重松清のレビュー一覧

  • 送り火

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    好きな話半分、苦手な話半分って感じですかね。アンダーサーティーの世代が読んで
    どう感じるんでしょうか?
    かげぜん、漂流記が好き。

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    2021年09月18日
  • ロング・ロング・アゴー

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    「せんせい。」(兄)に対して、双子の妹のような作品とのこと。(あとがきより)

    なるほど、再会というテーマで描かれた様々な物語である。

    一つめの「いいものあげる」で少しだけ出てきた男の子が、最後の「再会」で、大人になって主人公として登場する。うまくいかないことの多かったふたりにとって、再会できてよかったなぁと思った。

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    2021年09月18日
  • カシオペアの丘で(下)

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    重くて苦しくなったけど、出会いは人生を変える。みんないつかは消えていくけど、その時にどんな顔が浮かぶのだろうか。後悔がないのは綺麗事だと思う。

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    2021年08月28日
  • ハレルヤ!(新潮文庫)

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    「人生の後半戦」いい表現だなー。
    やっぱり物語は後半になるにつれて盛り上がる
    これからの人生の方が気合い入るって希望が持てる!
    学生から、20〜30年も経ってしまえば
    そりゃみんな変わるだろうし、
    年月に比例していろんなことを経験してくだろうし
    人生難航でしかない時もある………。
    それにしても読んでてRCセクションが聴きたくなった。
    そんなに自分から聴いてたわけではいけど、やっぱり、誰しも聴けばわかる曲を持ってるってのは強い!!!
    学生時代、軽音楽部だったとき
    部室とか、自分たちのライブの合間とか、合宿とか
    ドライブの車の中でとか、常に音楽があったなーーって
    懐かしくて嬉しくて寂しい気持ちにな

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    2021年08月23日
  • ハレルヤ!(新潮文庫)

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    久々に重松清さんの本。
    いつもとテイストは違うように感じた。
    キヨシローの死をきっかけにかつてのバンド仲間が再会を果たすが、それぞれに抱えている今があり、このたった一晩で起こる再会の場面が、人生後半戦に向けての活力になっているような感じ。
    こんな仲間に学生時代出会えているのは素敵だなあと感じた。

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    2021年08月11日
  • カカシの夏休み

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    ズンとくる、重い3篇だった。
    『カカシの夏休み』って何?と思っていたら、そういうことなのか。大人になってそう言われると辛い。だけど物語は動いていき、ラストは納得の結末だった。「ノスタルジー禁止」は、中高年にとって心にグサリと突き刺さるかも。『ライオン先生』は、主人公の思い切った行動、自分らしく乗り越えた感がいい。『未来』では、人生の落とし穴はすぐそばにあることを感じさせられた。ラストが気になってしょうがなかった。

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    2021年08月02日
  • ナイフ

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    いじめをテーマにした短編集だった。今までいじめの現場を目撃したことがないから、現実にこんないじめがあるのだと考えると、かなり驚かされる。時代が違うのもあるかもしれないけど、子供たち同士のいじめについて考える良い機会になった。ビタースウィート・ホームが一番好きだったな。教師の立場から見る学校と、親の立場から見る学校は、やはり違うのだなと改めて知った。どの話もあまりハッピーエンドにはならないけど、この妙な現実感が良いなと思う。

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    2021年07月20日
  • ルビィ

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    自殺してしまった女子高生と自殺を図った中年の売れない作家が成仏するために、これから死のうとしている命を救っていくお話。

    「重松清のお話はこんな感じだよな、うんうん…」と思いながら予想していた展開で話が進んでいくも、最後のたたみかけで不覚にも涙ぐんでしまう。ルビィの屈折した弟の心がたまらなく痛くてつらい。

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    2021年07月20日
  • ニワトリは一度だけ飛べる

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    倍返し・・・とは言わないけど
    そのくらいのインパクトが欲しかった
    手のひら返しはあったけど
    う~~~ん

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    2021年06月27日
  • さすらい猫ノアの伝説

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    「あなたたちのクラスが忘れてしまった大切なことを思い出させる」ために
    現れた黒猫ノアの物語です。全18話
    重松清らしい1冊です。

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    2021年06月22日
  • みぞれ

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    ほろっとくる話や暖かな話で連なる11作の短編集。好きな作家は?と聞かれたら毎回挙げてる好きな作家。大人から少年まで描かれる登場人物がとても好き。共感できることや考えさせられることも多い。今作もそう。自分にもこんなとこあるなとか登場人物に感情移入して読んだ。

