重松清のレビュー一覧

  • 希望ヶ丘の人びと(上)

    Posted by ブクログ

    特段惹きつけられるストーリーでもなければ、登場人物のベタさに冷めてしまうところもある。もし子ども時代に読んでいたならば、記憶に残る本ではなかっただろう。

    しかし、自分自身が良くも悪くも大人になってしまって、田島さんの気持ちが少し分かるようになり、描かれるどうしようもない日常に共感できてしまう。

    『ひとが生きるというのは、誰かから寄せられる「期待」を裏切りつづけることなのかもしれない。』(p347)

    0
    2016年04月05日
  • また次の春へ

    Posted by ブクログ

    『泣きの重松』の作品なのである。
    彼に家族を描かせたら、
    もう自由自在に読者を泣かせることができるくらい
    読む者のツボを心得た巧みな作者なのである。
    その重松さんが書いた3.11震災の短編集。
    なのに、読み始めて2つ目の短編で『あれ?』と思い
    3つ目、4つ目辺りで気がつく。
    主人公への感情移入が浅い・・・
    たぶん重松さんは、あんな悲惨な出来事を
    当事者でない自分が書くことに迷い、あえて第三者的な書き方を選んだのでしょう。
    『経験してない人にわかるものか』と言われれば返す言葉が無い。
    安易に『がんばって』なんて声もかけられない。
    自分が何事もなく平凡な暮らしを送っていることさえも
    罪悪感を感じて

    0
    2016年04月02日
  • なきむし姫

    Posted by ブクログ

    子供も親も,子育ての中で育っていく.その様子が生き生きとして楽しい.バツイチ,放浪者の幼なじみの健ちゃんとナッコが素敵で哀しく愛おしい.

    0
    2016年04月01日
  • 娘に語るお父さんの歴史

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    うーん。
    お父さんの、というよりは日本の歴史といった方が良いのでは。。戦後の歴史の本を噛み砕いて物語調で説明してるに過ぎない。

    0
    2016年03月24日
  • 季節風 春

    Posted by ブクログ

    冬に続いて読破。春は1番好きな季節だけど、センチメンタル話が多かったような。めぐりびな、せいくらべがとにかく泣けた。いい話!

    0
    2016年03月14日
  • 希望の地図 3.11から始まる物語

    Posted by ブクログ

    震災後の被災地をライターと不登校の中学生が巡る。
    そこで二人は何を目にし、感じるのか。
    今年で震災から五年。
    忘れないでいるということは難しい。
    あらためて震災(津波)の凄まじさを思うが、忘れている自分もあらためて思い出す。

    2016.3.13

    0
    2016年03月13日
  • 希望の地図 3.11から始まる物語

    Posted by ブクログ

    自ら被災地を訪れた取材をもとに作られたドキュメントノベル、それはどこから切っても重松さんそのものであり彼ならではの愛と優しさ溢れる作品。
    それ故評価も高いのだがそんなメッセージを受けとめつつもどこか引っかかる、その違和感の正体はやはりなぜ不登校の中学生を物語の中心に持って来たのかということだろう。
    手法としては定番中の定番なのだが「がんばり」の種類は明らかに違うものであり同じ土俵で括ってしまうのはあまりにも安易で双方に対して失礼なのではないか?
    本文の中ではそうではないと否定はしているもののだったらそう描かなくてもいいではないか…穿った見方かも知れないが私はそう感じました

    0
    2016年03月08日
  • 世紀末の隣人

    Posted by ブクログ

    期待してなかった分面白く読めた。
    事件が起こるとそれに少しでも関係した人の数だけ色々なドラマが続くが、部外者はその状況をすぐに消費し、歪な印象のみを残す。

    0
    2016年03月07日
  • 見張り塔から ずっと

    Posted by ブクログ

    三つの物語が入っている。価格の落ちたニュータウンでのイジメの話、マザコン男と結婚した若い女の話、息子を亡くして精神がおかしくなる夫婦の話。なんかどれもしっくりこない終わり方だった。

    0
    2016年02月16日
  • ポニーテール

    Posted by ブクログ

    いい家族になってほしい。たくさん悲しい思いをして寂しい思いをして、優しいお母さんと厳しいけど優しいお姉ちゃんができて。家族になるって難しくてじんわりあたたかい。素敵。

