重松清のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
重松清の官能小説。
『流星ワゴン』的な「読書感想文が書きやすそうな小説」を書く人だと思ってたから意外だった。
「夫婦」が「家族」である所以みたいなものを突き詰めた結果、官能小説となりました、というもの。
『流星ワゴン』でもそういうシーンはあったけども、嫌にじっとりしてたなあ、と思い出した。
「子供」やら「生活」で繋がれている「家族」も、最初は「性愛」から始まったんだよ。
「性愛」ってこんなに汚いもんなんだよ。異常なんだよ。ほらほら、見てみなさい。
って感じだったよ。
「家族」の小説を書き続けるために、って作者は語ってたらしいけど、まあ、わからんでもない。
しっかし、重松清はむっつりとエロそ -
Posted by ブクログ
ラストシーンは、もう始まっているのかもしれない。人は、誰でも、気づかないうちに人生のラストシーンを始めている。17歳で死んだ<自殺志願者>のタレント城真吾にとっては、16歳は晩年だった。城真吾は教えてくれた。人は死ねる。いつ。いつか。いつでも――。でも、僕は思う。僕の教え子の君たちの「いつか」が、ずっとずっと、遠い日でありますように。教師と、生徒と、生と死の物語。
(裏表紙紹介文より)
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“自殺”を肯定するか否定するかは個人によりけりだよね。
特に、特定の宗教が根付いているわけではない人にとっては。
私個人としては、自殺はしてもいいと思う。(もちろん推奨はしない)
けど、実際親しい -
Posted by ブクログ
「口笛吹いて」高校野球で挫折を体験した晋一の物語。
「タンタン」 熱血教師を挫折した先生の物語。
「かたつむり疾走」リストラされた親父を見守る高校生の息子 が親父の行動を追跡する。
「春になれば」産休代理教師とレオ君の物語。
「グッドラック」 大学の同級生夫婦の共稼ぎでの様々な問題 を含んだ作品。
確かにどの作品も重松作品の真骨頂でいわゆる負け組にスポットを当てている。でも負け組・勝ち組ってことばに反応しやすくなってしまっていることが自分の生を評価しているんでしょう。50すぎるとそんなことばかり気になってしまい、中味を問わなくなってしまう。おーー嘆かわし。