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    2021年06月08日
  • 卒業

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    人は誰しも身近な人の死を経験する。亡くなった人が自分にとって様々な影響を及ぼす。良くも悪くもひとつのドラマ。4話それぞれ身近な人の死が関係する。それによって抱えていた何かからやっと卒業出来るのだ。心に響いた。

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    2021年06月03日
  • ゼツメツ少年

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    いじめがテーマとなる青春小説
    題名でもあるゼツメツと言うのは、恐竜の絶滅とかけており、このままでは自分たちがゼツメツしてしまうと危惧する少年少女のお話。

    クライマックスはどうなっているの!?と、理解に苦しんだ箇所もあったが、自分的にはハッピーエンドと捉えた

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    2021年06月02日
  • ルビィ

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    ネタバレ

    ただただ生きることの大切さを伝える重松節全開の作品。

    テイストとしては「流星ワゴン」や「なぎさの媚薬」に近い、死者を通して生きることの意義を伝えていると思います。
    三章仕立てですが、第一章で引いてしまう人がいるかもしれまないですね。
    重松さんが連載後14年たってから文庫化した割には特別感はなかったですが、相変わらず涙腺攻撃がうまいです。

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    2021年05月31日
  • 哀愁的東京

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    絵本が書けなくなったフリーライター進藤。フリーライターの仕事で生計をたて、様々な人に出会う。
    出会い、見送ってきた東京。
    タイトル通りのイメージのお話でした。最後に少しは希望がみえるものの、主人公が関わる九編これでもかと暗く重くのしかかってきました。
    憧れの華やかな東京、だからよけい、もの悲しさを感じる。時が流れることの悲しみ、東京という街で織りなす人たちのドラマ。
    主人公進藤は40歳、働き盛りという年齢、もっとエネルギッシュに突っ走ってほしい。と思うのですが、苦悩あり、自分の居場所も見えてくる頃、実際心の内側はこうなんだなと思いました。
    哀愁はなにかを喪うことで感じる。それの繰り返し、そこか

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    2021年05月23日
  • みんなのうた

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    ネタバレ

    重松作品は毎回どこかで泣かされるけど、今回もさぶちゃんの回で泣いてしまいました。

    色んな話が盛り込まれていて、どれも面白いけれど、サラッとしていてもう少し踏み込んだお話が読みたかったかも。特に最後、主人公が結局どうなったか、受験に受かったのか、かっちゃんとは何もないままなのかについても触れてくれたら嬉しかったなー。

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    2021年04月25日
  • 一人っ子同盟(新潮文庫)

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    重松清の昭和モノ。
    さすがの重松さん、セピア色の世界観を最後までぐぐっと読ませてくれた。

    重松作品の中ではそんなに好きな方の部類ではなかったものの、ほんのり切なくもやっとするラストも、そう悪くはなかった。

    ★3つ、7ポイント。
    2021.04.10頃。新。

    ※レビューし忘れて2週以上も放置(苦笑)。

    ※「鍵っ子」という単語が今や死語と化していることに、この作品で気づかされた(苦笑)。
    ※気づけば、「一人っ子」も、当たり前なんだなぁ・・としんみりした。
    ・・・自分の子供時代には、一人っ子も子沢山もどちらも普通にいたけれど、自分のほんの少し上の世代に遡ると、一人っ子の方が肩身の狭い思いをし

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    2021年04月23日
  • 定年ゴジラ

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    今年の10月末で定年を迎える自分にとって、何か参考になることがあればと思って読んだが、ほとんど得るものはなかった。設定が約20年前とあまりにも古いことが大きな理由だ。みなさんも指摘されているように、この20年間でシニア雇用をめぐる環境は大きく変わっている。60歳で悠々自適の生活に入り、日々散歩に費やす方はほとんどいなくなったのではないか。今月からは、70歳定年を企業の努力義務とする高齢者雇用安定法が改正されたが、ますます、この小説が描いた時代は過去のものになっていくだろう。さらに、インターネットが勃興期で、主人公がPCのネットの設定に四苦八苦しているシーンも古臭さを感じた。昨年、92歳で亡くな

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    2021年04月11日
  • さすらい猫ノアの伝説

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    最初はワクワクしながら読めるのだけど、中頃から読みづらくなってくる。

    小学生、特に猫の好きな子にはおすすめ。

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    2021年03月30日
  • 一人っ子同盟(新潮文庫)

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    どうにもならないこと仕方のないことがたくさんある中で小学校6年生というあまりにも若い人たちが自分の考えや気持ちなどを丁寧に描かれている作品だと思った。

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    2021年03月04日