重松清のレビュー一覧

  • 峠うどん物語 下

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    葬儀場の目の前にある「うどん屋」が舞台。様々な人が「葬式」を通じて「人が死ぬとは何なのか?」向き合っていく。「死」というテーマを取扱いながらも、登場人物それぞれのキャラクターに明るさがあり、最後まで楽しく読めました。
    美味しいうどんが食べたいです。

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    2014年12月27日
  • 峠うどん物語 下

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    女子中学生が主人公。いろいろ人生に大切な事が書かれていて、さすが重松さん!是非子供にも読んでもらいたいと思うが、大人目線からの感想だろうか、中学生くらいの人はどう思うか興味深い。

    催事場前の「峠うどん」をやっている祖父母のお店を手伝う中学生が主人公。死の話を暗くなりすぎず、女学生の目から立ち合い、話が進む。

    じいさんのいぶし銀さは、そもそもいぶし銀じいさんがいなくなった今良さがわかるのかと心配になるが、私世代としては「人に大切な何か」が沢山つまった物語。

    言葉に出さない言葉。裏の意味を読み取って気遣う心も良いな。人が人を思う心を感じる。

    この著者の作品の中では一番好きかも。

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    2014年12月15日
  • きみ去りしのち

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    全然明るい話ではないんだけど、読み終わったあとに、すっと心に染み入ってくる優しさというか、未来への希望というか、そういうものを感じられる作品。
    重松さんワールドというのだろうか、派手さは全くないのにグイグイ引き込まれて、気がついたらすっかり主人公目線にさせられているのは、さすがだな、と。

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    2014年11月29日
  • 峠うどん物語 下

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    ネタバレ

    ああ、やっぱりホロリとさせられました。おじいちゃんのうどん、私も食べたい。おばあちゃんがかわいくて好き。上巻より下巻のほうが良かった。

    ここ最近の重松清は、「死」をテーマにしたものが本当に多い。残された人の気持ち、間接的に関わる人の気持ち、こういった思いが届くといいのだけど。

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    2014年11月20日
  • 峠うどん物語 上

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    市営斎場の前に建つ峠うどん。(斎場が後から出来た)
    不愛想で不器用な職人気質の祖父と口が達者で愛想の良い祖母。仲の良い夫婦が営むうどん一本の店。両親から文句を言われながらも店の手伝いに勤しむ中学生の孫の淑子。
    店に現れるのは通夜や葬儀帰りの人々。終わればさっさと帰るほどの「義理」でもなく、かと言って泣き腫らすほど親くもない人達。「ちょっとしか知らない人が亡くなったときは、うまく泣けないから陽気に騒ぐしかない」そんな人々を丹念に描いた重松さんらしい暖かな連作短編。
    死という題材。重松さんならそれを正面から重く描くこともできたはずですが、この作品では当事者では無い中学生の娘の目を通すことによりサラリと描いています。その分、大きな感動には繋がらないのですが、まあそれも著者の狙いのような気がします。

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    2016年05月29日
  • 見張り塔から ずっと

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    「扉を開けて」が印象的だった。
    対象喪失(家族福祉論のゼミででてきた概念?)が少しテーマになっていて、人の心情が上手く表現されていて、読後感は重かったけど、良かった。

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    2018年10月21日
  • エイジ

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    中盤すごくリアリティがありすぎて、少し気分が悪くなるような、、、読むのがやめられないというより、どう終わるのかが気になるから読んだ。そんな作品。

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    2014年10月05日
  • あすなろ三三七拍子(上)

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    重松清、ドラマ化。外れはなうだろうと思い購入。
    読めは「ドラマ面白くないー」だって。で、原作は・・・

    面白いです!続きは下巻。

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    2014年09月13日
  • 送り火

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    重松清さんの作品の中でも、いつもと一味違うこの作品。
    富士見線という架空の私鉄路線を舞台に繰り広げられてゆく9編。
    奇妙というか、不気味というか、なんと表現したらいいかわからないものがありますが、どこか温かみを感じる短編集でした。意外とスラスラ読めてしまいました。

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    2014年08月14日
  • あすなろ三三七拍子(下)

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    上巻も泣けたけど下巻も更に山場があって泣ける。
    悪人が一人もいないし、読後も気分よい。
    重松作品は初めてだったけどほかの作品も読みたいな。

