重松清のレビュー一覧

  • みぞれ

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    すごく言葉巧みな人だなぁということが、悪い方面を使って言い表していることも含めてわかる作品。

    短編集です。
    30pくらいのものと、60pくらいのものが11篇収められています。

    あとがきで重松さんは、どの作品から読んでも良いと書かれていますが、
    僕は初めから順繰り順繰りと最後まで読んだのでした。
    読んでいて読みやすいのだけれど、ちょっと軽すぎやしないかという感想。
    読んでいる最中に文章にひっかかるところもなくすらすら読めすぎる。
    そして、言葉はうまいのだが、作品中のテーマとか、諸所の問題の解決が
    簡単すぎるように読めた。

    さらに、「望郷波止場」という作品では、
    マスコミの悪趣味さ、面白けれ

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    2025年06月15日
  • くちぶえ番長

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    子供にもわかる簡単な文章を使って、なかなか他の人には言い表せないようなことを表現してしまう重松清さん。雑誌小学4年生だか5年生だかに連載された作品だそうです。

    これは雑誌『小学四年生』に連載されていたもので、
    加筆修正してまとめなおした作品らしいです。
    語り手である作家・ツヨシが自分が小学4年生だったころの
    同級生・「くちぶえ番長」のことを思い出して書いた
    ということになっているのが今作。
    小学生が、自分と同じ目線の主人公と、
    その目線で展開される世界に本当になじんで読めるものかはわかりません。
    「こんなに子供っぽい考え方はしない」
    っていう子もいるだろうし、
    「僕よりも大人びているな」

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    2025年06月15日
  • 疾走(下)

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    下巻で地の底まで気持ちが墜ちました。

    この物語は、「僕」などの一人称や「彼」などの三人称ではなく、
    「おまえ」という二人称で語られる珍しい形式でした。
    読んでいてなれなかったんだけど、「おまえ」というように
    語られることで、ぐっと主人公の気持ちや行動なんかを突きつけられる
    感じがしました。そして内容もどんどん重くなっていく。悲惨です。
    物語のなかにも出てくるんだけど、「運命」に翻弄されるんですよねぇ。
    この読後感もなかなか落ちさせられるものでしたよ。ははは…。
    重松清という人は、本当にその登場人物の知的レベルや年齢に合わせて
    思考や会話を繰り広げているなぁという印象を受けました。
    妙に大人び

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    2025年06月06日
  • 舞姫通信

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    ネタバレ

      暗い。そして重い。最初のうちはよかったものの、読むにつれて読むのがどんどん辛くなっていきました。けれど、いろいろと考えさせられることが多かったです。

      逃げ道としての自殺ならわかるけど、理由もなしに "なんとなく" 死んでみたいというのは、どうなんだろう。生とはそんなに軽いものでしょうか。

    「人はいつでも死ねる」
    繰り返しでてきたこの言葉、確かに理屈ではそうだろうと思う。でも、死ぬってそんなに簡単なことじゃないと思うんです。この言葉を唱える人たちの中のどれほどが死に直面した時にそれを受け入れることができるのだろう。

      私が何よりも怖かったのは、自殺よりも無気力

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    2011年09月14日
  • エイジ

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    ネタバレ

    初めて、重松清さんの本を読みました。単純に良いとか、悪いではなく、良いも悪いも含めた、中学生の心理を上手く描写していると感じました。
    悪い世の中であっても、それが今の世の中。では、その中で、どう生きていくのか。心の深い部分に問いかける内容だと思います。

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    2011年06月27日
  • 見張り塔から ずっと

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    家族を題材にした3編からなるオムニバス。
    重い、救いがない…
    読んでいてとても嫌な気分になる。
    でも最後まで読んでしまった。
    さすが重松清氏!

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    2011年04月07日
  • 舞姫通信

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    【本の内容】

    話は、主人公の就職先の女子高での初日、舞姫通信なるプリントがクラスのゴミ箱に山積みになっているところを主人公が気づくところからはじまる。

    そして、この舞姫通信は、この学校で自殺した生徒を元にした作成物だと言うことを主人公は知る。

    舞姫通信を知った日に主人公は五年前に自殺した兄の彼女であった大手芸能会社の社長令嬢の佐智子に今度デビューさせようと思っているという高校生ぐらいの年齢の少年の写真を見せられる。

    ただ、そこに写っていた少年はタレントというのには今一つ冴えない。
    しかし、この少年には人の興味をひく過去があった。。。

    ストーリーはこの少年と舞姫通信、主人公を軸に進んで

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    2011年10月02日
  • 青春夜明け前

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    青春男子の実像録。
    何というか、中学生の男の子って
    こういう事ばっかり考えてたんだね~
    読んでたら、アホくさいと思う反面
    ニヤニヤしながら読んでる自分がいました(笑)
    男性だったら、共感しちゃうかな?^^

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    2011年02月08日
  • 舞姫通信

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    テーマは自殺。
    『人は死ぬことができる』
    うん、確かに。自分で自分の終わりを決めてもいいよね。
    わたしは自殺をするつもりないけど…

