無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2017年06月28日
淑子、中学三年生。
お父さんに睨まれながらも、峠うどんの手伝いは続く。
だんだんと歳を感じさせるようになるおじいちゃんとおばあちゃんの手伝いがしたいからであり、お父さんは、だからこそ店をたためばいいのに、と思う。
上巻よりも、年輪を感じさせる話、身近な死の話も増えた。
災害の記憶も、戦争の記憶も、...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年03月06日
町医者の奥さんの病気を気遣う話に号泣してしまった。一つ一つがいちいちよい話。柿八年は、商売より味。頑固な祖父は、新しい料理屋に団体客を取られても黙々とうどんを打ちつづける。そんな折、五十年前の大水害の翌日、路上で素うどんをふるまった若い職人がいたという投書が新聞に載った。淑子はその「希望の味」を知り...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月27日
下巻では上巻よりもよっちゃんの顔見知りやおじいちゃんの親友など、よっちゃんの割と近くで生きる人たちの死が多くあったように感じました。
上巻ではよっちゃんがおじいちゃんおばあちゃんのうどん屋を手伝いながら、斎場を訪れる人たちによって色んなことを学んでいたが、下巻ではそれが遂に身をもって実感しているとい...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月02日
最初の短編に出てきた柿の葉うどんのエピソードが下巻のテーマなのだろう。終戦、大水害を経て生きてきた人々が中心に描かれている。町医者の矜持としての喪中はがきは、やや現実離れしていたかも……。淑子の祖父の親友・わびすけ。ヤクザになってしまった親友との心のつながりが、最終章「アメイジング・グレイス」で明ら...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月24日
重松清氏の作品であるが、目頭が思わず熱くなるほどの事はなかった。
「葬儀斎場」の前にある「うどん屋」の話なのだが、それゆえに、いろいろな物語が綴られる。
不愛想で頑固なおじいちゃんと、話し上手で世話好きなおばあちゃん。
ううん?どこかの二人ににているなぁ。
正反対な二人だから、うまく行くのかもしれな...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。