重松清のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
題名の「きよしこ」がキリストを連想させ、天からきよしの日々を見ている感じ、祈の気持ちで読み進めた。
転校の連続、吃音というハンディキャップから、ずっと1人で闘っている印象。他者との分かち合い、きよしの荷を軽くしてる存在、を彼は永続的に持てない。両親はそういう存在に足りえず、共に歩む友人、支えとなる大人とのつながりが薄い。
それでも何とか高校3年までたどりつき、自立、自由の入口にたつ。結局、それぞれ環境の変化や自分の生き方にもがきながら、答えを見つけていかなければならないのだろう。それが大人になるということなのか、成長と呼ばれるものなのか。
回りに左右されていた子供時代とは違う、自分で選ぶきよし -
Posted by ブクログ
◾️サマリー
・物哀しい気持ちになる12の短編集
・別れ、悲しみ、虚しさを表現
・年齢を重ねて読むことで分かる味わい
◾️所感
12個も短編があれば、どれか1つか2つくらいは、この話いいなぁと感じる。
私は、「少しだけ欠けた月」が、なんとも秋の切ない感じと相まって胸にグッとくるものがある。
両親が離婚について話し合う場面から始まる。
小学三年生のアキラくんは、両親に離婚してほしくないのである。子どもは皆、父と母にそばにいて欲しい。それが叶わない本作品。子供の目線に立った展開がさらに切なさを感じる。
そして、本小説全体に言えることは、毎度のことながら、人が心の中で考えることを言語化して、うまく
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