重松清のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
―――10代、男子。
何かというとボッキしてばかりいたあの頃の僕たちは、勘違い全開のエロ話と「同盟」「条約」「宣戦布告」という言葉が好きだった。
そして何より「親友」という言葉が大好きだった。
男子の、男子による、男子のための(女子も歓迎!)、きらめく7編の物語。
重松清
小学生から高校卒業まで、それぞれの時を男子らしくすごす男子たち笑”
『モズクとヒジキと屋上で』『タツへのせんべつ』『俺の空、くもり。』が良かったな
特に『タツへのせんべつ』の終わり方は好きや
男は言わずもがな
女の子にも、“男子”の生態を知るために読んでみてほしい笑”
いざ、アホでエロくてかわいくて、ほんのち -
Posted by ブクログ
エッセイ・書評・解説を100編まとめた一冊。
重松清のエッセイは初めて読んだのですが、なかなかぶっちゃけていて面白かったですw
所謂「泣ける」物語を多く書かれているので私の中では「良いオジサン」と言うイメージが強かったのですが、良い意味でそのイメージは払拭されてしまいましたw
もっと身近で、もっとどこにでもいる、もっと共感出来るオジサンでした。
そして、「青い鳥」に代表される吃音障害を描く時余りにもリアルで、どう考えてもご自身若しくは近親者に吃音障害を持つ人がいたのでは、と思っていたのですがやはり著者本人がそうでした。
今は克服されているかもしれませんが、カ行が詰まりやすいとか、どもらない -
Posted by ブクログ
終わりの後の始まりの前が、たっぷり詰まった短編12編
最後のあとがきで、夏という季節がいかに終わりというフレーズに相応しいかが書かられていて、少し納得。
終わり=人が乗り越えていくもの。人の死も然り、卒業も然り。本作で印象的だった終わりは、死んだ兄の奥さんが再婚することによる、家族との別れ。一回家族になり、孫も出来ても、再婚することで赤の他人になる。嬉しいような、悲しいような。。。
人はそれらを受け入れて、少しずつ変わっていく。変わっていくから人であり、人はみな変わっていく。
死に関わるテーマが多いけど、なぜか身近に感じられるエピソードが多い。ストーリーに入りやすくて、読みやすく面白いで
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