    ドラマも面白かったな。キャラクターと俳優さんがあっていると感じました。

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    2014年08月07日
  • あすなろ三三七拍子(上)

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    笑あり涙ありで一気に読んだ。
    登場人物がいきいきしている。
    昔、応援団員の上級生と下級生の会話を思い出して、(上級生はぼそぼそ、下級生は「押忍!」として言ってない)意味がわかりました。

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    2014年08月07日
  • 哀愁的東京

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    しっとりとした空気感の連作長編。

    絵本作家としての仕事も、プライベートも出口の見えないスランプに陥っている中年男性のものがたり。

    彼が副業のフリーライターの仕事を通して出会う人々は、やっぱり何かを失っているか、失おうとしている人たちで、決して幸せな話ではない。
    主人公同様、この作者自身が文章に中途半端な優しさをもちこまないのだろう。
    それでも読み終わったときに静かな充実感がある。

    見過ごしてきたもの、見ようとしなかったものと向き合いはじめてから彼が描きとったスケッチが、新しい絵本となる終わり方は、美しい。

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    2014年08月07日
  • ロング・ロング・アゴー

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    再会をテーマにした、6篇収録の短編集です。
    重松さんらしく、子どもや子ども時代のことを深く見つめたその成果で
    作られた物語という感じがします。

    子どもの頃にわかっていたことが、大人になってわからないから、
    子どもの力になってあげられないことがしばしばだったりするし、
    その顕著な例は子どものいじめがなくならないということにもあるのかもしれない。
    いや、集団ができた時点でいじめというものを発生させてしまうのが、
    人類の習性でもあるようだというニュース記事を読んだこともあるので、
    一概にはそう言い切れない。
    だけれど、子どもの気持ちを、自分が子どもだった時くらいの確かさでわかってあげられたら、
    きっと、子どものなかの余計な孤独感は減じるのだとは思う。

    逆に、子どものころにはよくわからなかったことが、
    大人になってわかるようになったりもする。
    大人の論理で考えてみれば、無駄ないじめはなくなったかもしれない、
    というケースだってありそう。

    だから、「大は小を兼ねる」というけれども、
    子どもの部分を、大人は兼ねることはできないことがあるので、
    子どもを甘く見たり、大人の論理でいいくるめたりはしないほうがいいし、
    そうかといって、すべてを子どもにゆだねてしまってアドバイスもできないようでは、
    子どもの苦しみを減らしてあげることはできない。
    大人、親、教師は、みんなそういうところで苦労するんだと思う。
    年の近い兄弟がいれば、年長のほうでも年下のほうでも、
    わかってあげられるような、二人三脚ではないけれど、
    お互いがお互いの力になってあげることや、
    本当に近くで寄り添ってあげることってできるでしょう。
    一人っ子の僕には、そういうところがうらやましく感じられる部分です。

    割り算の余りがどんどんたまっていくのが人生だ、
    というような言葉が本書の中にありました。
    わりきれないことが、大人になって増えていく。
    それをどんどん抱えていくものだ、ということ。
    別の短編では、心の大きさのことが挙げられていた。
    子どものころの小さな心では抱えきれなかったことが、
    大人の大きくなった心では抱えられるし、
    それについて考えることもできるようになった、と。

    子どもが成長するのは、自分の世界に順位をつけるようになること。
    たとえば、あの子は僕よりも下だとか、公立より私立だとか。
    そう重松さんは書いている。
    順位をつけていく人生が、都会的というか真っ当なものだとされて、
    そこからこぼれおちる人々は残念な人々とされてしまう。
    そういう価値基準がこの国を覆っていて、それは強固だったりする。
    だから子どもはまず、そういう価値観の中で育てられるのがスタンダードなんだと思う。
    十把一絡げに、「教育」だとしてそういう価値観に、
    「個別に個性を考えて」などはなしに投げ込まれるわけだから、
    子どもって大変な子にしてみればすごく大変で。
    その大変さが一生続いたりもするし、顔色の悪い大人とか暗い顔の大人とかは、
    そういう大変さのなかから抜け出せないで成長した人々なのかもしれない。

    つまり、社会的排除ってものは、そういう最初期からありますっていうことになる。
    順位や比較がもっと希薄になって、人と人が認めあうような、
    それでいて強すぎない連帯感がある社会がもしもできたら、
    そこは社会的に人々を包摂する世の中だと思うんですが。
    子どもが成長していくことなかでの順位や比較がそもそもの社会的排除のはじまりなんですよね。
    そういうのって、生物学的な、人間というものが社会的動物だということに原因のある
    事象なんだろうかって、考えましたが、なかなか答えは出ませんね。

