重松清のレビュー一覧

  • また次の春へ

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    短編集。7編。
    東日本大震災にまつわる物語。悲しみや苦しみもそれぞれ違えど、次の春ににつながる”何か”を探す。人の強さや優しさを描く。
    最初の作品「トン汁」が良かった。奥さんを亡くしてしまった父親が作るトン汁。家庭の味として受け継がれ、身を温める一品が、心を温める。
    表題作「また次の春へ」では、悲しみが倍増するものの、命の尊さや、世代の絆を感じさせる。

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    2016年09月17日
  • トワイライト

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    苦しい本だった。

    過去、未来、現実、

    そしてまた未来へ。10年前は同世代がこんなにも大人なのか。

    みんなで集まってタイムカプセル埋めれて良かったな。

    淳子と、浩平と、杉本が良かった。


    主人公を好きになれないとしんどいなー

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    2016年09月11日
  • なきむし姫

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    ほっこりする作品。描写が細かく、単身赴任中の心情がかなりリアル。全体に癖になるような引き込まれる感じはないけど、かわいいなーとさくさく読める作品。観覧車が素敵なシンボルとして扱われていて、観覧車に対してここまで考えられるなんてと思いました。

    ・チケットをバッグから出した。「こうなっちゃうんじゃないかなって、思ってたんだ」アヤはそう言って、泣き笑いの顔になった。
    →なきむし姫が自分の涙のためじゃなくて、結局哲也の涙のためにもう一枚チケットをとっておいたのかと思うと、どれだけ愛しているか、どれだけ彼を理解しているかが伝わる描写。

    自分ではなにもやらずに解決したいってのは、ウワサ話や陰口だけで誰

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    2016年09月09日
  • ファミレス 上

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    上巻では陽平の妻の考えている事が分からず、ただのワガママにしか見えない。詳しくは下巻で明かされるのか、もしくは本当にすれ違いの積み重ねなのか…
    ドンには料理を覚えて、たくましく生きて行って欲しい。コージーも頼りないけど、ちょっと憎めない奴。頑張れ、若者!

    2016.8.30

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    2016年08月30日
  • 半パン・デイズ

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    小学生の成長がみれてとれる。
    引っ越してきた時はどうなるのだろうとか、読んでて不安になったけど結局最後は良い友達と良い時間を過ごせたように思う。
    ずっと青春のように思うけどヒロシが言ってたようにみどりなのかも。
    不安だらけだったけどやっぱり住めば都だったのだろう。

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    2016年08月28日
  • 娘に語るお父さんの歴史

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    「お父さんの子どもの頃って、どんな時代だったの?」15歳の娘の質問に、父は自身が育った時代の「歴史」を語る。
    重松さんとほぼ同世代の私なので、語られる「歴史」はうなずくものばかり。テレビが家庭の中心で、親兄弟とのチャンネル争いがあり(優先権はやっぱり父親)、学校での話題はやっぱりテレビ番組。宇宙や科学は明るい未来の象徴で、少年雑誌の21世紀は車は空を走っていた。
    現実は悲しいかな厳しいけど、私にも語ることができる娘たちの存在がいるということが、とても幸せと誇りに思う。

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    2016年08月27日
  • アゲイン 28年目の甲子園

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    ある理由で甲子園出場を決める決勝戦に挑めなかった野球部が、年を経てマスターズ甲子園を目指す。昔のわだかまりはとけるのか…

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    2016年08月03日
  • ロング・ロング・アゴー

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    遠い昔のあの頃、何故か魅力を感じた『あの人』を思い出す物語。単行本「再会」を改題 した短編集。
    今から思えば、子供の頃の自分自身はなんかズレてたように思う。自尊心が強すぎるのか、自分が何者なのかわからないのか。多くの人と出会い、そして別れて、今の自分が形成される。そんなことを思わせる、ちょっとビターなストーリー。

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    2016年07月26日
  • なきむし姫

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    なきむしの奥様を残して神戸に旦那は単身赴任。そこへ男気溢れる小学校時代の2人共通の友人が現れ、なきむし姫に子育ての手助けを結果的にすることに。あれか、キュンキュンしちゃうけど旦那はうらぎれないわ~系の話かと思ってケッとか思って読んでいました。色々足りない感じの本でした。さっと読むにはいいかもしれません。

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    2016年07月21日
  • カカシの夏休み

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    3編の話のうち2編は先生が主人公のお話。問題児をクラスに抱えていたりと、先生ならではの苦悩が読み取れた。最後は同級生が自殺してしまい、最後に電話で話した主人公は精神的におかしくなり、病院に通う。そんな中、弟の同級生がイジメで自殺してしまい…この話は最近読んだ十字架という小説に設定が似ていた。

    どの話も読んでいて胸が苦しくなってしまった。生きるってこんなに苦しいことが沢山あったっけ?と思わせるものがおおく、ハッピーな気持ちになる本が次は読みたい。

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    2016年07月02日
  • 娘に語るお父さんの歴史

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    小説?重松氏の備忘録?

    昭和30年代生まれのお父さんが、中学生の長女に自分の生きてきた時代について語る体で書かれた本です。

    彼が生きてきた時代はシアワセだったのか、今、生まれてくる子供たちはシアワセな時代に生まれてきたね、といえるのか?

