重松清のレビュー一覧

  • 口笛吹いて

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    30代後半〜40ぐらいの男女が主役の短編集。久々の重松作品。最近警察ものばかり乱読していたので、ちょっとギャップが・・・。解説の嘉門さんが、いい味出してます。

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    2011年09月25日
  • オヤジの細道

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    夕刊フジ に掲載されていた重松氏のコラム。
    俗っぽい。親父臭い。
    でもそれが良い。くすっと笑える話が多い。

    鳩の被害からハト型社員の話のくだり、ギクッとしました。
    後始末が自分でできる人になろう。

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    2009年10月04日
  • かっぽん屋

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    表題作を含むバラエティに富んだ短編集。
    思春期の少年たちの性への関心をユーモラスに描いた表題作,
    まだ著者が田村章名義で小説を発表していた頃の作品,
    その頃の作品を加筆改稿した作品などが,
    A面B面に分けて収録されているお得な1冊。
    巻末には直木賞受賞時のインタビューなども収録され,
    著者の作品に対するスタンスなども垣間見ることができる。
    個人的には「かっぽん屋」,「デンチュウさんの傘」が良かった。

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    2009年10月04日
  • 哀愁的東京

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    重松氏のライター経験が基になっているのでしょうか。短編集とするなら、一編の量がやや短い気がしました。各々の編のストーリーも、ややハッピーだったのか、やや不幸せだったのかどうなのか。相変わらず良い作品とは思うのですが、やや消化不良気味でした。

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    2011年09月25日
  • オヤジの細道

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    「夕刊フジ」に連載されていたエッセイを1冊にまとめた本。
    オヤジ世代の筆者が,同じくオヤジ世代の読者に向けて,
    「ゆっくりがんばれ」のメッセージを込めたエッセイを書いている。
    親しみを込めた口語体で書かれた文章に笑わされ,励まされる。
    個人的には「ヤザワ記念日」,「ニッポンの優しさ」が良かった。

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    2009年10月04日
  • 世紀末の隣人

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    重松清どくとくの多摩地区重視。笑

    殺人事件とか
    人ごとに考えているけれど
    私の周り、私自身にいつ起こってもおかしくなくて
    起こる確率はいつも誰にでも一定なのかもしれない…と考えた本。

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    2009年10月04日
  • ニッポンの単身赴任

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    人生、何事も前向きに考えることが肝心と思いました。シゲマツさんは、こういうこまやかな心遣いの取材を怠らないので、地に足の着いたしっかりした作品を世に出せるのだなあと感じました。

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    2011年09月25日
  • かっぽん屋

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    【my room】重松清にしてはイマイチだった…(泣)まぁ、テーマも何もなく短編を集めただけの短編集だからそれも仕方ないか。ちなみに題名になっている「かっぽん屋」って一体なんだろう、ってお思いでしょうが所謂Hのことですよ。それを知った時には少しビックリ。収録作8作の中であえてお気に入りのもの、と言ったら「失われた文字を求めて」か、「デンチュウさんの傘」かな。この2つはどうにも重松清らしい。

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    2009年10月04日
  • オヤジの細道

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     おやじの悲喜こもごもの出来事をほのぼのと書かれたエッセイである。
     山科けいすけさんのイラストもいいな。

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    2009年10月04日
  • オヤジの細道

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    まさに同世代、関心も悩みもほぼ同じ。ラストの老眼鏡の下り(ずれ気味の眼鏡の上から上目遣いで見る目つきには訳がある!)には、先日ワタシもほぼ同じコトを発見したところだったので、ブルータスおまえもか;;と肩ポンな気持ちだった。しかしそれにしても、オヤジオヤジと卑下し過ぎじゃないの?40代前半はまだ全然守備範囲内って子多いと思うけど。あんまりへりくだるのは、実はまだまだ未練があることの裏返しなんじゃない?(意地悪)そういう意味では女性の方がもうなにもかも諦めた分、冷徹な視線を持ってるなあと思う。がんばれオヤジ、ワカゾーに負けるなヨ(笑)

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    2009年10月04日
  • エイジ

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    このごろ良く言われる若者の「キれる」って言葉。キれる若者。親としても人事じゃないですが、その「キレル」ってことについてエイジは凄く考えはじめます。
    実生活でもテレビをつければ少年犯罪の報道を見るわけで、妙にリアルに感じるかと思うと「そんな風に思うこともあるのか」と重松さんなりの着眼点に面白さも感じます。

