重松清のレビュー一覧

  • 青い鳥

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     読んでいると気持ちが辛くなった。それほど人の悲しい感情を細かく描いてると思う。
     舞台が学校だが、学生時代読んでも響かないかもしれない。それくらい深い内容だと思う。
     最近人に安易にアドバイスできなくなってきた。多くのことを経験、知ることにより、多方面からものを見ることができるようになった。そのため答えが出ててもできないことがあることに気づいたかもしれない。
     一人にさせないってことが子供だけではなく、大人にも必要な気がする。
     嘘をつくのは、一人になりなくないため、その通りだと思った。

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    2025年11月09日
  • 小学五年生

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    なかなかエグいことも書いてあるし、キャラクターに個性が感じられず、逆に共感を持てなかった。
    ただ、物語はいやな展開が多くても引き込まれた。
    とくに、バスの話とカンダさんの話が好き。

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    2025年11月05日
  • ビタミンF

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    必ず泣けます。
    という帯。
    それほど泣けなかったな。
    深入りしなかった、できなかった、という感じ。
    「なぎさホテルにて」と、「母帰る」のラストは、少し、グッとくるものがあった。

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    2025年11月04日
  • 卒業

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    おじさんの哀愁と、それにまつわる死を扱わせたら、この人の右に出る人はいないんじゃないかと思う。

    重松清さんの作品をちゃんと初めて読んだのはいつだったかな。
    二十代だったのかな。

    そんな私ももう45。
    こどもはいないけど、あの頃よりも、登場人物のおじさんの気持ちがわかってくる。

    重松清の文体、好きなんだよなあ。

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    2025年11月03日
  • ルビィ

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    自殺したルビィとダザイさんが事故死や自殺しようとしている人を止める話。死を考えさせられましたがラストはなんとなくわかりました。

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    2025年10月28日
  • ビタミンF

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    時代は少しズレているけれど、40代でこの本に出会えてよかった。
    自分の生活と比較して、主人公たちに感情移入出来ました。

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    2025年10月26日
  • せんせい。

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    一番身近なおとなを「せんせい」と呼ぶ日々が、とても幸せなことだと、私も思う。
    重松清は、教師の話をたくさん書いている。彼は、短編なのにこんなに心ゆさぶられたり、その中でもやっとする場面もあるけど、とにかくすごい人だと思う。
    これからも読み続けたい。
    登場する先生たち皆、とても人間味があり、彼らが近くにいてくれたらいいなと思う。
    ロックンロールを貫いた富田先生
    保健室のヒデおば
    厳しいのだけれど、、ヤスジ
    など

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    2025年10月21日
  • 十字架

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    あのひとのことをどう呼べばいい?
    決めかねている。
    あのひとは気づいているだろうか。出会ってから二十年が過ぎて、言葉を交わしたことは何度もあったのに、僕はまだ一度もあのひとに呼びかけていない。
    おじさんー。
    藤井さんー。
    フジシュンのお父さんー。
    どれもだめだった。小学生の頃から顔見知りだったフジシュンのお母さんのことは「おばさん」と呼べるのに、フジシュンが死んでから出会ったあのひとを「おじさん」とはどうしても呼べなかった。
    あのひとだってそうだ。僕はずっと名前を呼んでもらえなかった。
    僕があのひとに語りかけて、あのひとが僕に語りかける。でも、僕たちの言葉にはずっと宛名がなかった。ぽつりと漏ら

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    2025年09月27日
  • ナイフ

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    自分にもあてはまる、親の無力さを感じる。何とかしてあげたいという親の行動が子供にとって全くよくないことにつながることがほとんどだ。普段通り、生活を変えずに、接する。仕事を辞めたりせず、気を使いすぎず、いつも通りに。寄り添う気持ちで、愛情は伝わる。とか聞くけど、そんな神対応みたいな冷静な親なんていないだろう。愛情ってなんだろう、今までの子育てってなんだろう、私が悪かったのかとか、親もただの人間であることを思いしらされる。
    最後のビタースイート・ホームが若干軽さがある話で助かった。「エビスくん」は本当にきつかった。防波堤でエビスくんに病院に来てくれるように頼む辺りは、もう限界やんと思って涙がどんど

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    2025年09月15日
  • その日のまえに

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    またまた、職場の友人から貸してもらった。
    その友人も、通勤電車でのみ読書を楽しむ人。
    電車の中で、泣きそうになった、と言うので。

    確かに、涙が。
    朝から泣ける。
    でも、残念ながら、文体は私には合わなかった。
    それに、ちょっと、「いかにも」ってのが、気に入らない文章とか、句読点の使い方が少し気になる。

    でも、いい話だ。

    文中にあったように、余命がわかって、「その日」の準備をするほうが、覚悟が出来ていいのかな。

    その人がいなくなっても、世界は、街は、日常は何も変わらず時を刻む。それは残酷か、それとも優しさか。
    絶望を背負ったまま生きていけるほど人間の心は強くないから、

    とあった。
    それは

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    2025年09月15日
  • くちぶえ番長

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    過去に読んだもの+数年〜数十年前だったのであまり覚えてない。

