重松清のレビュー一覧

  • みんなのうた

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    都会か田舎かどちらを選ぶかは別にして、田舎と家族のあたたかさが、じーんと沁みるお話でした。

    特に第5話の「エラジンさん」は、本物のエラジンさん(=偉い人)が田舎だからこそ共に生きていけるお話で、いい話だけど切ない。

    東大受験に3度失敗した末に、将来に行き詰まり実家の田舎に戻ったレイコさん。
    今まで嫌で仕方なかった梅郷の暮らしだったけど、3年ぶりに帰ってみると、家族や友人の温かさに気づき、このまま田舎もいいかもと気持ちが揺らぎ始める。家族のためにも地元の大学へ進学しようと思うと話すレイコさんは、「家族のせいにするんだね」と言われてしまう。
    レイコさんは思う。
    「家族のためと、家族のせいの違い

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    2022年10月28日
  • ハレルヤ!(新潮文庫)

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    2009年、40代後半に差し掛かった男女5人。かつて学生時代に素人バンドを組んでいた。
    忌野清志郎の死をきっかけにメンバーの1人が再度バンドメンバーに会いに行くツアーに出掛け、それぞれの人生の後半戦が始まっていく。
    生きていれば苦悩や葛藤はいくらでもある。
    30代後半の自分でも勇気がもらえて明日から頑張ってみようと思わせてくれる作品。
    そして10年後も読んでみようと思った作成。面白かった。

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    2022年10月24日
  • あの歌がきこえる

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    重松清。ちょっとませた、小中学生の感情を思い出す。
    作品登場曲が良かった。その音楽を聞きながら本を読むって素晴らしい。この世代に生まれたかったなって思う。今も悪くないけど。

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    2022年10月13日
  • ゼツメツ少年

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    ちょっと久しぶりの氏の著作を。小川版・作家の値打ちでの超高評価を見て、本作をチョイス。なるほど、信じていた場面がガラッと変わっていく展開は、一風変わった企みで面白い。全てを読んでる訳じゃないし、読んだものも詳細を忘れているしで、個人的にはほとんどピンとこなかったんだけど、過去著作の登場人物が要所で登場してくるってのも、きっとファンにとってはたまらない仕掛け。さすが安定のクォリティ。

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    2022年10月11日
  • なきむし姫

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    子どもの成長と親の心配と単身赴任の不安と…少々大袈裟とはいえ思い当たる節のあることばかりで。

    この作者の小説は久しぶりに手に取ったが以前読んだ時と変わらない印象でハートフルな家族だったり友人だったりで嫌な気持ちになることなく読めます。

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    2022年10月08日
  • 季節風 春

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    敏感に揺れ動く心の動きを読み取ろうと集中。
    登場人物を想像しながら読み終えた後は、穏やかな気持ちになった。現代社会に通ずる箇所あり。

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    2022年10月04日
  • ニワトリは一度だけ飛べる

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    大切なことは人それぞれ。みんないろんな事情を抱えていて、誰の体の中にもあるはずの"勇気"だってなかなかだせず、一度も飛ばすに終わるひともたくさんいると思う。多くの人が飛べないニワトリ、だけど必死に生きている。

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    2022年09月28日
  • ルビィ

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    ネタバレ

    自殺を図った中年作家のダザイさんと、三年前に命を絶った少女ルビィ。
    7人の命を救わないと天国に行けないという彼女と共に、失われるはずだった命を救う。
    重い題材だが、設定がメルヘン。
    ルビィもちょっと意地悪で、イラっとしたり、モヤモヤしながら読み進む。

    「生きることも死ぬことも軽かった」という彼女の言葉。
    分かる。
    十代の頃は、そうだった。

    ルビィとダザイの別れの場面。
    「どーせストーリーとかキャラとかつまんないと思うんだけどさ、我慢して最後まで読んだら、やっぱり生きるの『あり』じゃん、って…本を閉じるときに思うの。そういう小説を書いて欲しいの、絶対に」

    そして、最後のページで思いがけなく

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    2022年09月21日
  • ポニーテール

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    家族になるということ、姉妹間の葛藤やぎこちなさがごえもんや父母を交えながら伝わってきた。
    お鍋のシーンは父の気持ちやフミの気持ちが痛いほど押し寄せてきて苦しかった

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    2022年09月21日
  • 小学五年生

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    超短編だが、心にグッとくる物語。
    『友だちの友だち』はどんどんふたりが素直な気持ちを出していくところが感動。
    『南小、フォーエバー』少年のとても切ない気持ちの表現がたまらない。
    『ケンタのたそがれ』母親への思い、父親への思いに涙。
    自分の小学五年生の頃と比べ思い出しながら読みました。

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    2022年09月17日
  • ニワトリは一度だけ飛べる

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    読みやすくさくさく読めた!久しぶりの小説!
    ホントきれいにまとめるなぁ(゚∀゚)
    オズの魔法使いもちょっとだけ読みたくなった(笑)

