重松清のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自殺かー、自殺ねー。
私の中では3種類くらいに分かれてるな、自殺の理由。
一つ目は、「死ぬ」以外の選択肢が存在しないとき。借金とか、借金とか?(人生経験ないから、ほかに思いつかない)
二つ目は、自殺願望が嵐のようにやってきて心を荒らすんだけど、耐えてたらいつの間にか嵐が去っていくとき。そのときは死ぬことしか考えられないんだけど、それが終わったら、なんで死にたいなんて思ってたんだろうってくらいにすっきりするかんじ。心の病気?
いじめが原因の場合、一つ目と二つ目が混ざってるのかな。
で、三つ目が、何かしらの理由はないけどほんとはずっと死にたかった…っていう。この本の場合、ほとんどの人はこれな -
Posted by ブクログ
泣かされる小説というものがあります。
このあいだ読んだ、伊坂幸太郎さんの
『アヒルと鴨のコインロッカー』もそうでしたが、
今回読んだ重松清さんの『送り火』という短編連作集の中にも、
2編ほどが、ほとんどいつも乾季である僕の心の大地に、
恵みの雨季を訪れさせました。
ドライばかりの心ではとらえられないものがあります。
ウェットな心の様であることで見えること、感じること、
想像できることがあるよなぁと、確認しました。
まず表題作の『送り火』がなんといっても文句なしに泣かされます。
家族の、ちょっとした軋轢や、空回りするコミュニケーションなど
描写や状況構築が上手で、また重松さんがよくテーマにする
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