重松清のレビュー一覧

  • かっぽん屋

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    表題作はさわやかな?エロス。
    少年だった時期がないので共感とは違うけど想像通りの甘酸っぱさ。

    統一のない短編集。
    後半は世にも奇妙な物語風(実際に世にも~からの作品も)で面白い。

    「失われた文字を求めて」でゲシュタルト崩壊になりかけた。

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    2012年08月20日
  • 舞姫通信

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    自殺という思い問題に対してさまざまな視点を投げかける。かわすという方法もあれば、堂々と真正面から向き合い乗り越えるというスタンスもある。人それぞれに思いをめぐらし考察できる。

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    2012年08月04日
  • 青春夜明け前

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    小学生、中学生、そして高校生の青春の少し前の性に目覚め、そして友達関係を明るく、楽しく描いている。友情も大人になって見つめる過去には懐かしさも少しホロッとくるところもある。

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    2012年07月25日
  • 季節風 秋

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    安定の重松清。読むとなんとも言えない切ない、暖かい気持ちになる。老いた両親の話にはなんだか親近感がわいてくる今日この頃。。

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    2012年07月08日
  • 舞姫通信

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    ネタバレ

    自殺がテーマの話。

    割りと冒頭の

    『世の中に腹が立つ事ない?
    あなたもあなたの周りの大切な人も自殺しないとは言い切れない。
    誰だってみんなその可能性があるし、自殺されて取り残される可能性もある。
    そこのところをわかってて生きててよ。
    自殺しろなんて言う気はないけど、でも、
    ただヘラヘラとしているんじゃなく、ちゃんと考えて生きててよ。』

    って台詞が印象深かった。

    あとラストの

    『思い詰めて何が悪い?
    いい加減に生きてれば死ななかったというのか?』
    って所も良かった。

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    2012年07月08日
  • 季節風 夏

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    終わりの後の始まりの前が、たっぷり詰まった短編12編

    最後のあとがきで、夏という季節がいかに終わりというフレーズに相応しいかが書かられていて、少し納得。

    終わり=人が乗り越えていくもの。人の死も然り、卒業も然り。本作で印象的だった終わりは、死んだ兄の奥さんが再婚することによる、家族との別れ。一回家族になり、孫も出来ても、再婚することで赤の他人になる。嬉しいような、悲しいような。。。
    人はそれらを受け入れて、少しずつ変わっていく。変わっていくから人であり、人はみな変わっていく。

    死に関わるテーマが多いけど、なぜか身近に感じられるエピソードが多い。ストーリーに入りやすくて、読みやすく面白いです。オススメ。
    違う季節のも読んでみたい。作者がその季節をどう感じているか、に少し触れてみたくなりました。

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    2012年07月06日
  • かっぽん屋

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    重松先生の短編小説集。A面B面に分かれていて,B面には田村章名義で発表された作品もある。個人的にはB面のほうが面白かったかな。
    他の重松先生の作品があまりに感動的だからなのか,SEXの描写を見ると,嫌な気分になるんだよな~。

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    2012年06月14日
  • 明日があるさ

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    少年犯罪や家族、教育や少年時代の思い出などをテーマに描かれたエッセイ集。
    割とライトで楽しい文章で読みやすい。

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    2012年05月29日
  • 口笛吹いて

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    過去の英雄、過去の栄光。変哲もない今を生きる上で、それらのものがどう影響するのか・・・同じような年代を生きている自分と重ね合わせてしまう。結論をつけるのを急ぐのはよくないことと分かってはいるものの、どうやって生きていけばいいのか、よくは見えないのかも。

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    2012年05月01日
  • 季節風 秋

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    意図して、そのようにしているのだと思うが、この小説の作品はどれも歯切れが悪い終わり方のものが多かった。

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    2012年04月02日
  • 口笛吹いて

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    何か大事なものを喪失した時、人は動揺し不器用にごまかしながらも歩んでいく。切ないねぇ。
    「春になれば」に涙。

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    2012年03月07日
  • あの歌がきこえる

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    重松さんの作品は好きでよく読んでいたが、ちょっとした退屈感を覚え、読むのを休止していた。そしてこの本で復帰。
    久々に読む重松作品、やっぱりいいね!
    どことなく哀しみを含んだ物語、それが重松作品の特徴の一つだと思う。でもそれがラストには必ず心温まるお話に変わってしまうから不思議。
    そして今回の作品は、時代ごとにヒットした歌謡曲を混ぜ合わせてそれを物語にうまくリンクさせているのが面白い。吉田拓郎、さだまさし、南こうせつ・・・などなど。
    個人的には結構世代はズレるが、丁度親父たちが青春を過ごしたであろう時代の歌が、なぜかぼんやり、薄っすらと世代が違う俺にも共感と懐かしさと感動の響きで伝わってくる。

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    2012年12月07日
  • おじいちゃんの大切な一日

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    ある企業の社内向けに描かれたという本。見かけは絵本ですが、そのわりには読み応えもあり、定年を迎えるおじいちゃんの最後の工場で働くところを孫が見学に行くという設定で、心にじんわりと響くいいお話でした。内容は高学年向きなのに、絵本の形なので、紹介しづらい。ただ、塾に行っている子は、問題として良く取り上げられる重松清を読みたがるので、読むかもしれません。

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    2012年02月12日
  • 季節風 冬

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    重松さん大好き。

    重松さんらしい短編集。
    どれも良かったけど、じゅんちゃんの北斗七星が良かったかな。
    バレンタインデビューはほのぼのと笑えてしまった。

    春と夏も楽しみです

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    2012年02月04日
  • 見張り塔から ずっと

