重松清のレビュー一覧

  • 流星ワゴン

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    壊れた家庭に疲れて死にたいと思っていた主人公の一雄。
    家庭は一気に壊れたのではなく、徐々に壊れていっていた。その岐路に遡り、原因を理解して受け入れ、家庭を修復しようと立ち直る話。
    家庭が壊れた要因は次の二つ
    ・妻の美代子の不貞
    ・広樹の引きこもり
    岐路に立ちあいながら、登場人物である主人公の親の忠さん、ドライバーとその家族の橋本親子の悩みも展開される。
    ・主人公とその親の忠さんの不仲
    ・橋本親子の成仏

    重たい話が続くものの、徐々に忠さんとのわだかまりが解消されていく場面は胸がじんわりとした。
    美代子との関係に疑問を抱くものの、おそらく一雄は寝取られ属性と思われるので納得である。

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    2026年01月15日
  • ビタミンF

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    男性の逃避とか、情けなさとか、そういうものに自覚的じゃないとここまで書けない、と気づき、え、良かったのかも、となりました

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    2026年01月12日
  • 流星ワゴン

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    ネタバレ

    ミステリ嫌いの友人から熱心に勧められて読んだ。数ヶ月ぶりのミステリ以外の本だった。人の心を取り戻した感覚になった。国語の教科書や入試の過去問でしか、重松先生の文章は読んでいなかった。非常に面白かったし、感動した。だけど、性行為の描写が、中学生なので、少し嫌だった。自分の親がこんな描写を書いていたら嫌だなと思ってしまった。くそ、思春期とインターネットが悪い。それ以外は非常に面白かった。広島県民で、父親の本家がまさに瀬戸内の島にあるので、親近感もあり、お父様がとても好きだった。

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    2026年01月11日
  • 流星ワゴン

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    いつかドラマでやってたなぁ。という気持ちで読んでみました。
    未来は変えられなくてもそこからの未来がどうなるかは結局、自分次第で変えられるということなのかな。
    心が暖まるお話しでした。

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    2026年01月09日
  • ビタミンF

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    父親はこうやって家庭の問題から仕事に逃げてしまえるのか…と思ってしまいました。一方で母親・妻の逃げ場のなさを、強く感じてしまいました。一般的に男性の方が冷静な判断ができるとされているのは、家庭が大変な時にその場から一次避難する仕事という逃げ場を確保されているからなのかな、と意地悪く考えてしまいました。
    まあでも、無責任に見える父親・夫も真剣に家族のことを思っているのだということもわかりました。
    なんだかとても嫌味な感想ですが、とても面白く読めました。

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    2026年01月03日
  • きよしこ

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    吃音の少年が年齢を重ねるたびに成長するお話しでした。
    大切な人たちとの出会いや別れを得てなお、諦めないすがたに感動しました。


    少年は、ひとりぼっちだった。名前はきよし。どこにでもいる少年。転校生。言いたいことがいつも言えずに、悔しかった。思ったことを何でも話せる友だちが欲しかった。そんな友だちは夢の中の世界にしかいないことを知っていたけど。ある年の聖夜に出会ったふしぎな「きよしこ」は少年に言った。伝わるよ、きっと──。大切なことを言えなかったすべての人に捧げたい珠玉の少年小説。

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    2025年12月31日
  • 哀愁的東京

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    ■サマリー
    ・タイトルそのまま哀愁がバンバン漂う
    ・全体的に暗めの構成
    ・暗めで悲しい映像が脳裏に浮かんでくる物語

    ■所感
    楽しい気分には決してならない作品である。
    主人公の進藤宏は40歳。元絵本作家である。
    奇しくも私と同い年であり、作品を読んでいると、
    自分と重なってくる影の部分があり、
    斜に構えた主人公の生き方に共感できる。
    読後には、私のような凡人にはとうてい言語化できそうもないが、どうも心の中にモヤモヤした気持ちと、この主人公に清々しさを覚える気持ちとが入り混じった非常に不思議な気持ちになった。
    主人公は、光を求めている。
    妻とも別れ、娘とも離れ離れになって、さらには
    知り合ったホ

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    2025年12月30日
  • みぞれ

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    ネタバレ

    ◼️短編概要
    01.背景ノストラダムス様
    02.正義感モバイル
    03.砲丸ママ★
    (概要)⇒家族の得意技という作文の宿題を出された息子。母はガタイがよくパワフルで砲丸投げという特技もありどんどん筆が進むが父については書くことがない。母も父の特技出しに協力するも息子にとっては母の特技の方が面白い。母曰く父の特技は砲丸投げ用の白線引き。当時2人は陸上部で父はマネージャーとして母のためにラインを引いていた。父は怪我で選手からマネージャーに転向して母に出会ったのだった。これを聞いた息子は父の特技を母と出会えた運の良さと一行書いた。
    (感想)⇒とても他人事とは思えない内容笑。確かに自分の得意技も嫁と出会

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    2025年12月30日
  • 流星ワゴン

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    ネタバレ

    相手のことを大切に想っているのに、素直になれない父親と息子の関係性にぐっときました。不思議なワゴン車で連れていかれる、あの時行動を起こしていれば…と今になって気づかされる人生の分かれ道への旅。この先の人生の結果を知っているのに、行動は変えられずただ振り返るだけ。それでもこの不思議なワゴン車での旅の経験が、父と息子の関係性を変える大きなきっかけになったことは間違いないと思います。自分が息子がいる父親なら、この本は刺さり過ぎるだろうなぁ…。

