重松清のレビュー一覧

  • 小学五年生

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    17の短編、すべての主人公が小学五年生です。
    ませている子もいれば、生意気な子もいるし、
    おとなしめの子もいれば、影の薄そうな子もいる。

    そういういくらかはっきりとしたキャラ立てをされて、
    出てくる少年たちではありますが、
    17人の少年、すべての要素が、きっと、重松清という作者の中にあるのかもしれないし、
    読んでいる人の中にも、17人の中の多くと符合する性質を備えていることでしょう。

    昔はよく思ったんですよ。
    伝記とか人物特集とかを読むと、
    「あぁ、彼と彼を合わせた性格がこの偉人だな」だとかって。
    同じように、漫画とかドラマとかのキャラの誰と誰をプラスすると、
    友達のA君になるなぁだとかも

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    2025年06月18日
  • エイジ

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    昔世間で話題になった犯罪をおこす「14歳」の周辺の「14歳たち」を描いたお話。
    当時の私も年齢が近かったので、リアルに描かれた日常風景は思い描きやすかったけど、だからなんなんだ、という感想に留まってしまった。センセーショナルな話題なのに、普通に徹底しすぎてて小説としてどうなんだろう。
    スラスラ読めたけど、重松清作品がとても好きなので期待しすぎてたせいかも。

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    2012年01月24日
  • 青春夜明け前

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    田舎の小学生・中学生・高校生がそれぞれ主人公になった短編集。
    いつもの重松清の舞台設定に登場人物。
    題材は主に男子の馬鹿馬鹿しい下ネタで、私もそこはさすがに思い出に浸れなかったけど、「元」男子の人ならグッときたんじゃないだろうか。
    それでも最後の「春じゃったか?」は、高校卒業前の揺れる気持ちを丁寧に描いていてとても良かった。

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    2012年01月24日
  • 哀愁的東京

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    一度挫折し、今に没頭し奔走するけれど、
    人と向き合っていくことで、
    和解できたり、支えてもらえたり。
    そして徐々に自分と向き合う準備ができていく。

    静かにいろんな人の人生がつむがれつつ、
    1人の絵本作家を動かしていく素敵なお話。

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    2011年12月24日
  • 見張り塔から ずっと

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    ネタバレ

    おもしろさ☆☆☆☆
    読後感  ☆☆☆

    ということで☆3つにしました。
    3編とも、人物描写がリアリティにあふれていて
    リアルなのに、意外性があって(つまり小説にはあまりない感じ)
    それがとてもおもしろく読めました。
    でも、作者のあとがきを読むと納得するけれど、
    全部「結末を決めていない」のが好みではないです。

    でも、重松さんの作品はまた読みたい!

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    2011年12月19日
  • リビング

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    ひとつの家庭を軸に展開される色んな家庭の日常を紡いだ短編集です。

    おじさんとこどもの描写のリアルさはこの作者の右に出る人はいないのではないか?と毎回思わされます。
    丁寧にリアルにそして優しい視点で描かれています。
    重松ファンならさらりと読めて軽い読書に丁度いい感じでお薦めです。

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    2011年12月14日
  • 見張り塔から ずっと

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    いつ頃読んだんだかも忘れてしまった本。
    あぁ、夫婦のお話が3つ。あまり僕とは被さらない内容のためピントは来なかったが覗き見る他の家庭事情はこんなものなのか?なるほど。

    見張り塔からずっと、見てるのはカラスだね。きっと。

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    2011年11月30日
  • 舞姫通信

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    突き付けられる主題に自分なりの答えを見つけられないまま、もやもやした気持ちを持ちながら読み続けた。

    どうして生きなきゃいけないのか?
    どうして死んではいけないのか?
    まだどちらにも答えられない。
    けれど、生きることや死ぬことに果たして意味が必要なんだろうか?
    それもまだわからない。
    いつか解る日が来るのだろうか?

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    2011年11月11日
  • 見張り塔から ずっと

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    ネタバレ

    【見張り塔からずっと】 重松清さん

    発展の望みを絶たれ、憂鬱なムードの漂う
    ニュータウンに暮らす一家がいる。
    1歳の息子を突然に失い、空虚を抱えている
    夫婦がいる。18歳で結婚したが、夫にも義母
    にもまともに扱ってもらえない若妻がいる・・。
    3組の家族、ひとりひとりの理想が、現実に
    侵食される。だが、どんなにそれが重くとも、
    目をそらさずに生きる、僕たちの物語-。
    「カラス」「扉を開けて」「陽だまりの猫」。
    (文庫本裏表紙より)



    「カラス」

    値上がりを続ける地価に営業マンの自信満々なトーク。
    今の内に買わないとこのままでは買えなくなる。
    そして、手放す時は購入時以上の金額になってい

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    2012年09月18日
  • 舞姫通信

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    ネタバレ

    【舞姫通信】 重松清さん

    ラストシーンは、もう始まっているのかもしれない。
    人は、誰でも、気づかないうちに人生のラストシーン
    を始めている。17歳で死んだ<自殺志願>のタレント
    城真吾にとっては、16歳は晩年だった。城真吾は教え
    てくれた。人は死ねる。いつ。いつか。いつでもー。
    でも、僕は思う。僕の教え子の君たちの「いつか」が、
    ずっとずっと、遠い日でありますよに。
    教師と、生徒と、生と死の物語。
    (文庫本裏表紙より)



    今ひとつ動機のつかめない自殺をした少女。
    彼女は校舎の7階から飛び降り、中庭にその身を横たえた。

    彼女が飛び降り自殺をして後、「舞姫通信」という
    彼女のコトを伝える

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    2012年09月18日
  • リビング

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    ネタバレ

    あなたなら、どうします―――?


