重松清のレビュー一覧

  • ステップ

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    重松さんらしい優しい感じのお話だと思いました。
    妻に若くして先立たれたシングルファーザーと娘を中心とした家族の物語が父親視点で描かれます。
    義父、義母、義兄など結婚は2人だけの話ではなく、相手家族との繋がりももたらすものであることを改めて考えさせられました。また再婚によって親が複数いるということも当然あることで、家族の形はいろいろであるという当たり前のことに気付かされました。

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    2025年08月20日
  • 希望の地図2018

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    8月9日〜11日
    日常が奪われる可能性は誰にでもある。たまたま自分はそういう現場に出会してないだけなんだと感じた。今だって復興のために動いている人が各地にいる。だけど皆(私含め)の意識は徐々に薄れていく。常に頭に置くなんて難しいけど、その現実があることはわすれてはいけない。

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    2025年08月11日
  • 季節風 冬

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     重松さんの季節風シリーズの冬。
     親子、友人などのヒューマンストーリーが12編の短編集。

     年頃の娘との関係に心悩ます父親の心情を描いた「ごまめ」
     小学生の友情を描いた「その年の初雪」
     今でいう発達障がいの友人との交流を描いた「じゅんちゃんの北斗七星」が心に刺さった。

     ちょっぴり切なくて、それでも温かく心をほぐしてくれる作品でした。

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    2025年08月10日
  • 季節風 秋

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    ◾️サマリー
    ・物哀しい気持ちになる12の短編集
    ・別れ、悲しみ、虚しさを表現
    ・年齢を重ねて読むことで分かる味わい

    ◾️所感
    12個も短編があれば、どれか1つか2つくらいは、この話いいなぁと感じる。
    私は、「少しだけ欠けた月」が、なんとも秋の切ない感じと相まって胸にグッとくるものがある。
    両親が離婚について話し合う場面から始まる。
    小学三年生のアキラくんは、両親に離婚してほしくないのである。子どもは皆、父と母にそばにいて欲しい。それが叶わない本作品。子供の目線に立った展開がさらに切なさを感じる。
    そして、本小説全体に言えることは、毎度のことながら、人が心の中で考えることを言語化して、うまく

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    2025年08月09日
  • 青春夜明け前

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    重松清だなぁとしみじみ思う話。
    この作家さんは、どれだけ青春時代の思い出が潤沢なのか。
    男子、アホだなぁと笑えて少し泣ける。モズクとヒジキと屋上で。のモンちゃん、かっこええなぁ!

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    2025年08月04日
  • あの歌がきこえる

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    今も昔も青春の根本の部分は変わらない。
    恋愛、友情、家族があって照れながらも人に囲まれて人と過ごして生きていく。
    そんな青春時代はなんてかけがえのないものなんだろうと思う。
    重松先生はその青春という形をまっすぐ表現してくれる。だからこそ突き刺さる部分があるのかもしれない。

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    2025年07月28日
  • 小学五年生

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    中学生でも小学六年生でも小学四年生でもない、小学五年生ってなんか確かにこんな感じだったよなーと思い返される作品だった。
    大人のお酒の場が嫌いだったり、同級生の気になる子に上手くアプローチできなかったり、誰もが経験したような事を五年生ってこんな感じだよねとか思い楽しみながら読めた。
    今の自分は小学五年生から見たらどう見えているのだろうと少し気になった。

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    2025年07月20日
  • さすらい猫ノアの伝説

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    元は児童文学として書かれた本作。
    著者の作品を多く読んできた訳ではないが、児童文学として子どもたちが楽しんで読む様子が想像できる。さすがです。
    ノアという黒猫の謎にワクワクしつつ、同世代の心情に共感し、最後はハッピーエンド。上手い。高学年に迷わず勧める一冊。
    当然、大人も楽しめます。小学生の頃を思い出しながら、ぜひ。

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    2025年07月17日
  • 峠うどん物語 上

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    食べ物ストーリーが好きで買った作品。
    ずっと積読でしたが、手に取りました。

    主人公は、中学2年生の淑子
    作品の舞台は、市営斎場の真ん前に建つうどん屋
    うどん屋を営むのは、淑子の祖父母

    久しぶりの重松さんの作品で期待して読んでいますが、どうも主人公の淑子が好みではない。というか、ちょっと違うというか。

    とりあえず下巻を読んでみます。

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    2025年07月15日
  • カシオペアの丘で(下)

