重松清のレビュー一覧

  • 見張り塔から ずっと

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    発展の望みを絶たれた郊外のニュータウン内のいじめ

    幼い子供を亡くした夫婦の元に現れた同じ名前の少年

    夫にも義母にもないがしろにされる若妻

    3組の追い詰められていく夫婦のお話し
    どれも救いがなく、怖いくらいにリアル

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    2016年11月18日
  • ぼくはこう生きている君はどうか

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    2010年に発刊された鶴見俊輔と重松清の対談の文庫化。鶴見俊輔氏は2015年に亡くなったため、遺言を読むような気持ちで読んだ。
    日本について、日本人について100年のスパンで論じる鶴見氏の意見は説得力がある。
    日本人の線が細くなっている。それは日本人の思考が細くなっていることを示している。
    庶民からたたき上げたエリートが少ないのは、我々が描くエリート像がそうなっていないからだ。

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    2016年11月14日
  • 季節風 冬

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    著者の『季節風』シリーズの一冊。冬を舞台に、過ぎ去った過去の思い出、あるいは現在の家族にまつわる出来事を、一筆書のように描写した12の物語。
    いずれも読後感の心地よい作品。
    「サンタ・エクスプレス」の最後、シールのサンタが笑った、の個所は、いかにもクリスマスファンタジー。
    「ネコはコタツで」は、親の介護が問題となる世代には身近な話。
    「ごまめ」は、娘を持つ父親には、”あるある”と思わず声が出る話。

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    2016年11月04日
  • ファミレス 上

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    ほのぼのとした内容で読みやすいです。人物もたくさん出てきますが、どの主人公にも感情移入しやすいのはとてもすばらしいですね。
    個人的には、料理のことには「うーん、こういうことはしたくないなぁ・・」という思いを抱きながら読んでいる部分もあるのですが(笑)これも「食」を描く小説なのでそういうこともあるでしょう!

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    2016年11月03日
  • 赤ヘル1975

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    マナブの父親は、ダメな人間だ。ダメなポイントがずれている。ダメな父親のせいで、マナブの世界が壊れるのが怖くてなかなか読み進めない。
    やっと読み終わった。
    マナブが、強く生きていってくれる事を願うばかりです。

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    2016年11月24日
  • 赤ヘル1975

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    あの頃の広島カープを知ることができたという点で貴重な読書、そんなことあったんだとなるエピソード多い。物語としてはなんてことなく面白いものではない。

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    2016年10月16日
  • 娘に語るお父さんの歴史

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    1963年生まれのカズアキが、「テレビ」・「核家族」・「中流意識」など、自らが生きてきた昭和の様子を平成生まれの娘に語る。
    懐かしい出来事も語られていて、それなりに面白いところもあったが、これを小説として読むのには厳しいかなと。重松さんの自叙伝?エッセイ?

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    2016年10月12日
  • また次の春へ

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    短編集。7編。
    東日本大震災にまつわる物語。悲しみや苦しみもそれぞれ違えど、次の春ににつながる”何か”を探す。人の強さや優しさを描く。
    最初の作品「トン汁」が良かった。奥さんを亡くしてしまった父親が作るトン汁。家庭の味として受け継がれ、身を温める一品が、心を温める。
    表題作「また次の春へ」では、悲しみが倍増するものの、命の尊さや、世代の絆を感じさせる。

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    2016年09月17日
  • トワイライト

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    苦しい本だった。

    過去、未来、現実、

    そしてまた未来へ。10年前は同世代がこんなにも大人なのか。

    みんなで集まってタイムカプセル埋めれて良かったな。

    淳子と、浩平と、杉本が良かった。


    主人公を好きになれないとしんどいなー

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    2016年09月11日
  • なきむし姫

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    ほっこりする作品。描写が細かく、単身赴任中の心情がかなりリアル。全体に癖になるような引き込まれる感じはないけど、かわいいなーとさくさく読める作品。観覧車が素敵なシンボルとして扱われていて、観覧車に対してここまで考えられるなんてと思いました。

    ・チケットをバッグから出した。「こうなっちゃうんじゃないかなって、思ってたんだ」アヤはそう言って、泣き笑いの顔になった。
    →なきむし姫が自分の涙のためじゃなくて、結局哲也の涙のためにもう一枚チケットをとっておいたのかと思うと、どれだけ愛しているか、どれだけ彼を理解しているかが伝わる描写。

    自分ではなにもやらずに解決したいってのは、ウワサ話や陰口だけで誰

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    2016年09月09日
  • ファミレス 上

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    上巻では陽平の妻の考えている事が分からず、ただのワガママにしか見えない。詳しくは下巻で明かされるのか、もしくは本当にすれ違いの積み重ねなのか…
    ドンには料理を覚えて、たくましく生きて行って欲しい。コージーも頼りないけど、ちょっと憎めない奴。頑張れ、若者!

