勘に頼らざるを得ないことを知って、エリカは驚く。

    そして、その工場の技術者の頂点を極めたおじいちゃんの働く姿、そして尊敬される姿に感動するのだ。
    重松さんらしい、盛り上げ方で心憎い演出が涙を誘う。

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    2011年07月31日
  • みぞれ

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    すごく言葉巧みな人だなぁということが、悪い方面を使って言い表していることも含めてわかる作品。

    短編集です。
    30pくらいのものと、60pくらいのものが11篇収められています。

    あとがきで重松さんは、どの作品から読んでも良いと書かれていますが、
    僕は初めから順繰り順繰りと最後まで読んだのでした。
    読んでいて読みやすいのだけれど、ちょっと軽すぎやしないかという感想。
    読んでいる最中に文章にひっかかるところもなくすらすら読めすぎる。
    そして、言葉はうまいのだが、作品中のテーマとか、諸所の問題の解決が
    簡単すぎるように読めた。

    さらに、「望郷波止場」という作品では、
    マスコミの悪趣味さ、面白ければいいんだという方向性の醜悪さを
    感じさせられ、その描写がすらすらと書かれているものだけに、
    その中で真面目でしっとりとした部分が中盤にでてきても、
    読み手として咄嗟の反応ができず、嘘寒く感じてしまい、
    それどころか、どうとでも書けることに対して「言葉がうますぎる」と
    怒りさえ感じるくらいでした。とはいえ、その後を読むことで
    怒りは収まり、まぁ良かったかなという感想を持つことになるのです。

    しかし、ほんと、週刊誌とかをほとんど読まないし、テレビ業界の
    考え方っていうのを知らないのだけれど、こういうのを読んで知ってみると、
    とにかく、良いか悪いかは別として、物事の筋は通すらしいんです。
    こうだからこうだ、っていう感じでしょう。
    そういう理屈だか屁理屈だかに依拠している気持ちじゃないと、
    テレビマンは精神面がひずんでくるんだと思われます。
    そうやって、正気を保っているフシがある。
    なんたって、やってることは醜悪だったりしますから、
    その醜悪さに目を向けて凝視することなどできないのでしょう。
    その方法論のほうに目を向けて重視するという、ある意味、焦点のすり変えを、
    人間の、人間性防御の本能によってやっているんだと推察します。

    なーんてさ、素人が、わかったようなことを書くと、
    生意気だ!とか言われるんじゃないだろうか。
    まぁ、テレビ業界を知っているわけじゃないので、本当に推測でしかないんですけどね。

    そんなわけで、この短編集を読んでいて、軽すぎるとか醜悪だとか
    感想を持ちながらも、習慣と、貧乏性なのと、作者への礼儀だと勝手に思っている性分ゆえに
    最後まで読み終えたわけなのですが、最後の2篇はけっこう好きな作品でした。
    あぁ、最後にはちゃんと良い気持ちにさせてもらえるのだな、という感じ。
    全体としては、本当に、どうしようもない人間、いらだたしい人間が数多くでてきます。
    だけれど、それが人間なんですねぇ、そういうのがいるのが社会なんですねぇ、
    フィクションの中で、そういった彼らの特徴を精妙に捉えていて、
    それを足がかりとして、そういった性向の困った人間を分析する手立てになったりもします。
    …とかって、これ、悪用ですね。
    分析というか、彼らのことを考えてみる機会とヒントが与えられるわけですよ。
    困ったちゃん達がのさばってちゃ楽しくないのでね、そういう人たちと精神的に対抗しうるための、
    彼らと対峙する予行練習みたいな意味合いが読書によって得られるのです。
    この本の物語の中では、そういった困ってしまう人々との付き合いの中で、
    ただただ苦笑するほかないタイプの人たちがいて、それがまた美しかったりもします。
    そうするのが性に合うか合わないかは、人によるのでしょう。

    面白かったか面白くなかったを言えば、
    不快でもあり感動もする、きれいごとときれいごとじゃないものが
    混じった短編集と評するところです。
    興味のある方は、余裕のある方は読んでみるといいかもしれません。

