重松清のレビュー一覧
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二児の母でありながら、泣き虫のアヤ。便りにしている旦那さんが一年間の単身赴任をすることになり…というのがあらすじ。
アヤが子育てに孤軍奮闘しながらも成長していく話を期待していたけど、イメージとは違っていた。実際は、幼なじみの健ちゃんが動くことで話が進んでいき、アヤは傍観者に近い。旦那さんが健ちゃんに変わっただけのような。二人の子ども、ブンちゃんとチッキがかわいくて、もっとアヤとこの二人のエピソードをメインにしてほしかったと思う。
健ちゃんの家庭や旦那さんの仕事の話も描かれているけど、それがアヤの成長に深く関わってくるわけではないので、まとまりがないような印象。それぞれのキャラは好きなので残念。
確かにだんだんアヤは泣かなくなっていくけど、最後まで自分からは動かず、健ちゃんに頼りっきり。やっかいなママ友との関係も変わらないままだった。 -
Posted by ブクログ
‹内容紹介より›
霜田アヤは、二児の母なのに大のなきむし。夫の哲也は、そんな頼りないアヤをいつも守ってくれていた。ところが哲也は一年間の単身赴任となって、アヤは期間限定のシングルマザーに。そこに現れたのは幼馴染の健。バツイチで娘を育てる健は、夫の不在や厄介なママ友に悩むアヤを何かと助けてくれて……。子供と一緒に育つママの奮闘を描く、共感度満点の愛すべきホームコメディ!
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泣き虫な奥さんというところにまず共感しました(笑)
夫から見たら「小さなこと」でも、いろいろと考え込んで悩んでしまい、追い詰められて泣いてしまうアヤ。
哲也も負担があるのかな……と思いましたが、彼の「アヤちゃんを泣かせないように守るのが俺の仕事」というスタンスは見習わなければならないかも、と思いました。
小説の流れとしては、アヤが健に振り回されながらも成長していく物語。いつもふざけていて、大人になってもガキ大将のままの健ですが、意外と深く考えていることもあるようで、アヤに「二人目の子供だから、ということはない。こどもにとって親が一人であるように、「ブン(兄)」の親も「チッキ(妹)」の親も初めてのことで、子育てしながら一緒に親も成長していくんだ」という趣旨のことを言う場面には感動しました。
たしかに、弟や妹に対して、兄や姉に接していた経験から接するのは違うのかもしれないな、と感じました。
ストーリーに加えて、こういった「学び」につながる部分があったのは良かったなと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ共働き夫婦の引越し先のお隣の太田家は、
理想的なお花畑の庭かえって押し付けがましいと、
早々に近所づきあいに悩む日々。
鯉のぼりを見渡せる田舎で、
それぞれの人たちの抱える事情。
おばあちゃんの唯一の友達との不思議な関係を疑問に思い
自分の親友とのケンカと、納得したわけ。
離婚寸前の夫婦が
夫の母の墓参りで、かつて母が言っていた言葉の意味。
仕事で悩む妻に追い打ちをかけるかのような太田家からのバーベキューの誘いと、突然の雨。
同窓会に出席するつもりで、
家事と育児から解放されたと思ったけれど
冷静になって実感したこと。
本家の一人娘にこき使われて
革命を起こそうとした分家の嫁たちと
本家娘の切なく実った恋。
多忙な仕事でおろそかになる健康と、
太田家の一人息子のたまった鬱憤と割れる植木鉢。
えーちゃんのようなロック一色だったあの頃、一緒に青春をともにし、今は孫ができたクジラちゃん。
両親の離婚は息子にどう影響しているのか、
探偵を通じてわかったこと。
妻との些細なケンカ
太田家の呑気なバーベキューの誘いで気が晴れたこと。
親の離婚で明日から苗字が変わるもっちんの最後の日。
重松ワールド全開で、お腹いっぱい。
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