重松清のレビュー一覧

  • 舞姫通信

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     「泣ける本」特集…のようなイベントで特集されていたので、涙を流してすっきりしようと思って購入。しかし、テーマは自殺。正確に言うと「自殺志願者」というテーマで、なかなか重たいテーマであった。読みましたが泣けませんでした。
     いじめや経済苦で自殺をするという話ではなく、「自殺する権利は与えられても良いのではないか」、「理由が無ければ死んではいけないのか」など、やや哲学的に自殺を扱っている点が印象的であった。
     重いテーマではあるが、物語の中にテーマを詰め込んでいる作品なので、読んでいて疲れることはない。「死」を考えることと「生」を考えることは同義であるという、自殺関連小説の定番は含まれてはいるが、ありきたり過ぎて楽しくないということはない。
     理由なく死を選ぶというテーマに興味がある人は是非、ご一読を!

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    2011年05月02日
  • 哀愁的東京

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     タイトルが好きです。自らの作品に過去の思い出を抱えた悲しい作家と出版社の女の子の距離感も程よい感じで読みやすいです。

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    2011年10月04日
  • カシオペアの丘で(上)

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    (上下合わせてのレビューです)
    仲よし幼馴染4人組。ふるさとの夜空がよく見える丘の上で、
    星を見ながら語った夢は「ここに遊園地ができたらいいのに」。
    そして、30年近い年月がたち、夢は実現しましたが…。
    幼馴染の4人は成長とともに、その関係もばらばらになっていました。
    ある事件がきっかけで故郷に帰れなくなった俊介は東京で結婚。
    平凡なサラリーマンになっていましたが末期ガンの宣告を受けます。
    死ぬまでにやらなければならないこと、あやまらなければならないことが俊介を故郷へ追い立てます…。
    死を控えて苦悩する俊介とそれを見守る幼馴染たち。若いころの過ちも苦しみも、全てがやさしい文章で書かれた長編傑作です。

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    2017年11月09日
  • 青春夜明け前

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    「われらは男なのだ。漢なのだ。俠なのだ。タラシになるわけにはいかない。『でぃくしょなりぃ』と侮蔑されるわけにはいかないのだ、なにがあっても」

    That's it!

    わしは思春期が遅かったもんじゃから、未だに第二次性徴期じゃ。
    何となく、授業参観で性教育をやられた時の微妙な空気感を思い出してしもうたわい。
    下品じゃけど、心温まる至高の短編集じゃった。


    「あげなブスと平気でしゃべれるタラシは男のクズじゃ」

    こげんごとしとる横着やってええやんけ。
    三十路過ぎ、少年なおっさんは読んでみいや。


    たまにはわしもエロ本(漫画)買うてくるかのう。
    おう、ほいたら、ナバオになったるけん。

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    2011年02月10日
  • 世紀末の隣人

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    タイトル通り世紀末に起きた事件や問題について書かれたルポルタージュ作品。
    風化し、忘れ去られたような、今となってはもう過去でしかない話。 だけど、その原点への寄り道、無駄足あるいは蛇足こそが隣人達を再び今に蘇らせている。
    「夜明け前、孤独な犬が街を駆ける」
    「支配されない場所へ」
    「寂しからずや、「君」なき君」
    など同世代が抱いた感情は少なからず共感してしまう部分もあった。読めば読むほど深みも出てくる。
    重松小説にも深くリンクしているこの一冊。 一見の価値あり。

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    2013年02月06日
  • 季節風 冬

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    切なかったり、悲しかったりするけれど、最後はじーんと心が暖まって自然と微笑んでしまう話たちが詰まってる。お気に入りは「コーヒーもう一杯」「ネコはコタツで」「サクラ、イツカ、サク」

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    2019年01月16日
  • 舞姫通信

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    『人は誰でも、いつでも死ねる。』

    教師と、生徒と、生と死の物語。自殺はなぜいけないのか?という問いかけをメインテーマに、教師と生徒、個人と大衆、マスコミと世間、双子の兄と弟、などの一筋縄ではいかない関係が、絶妙なバランスで綴られている。そもそも、答えを出そうとすることが間違い。ラストシーンの始期を、mayで括っているあたりが素晴らしいと思う。

    いくつかのテーマがちりばめられている水面をなぞるとき、人は自身の意見に最も近い、あるいは、最も強調したいテーマを抽出する。本書におけるマスコミ批判は、抽象的かつ段階的で、非常に上手いと思った。

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    2010年08月23日
  • リビング

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    「ミナナミナナヤミ」のラストで泣いてしまった。
    「息子白書」も最後がいい。
    重松清さんの本を読むと現代のよどんだ生活に希望が持てる。

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    2010年08月16日
  • セカンド・ライン エッセイ百連発!

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    こんなふうに物事を考えられるのって、すごいなあ。だから重松さんの作品にこんなにも惹かれてやまないのかもしれない。

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    2010年05月11日
  • リビング

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    12編からなる短編集。うち4編は連作。
    どれも普通に面白かったけど「千代に八千代に」
    「分家レボリューション」「モッちん最後の一日」など
    わりと良かった。「YAZAWA」の僕はご自身??