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    2025年06月15日
  • くちぶえ番長

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    子供にもわかる簡単な文章を使って、なかなか他の人には言い表せないようなことを表現してしまう重松清さん。雑誌小学4年生だか5年生だかに連載された作品だそうです。

    これは雑誌『小学四年生』に連載されていたもので、
    加筆修正してまとめなおした作品らしいです。
    語り手である作家・ツヨシが自分が小学4年生だったころの
    同級生・「くちぶえ番長」のことを思い出して書いた
    ということになっているのが今作。
    小学生が、自分と同じ目線の主人公と、
    その目線で展開される世界に本当になじんで読めるものかはわかりません。
    「こんなに子供っぽい考え方はしない」
    っていう子もいるだろうし、
    「僕よりも大人びているな」
    と感じる子もいるかもしれない。
    僕の感想ですと、子どもといえど、もう少しずるい考え方をしているさまを
    描いたほうがリアリティがあると思ったのですが、
    そこまでリアリティを求めてしまったことによって
    失われるものを考えたら、それはそれで、
    この作風で良かったのかなぁという気がします。

    僕もそうでしたが、男勝りで活発で明るい女子には
    惹かれる人は多いんじゃないでしょうか。
    そんな男子と女子の初恋の物語でもあります。
    そして、随所に、じわっと涙が浮かんでくるような
    掛け値なしの友情とか思いやりとか勇気とか愛だとかが
    配置されています。
    そういうのが、読んでいて、作為的だなって感じないのが
    重松さんのすごいところ、
    あるいは僕の鈍いところなのかなって思います。

    大人が読んでも十分面白いですが、
    本来は小学4年生のための本ですから、
    難しい言葉もでてきませんし、
    難しい抽象的思考をしなければいけないところもありません。
    でも!
    またいいますが、重松さんのすごいところは、
    簡単な言葉でちゃんと深いことを表現してしまうところです。
    今まで読んだ中で覚えているところですと、
    中学生を主人公にした『エイジ』とか
    成長に合わせて様々な年代の子どもを描いた『きみのともだち』
    だとかが素晴らしかったです。
    特に後者は大のお気に入りの作品で、
    そのうち読みなおそうと思っています。
    そういう表現力が、今作にも感じられます。
    そして型にはまらない言葉づかいは僕も見習いたい姿勢。

    読後感はすっきり切ない。
    主人公や4年一組のみんなと一緒に読者も、
    「くちぶえ番長」に親しみや思い出さえも持つことになる。
    大事な仲間が本の中にいる。そんな気持ちになります。

    さらっと、何か簡単なんだけど、内容もある小説を読みたいなぁ
    という人にうってつけです。

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    2025年06月15日
  • 疾走(下)

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    下巻で地の底まで気持ちが墜ちました。

    この物語は、「僕」などの一人称や「彼」などの三人称ではなく、
    「おまえ」という二人称で語られる珍しい形式でした。
    読んでいてなれなかったんだけど、「おまえ」というように
    語られることで、ぐっと主人公の気持ちや行動なんかを突きつけられる
    感じがしました。そして内容もどんどん重くなっていく。悲惨です。
    物語のなかにも出てくるんだけど、「運命」に翻弄されるんですよねぇ。
    この読後感もなかなか落ちさせられるものでしたよ。ははは…。
    重松清という人は、本当にその登場人物の知的レベルや年齢に合わせて
    思考や会話を繰り広げているなぁという印象を受けました。
    妙に大人びた思考や会話をしないぶん、小説のキレみたいなのが幾分
    失われるかもしれないけど、そのへん丁寧に現実感をもたせようと
    しているんじゃないかと思わせられます。子どもがいうことは子どもがいうように。
    大人がいうことは大人がいうように。そのへんの切り替えというか、
    キャラクターの多様さにすごいなぁと思わせられました。