    本が好きになる前にちゃんと本を読んだ作品のひとつ。読書感想文にも使わせてもらった作品。
    悲しいとか嬉しいとかといった感情よりも、単になんだか懐かしいなぁとか、うーん不思議、、って子供心ながらに思ってた気がする。

    またちゃんと読みたい。

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    2025年09月12日
  • きよしこ

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    題名の「きよしこ」がキリストを連想させ、天からきよしの日々を見ている感じ、祈の気持ちで読み進めた。
    転校の連続、吃音というハンディキャップから、ずっと1人で闘っている印象。他者との分かち合い、きよしの荷を軽くしてる存在、を彼は永続的に持てない。両親はそういう存在に足りえず、共に歩む友人、支えとなる大人とのつながりが薄い。
    それでも何とか高校3年までたどりつき、自立、自由の入口にたつ。結局、それぞれ環境の変化や自分の生き方にもがきながら、答えを見つけていかなければならないのだろう。それが大人になるということなのか、成長と呼ばれるものなのか。
    回りに左右されていた子供時代とは違う、自分で選ぶきよし

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    2025年09月07日
  • カシオペアの丘で(下)

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    上巻を読み進めるうちに、最後は泣いちゃうだろうな、と思っていたが、やっぱり泣いてしまった。
    作者の重松さんって、優しい人なんだろうな。優しい人でなきゃ、こんな優しい人の気持ちは表現できないんだろうな。
    国語の教科書に出てくるような、自然で読みやすい文体で、情景描写が美しい。雪国生まれの私には、その空気感が分かる。幼なじみの四人の人間関係も、なんだか、高校生の頃に、こんな感じだったなと思い出したり。
    人との関係で悩むことは多いが、大切な人との心の繋がりは、いつまでも大事にしたいと思った。

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    2025年09月06日
  • くちぶえ番長

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    ネタバレ

    マコトちゃん、これは番長だ。
    お父さんが亡くなっていたり、おばあちゃんに介護が必要だったり、あげくの果てにまた転校!過酷な状況下なのに、すごくさわやかな突風みたいな話。
    行けーっ、ツヨシ!遠くからマコトの声が聞こえた、ような気がした181
    ツヨシくん、いいやつだ。友達になりたいよ。別れのせつなさが存分に伝わってきた。
    みんな、読みながら一回はくちぶえをふいちゃうよね。

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    2025年08月31日
  • きよしこ

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    小学生ぶりの再読
    心がきゅっとなりながらも、沁みてくるお話でした
    大人になってから読むと感じ方が変わったような気がします またこれからのライフステージによって変化するのかも

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    2025年08月31日
  • その日のまえに

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    死を意識する人の話が続くのかなって思ってたら、最後はその後まで描かれてて涙が止まらなかった

    しかも別の話の登場人物まで出てくるという、にくい構成でした

    人の生き方とかつながりに、ぐっと心を持っていかれる一冊でした

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    2025年08月30日
  • 流星ワゴン

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    ごめんなさい、全然ささらなかった。

    男子高校生の母としては、共感できるところもある。自分も大昔とはいえ高校生だった事もあるのだから、その時の親に対する感情などもありありと思い出せるからね。

    だがしかし。ネタバレになるが、いくらファンタジー好きの私でもこの設定(ワゴン)がはまれなかった。バックトゥザフューチャーとかそんな感じで(人物によって)過去と未来をいったりきたり。それにだ。嫁がマズい、こんな嫁の設定は無理がある、彼女の側からの掘り下げがないから、どうしてもはぁ?ってなってしまった。

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    2025年08月28日
  • 流星ワゴン

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    過去記録
    流行っていたから読んだと思うが、あまり刺さらなかったかなあ

    最近読んだ「運転者」に似ていたような記憶がある

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    2025年08月26日
  • 季節風 夏

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     季節風シリーズの「夏」

     重松さんは夏のイメージを「終わりの似合う季節」と語っている。
     12編の作品もどれもちょっと切なく、胸がキュッとなるものばかりだった。
     少年たちの友情や父子の愛を題材とする作品は重松さんの得意分野だろう。
    「その次の雨の日のために」
    「僕たちのミシシッピ・リバー」
    「タカシ丸」
    が心に残った。

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    2025年08月21日
  • 季節風 冬

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    「じゅんちゃんの北斗七星」に興味を引かれ、この本を手にしたのだった…かな?

    もちろんこの作品も良かったが、感想を書くとなると真っ先に浮かんだのは「火の用心」の小野さんだった。
    あのデリカシーのなさ。
    偉そうな物言い。
    自分のものさしでしか測れない視野。
    あぁ本当に私の知ってるある人によく似ている。最悪だ。
    そして私もこのところ、そのある人に似てきている。最悪だ。
    似たくないところが似てしまうのは何なんだ。勘弁してくれDNA。
    そんな訳で身悶えしながら小野さんの痛々しさを胸に刻んだ一冊となりました。ツラい。

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    2025年08月20日