重松清のレビュー一覧

  • 明日があるさ

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    少年犯罪や家族、教育や少年時代の思い出などをテーマに描かれたエッセイ集。
    割とライトで楽しい文章で読みやすい。

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    2012年05月29日
  • 口笛吹いて

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    過去の英雄、過去の栄光。変哲もない今を生きる上で、それらのものがどう影響するのか・・・同じような年代を生きている自分と重ね合わせてしまう。結論をつけるのを急ぐのはよくないことと分かってはいるものの、どうやって生きていけばいいのか、よくは見えないのかも。

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    2012年05月01日
  • 季節風 秋

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    意図して、そのようにしているのだと思うが、この小説の作品はどれも歯切れが悪い終わり方のものが多かった。

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    2012年04月02日
  • 送り火

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    富士見線沿線でつながる短篇集。
    不思議なことも暖かく、それぞれの人間模様やそれぞれが抱える問題。
    重松さんが幽霊というか怪談じみたものを書くのは珍しいかな、っと思ったのですがそういえば「流星ワゴン」もそうだった。
    このお話しもそうだけど、重松さんの幽霊は血が通っているようで温かい。だから幽霊っぽくないんだけど、やっぱりやり残したことや問題を抱えているんだよね、幽霊も。やっぱりヒントは残してくれるけど、明確な答えはぼやけてる。
    グッと来て、読んだあとも考えて。重松清らしい短篇集です。

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    2012年03月29日
  • 送り火

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    ネタバレ

    重松さんの著書の中で初めて読んだ短編集。
    ちょっと切なくなるような、暗めのお話がいっぱいw

    個人的な感想ですが、やっぱり長編の方がおもしろいかな。
    富士見線という電車沿線で起こる様々なドラマについて書いているんだけど、
    共通項は富士見線沿線というだけ。
    もう少しそれぞれのストーリーのつながりを深くすればさらに面白かったかな。
    前話で出てきた主人公が、次の話でちょこっと脇役で出てくるとか。

    でもまぁ読みやすく良い本だったと思います。

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    2012年03月19日
  • 口笛吹いて

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    何か大事なものを喪失した時、人は動揺し不器用にごまかしながらも歩んでいく。切ないねぇ。
    「春になれば」に涙。

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    2012年03月07日
  • カカシの夏休み

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    作中に登場する人たちと同年代になったためなのか、重松清の作品は、よーく染みこんでくるモノがある。何冊か読んでしまうとどれがどれだか分かんなくなってしまうモノもあるけれども。「未来」だけは好きになれず。

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    2012年02月14日
  • あの歌がきこえる

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    重松さんの作品は好きでよく読んでいたが、ちょっとした退屈感を覚え、読むのを休止していた。そしてこの本で復帰。
    久々に読む重松作品、やっぱりいいね!
    どことなく哀しみを含んだ物語、それが重松作品の特徴の一つだと思う。でもそれがラストには必ず心温まるお話に変わってしまうから不思議。
    そして今回の作品は、時代ごとにヒットした歌謡曲を混ぜ合わせてそれを物語にうまくリンクさせているのが面白い。吉田拓郎、さだまさし、南こうせつ・・・などなど。
    個人的には結構世代はズレるが、丁度親父たちが青春を過ごしたであろう時代の歌が、なぜかぼんやり、薄っすらと世代が違う俺にも共感と懐かしさと感動の響きで伝わってくる。

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    2012年12月07日
  • おじいちゃんの大切な一日

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    ある企業の社内向けに描かれたという本。見かけは絵本ですが、そのわりには読み応えもあり、定年を迎えるおじいちゃんの最後の工場で働くところを孫が見学に行くという設定で、心にじんわりと響くいいお話でした。内容は高学年向きなのに、絵本の形なので、紹介しづらい。ただ、塾に行っている子は、問題として良く取り上げられる重松清を読みたがるので、読むかもしれません。

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    2012年02月12日
  • 季節風 冬

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    重松さん大好き。

    重松さんらしい短編集。
    どれも良かったけど、じゅんちゃんの北斗七星が良かったかな。
    バレンタインデビューはほのぼのと笑えてしまった。

    春と夏も楽しみです

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    2012年02月04日
  • 見張り塔から ずっと

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     3編のいずれも近い世代のテーマであり、身近にありながら重苦しいものにふれた気がしました。重松さんの少し長いあとがきまでを含めて世の課題となる作品だと思います。

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    2012年02月03日
  • 小学五年生

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    17の短編、すべての主人公が小学五年生です。
    ませている子もいれば、生意気な子もいるし、
    おとなしめの子もいれば、影の薄そうな子もいる。

