重松清のレビュー一覧
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かつて炭鉱で栄えた北海道の街、北都。夜中に家を抜け出し星を見に行った4人の少年少女は、この丘をカシオペアの丘と名付け、将来遊園地を建てることを約束する。
そして少年たちは大人になった。
う~ん、泣ける。特にラストちょい前の誕生パーティのシーンはたまらない。
やっぱりこの人の連載モノはいいねぇ。
いい作品に巡り合えた勢いでちょっと重松論を書いてみる。
実はこの著者、長編が苦手というか長いものを書くと必ず中盤がダレる。
そのせいもあってデビュー後しばらくはまったく評価されていなかった。個人的にはビフォア・ランはもっと評価されてもよかったと思うけど。
その後「見張り塔から、ずっと」等の -
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ネタバレ重松 清氏の季節風シリーズ最後の「秋」を読みました。
もともと産経新聞の週一回の連載から始まった「季節風シリーズ」。
重松氏が大学入学のため上京し生活をしはじめた「春」から、東京で暮らしていると実感した「秋」。
秋の夕暮れを眺めながら読みたい12編。
人生のせつなさが詰まっています。
物語はハッピーエンドで終わるわけではないけれど、でも読後感はすごく爽やか。
重松氏の作品は大好きです。
あとがきでは、季節風シリーズの48編の物語が重松氏のすべて。
少しずつ違う色の作品たちに気に入った作品があれば、とのこと。
でも、すべての作品が好きです。
これからも重松氏の作品は読み続けたいと思います。 -
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季節風シリーズ1冊目は、1番好きな季節でもある「冬」を選びました。(たまたま読みたい時期が冬だったというのもあるのだけれど)
冬にちなんだ短編12編。
全体的に静かで少し切なくて、あったかい話が多く、読んでいてほっこりした気持ちになりました。
気に入ったのをいくつか。
1番切なかったのは「コーヒーもう一杯」
離れても自分の中にずっと息づいて残っているものがあるの、共感できます。その積み重ねで今の自分ができているような。
切ないけどほっとしたのは「ネコはコタツで」
何事も自分で折り合いをつけて前向きにやっていこうと思いました。女性は強いしね~。
文句なく心あったまったのは「サンタエクス -
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意外と共感できたのが「冬の散歩道」だった。
疲れきった主人公が、散歩道で人々を観察し、
そして何人かの人と予想外の触れ合いで、
その疲れが少し解消されたような話。
28歳のとき、多忙の仕事を辞め、
ワーキングホリデーで日本へ旅立った最初のごろ、
京都の鴨川に沿って散歩したときの気持ちを思い出すのだ。
また、「コーヒーもう一杯」の巻も、
北海道の喫茶店”森の時計”に行ったことが懐かしく思った。
そして、印象的な言葉。
”やり直せないもんな、人生は”
”八年間意識を失って眠り続けてました、って思うしかないよな”(P268)
30歳を迎える直前の私のココロに刺し込んだような言葉だった。
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