舞姫通信

舞姫通信

小説・文芸
649円 (税込)

3pt

ラストシーンは、もう始まっているのかもしれない。人は、誰でも、気づかないうちに人生のラストシーンを始めている。17歳で死んだ〈自殺 志願〉のタレント城真吾にとっては、16歳は晩年だった。城真吾は教えてくれた。人は死ねる。いつ。いつか。いつでも――。でも、僕は思う。僕の教え子の君たちの「いつか」が、ずっとずっと、遠い日でありますように。教師と、生徒と、生と死の物語。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    舞姫通信
  • タイトルID
    :
    239309
  • 電子版発売日
    :
    2014年01月03日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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舞姫通信 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    人は死ねる。
    『いま』『どこでも』、そして『いつか』。
    《自殺志願》の城真吾が教えてくれたこと。
    双子の兄、そして婚約者を失った主人公達はそれを受けて何を感じるか。

    人は死ねる。
    ただ目の前にいる人の、その『いま』が、遠い先の『いつか』であることを願う教師の物語。



    現代社会をテーマに作品を書く作者らしい物語。
    人は生まれる権利はなく、生まれる。だが、生まれたその瞬間から死ぬ権利は持っている。
    『自殺の何が悪い?死ぬことを目的として生きる―そんな生き方もあるんじゃないか』という城真吾の叫びに考えさせられる。

    物語の大筋は自殺について悩まされる人々が描かれているが、最後には“生まれること”の素晴らしさがしっかりと描かれている。

    死を通して生きることを感じられる作品。

    0
    2020年03月17日

    Posted by ブクログ

    そう、なんだよね。
    だけど やっぱりわたしは 城くんは好きになれない。
    でも 人はいつでも 死ねる。

    じゃあさ どうして自殺がダメなんだって 尋ねても 誰も答えられないんだよね。だけど ダメって言うのは 結局「自分」が嫌だからなんだ
    周りで自殺されると迷惑だし 悲しいってのもあるし なんか 報われないから、だから 「ダメ」なんだろうね
    迷惑なんだよね、自殺って。いいんじゃないの
    そういう利己的な理由で留めて何がいけないの
    それが 人間じゃないのかね

    でも どうしても死にたいって思って死んでいく人がいてもいいと思う

    「生きたくても生きれない人がいる」って言うけど
    きっと自殺していく人らも 形は違っても「生きたくても生きれんかった」人たちだろうし。

    0
    2011年06月30日

    Posted by ブクログ

    テーマは自殺。なかなかないテーマの小説でもあったので興味深く非常に考えさせられる作品だった。
    17歳で亡くなったタレント城真吾の呆気ない死に方は、自分の裏をつかれたような感じでまた面白かった。

    0
    2021年06月24日

    Posted by ブクログ

    面白いし、引き込まれてしまうのですが、いざ感想を書こうとすると困ってしまいます。
    結局著者は何を言いたかったんだろう。素材だけが投げ出されて、結末が無いような。まあ、いつものことなのですが。
    生きることの大切さを言っている様な、でも「いつでも死ねる」も否定してないような。まあ、それで良いのでしょう。こんな話題に結論を出してしまったら陳腐に成るだけなのかもしれません。

    0
    2017年11月10日

    Posted by ブクログ

    舞姫(10年前に飛降自殺した少女)に関する伝説の残る高校に赴任してきたのは、理由不明で自殺した兄を持つ主人公岸田。

    兄の恋人は大手タレント事務所の一人娘で、自殺志願のタレント“城真吾”を売り出そうとする。

    自殺するのに理由は必要なのか?
    自殺は悪なのか?
    自殺は許されるのか?

    城真吾の問いかけに戸惑う大人と共感する若者達。

    僕らが遺伝子に支配されているのならば、
    自殺は異常値となるはずだが・・・。

    生きる意味を考えさせられる一冊。

    0
    2013年01月14日

    Posted by ブクログ

    いつか死ぬ
    いつでも死ねる

    死、なんてしらないみたいな振りして生きるのはやめてほしい

    わかるけど、わからない。
    あたしは身近に死を感じられない。

    五井ちゃんがいなくなった理由
    あったんかな?
    あたしだって、いなくなることが出来ればと思う
    これがいやだからとかじゃない。
    人生が終わってしまえば楽なのにと思う。
    でもあたしはいなくなることを選ばない。
    いつか、選ぶのか?
    たぶん選ばない。
    五井ちゃんも、理由もなくいなくなっちゃったの?
    いなくなることを選んだの?
    なんで?ってやっぱり思ってしまう。
    理由なんてなかったとしても、なんで?

    人間には死ぬ権利がある
    そうなんかな?
    あたしは、そんなことない、っていう原島先生と同じかも。

    0
    2011年08月03日

    Posted by ブクログ

     「泣ける本」特集…のようなイベントで特集されていたので、涙を流してすっきりしようと思って購入。しかし、テーマは自殺。正確に言うと「自殺志願者」というテーマで、なかなか重たいテーマであった。読みましたが泣けませんでした。
     いじめや経済苦で自殺をするという話ではなく、「自殺する権利は与えられても良いのではないか」、「理由が無ければ死んではいけないのか」など、やや哲学的に自殺を扱っている点が印象的であった。
     重いテーマではあるが、物語の中にテーマを詰め込んでいる作品なので、読んでいて疲れることはない。「死」を考えることと「生」を考えることは同義であるという、自殺関連小説の定番は含まれてはいるが、ありきたり過ぎて楽しくないということはない。
     理由なく死を選ぶというテーマに興味がある人は是非、ご一読を!

    0
    2011年05月02日

    Posted by ブクログ

    『人は誰でも、いつでも死ねる。』

    教師と、生徒と、生と死の物語。自殺はなぜいけないのか?という問いかけをメインテーマに、教師と生徒、個人と大衆、マスコミと世間、双子の兄と弟、などの一筋縄ではいかない関係が、絶妙なバランスで綴られている。そもそも、答えを出そうとすることが間違い。ラストシーンの始期を、mayで括っているあたりが素晴らしいと思う。

    いくつかのテーマがちりばめられている水面をなぞるとき、人は自身の意見に最も近い、あるいは、最も強調したいテーマを抽出する。本書におけるマスコミ批判は、抽象的かつ段階的で、非常に上手いと思った。

    0
    2010年08月23日

    Posted by ブクログ

    「人は誰でも気づかないうちに自分の人生のラストシーンを始めている。それがいつからなのか、いつまでなのか、分からない。二十歳で死んだ人にとっては十七歳はすでに晩年だったのだと。ラストシーンの始まりも終わりも全てが終わったときでないと決められない。でも、ラストシーンが始まっているのかもしれないとはいつも思っていてくれ」

    0
    2020年06月06日

    Posted by ブクログ

    重松清作品の中では、イマイチかもしれない。
    題材として、生と死、というのはいいと思う。
    舞姫は、まだいいと思う。
    だが、城真吾のようなキャラクターをカリスマに仕立て上げるのは、どうなのかと思う。
    個人的に、重松清のイメージと違っていたという部分もあるのだろうが。

    0
    2019年04月30日

舞姫通信 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    舞姫通信
  • タイトルID
    :
    239309
  • 電子版発売日
    :
    2014年01月03日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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