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    下巻の方が重松作品ぽかった。
    過去の事故からずっと引きずってる許す事が大きなテーマ。

    シュンがそこまで背負うべき罪か?と思って読んでたけど、当時の田舎での事故という背景なら心の闇としてより大きなものになるのかな。

    不器用なトシがなんだかんだ最後まで許す事に執着していたように感じた。許してるから!って言えば言うほど被害者のトシが上から言ってるように思えてしまった。

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    2025年07月13日
  • はるか、ブレーメン

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    ネタバレ

    中学受験ぶりに、重松清を読んだかも。
    身勝手な親に会いたいかなぁ?なぜ子どもの側が赦さなければいけないのか?とずっと疑問に思いながら読んでいたが、なるほど記憶に残ってないからこそ、会いたいと思える部分もあるのかなと終盤に少し納得した。

    ふうちゃんがはるかの唄を歌うところは、目頭が熱くなった。

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    2025年07月04日
  • 峠うどん物語 下

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    改めて読み直してみて、最初に読んだ時から干支ひとまわりくらいしていると、やっぱり味わいが違う。主人公から、少し年齢が離れてしまったので、前の方が心が揺さぶられたと思う。
    物語は、とても著者らしい感じだなと思った。

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    2025年06月29日
  • カシオペアの丘で(上)

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    カシオペアの丘で再会と贖罪の物語の上巻

    幼なじみのシュン、トシのわだかまり
    シュンとミッチョの過去

    川原さん家族に起きた不幸な事故、事件

    立場や見方を変えると見えてくる感情があるのかな?
    上巻ではまだまだモヤッとしたまま、下巻に続く…

    綺麗事だけを語らない重松作品だからこそ今後の展開に期待します!!

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    2025年06月27日
  • 峠うどん物語 上

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    2回目の再読。
    途中から、入試に出てきそうだなと思ったら、なんだか物語に距離感が出てきてしまった…。
    簡単に、わかったつもりになっちゃいけないって、主人公の中学生のよっちゃんが何度も思うことが、いちばん印象的だった。
    そう思う、世の中のことを簡単にわかったつもりになってはいけない。

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    2025年06月22日
  • 疾走(上)

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    これに下巻があるってどういうことですか???
    もっと酷い結末??ハッピーエンドになるの??全く想像がつかない

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    2025年06月22日
  • ビタミンF

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    Fには色々な意味があったようだが、私はFAMILYとFATHERと受け止めた。30〜40前後の筆者曰く「中途半端な」主人公たちが家庭で発生するトラブルに向き合わされる。結果的に解決しないこともあるが、どうにかして対処しようとする姿に背中を押された。どのエピソードも読んだあと気持ちがスッキリとする。

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    2025年06月20日
  • はるか、ブレーメン

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    青春とファンタジー、そして別れが織り混ざった構成の小説。サクサク読めた。
    ただ40代の俺の感受性が衰えてるのか、走馬灯が彩られる経験が不足してるのか、あまり芯を食わなかった。

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    2025年06月20日
  • ビタミンF

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    中学生、小学生の子どもの親(父親)が主人公の
    短編集

    〝セッちゃん〟
    で、涙しました。本人の思いを想像すると切なくて、どうにかしてあげたい親の気持ちにもなり……私だったらどうするだろう?
    そんなに頑張らなくていいのでは?と思ったり……
    しばらく考えてしまいそうです。

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    2025年06月14日
  • ルビィ

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    題材が重くて読んでて辛くなってきたけど、最後まで読み終えて少し光がさした感じ。
    人は死ぬとこんなにも周りに影響を与えるんだ。
    当たり前の事だけど、普段忘れがちだからハッとした。

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    2025年06月06日
  • かぞえきれない星の、その次の星

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    短編が重なってるからこそちょっと読むのに時間がかかった
    一つ一つの話は面白いが、もう少し先を知りたいと言う物足りなさを感じた部分もあり
    個人的には、原っぱに汽車が停まる夜がゾワっとくる感じと暖かさを感じられて好きだった
    最後の話は、全体のまとまりを感じられて短編ながらもこの一冊で意味がある話しで面白いと思った

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    2025年06月06日