    昭和の時代と今を比較しつつ、歴史を語るお父さんのいろいろな想いが伝わってきました。

    でも、小説って感じでもなかったかも。

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    2016年06月29日
  • ファミレス 上

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    ネタバレ

    重松清にはめずらしく、美味しそうな料理がたくさん出てくる。メモしたいレシピも多々。
    ただ、、諸事情によりストーリーが頭に入らず。。ごめんなさい。でも下巻も読むよ。

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    2016年06月29日
  • トワイライト

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    小学6年生の時に埋めたタイムカプセルを、「たまがわ」の団地に住んでいた同級生たちと開けることに。39歳になった主人公たちの今は。

    読んでて重苦しくなる一冊でした。
    設定が10年ほど前なので、感覚が少しズレるところはあったけど…1970年の万博でみた華やかな「未来」はどこへ行ってしまったのだろう?というのはなんとなく想像できるような。
    今私は20代ですが、未来を描くことが少し怖くなりそうです。笑

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    2016年06月22日
  • 娘に語るお父さんの歴史

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    世代は少し違うが、いちいち頷きながら読んでいた。薄く、父娘の会話形式で進められるので、易しくて読みやすい。
    幸せの定義は人それぞれだけど、次の世代に幸せになってほしいと願う気持ちは皆持っていると思いたい。
    あらすじ(背表紙)
    「お父さんの子どもの頃って、どんな時代だったの?」15歳の娘からの問いを機に、父は自分が育ってきた時代の「歴史」を振り返ることに。あの頃、テレビが家庭の中心だった。親たちは「勉強すれば幸せになれる」と信じていた。宇宙や科学に憧れ、明るい未来へ向かって全力疾走していた――。そして、父が出した答えとは。明日へ歩み出す子どもたちへ、切なる願いが込められた希望の物語。

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    2016年06月19日
  • また次の春へ

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    震災からもう5年以上。
    でも今も一人ひとりいろんな思いを抱いて生きている人がいるわけで。
    事実はこんな小説みたいに、優しくきれいなもんばっかりじゃないはず・・・と思いながら、でも少しでも希望があればいいなぁ、という期待を持てた。
    短編集なので、1つひとつの話に深まりがないのが残念。
    あと重松清の文体がやっぱり苦手。しばらく読みたくない。

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    2016年06月08日
  • ロング・ロング・アゴー

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    連作短編集。特に「永遠」「チャーリー」「人生はブラの上」がお気に入り。重松作品を読むたびに、子供の心をとらえるのが、本当に上手くなぁ~と思います。

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    2016年06月07日
  • 青春夜明け前

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    うん。下ネタ多いけど、子供ってそんなもんよね。フィクションとノンフィクションの中間みたいな感じが多かったけども。

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    2016年06月01日
  • また次の春へ

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    どんな話なのか知らずに読み始めたら、3.11で被災した家族のオムニバスで読んでて自然と涙が流れた。本当に震災は誰も悪くないし、亡くなった人も、残された家族も、なにも関係の無い遠く離れた人にも多大な影響を与えたし、私自身にもすごい影響があった出来事だったから本当に読んでいて辛かった。
    読み始めて2日後に熊本で震度6の地震が起きて、なんちゅうタイミング。。。辛い。
    「しおり」の中でのセリフで、行方不明になった男の子に対して死亡届を出して供養した方がいいという主人公に対して母親が「あんたをすっきりさせるために亡くなったわけじゃない」っていうんだけど、本当にそうだなぁって。死体もあがらずにもうダメだと

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    2016年04月20日
  • かっぽん屋

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    なんかかわいい表紙に騙されて、ぱっと開いた「すいか」で「!?」となる。エロ話である。いきなり「かっぽん屋」のタイトルの意味もわかるし、「疾走」みたいに1冊これかいな?と不安になったら、短編集でした。エロ話は2本で、少年の熱くてどうしようもないリビドーの話。「疾走」みたいな直接なものではないけど、そこまでネバネバとした表現は必要なんだろうか。

    短編をいくつかにわけ、A面とB面にそれぞれ配置。前者は青春のほろ苦い経験を語る純文学。後者は、ちょっと不思議なSFや怪談めいたショートショートみたいな話と、統一感はある。

    どれぞれ好きずきあるだろうけれども、いずれもそれなりのクオリティで、重松清らしく

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    2016年04月19日
  • きみ去りしのち

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    まだ1歳の誕生日を迎えたばかりの息子を失くした父親の旅の物語。

    出だしがうまいなあ、
    と最初は技術的なところに目を向けて読んでいたのですが、
    読み終わる頃にはそういうことよりも
    物語に入り込んで味わうというふつうの読書になっていました。
    物語の中へと引き込む力に負けたのです。

    それに、だんだん、登場人物の動きやセリフが
    こなれていったのだと思います。
    それで、読んでいて自然に感じられる土台が前半部分に作られて、
    その貯金分みたいなもので、
    後半の大事なところをスパートをかけているような感じでしょうかね。
    こういうのは、長編だからこそ効く「溜め」と「解放」なんじゃないか、と、
    長編を書いたこ

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    2016年04月18日