    重松さんらしい、テンポの良い短編集。
    12の小話から成る。


    うまくいかない近所づきあい、マンネリ化した夫婦関係、親の離婚の間に立つ息子・・・
    それぞれ違う家庭があって、それぞれが多かれ少なかれ、妥協して、折り合いをつけながら暮らしている。

    それでも、そのつまらなさも大事で愛しむべき「日常」で。

    自分の家庭はどうかな、と考えてみるのも面白い。

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    2011年10月02日
  • 青春夜明け前

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    ハイソサエティを気取った男も昔はこうだったはず。
    男は精神年齢が低いと言われても否定出来ない事実がここに書かれている。
    前半はバカ丸出しな話だけど、後半(特に最後の『春じゃったか?』)ではしっかり締めてくれる。
    さすが重松清と言った作品。

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    2011年10月01日
  • かっぽん屋

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    ネタバレ

    8編からなる短編集ですが、昔のLPレコードの様にサイドAとサイドBに分かれています。
    2編は少しエッチな少年の話でしたが、どれも重松氏らしい作品ばかりでした。
    この本の巻末には3回のロングインタビューが載っています。
    これを読むと重松氏のことがよく分かります。
    この本はそういう意味でも重松ファン必見の本です。

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    2011年09月30日
  • 半パン・デイズ

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    小学校の6年間をつづった小説。重松清は、こういう少年時代の心情を書いた小説がいくつかあるけど、うまいなぁと思う。実際の小学生はこんなに細やかな心情ではないのでは?と思わないでもないけど。

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    2013年05月25日
  • おじいちゃんの大切な一日

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    小学生向けの児童書だが、この3月の東日本大震災がなければ世に出なかったものと聞く。(詳細はあとがきに詳しい、、、)

    お話は、小学5年生の女の子・エリカが、父親に言われておじいいちゃんのお家を一人で訪問するところから始まる。父親・母親より一日早く送り出された訳は、翌日早くにおじいちゃんと一緒に会社へ出かけるためだった、、、

    その日、定年を迎える工場労働者のおじいちゃんの職場訪問で、エリカが発見するさまざまな気付きがお話のポイント。ロボットやどんな精密機械でも、仕上げの最後の最後の部分では、五感を駆使した人間の研ぎ澄まされた勘に頼らざるを得ないことを知って、エリカは驚く。

    そして、その工場の

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    2011年07月31日
  • みぞれ

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    すごく言葉巧みな人だなぁということが、悪い方面を使って言い表していることも含めてわかる作品。

    短編集です。
    30pくらいのものと、60pくらいのものが11篇収められています。

    あとがきで重松さんは、どの作品から読んでも良いと書かれていますが、
    僕は初めから順繰り順繰りと最後まで読んだのでした。
    読んでいて読みやすいのだけれど、ちょっと軽すぎやしないかという感想。
    読んでいる最中に文章にひっかかるところもなくすらすら読めすぎる。
    そして、言葉はうまいのだが、作品中のテーマとか、諸所の問題の解決が
    簡単すぎるように読めた。

    さらに、「望郷波止場」という作品では、
    マスコミの悪趣味さ、面白けれ

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    2025年06月15日
  • くちぶえ番長

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    子供にもわかる簡単な文章を使って、なかなか他の人には言い表せないようなことを表現してしまう重松清さん。雑誌小学4年生だか5年生だかに連載された作品だそうです。

    これは雑誌『小学四年生』に連載されていたもので、
    加筆修正してまとめなおした作品らしいです。
    語り手である作家・ツヨシが自分が小学4年生だったころの
    同級生・「くちぶえ番長」のことを思い出して書いた
    ということになっているのが今作。
    小学生が、自分と同じ目線の主人公と、
    その目線で展開される世界に本当になじんで読めるものかはわかりません。
    「こんなに子供っぽい考え方はしない」
    っていう子もいるだろうし、
    「僕よりも大人びているな」

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    2025年06月15日
  • 疾走(下)

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    下巻で地の底まで気持ちが墜ちました。

    この物語は、「僕」などの一人称や「彼」などの三人称ではなく、
    「おまえ」という二人称で語られる珍しい形式でした。
    読んでいてなれなかったんだけど、「おまえ」というように
    語られることで、ぐっと主人公の気持ちや行動なんかを突きつけられる
    感じがしました。そして内容もどんどん重くなっていく。悲惨です。
    物語のなかにも出てくるんだけど、「運命」に翻弄されるんですよねぇ。
    この読後感もなかなか落ちさせられるものでしたよ。ははは…。
    重松清という人は、本当にその登場人物の知的レベルや年齢に合わせて
    思考や会話を繰り広げているなぁという印象を受けました。
    妙に大人び

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    2025年06月06日
  • 舞姫通信

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    ネタバレ

      暗い。そして重い。最初のうちはよかったものの、読むにつれて読むのがどんどん辛くなっていきました。けれど、いろいろと考えさせられることが多かったです。

      逃げ道としての自殺ならわかるけど、理由もなしに "なんとなく" 死んでみたいというのは、どうなんだろう。生とはそんなに軽いものでしょうか。

    「人はいつでも死ねる」
    繰り返しでてきたこの言葉、確かに理屈ではそうだろうと思う。でも、死ぬってそんなに簡単なことじゃないと思うんです。この言葉を唱える人たちの中のどれほどが死に直面した時にそれを受け入れることができるのだろう。

      私が何よりも怖かったのは、自殺よりも無気力

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    2011年09月14日
  • エイジ

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    ネタバレ

    初めて、重松清さんの本を読みました。単純に良いとか、悪いではなく、良いも悪いも含めた、中学生の心理を上手く描写していると感じました。
    悪い世の中であっても、それが今の世の中。では、その中で、どう生きていくのか。心の深い部分に問いかける内容だと思います。

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    2011年06月27日