    そういういくらかはっきりとしたキャラ立てをされて、
    出てくる少年たちではありますが、
    17人の少年、すべての要素が、きっと、重松清という作者の中にあるのかもしれないし、
    読んでいる人の中にも、17人の中の多くと符合する性質を備えていることでしょう。

    昔はよく思ったんですよ。
    伝記とか人物特集とかを読むと、
    「あぁ、彼と彼を合わせた性格がこの偉人だな」だとかって。
    同じように、漫画とかドラマとかのキャラの誰と誰をプラスすると、
    友達のA君になるなぁだとかも

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    2025年06月18日
  • エイジ

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    昔世間で話題になった犯罪をおこす「14歳」の周辺の「14歳たち」を描いたお話。
    当時の私も年齢が近かったので、リアルに描かれた日常風景は思い描きやすかったけど、だからなんなんだ、という感想に留まってしまった。センセーショナルな話題なのに、普通に徹底しすぎてて小説としてどうなんだろう。
    スラスラ読めたけど、重松清作品がとても好きなので期待しすぎてたせいかも。

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    2012年01月24日
  • 青春夜明け前

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    田舎の小学生・中学生・高校生がそれぞれ主人公になった短編集。
    いつもの重松清の舞台設定に登場人物。
    題材は主に男子の馬鹿馬鹿しい下ネタで、私もそこはさすがに思い出に浸れなかったけど、「元」男子の人ならグッときたんじゃないだろうか。
    それでも最後の「春じゃったか?」は、高校卒業前の揺れる気持ちを丁寧に描いていてとても良かった。

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    2012年01月24日
  • 哀愁的東京

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    一度挫折し、今に没頭し奔走するけれど、
    人と向き合っていくことで、
    和解できたり、支えてもらえたり。
    そして徐々に自分と向き合う準備ができていく。

    静かにいろんな人の人生がつむがれつつ、
    1人の絵本作家を動かしていく素敵なお話。

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    2011年12月24日
  • 見張り塔から ずっと

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    ネタバレ

    おもしろさ☆☆☆☆
    読後感  ☆☆☆

    ということで☆3つにしました。
    3編とも、人物描写がリアリティにあふれていて
    リアルなのに、意外性があって(つまり小説にはあまりない感じ)
    それがとてもおもしろく読めました。
    でも、作者のあとがきを読むと納得するけれど、
    全部「結末を決めていない」のが好みではないです。

    でも、重松さんの作品はまた読みたい!

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    2011年12月19日
  • リビング

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    ひとつの家庭を軸に展開される色んな家庭の日常を紡いだ短編集です。

    おじさんとこどもの描写のリアルさはこの作者の右に出る人はいないのではないか?と毎回思わされます。
    丁寧にリアルにそして優しい視点で描かれています。
    重松ファンならさらりと読めて軽い読書に丁度いい感じでお薦めです。

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    2011年12月14日
  • 見張り塔から ずっと

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    いつ頃読んだんだかも忘れてしまった本。
    あぁ、夫婦のお話が3つ。あまり僕とは被さらない内容のためピントは来なかったが覗き見る他の家庭事情はこんなものなのか?なるほど。

    見張り塔からずっと、見てるのはカラスだね。きっと。

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    2011年11月30日
  • 舞姫通信

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    突き付けられる主題に自分なりの答えを見つけられないまま、もやもやした気持ちを持ちながら読み続けた。

    どうして生きなきゃいけないのか?
    どうして死んではいけないのか?
    まだどちらにも答えられない。
    けれど、生きることや死ぬことに果たして意味が必要なんだろうか?
    それもまだわからない。
    いつか解る日が来るのだろうか?

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    2011年11月11日
  • 見張り塔から ずっと

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    ネタバレ

    【見張り塔からずっと】 重松清さん

    発展の望みを絶たれ、憂鬱なムードの漂う
    ニュータウンに暮らす一家がいる。
    1歳の息子を突然に失い、空虚を抱えている
    夫婦がいる。18歳で結婚したが、夫にも義母
    にもまともに扱ってもらえない若妻がいる・・。
    3組の家族、ひとりひとりの理想が、現実に
    侵食される。だが、どんなにそれが重くとも、
    目をそらさずに生きる、僕たちの物語-。
    「カラス」「扉を開けて」「陽だまりの猫」。
    (文庫本裏表紙より)



    「カラス」

    値上がりを続ける地価に営業マンの自信満々なトーク。
    今の内に買わないとこのままでは買えなくなる。
    そして、手放す時は購入時以上の金額になってい

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    2012年09月18日