重松清のレビュー一覧

  • 世紀末の隣人

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     作家、重松清が事件現場を訪ね自分の目と周辺の取材を駆使し、事件のなぜに迫る。事件が起こる要因がどこにでも潜んでいるのならば、わたしたちは安心して暮らすことはできない。全ての事件に共通しているのは、どこでも起こりうることなのだといことなのだ。本の題名がそれを語る。

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    2012年10月17日
  • 哀愁的東京

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    絵本作家の進藤宏。「パパといっしょに」以来、新作がかけず、フリーライターで生計を立てている。取材で色々な人と出会い、自分の弱さを再確認していく。哀愁的東京、なんて寂しい、それでいて懐かしいような言葉。静かに静かに物語は続いていく。

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    2012年09月11日
  • 舞姫通信

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    カテゴリー分け不可能。舞台が高校なので一種青春物語だが、「舞姫通信」という主人公が勤める高校で過去自殺した生徒の友達(主人公の上司にあたる先生の娘さん)が書き始めた通信がキーワード。主人公が双子の兄側で弟側は数年前に自殺。主人公の死生観がテーマの不思議なシナリオです。

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    2012年09月08日
  • 送り火

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    人間の底暗い部分を見せつけられている筈なのに、
    強烈に惹きつけられる。不思議。
    いかにも身近に起き得るからですかね。

    救いのないショートショートみたい。

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    2012年08月21日
  • 哀愁的東京

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    ネタバレ

    比較的淡々とつづられている連作ですが、どこか物悲しくて、それでいて現実的。冬空が似合うような話。
    近代の世界は人と人との係わり合いもどこか薄くて、それが都会のど真ん中だったらより一層そうではないかと(田舎者だからか)感じる。「東京」という地を切り貼りしたらこういう作品になるのかな、と思います。東京のあくまでもほんの一部分だとは思いますが、華やかさと一緒に哀愁も住んでいるのだと語りかけられた気がします。

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    2012年08月20日
  • 舞姫通信

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    全く同じことを思っていた。
    「なぜ自殺はいけないのか」
    「自殺には死ぬ理由がいるのか」
    「生きる理由がないというのは理由にならないのか」

    あのときの自分にすすめたい

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    2012年08月20日
  • かっぽん屋

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    表題作はさわやかな?エロス。
    少年だった時期がないので共感とは違うけど想像通りの甘酸っぱさ。

    統一のない短編集。
    後半は世にも奇妙な物語風(実際に世にも~からの作品も)で面白い。

    「失われた文字を求めて」でゲシュタルト崩壊になりかけた。

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    2012年08月20日
  • 舞姫通信

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    自殺という思い問題に対してさまざまな視点を投げかける。かわすという方法もあれば、堂々と真正面から向き合い乗り越えるというスタンスもある。人それぞれに思いをめぐらし考察できる。

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    2012年08月04日
  • 青春夜明け前

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    小学生、中学生、そして高校生の青春の少し前の性に目覚め、そして友達関係を明るく、楽しく描いている。友情も大人になって見つめる過去には懐かしさも少しホロッとくるところもある。

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    2012年07月25日
  • 季節風 秋

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    安定の重松清。読むとなんとも言えない切ない、暖かい気持ちになる。老いた両親の話にはなんだか親近感がわいてくる今日この頃。。

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    2012年07月08日
  • 舞姫通信

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    ネタバレ

    自殺がテーマの話。

    割りと冒頭の

    『世の中に腹が立つ事ない?
    あなたもあなたの周りの大切な人も自殺しないとは言い切れない。
    誰だってみんなその可能性があるし、自殺されて取り残される可能性もある。
    そこのところをわかってて生きててよ。
    自殺しろなんて言う気はないけど、でも、
    ただヘラヘラとしているんじゃなく、ちゃんと考えて生きててよ。』

    って台詞が印象深かった。

    あとラストの

    『思い詰めて何が悪い?
    いい加減に生きてれば死ななかったというのか?』
    って所も良かった。

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    2012年07月08日
  • 季節風 夏

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    終わりの後の始まりの前が、たっぷり詰まった短編12編

    最後のあとがきで、夏という季節がいかに終わりというフレーズに相応しいかが書かられていて、少し納得。

    終わり=人が乗り越えていくもの。人の死も然り、卒業も然り。本作で印象的だった終わりは、死んだ兄の奥さんが再婚することによる、家族との別れ。一回家族になり、孫も出来ても、再婚することで赤の他人になる。嬉しいような、悲しいような。。。
    人はそれらを受け入れて、少しずつ変わっていく。変わっていくから人であり、人はみな変わっていく。

    死に関わるテーマが多いけど、なぜか身近に感じられるエピソードが多い。ストーリーに入りやすくて、読みやすく面白いで

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    2012年07月06日
  • かっぽん屋

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    重松先生の短編小説集。A面B面に分かれていて,B面には田村章名義で発表された作品もある。個人的にはB面のほうが面白かったかな。
    他の重松先生の作品があまりに感動的だからなのか,SEXの描写を見ると,嫌な気分になるんだよな~。

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    2012年06月14日
  • 明日があるさ

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    少年犯罪や家族、教育や少年時代の思い出などをテーマに描かれたエッセイ集。
    割とライトで楽しい文章で読みやすい。

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    2012年05月29日
  • 口笛吹いて

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    過去の英雄、過去の栄光。変哲もない今を生きる上で、それらのものがどう影響するのか・・・同じような年代を生きている自分と重ね合わせてしまう。結論をつけるのを急ぐのはよくないことと分かってはいるものの、どうやって生きていけばいいのか、よくは見えないのかも。

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    2012年05月01日
  • 季節風 秋

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    意図して、そのようにしているのだと思うが、この小説の作品はどれも歯切れが悪い終わり方のものが多かった。

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    2012年04月02日
  • 口笛吹いて

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    何か大事なものを喪失した時、人は動揺し不器用にごまかしながらも歩んでいく。切ないねぇ。
    「春になれば」に涙。

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    2012年03月07日
  • あの歌がきこえる

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    重松さんの作品は好きでよく読んでいたが、ちょっとした退屈感を覚え、読むのを休止していた。そしてこの本で復帰。
    久々に読む重松作品、やっぱりいいね!
    どことなく哀しみを含んだ物語、それが重松作品の特徴の一つだと思う。でもそれがラストには必ず心温まるお話に変わってしまうから不思議。
    そして今回の作品は、時代ごとにヒットした歌謡曲を混ぜ合わせてそれを物語にうまくリンクさせているのが面白い。吉田拓郎、さだまさし、南こうせつ・・・などなど。
    個人的には結構世代はズレるが、丁度親父たちが青春を過ごしたであろう時代の歌が、なぜかぼんやり、薄っすらと世代が違う俺にも共感と懐かしさと感動の響きで伝わってくる。

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    2012年12月07日
  • おじいちゃんの大切な一日

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    ある企業の社内向けに描かれたという本。見かけは絵本ですが、そのわりには読み応えもあり、定年を迎えるおじいちゃんの最後の工場で働くところを孫が見学に行くという設定で、心にじんわりと響くいいお話でした。内容は高学年向きなのに、絵本の形なので、紹介しづらい。ただ、塾に行っている子は、問題として良く取り上げられる重松清を読みたがるので、読むかもしれません。

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    2012年02月12日
  • 季節風 冬

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    重松さん大好き。

    重松さんらしい短編集。
    どれも良かったけど、じゅんちゃんの北斗七星が良かったかな。
    バレンタインデビューはほのぼのと笑えてしまった。

    春と夏も楽しみです

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    2012年02月04日