    読み終わってもなんかすっきりしないけど…『自殺はだめだ!!』って熱血教師みたいに言う本よりは好きかな。

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    2011年01月27日
  • 世紀末の隣人

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    こればっかりは賛否両論仕方ない。
    中途半端な私は星三つという軟弱者。
    でもどっちかっていうと反対意見。
    しかし、読み物としてはとても興味深い。

    足し算の原理はあたしもそうかもしれないなあ。
    そうだよね、単純に「増える」とかそういうことじゃないよね。

    でもなあ、これ「重松清」っていう優しいルポライターの憶測でしかないんだよなあ。
    そうなのかもしれないけど、そうじゃないかもしれないよね。

    別にこの人だって庇ってるわけでは決してないんだろうし、あくまでも客観的に、あんまり見ない角度から事件を見るっていうコンセプトなんだろうけど。

    でも被害者家族はたまんないだろうな。

    あたしも決して加害者を

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    2011年01月31日
  • 舞姫通信

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    ゴールが最終目的なら
    死ぬために生きる
    生まれたときからラストシーンに向かってスタートしている
    その通りだけど
    しあわせと思うとき位、しあわせのために生きてると思う人生のんがいい

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    2011年01月20日
  • 季節風 冬

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    重松さんらしい、ちょっと心温まる小品集。
    どのお話も良かったけど、今回は一人で帰省中の電車の中で読んでいたので、サンタ・エクスプレスに、ジ~ンときたかな~
    重松さんとは同年代のはず。だからかな~共感するわ~

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    2019年01月16日
  • 舞姫通信

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    重松清初期の作品。テーマは重くなんとなくすっきりしないおわり感がある。『自殺』を取り扱うにはもう少し煮詰める必要があったんじゃないかと思うところも。初期ということでなるほどという感じかな。引き込まれるのに時間がかかった。

    10/10/2

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    2010年10月03日
  • 青春夜明け前

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    おもしろい。
    そしてあほらしい。
    中学生の頃、「どうしてこう男というものはガキっぽいのか・・・」
    などと考えていたが、こんなことを考えていたとは。
    当時を懐かしく思いだし、読みました。

    笑える話、泣ける話、いろいろもりだくさん。
    「でぃくしょなりぃ」の単純な男心がかわいかった。
    そんなもんかもしれない。
    「春じゃったか?」が一番のお気に入り。
    しみじみしました。

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    2010年09月17日
  • 山口瞳「男性自身」傑作選 中年篇

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    どうゆうわけか家にあったので読んでみました。
    昭和戦中派のエッセーって感じで、あはぁって感じでなんか懐かしい日本人の姿が描かれています。

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    2010年09月05日
  • 世紀末の隣人

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    家族や教育などを中心に執筆している著者が、社会問題、とりわけ家族が絡む問題、にスポットを当て、ルポを書いている。
    新聞やニュースでの取り上げられかた、とは異なっているのは間違いない。異なっている、といいうよりは一歩踏み込んでいる、といったほうがいいかもしれない。
    一つの事件に対する視点が変わります。

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    2010年08月27日
  • セカンド・ライン エッセイ百連発!

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    初めはおもしろかった。
    小説の背景になっている作者の考えていることがわかり、
    同世代の者として、共感できることも多かった。
    が・・・、エッセイはぶっ続けに読むものではないのかも。
    どんどんテーマが変わり、その変化についていけなくなってしまった。
    エッセイは新聞とか雑誌とかでちょこっと読むのがいい。

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    2010年07月15日
  • 舞姫通信

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    ラストシーンは、もう始まっているのかもしれない。人は、誰でも、気づかないうちに人生のラストシーンを始めている。17歳で死んだ<自殺志願者>のタレント城真吾にとっては、16歳は晩年だった。城真吾は教えてくれた。人は死ねる。いつ。いつか。いつでも――。でも、僕は思う。僕の教え子の君たちの「いつか」が、ずっとずっと、遠い日でありますように。教師と、生徒と、生と死の物語。
    (裏表紙紹介文より)

    ***

    “自殺”を肯定するか否定するかは個人によりけりだよね。
    特に、特定の宗教が根付いているわけではない人にとっては。

    私個人としては、自殺はしてもいいと思う。(もちろん推奨はしない)
    けど、実際親しい

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    2010年12月25日
  • 口笛吹いて

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    「口笛吹いて」高校野球で挫折を体験した晋一の物語。
    「タンタン」 熱血教師を挫折した先生の物語。
    「かたつむり疾走」リストラされた親父を見守る高校生の息子         が親父の行動を追跡する。
    「春になれば」産休代理教師とレオ君の物語。
    「グッドラック」 大学の同級生夫婦の共稼ぎでの様々な問題         を含んだ作品。

     確かにどの作品も重松作品の真骨頂でいわゆる負け組にスポットを当てている。でも負け組・勝ち組ってことばに反応しやすくなってしまっていることが自分の生を評価しているんでしょう。50すぎるとそんなことばかり気になってしまい、中味を問わなくなってしまう。おーー嘆かわし。

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    2009年10月12日
  • リビング

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    タイトルどおり、リビング・・家族を題材にした短編集。
    「死」が絡んでこないので、重松作品にしてはサラっと読める部類か。
    しみじみ。

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    2009年10月04日