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     3編のいずれも近い世代のテーマであり、身近にありながら重苦しいものにふれた気がしました。重松さんの少し長いあとがきまでを含めて世の課題となる作品だと思います。

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    2012年02月03日
  • 小学五年生

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    17の短編、すべての主人公が小学五年生です。
    ませている子もいれば、生意気な子もいるし、
    おとなしめの子もいれば、影の薄そうな子もいる。

    そういういくらかはっきりとしたキャラ立てをされて、
    出てくる少年たちではありますが、
    17人の少年、すべての要素が、きっと、重松清という作者の中にあるのかもしれないし、
    読んでいる人の中にも、17人の中の多くと符合する性質を備えていることでしょう。

    昔はよく思ったんですよ。
    伝記とか人物特集とかを読むと、
    「あぁ、彼と彼を合わせた性格がこの偉人だな」だとかって。
    同じように、漫画とかドラマとかのキャラの誰と誰をプラスすると、
    友達のA君になるなぁだとかもありました。

    前者は、偉人や有名人は概して人間の幅が広いことを物語っているし(?)、
    後者は、いかに虚構の人物が一面的であるかを物語っていやしないでしょうか。

    僕は意外と、人間性をはじけさせて生きていないので、
    秘めた部分の未知性があるとともに、
    しっかり制御されていてこそ生きていられるというような、
    自己完結的性分が板についていたりします。
    以前、予備校の先生に、「アンバランスのバランスっていうのもあるんだよ」
    なんていう言葉をいただきましたが、僕の場合は、
    通常あまり周囲に負荷をかけるような態度を取ることはありません。
    意図せず負荷をかける場合はあるでしょうけれど、
    他人にもたれかかるようなことは、あまりしない。
    みんなそういうものかなとも思いますね。
    仲の良い人には別ですが、だんだん、年と共にでしょうか、
    そういう仲でいられる人との付き合いも減ってきました。

    と、何を語っているのでしょう。

    人間性の幅の広さは、目に見えるところ以外に、
    見えないところにも、ポテンシャルのようなものとして眠っているものなんだ
    って言いたいんです。
    何か、事をなすような人は、そのポテンシャルの部分を顕在化して、みんなからしたら
    可視化されているような状態になっているような気がするな。

    つまり、潜在的にしろ顕在的にしろ、人は多くの要素を持っているわけで。
    潜在的に持っているよという人と、顕在的に持っているよという人の違いが
    あるのではないかな。

    顕在化することを、「その要素が発現した」と表現するといいかもしれない。
    そこはもう、自己をクリエイトするっていうものに近いかもしれないですね。
    産みの苦しみというか、大変さがあって、潜在的な要素を顕在化できるのではないかな。

    そういう、自分の潜在性に気付かせてくれるのが、
    こういう、10歳~11歳の少年の心理を扱った小説だったりします。

    自分の潜在性に気付いて、それを発現できるかどうかは、
    その心理なり思考なりをわざとらしくでもなぞったり、
    パクるように実生活に落としこんだりすることにヒントがあると思います。

    ある要素が自分にもあるなと思ったら、それを顕在化させるために、
    真似をしてみろ、と言うのです、早い話が。
    そっからでも広がっていくような気がしないですか。
    ただの空論にすぎないかなぁ、そんなことはないと言いたいのだけれど。

    最後に言っておきますが、
    そんな、くどくどわかりにくい、潜在だの顕在だのは一切この本には出てきませんので。
    もっと読みやすくてわかりやすくて、ときに心がキュンとするお話が収録された本です。
    そこから何を考えるかは、読んだ人の自由ですから、
    僕はこう考えたに過ぎないのです。

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    2025年06月18日
  • エイジ

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    昔世間で話題になった犯罪をおこす「14歳」の周辺の「14歳たち」を描いたお話。
    当時の私も年齢が近かったので、リアルに描かれた日常風景は思い描きやすかったけど、だからなんなんだ、という感想に留まってしまった。センセーショナルな話題なのに、普通に徹底しすぎてて小説としてどうなんだろう。
    スラスラ読めたけど、重松清作品がとても好きなので期待しすぎてたせいかも。

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    2012年01月24日
  • 青春夜明け前

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    田舎の小学生・中学生・高校生がそれぞれ主人公になった短編集。
    いつもの重松清の舞台設定に登場人物。
    題材は主に男子の馬鹿馬鹿しい下ネタで、私もそこはさすがに思い出に浸れなかったけど、「元」男子の人ならグッときたんじゃないだろうか。
    それでも最後の「春じゃったか?」は、高校卒業前の揺れる気持ちを丁寧に描いていてとても良かった。

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    2012年01月24日
  • 哀愁的東京

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    一度挫折し、今に没頭し奔走するけれど、
    人と向き合っていくことで、
    和解できたり、支えてもらえたり。
    そして徐々に自分と向き合う準備ができていく。

    静かにいろんな人の人生がつむがれつつ、
    1人の絵本作家を動かしていく素敵なお話。

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    2011年12月24日
  • 見張り塔から ずっと

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    ネタバレ

    おもしろさ☆☆☆☆
    読後感  ☆☆☆

    ということで☆3つにしました。
    3編とも、人物描写がリアリティにあふれていて
    リアルなのに、意外性があって(つまり小説にはあまりない感じ)
    それがとてもおもしろく読めました。
    でも、作者のあとがきを読むと納得するけれど、
    全部「結末を決めていない」のが好みではないです。

    でも、重松さんの作品はまた読みたい!

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    2011年12月19日