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    2010年04月10日
  • 明日があるさ

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    ネタバレ

    少年犯罪、家族のあり方、教育問題、本や映画や音楽、大切な友、少年時代の思い出など、家族をテーマに作品を書きつづける直木賞作家・重松清の原点がわかる著者初めてのエッセイ集。単行本『セカンド・ライン』を改題し、まったく新たに構成した待望の文庫版登場!
    (裏表紙紹介文より)

    ***

    共感するところも、そういう考えもあるんだと思えるところもたくさんあった。
    日常の出来事をこんな風に考えているから、あんな小説がかけるんだろうなぁ。

    【以下ネタバレあり】


    短編集なので、私が気になったのをいくつか書いておきます。
    ネタバレなので読んでいない方はご注意ください。

    p26『友だち三人できるかな』
    「いちねんせいになったら♪」っていう歌があるけど、その歌詞が、タイトルのようだったら。
    もう少し気楽に生きられる子が、ほんの少しだけでも増えるんじゃないかな。
    私も、もうちょっと気楽にいられたと思うから。

    あとは、ドラえもんは本当に夢を与えているだけなのか、学校は安全だとなぜ言えるのか、「くさい」という言葉、子どもとお金の話、「知る」ことから始めるということ、重松と重松清と重松さんとか。

    ほんとにそのまま書き出して、私もこんな風に考えてたんですって言ってしまいたいほど共感した話がいくつも。
    エッセイって今まであまり興味なかったけど、フィクションばかりじゃなくて、こういうのももっと読んでみようかな、と思いました。

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    2010年12月04日
  • 青春夜明け前

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    エッセイみたいな小説で、くだらなく普通に面白かったかな。「モズクとヒジキと屋上で」が一番面白かったかな。中学生によくみられる、下品でくだらないネタに盛り上がる、まさにこれが青春なのであろうか。

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    2011年07月17日
  • 舞姫通信

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    ネタバレ

    『自殺はなぜいけないんですか?』
    親が絶望する!楽しいことが何もないならせめて優しくしてくれた両親に今までもらったのと同じ量の優しさを返すことから始めなさい!
    と、言いたいです。
    高校生にも大人にも、できたら子供にもわかってほしいです。
    等価をエゴで片付けてはいけません。

    重松清さんの本は2冊目なんですが、
    なんか全部好きそうな予感がします。嬉しい予感です。

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    2012年08月31日
  • エイジ

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    主人公に共感できるところが多かった。
    でも、私はここまで周りを客観的には見てないか。

    中学生の頃の素直になれない感じが、懐かしかった。
    でも、私は今でもひねくれてるかも。

    主人公が泣いたところで、なぜか自分も泣いてました。

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    2009年10月04日
  • かっぽん屋

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    重松清の短編集。

    重松氏って、こんなにエロかったっけ?
    いきなり、こんな心境で始まる短編から、
    不思議な気分で終わるものまで多彩である。

    特に、面白かったのは
    「失われた文字を求めて」
    世にも奇妙な物語っぽい感じだが
    ラストはどうなるのかハラハラしながら読んだ。
    ある意味、重松氏の感性にも、笑えた感じだった。

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    2009年10月07日
  • 青春夜明け前

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    まさに青春夜明け前。重松さんの実体験を元にしたフィクション。どこまで実話で何処までフィクションなんだか。小説としての構成の見事さは流石に重松さん。「とんがらし」の最後のページ、最後の5行の上手さに脱帽・感涙。

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    2011年08月19日
  • 青春夜明け前

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    本州の西端の県(おそらくY県)が舞台で、主に中高生男子のアレやナニ方面関係のネタをテーマにした短編集。中高生男子特有の、アレ・ナニ関係のちょっとお恥ずかしいエピソード満載で、女子にお読みいただくのはちょっと赤面であります・・・。しかしながら、各話とも導入部は「おバカ」ネタなのですが、終盤にはちゃんとホロリとさせます。さすが重松作品。

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    2011年09月25日
  • かっぽん屋

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    タイトルの意味がわかってしまう地方の人は、この本を手に取るのって勇気いったりするな(笑。「失われた文字〜」はちょっと星新一チックで好きだ。

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    2009年11月07日
  • 口笛吹いて

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    少年時代ヒーローだったサラリーマン、熱血教師だった先生、落ちていく父親、問題を抱える生徒、離婚寸前の夫婦…。どれも読んでいて痛かったです。自分をまっすぐに保つのは難しい。自分に置き換えてみる。私は何もしていないじゃないか。環境に関わらず、読む人全てが自分に問いかけたくなるような内容ではないかと思う。

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    2009年10月04日
  • かっぽん屋

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    「かっぽん」の意味を知ったらこのタイトル結構恥ずかしいな、と思ってしまった。しおしお。
    だとしたら、あたしはかなり恥ずかしい本を読んでいるように見えてしまうなあと思う。
    ブックカバーマニアでよかった。しっかり防ぐぜ、他者からの表紙閲覧。
    うはははは!(?)
    いろいろな人間の話で面白かった。

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    2009年10月07日