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    2022年09月12日
  • ナイフ

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    他人に一度言葉のナイフを向けたのなら、逆に自分もそれを向けられる可能性があることを認識していなければならない。

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    2022年09月11日
  • みぞれ

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    1999年から2007年に書かれたお話をまとめた短編集。特に連作でも、関連性もない。
    重松清さんいわく、「不揃いな息遣いの、その揺らぎを楽しんでいただけないかと考えた」とのこと。

    主人公も、大学生や、主婦や、中年サラリーマンや、若い働く女性、など様々。

    正反対なセッカチな夫との暮らしを書いた「電光セッカチ」、かつての演歌歌手を20年ぶりにステージに立たせるべく奮闘する「望郷波止場」、子供がいないけどすごく良い関係の夫婦と、空気の読めない義弟とのやりとりを描いた「ひとしずく」が良かったかな。

    重松さんの短編集は、たまに読みたくなりますね。

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    2022年09月08日
  • みぞれ

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    「死」や身近な人に対する憤り、上手く説明出来ないようなもどかしい気持ちを描いた短編集。

    ノストラダムスの大予言を信じていた少年と自分の命をおもちゃのようにゲームにしている幼なじみの少女の話
    テレビ局の下請けの下請けのような小さな会社でアルバイトをする大学生が売れなくなった元アイドルのレポーターと一緒に働く話
    高校時代に砲丸投げの選手だった妻とその妻のマネージャーだった夫の話
    とてつもないせっかちな夫とのんびり屋の妻の夫婦のすれ違いの話
    元教師のタクシードライバーが不良に見える少年少女をタクシーにのせる話
    不妊に悩む夫婦が愛犬を「息子」と言ってしまった嘘から自分達を苦しめていく話
    リストラの不

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    2022年08月26日
  • 卒業

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    ゆるすという事はとても難しいです。忘れる、放棄するとは違うんですよね。何十年経っても和解できないのに、ふとした瞬間にほどける事ありますよね。全てを受け入れなくても「ゆるす」「ゆるされた」という事でほどけていく。とても大事な事ですね。そんな短編集。

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    2022年08月19日
  • さすらい猫ノアの伝説

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    大切なものを思い出させてくれるさすらい猫に出会った子供達の物語、学園物ファンタジー?重松清もそろそろネタギレか?

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    2022年08月04日
  • 小学五年生

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    小学5年生って義務教育の中でいちばんモヤモヤした時期だったなぁと思う。
    4年生だとまだまだ子ども!って感じたけど、6年生には大人だなぁ、あと一年でわたしも…と羨望の眼差しを向けていた。

    今まで仲がよかった子との間に、うっすらとした上下関係や立ち位置が生まれたり、ちょっとした一言にイライラしたり、傷ついたり、気になる子はいるけれど「好き」という感情を認めたくなかったり…。
    この中途半端な「小学5年生」という学年は、からだの変化だけでなく心の変化も著しい時期でもあると思う。

    「大人」でも「子ども」でもない。
    曖昧で不安定な階段を登りきった先には、どんな未来が待っているのだろう。


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    2022年08月05日
  • 山口瞳「男性自身」傑作選 中年篇

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    「重松清」が「山口瞳」の傑作コラム50篇を選んだコラム集『山口瞳「男性自身」傑作選 中年篇』を読みました。

    「向田邦子」の随筆や短編小説に惚れ込み、第83回直木賞では「向田邦子」を強く推薦して受賞に至らしめた「山口瞳」(最近読んだ『向田邦子全対談』と『向田邦子ふたたび』の両作品に登場しています)… その「山口瞳」の作品を読んでみたくなったんですよね。

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    昭和38年に直木賞を受賞した著者は同年末から『週刊新潮』で連載を始めた。
    『男性自身』という奇妙な題名のコラムは、会社員兼作家である自身の哀歓、家族・友人のエピソード、行きつけの店での出来事など

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    2022年07月04日
  • 定年ゴジラ

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    大人になっても幼馴染みとつるんでいるのっていいなあ、と思っている。転校とかあってホントに小さい頃からの友だちっていない。ガキたちにはこの家で長く付き合える友だちがたくさんできるといいなあ、と思っていた。二人ともあまり友だちを連れてきたことはないけど、まあ地元で遊んでいるところをみるといるんだと思っている。娘も学校を卒業してもここにいるのかわからないし。あと数年で夫婦二人暮しになる。きっとガキたちが帰ってくるのが楽しみで仕方ないんじゃないかな。自分が定年を迎える歳に近づいてることもピンとこないけど、心は輝かしていたい。オイラは簡単に定年退職できる余裕はないからまだまだ働かないといけない。だから山

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    2022年07月04日
  • 口笛吹いて

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    読んでいて分からなかったけどなにかに負けたことについて書かれた本だったのか。
    子供はみんな負けることに関して、かなり否定的だけど大人になったら負けることが必ずしも悪いことではないのだと思うよね。勝ち続ける人生なんてないんだから。

    たち悪い小学生と先生の話は重いけど印象的だった。

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    2022年06月12日