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Posted by ブクログ
今は冬だけど、だいぶ前に母親に買ってもらったなあと思って読んだ。毎日1話ずつ、日々の癒しでした。重松清さんの本は中学受験でお世話になったけど、成人したあと読んでも、好きだなあて思います。
感想は、
主に終わりにまつわるお話が多いけど、最後だけ始まりの前の話を持ってくるのは上手いなと思った。どの話も心が暖かくなる。すごく泣きながら読んだ回もあった。
この世のもの全てに、終わりはいつかくるけど、それがどんな終わり方を迎えるのかは分からないけど、どんな終わりでも受け入れるようになりたい。
きっと最後に後悔しないように過ごすのは難しい。
終わることに対して、誰だって戸惑うし、不安になるし、悲しい、寂しい感情が付き纏うと思うけど、最後は前を向いて受け入れるように、次があるなら次に繋がるように、生きていきたいな
Posted by ブクログ
知人が朗読劇で「あじさい、揺れて」を上演すると聞き、興味を持って読み始めた。
途中であとがきを読んでしまったのだが、「四季の中で、夏ほど終わりの似合う季節はない」と著者は書く。なるほど、今まで意識しなかったが、お盆も終戦記念日も、華々しく始まるくせに終わるときには物悲しさを感じさせる高校野球も夏だ。
そのせいか、死や別れテーマにした作品が多い。
電車の中で読むのは控えたい。
「終わりの後の始まりの前に」
高校野球が舞台となっているせいか、ちょっと感情移入しにくかったが、「終わりの後の始まりの前」というタイトルの世界観は秀逸。
あとがきで著者は、意図せず書いたこれらの作品群を、文庫としてまとめようとしたときに東日本大震災が起きて、別の意味を持つような感覚になったと書く(あとから別の意味を背負わせるのは非礼だとも)。
「終わりの後の始まり」を生きられなかった人たちの分も生きねばならぬと言う。
これからいくつもあるであろう「終わりの後の始まり」に思いを馳せる。
「親知らず」
両親を見送ると、人生は後半戦に入り、息子や娘でなく正真正銘の親になる。
「タカシ丸」
Posted by ブクログ
電車の中で読んじゃダメだった。
涙が滲んで、何度も心を落ち着かせるために本を閉じてた。
短編集。
どの物語も、喉の奥がひゅっと痛い。
友人や身内の死が出てくる話では、父を癌で亡くした自分を重ね合わせてるのかなぁ。
「タカシ丸」は、まさに父親が癌で命を落とそうとしてる物語。
家族を遺して逝ってしまう父の寂しさ、無念さ…を我が父に重ね合わせ。
最期の時間を過ごし、父との記憶を作れた雅也。感情のままに声を上げて泣くことができたことが何よりの幸せかな。
重松さんの物語は心をきゅっとされるけど、「あぁ、私の中のわだかまりってこういうことなんだ」とある意味すっきりする泣き方ができる。
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