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    2025年06月06日
  • 舞姫通信

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    ネタバレ

      暗い。そして重い。最初のうちはよかったものの、読むにつれて読むのがどんどん辛くなっていきました。けれど、いろいろと考えさせられることが多かったです。

      逃げ道としての自殺ならわかるけど、理由もなしに "なんとなく" 死んでみたいというのは、どうなんだろう。生とはそんなに軽いものでしょうか。

    「人はいつでも死ねる」
    繰り返しでてきたこの言葉、確かに理屈ではそうだろうと思う。でも、死ぬってそんなに簡単なことじゃないと思うんです。この言葉を唱える人たちの中のどれほどが死に直面した時にそれを受け入れることができるのだろう。

      私が何よりも怖かったのは、自殺よりも無気力に生きることでした。
    生きる意味も見つけられないけど、死ぬ意味も見つけられないから生きている。それは、本当に生きていると言えるのでしょうか。救いが見えない気もしました。生きる意味を言える人なんてそうそういないだろうけど、それでも生きていて楽しいと思えればそれで十分じゃないのかな・・・。

      最後の、祈りにも似た舞姫通信で少し救われたかもしれない。他の人が自殺をする権利は奪えないけど、私も好きな人たちにはできるだけ長く生きていてほしいと思います。

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    2011年09月14日
  • エイジ

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    ネタバレ

    初めて、重松清さんの本を読みました。単純に良いとか、悪いではなく、良いも悪いも含めた、中学生の心理を上手く描写していると感じました。
    悪い世の中であっても、それが今の世の中。では、その中で、どう生きていくのか。心の深い部分に問いかける内容だと思います。

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    2011年06月27日
  • 愛妻日記

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    またまた重松さん。
    しかしこれは今までのアットホーム系から一転
    官能小説(短篇集)です。(ある意味アットホーム)

    多勢と同様、重松清がこの物語を書いたからこそ、
    生きる作品でしかない。

    話の内容はどれも同じテイスト
    夫婦間、家族間の官能をえぐり出す内容。
    だから、官能小説集としてはなんだか足りない。

    わたしとしては、
    別のテーマの短篇集に
    このうちの一つだけ混ざってるとか
    一作品だけの本になってほしかった


    この作者である意義にあやかり
    ☆みっつ

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    2011年06月02日
  • 見張り塔から ずっと

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    家族を題材にした3編からなるオムニバス。
    重い、救いがない…
    読んでいてとても嫌な気分になる。
    でも最後まで読んでしまった。
    さすが重松清氏!

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    2011年04月07日
  • 舞姫通信

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    【本の内容】

    話は、主人公の就職先の女子高での初日、舞姫通信なるプリントがクラスのゴミ箱に山積みになっているところを主人公が気づくところからはじまる。

    そして、この舞姫通信は、この学校で自殺した生徒を元にした作成物だと言うことを主人公は知る。

    舞姫通信を知った日に主人公は五年前に自殺した兄の彼女であった大手芸能会社の社長令嬢の佐智子に今度デビューさせようと思っているという高校生ぐらいの年齢の少年の写真を見せられる。

    ただ、そこに写っていた少年はタレントというのには今一つ冴えない。
    しかし、この少年には人の興味をひく過去があった。。。

    ストーリーはこの少年と舞姫通信、主人公を軸に進んで行く。


    【評価】

    最後の舞姫通信、城慎吾の発言には非常に気づかされることがあったが、ストーリーとしては人間関係がごちゃごちゃ絡みすぎて、ポイントが分かりにくかった。

    佐智子と主人公の関係はもう少しシンプルで良かったと思う。

    また、佐智子が破天荒過ぎて理解できなかった。

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    2011年10月02日
  • 青春夜明け前

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    青春男子の実像録。
    何というか、中学生の男の子って
    こういう事ばっかり考えてたんだね~
    読んでたら、アホくさいと思う反面
    ニヤニヤしながら読んでる自分がいました(笑)
    男性だったら、共感しちゃうかな?^^

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    2011年02月08日
  • 舞姫通信

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    テーマは自殺。
    『人は死ぬことができる』
    うん、確かに。自分で自分の終わりを決めてもいいよね。
    わたしは自殺をするつもりないけど…

    読み終わってもなんかすっきりしないけど…『自殺はだめだ!!』って熱血教師みたいに言う本よりは好きかな。

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    2011年01月27日
  • 世紀末の隣人

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    こればっかりは賛否両論仕方ない。
    中途半端な私は星三つという軟弱者。
    でもどっちかっていうと反対意見。
    しかし、読み物としてはとても興味深い。

