重松清のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『泣きの重松』の作品なのである。
彼に家族を描かせたら、
もう自由自在に読者を泣かせることができるくらい
読む者のツボを心得た巧みな作者なのである。
その重松さんが書いた3.11震災の短編集。
なのに、読み始めて2つ目の短編で『あれ?』と思い
3つ目、4つ目辺りで気がつく。
主人公への感情移入が浅い・・・
たぶん重松さんは、あんな悲惨な出来事を
当事者でない自分が書くことに迷い、あえて第三者的な書き方を選んだのでしょう。
『経験してない人にわかるものか』と言われれば返す言葉が無い。
安易に『がんばって』なんて声もかけられない。
自分が何事もなく平凡な暮らしを送っていることさえも
罪悪感を感じて -
Posted by ブクログ
自ら被災地を訪れた取材をもとに作られたドキュメントノベル、それはどこから切っても重松さんそのものであり彼ならではの愛と優しさ溢れる作品。
それ故評価も高いのだがそんなメッセージを受けとめつつもどこか引っかかる、その違和感の正体はやはりなぜ不登校の中学生を物語の中心に持って来たのかということだろう。
手法としては定番中の定番なのだが「がんばり」の種類は明らかに違うものであり同じ土俵で括ってしまうのはあまりにも安易で双方に対して失礼なのではないか?
本文の中ではそうではないと否定はしているもののだったらそう描かなくてもいいではないか…穿った見方かも知れないが私はそう感じました
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