重松清のレビュー一覧
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重松清エッセイ集。2冊目かな、エッセイ読むのは。
心に響いた文章、書き留めておきたい。
「思い通り」ってどういうことだろう。
線をノートに引いてみて、片方を「わがまま」片方を「夢の実現」その間を揺れ動いていること。
それは人によってちがう。
思い通りには果てがない。夢の実現にはゴールがあるけれど。
「思い通りにいっているように見える人」はその線がたくさん、身近なものにあって実現させてるんじゃないかな。
しっくりきた。
私は夢の実現にすっごい近くて、それがかつて果てしない所にあったような。
もっと「当たり前」のこと大切にしたい。
あと、「みんなはじめて」っていうので、思春期の男の子が「生まれては -
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表紙の写真・・親子で「シェー」のポーズに思わず「プッ」となる。
重松氏とほぼ同年代のオレとしては、必ずやったポーズなのだ(笑)
西暦2000年以降の21世紀の世の中はどうなっているのだろう?
確か少年時代にそんなことを考えた。
「鉄腕アトム」に描かれた未来都市・・街には空を飛ぶ車が走っている。
そして難病も必ず医療の力で治すことができ、皆が平和で笑っている。
何だかそんなイメージだったよな。
しかしその前に1999年にはノストラダムスの大予言で世界は壊滅しているかも・・。
そんなことを考えてみても、結局21世紀になっても、そう世の中は変わっていないんだよな・・^_^;
エッセイという表現方 -
Posted by ブクログ
買っちまった・・どうにもタイトルに惹かれて(笑)
帯のコピーも「オレ、いつのまにか中年(おやじ)になってた・・」だって。
重松清は同学年ゆえ、彼の小説は好んで読んでいる。
中年サラリーマンの悲哀、家族の愛情、童心に戻る感傷・・色々と面白い。
小説の端々にも、同世代だからこそわかるキーワードなどもちりばめられているのだ。
そして今回のエッセイ。
これは「夕刊フジ」に連載されていたものの文庫化だ。
どことなく原田宗典にも似たユーモアチックな内容で「プッ」と笑える。
「ああ・・そうだった。そうだった!」と感動したポイントをいくつか。
・昔の野球中継はバックネット裏のカメラが中継していた。
・L -
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情け無い話なんですが、「アーバンホラー」という帯の文句になかなか読み出せなかったんです。最近の読書は専ら夜なので。結論から言えば、ホラー嫌いは怖がることはありません。確かに、ちょっと不気味だったりもしますが、そこは重松清。泣かせるんだよなぁ、というのが先に来るんです。
「かげぜん」「送り火」「もういくつ寝ると」この三作にかなり泣けたんですが、やはり人の生き死にには心を揺さぶられるものではないかと思います。
生まれ変わりなんかを心底信じているわけでは無いのですが、なんでしょう、お墓のことって最近ちょっと気になってたりします。結婚して、両親とは別のお墓に入ることになるだろう主人公が、もう一度お墓 -
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久しぶりに重松清さんの本を読んだら、やっぱり懐かしいなぁ・・・って気持ちになります。特にこういう子供のころの話がいいですね。このお話は、小学1年生で主人公のヒロシが東京から父親のふるさとに引っ越してきて、6年生になり卒業間近までの話です。だんだん田舎の子になり、無邪気だったヒロシもいろんな大人の事情が理解できるようになってくる・・それは大人の仲間になってきている証拠。そして最後に気がつきます。「もう1年生にも2年生にも3年生にも・・・・戻れないんだな」って。頭でわかっているけど、現実として実感したら、ショックなんですよね。私も思ったことあるなぁ・・・。
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重松さんにしては不思議系だなと、最初はやや違和感を覚えました。幽霊話が多いんですよね。でも考えてみれば「流星ワゴン」もそうでしたね。
もちろん、ホラーでは有りません。やや不気味なところはあっても、重松さんの幽霊は心温かい(笑)。
特に飛びぬけた作品がある訳では無いのですが、改めてパラパラめくれば、どれも強い印象が帰ってきます。その平均点の高さは、さすがに重松さんです。その中でも強いてあげれば「家路」かな。過労働で帰宅途中の駅で頓死したサラリーマンの霊が、夫婦仲が上手く行かなくて別居中のサラリーマンに帰宅を促す話。年齢的に近いせいかもしれませんが。。。 -
Posted by ブクログ
写真集という感じがします。
私には写真は"切り取るもの"というイメージがあります。写す対象は自然や誰かの創造物であって、写真家の作ったものでは有りません。それを適切なタイミングに、適切なフレームで切り取ることで優れた写真が出来ます。
この物語もそれに似ています。何か作り出そうと言うより(一種のルポ的手法のように)東京に住む人々のある期間のある側面を切り取る。しかもキャプションも無く、それら写真が写真集としてまとめられている、そんな感じです。
一つ一つに明確な主張があるようには見えません。むしろ不消化に終わる感じがします。さらに全ての物語を終えても、ぼんやりとした雰囲気は伝わ
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