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    2025年12月22日
  • ステップ

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    ネタバレ

    ジーンとする場面もあって良いお話だった。

    だからこそ少し気になった所もある。
    優しい保育士さんや若い店員さんにわりとすぐ恋心を抱いたのに、見た目があまり良くないお見合い相手はすぐあしらったり、なんだかなと思う所が少しあった。これがある意味リアルなのかな。

    私は主人公よりも娘の美紀目線で読んでいたかもしれない。母の日の話は切なかった。たくさん寂しい思いもしたけど、気の合う友達も出来て最後には成長した姿を見られて良かった。


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    2025年12月21日
  • 木曜日の子ども

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    読後感がいまいち、主人公の清水はそこまで義理の息子・晴彦をかばえる、思えるもの?彼に対しての思いはそこまで感じられないような。
    また上田や高木、摩耶達の言い分がオトナの自分から見るとただの中二病に聞こえる。

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    2025年12月16日
  • ステップ

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    義父のことをステップファザーという。義父母の関係、娘との関係、亡くなった妻との関係、色々な関係を感じられる作品でした。少しジーンとくるところもあり、まぁよかったかな。

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    2025年12月15日
  • さすらい猫ノアの伝説

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    家に有ったので読んだが、つまらなくないけど物足りない。道徳的なことを学ぶ教科書とかにはあるいは良いと思う。

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    2025年12月11日
  • 木曜日の子ども

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    表紙からして明るい内容ではないと思っていたけど、ずっと暗いし、主人公(父親)や大人たちが子どもに振り回されてばかりでモヤモヤした。

    再婚相手の連れ子(晴彦14歳)と父親が気を遣いすぎてギクシャクしている。本当は母親がしっかりしなきゃダメだろうけど、ポンコツで役に立たない。
    なんで主人公ばっかりが気を遣っているのかが気になった。そんなに気を遣う相手なら再婚しなきゃいいのに…。他人を辛そうだったから助けたかったなんて偽善者。

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    ●内容は暗いけど、
    印象的な表現はたくさんあった。
    ↓↓↓
    「知る」というのは残酷なものだ。
    知ってしまうと、もう「信じる」こと

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    2025年12月06日
  • きみの友だち

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     「友だち」ってなんだろう。
    「友だち」が集まった「みんな」ってなんだろうと考えさせられる作品だった。
     登場人物を「きみ」と表して、その「きみ」に語りかけるような文体で綴られている。
     生まれたときから病気を抱えている友だち、事故で障がいを負ってしまった友だち、勉強やスポーツでライバル同士だった友だち、クラスの友だち、学校の友だち。
     様々な友だちとの関わりの中、自分らしさを求めながら成長していく。
     最終章では、「きみ」に対する「僕」も登場し、感動的なフィナーレで幕を下ろす。
     フィクションのようで、フィクションではない重松さんの自叙伝のようにも感じた。

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    2025年12月03日
  • 星のかけら

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    生きてることってすごい。
    重松さんらしい温かみのある本だった。
    星のかけらに隠された秘密。
    突然現れたふみちゃん。
    ユウキが少しずつ逞しくなっていく姿。
    マサキのお兄ちゃんのタカヒロ、
    いじめっこだったヤノ。
    それぞれが、ふみちゃんの死をきっかけに、
    生きることの尊さを学ぶことになる。

    今日と違う明日を積み重ねられることは、
    本当に幸せなことなんだと、気付かされた。
    だんかピュアな気持ちになったなー。

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    2025年11月30日
  • 見張り塔から ずっと

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    楽しい話でないのに、続きが気になり、一気に読みました。人の残酷さ(意識的でも無意識にでも)に焦点が当てられているなあと感じました。そういう残酷さをどうやってかわして生きていこうか…と考えさせられました。

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    2025年11月29日
  • ナイフ

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    ネタバレ


    ◼️短編概要
    01.ワニとハブとひょうたん池で:娘、友達、両親
    02.ナイフ:父、子、不良グループ
    03.キャッチボール日和:私、父友、父友の子
    04.エビスくん:僕、転校生、友

    05.ビタースイートホーム:父、母、娘、教師
    (概要)⇒娘の教育方針についてキャリア志向だった元教師の母と娘の担任の熱心系の女教師が対立する。対立内容は娘が日記に感想を書かないことについて。教師が何度も注意しても娘は一向に感想を書こうとしない。母も教師の過剰な教育介入に反発する。この教師は他の父母とも対立しており、親vs学校の対立にまで発展する。対立はその後に色々あって収束。その後、娘がなぜ日記を書かなかったのか

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    2025年11月29日
  • さすらい猫ノアの伝説

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    題名だけ見て買った一冊。

    大切なことを思い出させてくれる猫の話

    なんか子供が読む様な本だなと思って読んでいたが、あとかぎを読み、あーやっぱり児童向けの本だと知った。

    でも大人が読んでも楽しめると思う。

    大人が読んだ方がいいのかもしれない。

    しばらく読書から離れていた。
    また読書に復活するには読みやすくいい小説でした。

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    2025年11月26日
  • 卒業

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    重松さんの描く文章は丁寧で構成もしっかりしていて、いい意味で教科書に載っていそうな、文学の基本のような感じ。全部親のどちらかが亡くなってしまうけど、困難に直面しながらも良い方向に向こうと努力する。悲壮感が漂うけど勇気づけられるお話ばかりで良かった。特にまゆみのマーチが好き。追伸は、読み進めるうちに幼少期の主人公の感情から義理の母の感情へ、自分の感情がシーソーみたいに交互に傾くのが楽しかった。ただ、個人的に完成され過ぎている文体にあまり魅力を感じないのでこの評価です。

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    2025年11月25日