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転校が決まった“相棒”と自転車で海へ向かう少年たちの冒険「僕たちのミシシッピ・リバー」、野球部最後の試合でラストバッターになった輝夫と、引退後も練習に出続ける控え選手だった渡瀬、2人の夏「終わりの後の始まりの前に」など、美しい四季と移りゆくひとの心をテーマにした短篇集「季節風」シリーズの夏篇。まぶしい季節に大切な人を想う、夏の物語12篇を収録。
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Posted by ブクログ
「夏は思い出も、失敗も、そして終わりも作り出す。」 今までの「冬」「春」とは少しテイストの違う「夏」。 過去の思い出、失敗に今の自分がどう向き合うかという話が多かった。やはり、そこに答えは無く、でも周りの世界は優しい。相変わらず暖かい小説たち。 「べっぴんさん」「タカシ丸」には号泣。最近の若い作家で...続きを読むは到底及ばない、人死をこんな暖かい話しにしてくれる手腕に感謝。その2作の後の「虹色メガネ」で、ほっこり笑顔に。さすがの重松清様でした。
季節風シリーズを順番に読んでいます。 この中では、「魔法使いの絵の具」が好きです。 自然の中での遊び方を大人になっても覚えているところが羨ましいというのと、 状況や性格が違う相手に対して、蔑んでしまったり逆に劣等感を感じてしまう心理描写が刺さったというのが理由です。
あとがきにあった、夏は四季の中で最も「終わり」を意識する季節という記述に納得する、どこか切なくほろ苦い夏の短編集。『僕たちのミシシッピ・リバー』『あじさい、揺れて』『その次の雨の日のために』『ささのは さらさら』『タカシ丸』が良かった。私の父は余命宣告を受けた2日後に亡くなったため、最期に思い出作...続きを読むりができた雅也が少し羨ましい。『虹色メガネ』は可愛らしくて好き。夏休み最終日のあの空気感が見事に再現されている。 季節や心情の切り取り方が本当に上手く、まだ秋・冬の2作品楽しめるのが嬉しい。
今は冬だけど、だいぶ前に母親に買ってもらったなあと思って読んだ。毎日1話ずつ、日々の癒しでした。重松清さんの本は中学受験でお世話になったけど、成人したあと読んでも、好きだなあて思います。 感想は、 主に終わりにまつわるお話が多いけど、最後だけ始まりの前の話を持ってくるのは上手いなと思った。どの話も心...続きを読むが暖かくなる。すごく泣きながら読んだ回もあった。 この世のもの全てに、終わりはいつかくるけど、それがどんな終わり方を迎えるのかは分からないけど、どんな終わりでも受け入れるようになりたい。 きっと最後に後悔しないように過ごすのは難しい。 終わることに対して、誰だって戸惑うし、不安になるし、悲しい、寂しい感情が付き纏うと思うけど、最後は前を向いて受け入れるように、次があるなら次に繋がるように、生きていきたいな
知人が朗読劇で「あじさい、揺れて」を上演すると聞き、興味を持って読み始めた。 途中であとがきを読んでしまったのだが、「四季の中で、夏ほど終わりの似合う季節はない」と著者は書く。なるほど、今まで意識しなかったが、お盆も終戦記念日も、華々しく始まるくせに終わるときには物悲しさを感じさせる高校野球も夏だ...続きを読む。 そのせいか、死や別れテーマにした作品が多い。 電車の中で読むのは控えたい。 「終わりの後の始まりの前に」 高校野球が舞台となっているせいか、ちょっと感情移入しにくかったが、「終わりの後の始まりの前」というタイトルの世界観は秀逸。 あとがきで著者は、意図せず書いたこれらの作品群を、文庫としてまとめようとしたときに東日本大震災が起きて、別の意味を持つような感覚になったと書く(あとから別の意味を背負わせるのは非礼だとも)。 「終わりの後の始まり」を生きられなかった人たちの分も生きねばならぬと言う。 これからいくつもあるであろう「終わりの後の始まり」に思いを馳せる。 「親知らず」 両親を見送ると、人生は後半戦に入り、息子や娘でなく正真正銘の親になる。 「タカシ丸」
電車の中で読んじゃダメだった。 涙が滲んで、何度も心を落ち着かせるために本を閉じてた。 短編集。 どの物語も、喉の奥がひゅっと痛い。 友人や身内の死が出てくる話では、父を癌で亡くした自分を重ね合わせてるのかなぁ。 「タカシ丸」は、まさに父親が癌で命を落とそうとしてる物語。 家族を遺して逝ってしま...続きを読むう父の寂しさ、無念さ…を我が父に重ね合わせ。 最期の時間を過ごし、父との記憶を作れた雅也。感情のままに声を上げて泣くことができたことが何よりの幸せかな。 重松さんの物語は心をきゅっとされるけど、「あぁ、私の中のわだかまりってこういうことなんだ」とある意味すっきりする泣き方ができる。
季節風シリーズを読み終わりましたが、これも電車では読んではいけない本。涙、涙で困ります。 特に重松さんのこの手の話は広島弁じゃけえ、よけいに心に来るんよね。別にワシ自身で同じようなことがあった訳じゃないんじゃけどねえ・・・
重松さんらしいお話が満載でした。悲しくなったり、ぽかぽか温かい気持ちになれたり様々ですが、一つ一つのお話を読み終える度に気持ちが綺麗になっていくような気がしました。
電車の中で読んではいけない重松作品。我慢に我慢を重ねたが、「タカシ丸」であえなく撃沈。涙がこぼれ落ちた。 作者のあとがきのとおり、四季の中で夏ほど「終わり」が似合う季節はない。 「終わりの後の始まりの前」って言葉好きだなあ。今この時この瞬間を大切に生きていこう。
重松清さんの作品は なんとなく 自分の境遇に似ているところがあり、 ひとつひとつが 似ているということはないんだけど ところどころで グッときてしまう表現に 触れるたび、涙がジュワ~ッとあふれてきます。 短編集ですが、どの話も そんな場面があって 会社の昼休みに読むには 人目をはばかりました。。。w
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