    重松さんは、そういう社会的排除すら包みこんでいるような深い心持ちで、
    でも精一杯生きていこうとするべきなんだと言っているかのよう。
    だから、ほろ苦いんだよねえ。

    あぁ、ほろ苦ぇ、ほろ苦ぇ。
    人が生きていくうえで味わうほろ苦さって、
    でも、それがないと生きている気がしないものでもある。

    本書を「妹」だとして、「兄」にあたる短編集が『せんせい。』という作品だそうです。
    こちらも気になりますね。

    面白かったです。

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    2025年06月26日
  • ポニーテール

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    ネタバレ

    再婚・連れ子の家族って、最近結構多いのでは。
    みんな、家族になろうと頑張ってる。少し無理してる。でも温かい場所を見つけようとしてる。
    フミの髪が、ポニーテールができるようになるまで少しずつ、1か月に1センチずつ伸びていくように、家族も少しずつ少しずつ形になっていくんだろうな。たとえ髪を切ってポニーテールができなくなっても、また髪が伸びるように、家族にピンチが訪れてもまたゆっくり修正していけばいいんだよね。

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    2015年08月27日
  • あすなろ三三七拍子(上)

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    ネタバレ

    最初は重松さんにしてはイマイチかな~と思い、上巻を読み終わったところでしばし放置してたのですが、一念発起(というほどのことでもないですが)して下巻を買い読んだところ、終盤は中々よく、読後感は結構いいんです、これが。

    そもそもあり得ない設定で、かつ「古くて男臭くて、根性至上主義のエンダン」VS「今どきの若者、フェミニズム」というベタベタな二項対立に始まり、どうして重松さんがこんな設定の小説を書いたのか、よくわからないなーと思いながら読んでいたのですが、そして、最後まで浪花節臭さが抜けないのですが、、、

    何か泣けるんですよね~。最初の陳腐な設定を超えた何かを訴えかけ、それが厭味なく心に入ってくるというか。

    まあよかったら読んでみてください。

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    2014年07月09日
  • ポニーテール

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    それぞれ一人娘を抱えて再婚した夫婦。新たな家庭を築いてゆく姿を末娘を主人公に描いた作品です。
    とっても素直でいじましい末娘、ちょっと偏屈で無愛想だが一本筋の通った姉。表現方法は異なってもどちらも優しくて、そして彼女たちを取り巻く大人たちも優しく。如何にも重松さんらしい話です。
    しかし、どこかインパクトには欠けるかな。

    私が読み終えた後、月一回の半日がかりの通院に持って行った家内。朝から読み始め、夕食後もわたしの目に前で読み続け、どうやら今日中に読み終えそうです。
    実は、会社の女性がもうすぐ寿退社。ご相手は二人のお子さんがいるそうで、初婚でいきなり二人のお母さんです。この物語の様に心が通じ合うことを祈って。。。

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    2016年05月29日
  • あすなろ三三七拍子(上)

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    昔は必ず職場にいたとにかくアツい人。個性的で仕事はテキトーでもなんか、人にはアツい人。今はみんなスマートに仕事している人ばかりだから、あえて応援団ていう今では理解し難い文化を通して訴えようとしてる気がします。応援団、万歳!

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    2014年06月12日
  • カカシの夏休み

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    この中では未来が好きだ

    TVでいじめのニュースが流れると、ほとんどの親が自分の子は苛められていないかしら?と心配していたことを思い出した
    その反対かもしれないのに………

    そして、自分の子にイタズラした子を他の保護者を巻き込んで悪者にしてとっちめていた

    どっちがいじめだと思ったことを思い出した

    けど、だからといって何もしなかった

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    2014年05月31日
  • ニッポンの単身赴任

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    以前読んだことがあるのですが、単身赴任を機に再度読んでみました。
    以前はまさか自分自身が単身赴任するとは思っていなかったので、他人事でしたが、今回は身につまされました。

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    2014年05月20日
  • とんび

    購入済み

    忘れてた親子の愛

     すばらしい作品でした、数えきれないほど胸があつくされましたありがとうございます。

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    2014年05月11日