重松清のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
久しぶりの重松清さんの小説。
定年を迎えた年代という事で自分に重なるかなぁと読んでみた。
けど,時代背景が今から30年ぐらい前なので,ちょっと感覚的にズレていて100%感情移入ができずに終わってしまった。
還暦世代がパソコンが使えないのは当たり前,スマホなんてない時代背景。
今じゃ,還暦といえどもどっちも使えて当たり前だもんねぇ。
でも,気持ち的にはわかる〜,な話ばかりで面白かった。
それともうひとつ。
主人公が住むニュータウンを評論(大学教授)するってのは,すべて後出しジャンケンだという話があった。
新興住宅地を設計する人,そこを購入して実際に住む当事者は,その時はグーかチョキかパーか検討し -
Posted by ブクログ
ネタバレ3.5
昭和の男というのは、こんな感じなんですね〜
良く言えば、しっかりしている
悪く言えば、プライドが高い
思春期の子どもを持つ難しさや妻との関わり方などこんな風に考えたり、感じているのかととても勉強になりました。
自分の親もそうだったのかな…
子どもには必死に隠して、取り繕って、無理矢理笑顔でいることもあったのかな…
と色々と考えさせられました。
親も人間だし、完璧な人間なんていないから
きっとたくさん悩んだりしたんだろうな
私も親の立場になったらきっとそうなるんだろうと思いました。
人生って楽しいこともたくさんあると思うけど、難しいですね。
娘を女としてみている、と書いてあっ -
Posted by ブクログ
【2026年88冊目】
誰しもにいつかは訪れる死。見送る人も、見送られる人も「その日」に向かって、一日一日が進んでいく。人の死を題材に、向き合うことについて描いた連作短編集。
同級生の死、自らの死、親の死、家族の死を描いた作品の中だと、「朝日のあたる家」だけがちょっと毛色が違った気がするのですが、ある種の死からの生還だったのかしらと思ったりもしました。
人の死を題材にしてるので、帯に「これは泣く!!」とあった通り、泣くかもなぁと思ってましたが、「ヒア・カムズ・ザ・サン」が一番泣けました。あれはずるい。
私もいつかは来たる家族の「その日」を思うと、それだけで悲しくなってしまいますが、今でき -
Posted by ブクログ
苦しい現実に向き合って再出発する人達への優しさが詰まった短編集。
˖ ⊹ ࣪ ˖ ☽ ⊹ ࣪
『ブランケット・キャッツ』の主人公たちは、みな何かしらの息苦しさを抱えている。
自分の選択が原因のこともあれば、どうしようもない事情に追い込まれた結果のこともある。
けれど共通しているのは、起きてしまったことからはもう逃れられないということだ。
その事実を抱えたまま前を向いて生きていかなければならない。
ブランケット・キャッツが与えてくれるのは、そんなときに自分を少しだけ甘やかし、現実と向き合う力を取り戻すための時間なのかもしれない。
単なるハートウォーミングストーリーではなく、苦しい現実