    足し算の原理はあたしもそうかもしれないなあ。
    そうだよね、単純に「増える」とかそういうことじゃないよね。

    でもなあ、これ「重松清」っていう優しいルポライターの憶測でしかないんだよなあ。
    そうなのかもしれないけど、そうじゃないかもしれないよね。

    別にこの人だって庇ってるわけでは決してないんだろうし、あくまでも客観的に、あんまり見ない角度から事件を見るっていうコンセプトなんだろうけど。

    でも被害者家族はたまんないだろうな。

    あたしも決して加害者をかばうわけではないけど、悪いことっていうのはわかってるけどどうしようもないときっていうのはあるんじゃないかと思っている。

    だって人間って言うのは自己中なものだし、そうじゃなきゃだめだと思う。

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    2011年01月31日
  • 舞姫通信

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    ゴールが最終目的なら
    死ぬために生きる
    生まれたときからラストシーンに向かってスタートしている
    その通りだけど
    しあわせと思うとき位、しあわせのために生きてると思う人生のんがいい

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    2011年01月20日
  • 季節風 冬

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    重松さんらしい、ちょっと心温まる小品集。
    どのお話も良かったけど、今回は一人で帰省中の電車の中で読んでいたので、サンタ・エクスプレスに、ジ~ンときたかな~
    重松さんとは同年代のはず。だからかな~共感するわ~

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    2019年01月16日
  • 舞姫通信

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    重松清初期の作品。テーマは重くなんとなくすっきりしないおわり感がある。『自殺』を取り扱うにはもう少し煮詰める必要があったんじゃないかと思うところも。初期ということでなるほどという感じかな。引き込まれるのに時間がかかった。

    10/10/2

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    2010年10月03日
  • 山口瞳「男性自身」傑作選 中年篇

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    どうゆうわけか家にあったので読んでみました。
    昭和戦中派のエッセーって感じで、あはぁって感じでなんか懐かしい日本人の姿が描かれています。

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    2010年09月05日
  • 世紀末の隣人

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    家族や教育などを中心に執筆している著者が、社会問題、とりわけ家族が絡む問題、にスポットを当て、ルポを書いている。
    新聞やニュースでの取り上げられかた、とは異なっているのは間違いない。異なっている、といいうよりは一歩踏み込んでいる、といったほうがいいかもしれない。
    一つの事件に対する視点が変わります。

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    2010年08月27日
  • 愛妻日記

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    重松清の官能小説。といっていいね

    じつにこれヘンタイです。
    とくに童心?だっけ?ホワイトハウス?
    手錠かけるやつ。変態サクレツです。

    読みたい人はどうぞ。笑

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    2010年08月20日
  • セカンド・ライン エッセイ百連発!

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    初めはおもしろかった。
    小説の背景になっている作者の考えていることがわかり、
    同世代の者として、共感できることも多かった。
    が・・・、エッセイはぶっ続けに読むものではないのかも。
    どんどんテーマが変わり、その変化についていけなくなってしまった。
    エッセイは新聞とか雑誌とかでちょこっと読むのがいい。

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    2010年07月15日
  • 愛妻日記

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    重松清の官能小説。
    『流星ワゴン』的な「読書感想文が書きやすそうな小説」を書く人だと思ってたから意外だった。

    「夫婦」が「家族」である所以みたいなものを突き詰めた結果、官能小説となりました、というもの。
    『流星ワゴン』でもそういうシーンはあったけども、嫌にじっとりしてたなあ、と思い出した。
    「子供」やら「生活」で繋がれている「家族」も、最初は「性愛」から始まったんだよ。
    「性愛」ってこんなに汚いもんなんだよ。異常なんだよ。ほらほら、見てみなさい。
    って感じだったよ。
    「家族」の小説を書き続けるために、って作者は語ってたらしいけど、まあ、わからんでもない。

    しっかし、重松清はむっつりとエロそうなおじさんだと思った(笑)。

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    2010年07月23日