    2016.8.30

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    2016年08月30日
  • 半パン・デイズ

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    小学生の成長がみれてとれる。
    引っ越してきた時はどうなるのだろうとか、読んでて不安になったけど結局最後は良い友達と良い時間を過ごせたように思う。
    ずっと青春のように思うけどヒロシが言ってたようにみどりなのかも。
    不安だらけだったけどやっぱり住めば都だったのだろう。

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    2016年08月28日
  • 娘に語るお父さんの歴史

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    「お父さんの子どもの頃って、どんな時代だったの?」15歳の娘の質問に、父は自身が育った時代の「歴史」を語る。
    重松さんとほぼ同世代の私なので、語られる「歴史」はうなずくものばかり。テレビが家庭の中心で、親兄弟とのチャンネル争いがあり(優先権はやっぱり父親)、学校での話題はやっぱりテレビ番組。宇宙や科学は明るい未来の象徴で、少年雑誌の21世紀は車は空を走っていた。
    現実は悲しいかな厳しいけど、私にも語ることができる娘たちの存在がいるということが、とても幸せと誇りに思う。

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    2016年08月27日
  • アゲイン 28年目の甲子園

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    ある理由で甲子園出場を決める決勝戦に挑めなかった野球部が、年を経てマスターズ甲子園を目指す。昔のわだかまりはとけるのか…

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    2016年08月03日
  • ロング・ロング・アゴー

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    遠い昔のあの頃、何故か魅力を感じた『あの人』を思い出す物語。単行本「再会」を改題 した短編集。
    今から思えば、子供の頃の自分自身はなんかズレてたように思う。自尊心が強すぎるのか、自分が何者なのかわからないのか。多くの人と出会い、そして別れて、今の自分が形成される。そんなことを思わせる、ちょっとビターなストーリー。

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    2016年07月26日
  • なきむし姫

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    なきむしの奥様を残して神戸に旦那は単身赴任。そこへ男気溢れる小学校時代の2人共通の友人が現れ、なきむし姫に子育ての手助けを結果的にすることに。あれか、キュンキュンしちゃうけど旦那はうらぎれないわ~系の話かと思ってケッとか思って読んでいました。色々足りない感じの本でした。さっと読むにはいいかもしれません。

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    2016年07月21日
  • ぼくはこう生きている君はどうか

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    重松清は知っているけれど、鶴見俊輔という哲学者を私は今まで知らなかった。

    教育、家族、友情、老い、師弟。
    斬新な答えが出て来るテーマではない。
    けれど、鶴見氏の圧倒的……なんだろう、人柄?
    時代を渡り、多くの人を見つめてきたその人物がよく現れている、素敵な対談集だった。

    弱みを見せて、余裕を持って、向き合っていく。
    けれど、例えば挨拶のようなカタチを軽んじない。
    そういうところが、いいなと思う。

    その中で育つ人物とは、点数が取れるわけでも、一番でなくても、何かを為すのだろう。
    そのことに、価値を見出さなくとも、いつも我慢が効かなくなって不安になる。
    そんな自分への処方箋にもなった。

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    2016年07月03日
  • カカシの夏休み

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    3編の話のうち2編は先生が主人公のお話。問題児をクラスに抱えていたりと、先生ならではの苦悩が読み取れた。最後は同級生が自殺してしまい、最後に電話で話した主人公は精神的におかしくなり、病院に通う。そんな中、弟の同級生がイジメで自殺してしまい…この話は最近読んだ十字架という小説に設定が似ていた。

    どの話も読んでいて胸が苦しくなってしまった。生きるってこんなに苦しいことが沢山あったっけ?と思わせるものがおおく、ハッピーな気持ちになる本が次は読みたい。

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    2016年07月02日
  • 娘に語るお父さんの歴史

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    小説?重松氏の備忘録?

    昭和30年代生まれのお父さんが、中学生の長女に自分の生きてきた時代について語る体で書かれた本です。

    彼が生きてきた時代はシアワセだったのか、今、生まれてくる子供たちはシアワセな時代に生まれてきたね、といえるのか?

    昭和の時代と今を比較しつつ、歴史を語るお父さんのいろいろな想いが伝わってきました。

    でも、小説って感じでもなかったかも。

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    2016年06月29日
  • トワイライト

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    小学6年生の時に埋めたタイムカプセルを、「たまがわ」の団地に住んでいた同級生たちと開けることに。39歳になった主人公たちの今は。

    読んでて重苦しくなる一冊でした。
    設定が10年ほど前なので、感覚が少しズレるところはあったけど…1970年の万博でみた華やかな「未来」はどこへ行ってしまったのだろう?というのはなんとなく想像できるような。
    今私は20代ですが、未来を描くことが少し怖くなりそうです。笑

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    2016年06月22日