重松清のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「人生の後半戦」いい表現だなー。
やっぱり物語は後半になるにつれて盛り上がる
これからの人生の方が気合い入るって希望が持てる!
学生から、20〜30年も経ってしまえば
そりゃみんな変わるだろうし、
年月に比例していろんなことを経験してくだろうし
人生難航でしかない時もある………。
それにしても読んでてRCセクションが聴きたくなった。
そんなに自分から聴いてたわけではいけど、やっぱり、誰しも聴けばわかる曲を持ってるってのは強い!!!
学生時代、軽音楽部だったとき
部室とか、自分たちのライブの合間とか、合宿とか
ドライブの車の中でとか、常に音楽があったなーーって
懐かしくて嬉しくて寂しい気持ちにな -
Posted by ブクログ
絵本が書けなくなったフリーライター進藤。フリーライターの仕事で生計をたて、様々な人に出会う。
出会い、見送ってきた東京。
タイトル通りのイメージのお話でした。最後に少しは希望がみえるものの、主人公が関わる九編これでもかと暗く重くのしかかってきました。
憧れの華やかな東京、だからよけい、もの悲しさを感じる。時が流れることの悲しみ、東京という街で織りなす人たちのドラマ。
主人公進藤は40歳、働き盛りという年齢、もっとエネルギッシュに突っ走ってほしい。と思うのですが、苦悩あり、自分の居場所も見えてくる頃、実際心の内側はこうなんだなと思いました。
哀愁はなにかを喪うことで感じる。それの繰り返し、そこか -
Posted by ブクログ
重松清の昭和モノ。
さすがの重松さん、セピア色の世界観を最後までぐぐっと読ませてくれた。
重松作品の中ではそんなに好きな方の部類ではなかったものの、ほんのり切なくもやっとするラストも、そう悪くはなかった。
★3つ、7ポイント。
2021.04.10頃。新。
※レビューし忘れて2週以上も放置(苦笑)。
※「鍵っ子」という単語が今や死語と化していることに、この作品で気づかされた(苦笑)。
※気づけば、「一人っ子」も、当たり前なんだなぁ・・としんみりした。
・・・自分の子供時代には、一人っ子も子沢山もどちらも普通にいたけれど、自分のほんの少し上の世代に遡ると、一人っ子の方が肩身の狭い思いをし -
Posted by ブクログ
今年の10月末で定年を迎える自分にとって、何か参考になることがあればと思って読んだが、ほとんど得るものはなかった。設定が約20年前とあまりにも古いことが大きな理由だ。みなさんも指摘されているように、この20年間でシニア雇用をめぐる環境は大きく変わっている。60歳で悠々自適の生活に入り、日々散歩に費やす方はほとんどいなくなったのではないか。今月からは、70歳定年を企業の努力義務とする高齢者雇用安定法が改正されたが、ますます、この小説が描いた時代は過去のものになっていくだろう。さらに、インターネットが勃興期で、主人公がPCのネットの設定に四苦八苦しているシーンも古臭さを感じた。昨年、92歳で亡くな
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