感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2023年07月23日
平凡な市井の人々を書かせたら、やはり重松清さんは上手いねぇ。
それぞれのキャラがキチンと立っているのも良い。
家族愛。
家族の縁が薄い私には特にしみる。
後半が楽しみ。
Posted by ブクログ 2021年11月25日
何読んでも全部面白い。ものすごく泣けるとかはないんだけど、登場人物がいい味出してるし、その表現が素晴らしすぎて、主人公と同化してしまう。毎回ですけど止まりません。ありがとうございます。大好き度❤️❤️❤️ 下巻も楽しみ
オヤジ目線の小説。
だけど,子どもの気持ちにも真っ直ぐ向き合う。
どの年代の人の心にも響くだろう。
親でも子でも,先生でも生徒でも,地味でも異端でも。
Posted by ブクログ 2017年12月26日
死んだ妻の故郷である希望ヶ丘という街に家族で引越すお話。
どこかステップと同じ匂いがある作品。
やはり重松清はこの手の作品を書かせたら天下一品だ。
ステップと比べると、えっと思わせるミラクルな展開が多いが、
ただそれにケチを付けるのがいかに詰まらない事かと思わせてくれる。
登場人物たちがみんなし...続きを読むっかりと生きているのだ。
ニュータウンという独特の空気感を見事に描いている作品。
Posted by ブクログ 2021年10月07日
まだ上巻だからか希望というよりこれからどうしていくのかと色々始まったばかりで、下巻を読むのが楽しみ。
息子の亡くなったお母さんの思い出探しは切なくなるけど、その気持ちは分かる。亡くなった人がいた場所や、話が聞けるのは幸せな時間だからね。
Posted by ブクログ 2016年04月09日
物語の本筋には関係ないけど、こんな一節がとても印象に残った。
「子どもの『もしも』は未来に向いている。(中略)おとなの『もしも』は過去にしか向いていかない。」
むむむむー、、、奥が深すぎるけど、妙に納得してしまった自分は、もはやおとなになってしまったのだろう。
Posted by ブクログ 2015年11月27日
亡き妻の故郷に引っ越した三人の家族。田島(私)、美嘉、亮太。妻の圭子と生前に関わって来た人達との出会い、妻の思い出に降れて成長していく。
私も登場人物たちと同世代(40)ということもあり、共感できる部分がたくさんありました。ある程度、大人になってまわりが結婚すると、なかなか、つるむ相手が出来ない。...続きを読む自分が独身だったりすると、独身同士でつるんだり。
都合の悪いことを他人に押し付けようとする宮島パパの態度は、誉められたものではないけど、大人になるって建前や見栄、虚栄心と如何に向き合うかと言うことなのだろうな。
Posted by ブクログ 2017年06月10日
亡くなった妻が学生時代を過ごした「希望ヶ丘」に、娘と息子と越してきた田島。
そこで塾の教室長として働き始めるが、親からのクレームに四苦八苦することに。
また、妻の同級生たちとの思い出に触れながら、その同級生たちの現状にも行き当たる。
一方、子供たちの抱える問題も…
今のところ、妻の帰りたかった「希望...続きを読むヶ丘」にはいいところがひとつもないのだ…
2017.6.10
Posted by ブクログ 2016年04月05日
特段惹きつけられるストーリーでもなければ、登場人物のベタさに冷めてしまうところもある。もし子ども時代に読んでいたならば、記憶に残る本ではなかっただろう。
しかし、自分自身が良くも悪くも大人になってしまって、田島さんの気持ちが少し分かるようになり、描かれるどうしようもない日常に共感できてしまう。
...続きを読む『ひとが生きるというのは、誰かから寄せられる「期待」を裏切りつづけることなのかもしれない。』(p347)