    んが、最後まで読んで思ったことは「良くわからない」でした。エイジの考えることが多すぎて、んでもって答えが出たような出ないような。私は大人ですが、やっぱりいろいろ些細なことから考えるわけで、そうすると考えるけど答えの出ないことの多さにクラクラするわけです。だから、答えが出たような出ないようなっ

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    2009年10月04日
  • 明日があるさ

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    彼の小説は、親子の断絶、リストラ問題、いじめ、自殺など現代社会 が抱えている問題に直面している主人公が、最終的に問題から逃げるのでなく、真正面から向き合うようになるところで話を終えている。
     読者は、主人公に共感し、生きる勇気をもらう。
     「明日があるさ」は、重松清が、なぜこのような小説を書くようになったのかの種明かしをしてくれている。

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    2009年10月04日
  • 口笛吹いて

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    【内 容】
    この苦さを知ることが大人になることなのか……
    子供のころのヒーローに二十六年ぶりに会ってみたら……。
    切なくほろ苦い大人の邂逅を描いた表題作他、現代を見事に活写する四篇

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    2009年10月04日
  • リビング

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    ネタバレ

    「リビング」は短編集となっています。
    子どもを持たない選択、不倫、略奪婚、本家と分家の力関係、シングルマザー、離婚…家族には人には言えない
    複雑な事情、というものがとても多く関係するものかもしれません。
    私自身もやや?複雑な家庭環境で育ってきたところがあるので、両親がいて、居れば兄弟や祖父母が居て、
    実家が二つあって…というたくさんの親戚関係というものはピンと来ない部分があります。でも、割りきった
    というか、それでも幸せだなと思うことのほうがこれまで多かったので、二人の父親には感謝してます。
    どちらかといえば生みの親よりも育ての親の方が影響受けたし、有り難いと思ってます。

    12の短編はどれも

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    2014年09月27日
  • 口笛吹いて

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    「タンタン」

    私のファーストキスはなんて投げやりで、なんてあっけないものだっただろう。
    こんなに気まずくなるならキスなんてしなければ良かったんだ。

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    2009年10月07日
  • リビング

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    読みやすい、分かりやすい、あたたかい。
    それでいて軽いというわけでもない。
    人気があるのは分かります。つながった短編集。

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    2009年10月04日
  • 哀愁的東京

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    同じ人物を主人公とする、9つの短編から成る連作の小説。主人公の設定、作中の登場人物の設定、各短編の内容と結末、どれをとっても寂しい小説だ。最後には、その寂しさに主人公自身が気がつき、東京タワーの中で泣いてしまうが、それでも、泣いたからといって、その後、本質的に何かが変わることはなく、主人公は寂しいままなのだろう。重松清にとって、東京とはそういう街なのだろうか。

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    2011年07月25日
  • エイジ

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    ぼくの名はエイジ。中学の二年生。その夏、町には連続通り魔事件が発生し、その犯行は徐々にエスカレート。ついに捕まった犯人は、同級生だった―。
    主人公の内面の成長が巧みに表現された作品です。内容に割りにそこまで重くならないのは、エイジ&ツカちゃんコンビのお蔭だと思います。

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    2009年10月04日
  • ニッポンの単身赴任

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    題名の通り、単身赴任しているサラリーマンの生活を、重松氏がたずねて歩くノンフィクションのルポだ。



    会社組織の一員として働くというサラリーマンの場合、常に人事異動は避けて通れない。

    そして社命というのは、普通は断ることはできないものだ。



    もちろん、人それぞれのライフスタイルは近年変化している。

    勤務地をある程度選択できたり、自宅通勤限定のような社員制度を持っている企業も増えた。

    しかし、たいがいの場合は賃金格差や昇格に上限のようなものがある。

    一概にどちらがいいのか判断が難しいところだ。



    この本に登場する単身赴任のサラリーマンたちは、実にネアカだ。

    皆、自分に与えられ

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    2009年10月04日
  • 世紀末の隣人

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    重松清には珍しくルポタージュ。酒鬼薔薇の事件などを事件の表側からでなく裏側から踏み込んでいく作品。批判的な文体ではないのはやはり作家としての気質なのだろうが、それが逆に考えさせられる。

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    2009年10月04日