    0
    2016年01月31日
  • 季節風 冬

    Posted by ブクログ

    どこか懐かしく、どこかほろ苦く、そして、心が温まる短編集。「サンタエクスプレス」のような、ドッキリいいなぁ。

    0
    2016年01月12日
  • あの歌がきこえる

    Posted by ブクログ

    ケンカしたアイツらは憶えてるやろか。

    手紙書いたのに出せなかった。

    いじめの側にいた自分がいや。

    ここには勝負しにきたのやろか。

    好きだった人はいつまでも好きだった人。

    年上ってなんかドキドキ。

    教育実習の先生が楽しみだった。

    安いサンダルって、オレのこと?

    チャリで徘徊してた時、ドキドキしてた気がする。

    金、貸せられるやろか。

    受験の時、エロ映画館に行った。

    こんな気持ちうまくいえたことがない。なかなかね。



    そんな想い出が蘇る感じ、でした。

    0
    2015年12月17日
  • 空より高く

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    高校3年生って、こんなに子どもっぽかったっけ?中学生かと思った。。素直な子ばっかりだけど、18歳は大人と子どもの狭間でもっともっと複雑だよね。

    ラーメン食べたくなった笑。

    0
    2015年12月04日
  • 季節風 秋

    Posted by ブクログ

     実りの季節でありつつもどこかもの悲しさを感じる秋にぴったりの一冊。
     特に印象に残ったのは「少しだけ欠けた月」。どうしたらいいのか分からない子供の心の葛藤は自分にも経験があるが、アキラくんみたいには振る舞えなかった、だからアキラくんは十分にお母さんを守れる立派な男の子だなぁと思う。

    0
    2015年11月29日
  • 季節風 夏

    Posted by ブクログ

     重松さんが後書きでおっしゃっているように、夏には"終わり"がつきものだからこそのドキドキや切なさ、ほろ苦さが詰まっている。

    0
    2015年11月29日
  • 哀愁的東京

    Posted by ブクログ

    新作を書けなくなった絵本作家。副業フリーライターの進藤宏が、最後に書いた絵本「パパといっしょ」から繋がりで東京の哀愁を綴った連作長編小説。
    そんな「パパといっしょ」が読みたい。

    0
    2015年11月23日
  • カカシの夏休み

    Posted by ブクログ

    「帰りたい場所」と「年をとること」と「死」(あとがきより引用)が組み合わさったお話三篇。
    私も中年で、昔を振り返るのは嫌いじゃない。仕事がつまらない、今が充実していない、それらも理由かもしれない。でも一番は、損得考えずに行動できる仲間がそこにいるからだろうと思う。

    0
    2015年11月23日
  • 空より高く

    Posted by ブクログ

    レッツビギンする高校3年生の話。

    こういうのをちょっとなんかなと思ってしまうのは
    歳を取ったせいでしょうか。
    ムクちゃんみたいに素直になれたらと思うけど
    何も経験してない頃には戻れないからな。。

    0
    2015年10月20日
  • 口笛吹いて

    Posted by ブクログ

    日常のちょっとした苦難。
    解決方法に正解があるわけじゃなくて、でも乗り越えなけらばならない事ってある。
    そんな短編集。

    あんまりスッキリしなくてちょっと疲れちゃった。
    今の私には上手く流せなくて、胃が痛くなっちゃう。

    ------------------

    ひとは誰だって昔と同じというわけにはいかない。
    だが、百パーセント変わってしまえるわけでもない。
    残しておきたいところが消えうせて、変えたいところがどうしても残ってしまう、きっとそういうものなのだろう。

    0
    2015年08月06日
  • なきむし姫

    Posted by ブクログ

    子供の頃の泣き虫のまま大人になった妻と、妻を気遣い続ける幼馴染の夫。優しいがプレッシャーに弱い長男と、元気の良すぎる幼稚園児の妹。
    重松さんお得意の子供と家族の物語です。

    重松さんらしい。
    というか、らしすぎる。
    これまで沢山の重松作品を読んできた身には、余りに普通すぎます。
    いい話なんですけどネ。

    0
    2016年05月15日