重松清のレビュー一覧

  • おじいちゃんの大切な一日

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    おじいちゃんの大切な一日
    新しいゲーム機が欲しくて、「いまのゲーム機が壊れた」と、嘘をついたエリカちゃん。お父さんに叱られたあげく、「明日、おじいちゃんとおばあちゃんのところに泊まりに行ってきなさい」と命じられる。どっちみち、あさってはみんなで泊まりに行くはずだったのに、私だけ先になぜ?・・・。着いた翌日、おじいちゃんの働く工場を見せてもらうことになったエリカちゃん。でも、その日は、「おじいちゃんの大切な一日」でした・・・。モノ作りを通して伝わる思い。親と子、人と人の繋がりを感じさせる優しい物語です。

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    2013年09月02日
  • 季節風 夏

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    夏に読めて良かった。初夏から本番の夏、夏の終わり、季節を感じられる、そして夏らしくせつない一書でした。

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    2013年08月29日
  • また次の春へ

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    震災に関わる短編集。
    重松さんらしい、家族の。
    行方不明って本当につらいと思う。
    行き場のない悲しみを思うとこころが痛む。

    今、まだあれから3年半しか過ぎていない。改めて心に刻むことができた。
    決して変えることのできない過去だけど、人は生きている限り前へ進むんだと思う。

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    2014年04月06日
  • また次の春へ

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    2011年3月11日──東日本大震災。
    多くの人々を死に至らしめたあの震災から2年以上経った。

    これまでは作家たちも、あの震災にどう向き合い、どう表現するか試行錯誤していたに違いない。
    2年経ち、ようやく彼らもあの出来事をテーマにした作品を書きつつある。
    なかでも重松清は、最も積極的に震災に真正面から取り組み、作品を出している。
    この作品の前作であるドキュメンタリータッチの「希望の地図」でも、震災を取り上げている。
    この「また次の春へ」でも、七つの短編の主人公すべてが、「震災」に関わった人々だ。
    その物語の構築の仕方が、何とも心優しい。
    七編のなかでは、「おまじない」に涙が止まらなかった。
    重松清には、いつもこんな形で泣かされる。
    ひとの泣きのツボを心得ているというか……。実に巧みだ。

    お互いの思いやりが、ちょっとしたベクトルのズレで悪意と取られかねないこともある。
    そんな「震災後の人々との触れあいの難しさ」を描いた表題作「また次の春へ」も秀作だ。
    言葉選びが丁寧で、一語一語、会話の一つ一つ、情景描写の一文などが、
    心に染み渡る名作だと思う。
    震災がまだ終わっていないことを切実に感じられる作品。
    毎年訪れる次の春が、より希望の持てる季節になっていることを祈るばかりだ。
    オススメです。

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    2016年03月12日
  • 半パン・デイズ

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    重松さんの作品らしく、暖かく、そして少し切なくなる作品でした。未成熟だからこそ、優しくて残酷で嘘つき。ああ、あったなこんなこと、のオンパレードでしたw。過ごした子供時代は人により様々ですが、必ずヒロシや吉野くんや栗原くんとどこかしら重なる所があるはず。いつの間にか無くして忘れかけてた、あの頃の自分を思い出させてくれる物語でした。

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    2013年06月20日
  • 季節風 春

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    季節風シリーズ。春ももうすぐ終わるけど,季節に合わせて読んでみた。
    春にちなんだ短篇集。
    どの物語も,ちょっぴり,じんわり切ない。けれどそれがいい。

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    2013年05月28日
  • 半パン・デイズ

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    男の子の成長物語だけれど、
    とっても懐かしい感じがしました。
    読んでいて、心がほわっと温かくなります。

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    2013年05月18日
  • 季節風 秋

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    最後1冊だけ積まれてしまっていた。。

    秋もやっぱり温かい話たちだった。
    寂しくてもつらくても人間の温もりが重松さんらしい。

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    2013年03月24日
  • また次の春へ

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    東日本大震災に関わる家族を描いた7つの短編集。
    ごく普通の日常、ごく当たり前の生活、これがいかに幸せであるのかを再認識。一つ一つの物語がとても丁寧に綴られており、現実味のある作品となっています。記憶を風化させないためにも是非手にとっていただきたい一冊。

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    2014年05月06日
  • ロング・ロング・アゴー

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    再会がテーマの物語。先生や伯父さん、初恋のひとや幼なじみ。それぞれの想いを抱きながら、再会をする。そういえば、最近再会なんてしてないなってひとにはいい物語かも…。

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    2017年11月28日
  • エイジ

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    中盤、すごくリアリティがありすぎて、少し、気分の悪くなるような、
    読むのがやめられないというより
    どう終わるのか気になるから読む。
    そんな作品でした。

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    2013年03月02日
  • 送り火

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    身近な話題をちょっとファンタジーにして潜んでいる問題を考えさせるような短編集。「かげぜん」と似た経験が個人的にある。この話を多くの人に読んでもらって気づいて欲しいと思った。「家路」「もういくつ寝ると」が良かった。

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    2013年02月24日
  • エイジ

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    想像できることは、想像できた時点で、現実化してしまう可能性を孕んでるのではないか、といつも思う。
    エイジくんも、そんな体験をしてしまった、お話でした。

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    2013年01月27日
  • 送り火

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    富士見線沿線でのお話
    短編集

    これぞ重松清だね
    重松清の短編集は、本当に読みやすいし、奥が深い


    幽霊が出てきたり、現実離れしてるんだけどね
    どれもやっぱり、じーんとするんだよなぁ…


    30代~40代を主人公にした話を書かせると、右に出る人は居ないだろうな

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    2013年01月24日
  • 哀愁的東京

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    最後の章を読んで、やっとわかった。
    自分のこのモヤモヤ感、喪失感が何か。


    哀愁とは、何かを失って終わりかけていることなんだ。
    この作品の全ての章を振り返れば、確かに「終わり」「結末」がないことに気付く。
    その後どうなったの?って。


    最後の章で、小さな無邪気な子が、
    東京タワーの双眼鏡を覗き込み、
    「あったよ!ぼくんちがあったよ」
    とはしゃいでいる姿。
    こんな広い景色で、
    こんな広い東京で、
    自分の家なんか見つかるわけないのに、
    小さな子は、喜んでいる。
    私には、
    自分の家や自分の住む町どころか、
    自分の存在さえ、見つけることできないんだろうなぁ。
    きっと、進藤が流した涙と同じ涙を流すことが出来ると思う。



    大好きな重松作品。
    大事な1冊になった。
    私は、まだ20代なのに、
    この本に共感できるくらい、哀愁漂ってます。
    ちょっとやばい?

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    2013年01月21日
  • あの歌がきこえる

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    重松清さんとは同世代。
    この本に出てくる歌は私にとっても「わたしの~青春~、そのもの~♪」と歌で答えたくなってしまう。

    ふと思う。
    重松清さんのファンって、男性と女性、どちらが多いのだろう・・・

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    2013年01月19日
  • 哀愁的東京

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    『パパといっしょに』で絵本の文学賞を受賞して以降、1冊も絵本を描けなくなったフリーライター&絵本作家の進藤宏氏と東京で挫折しつつある人達が主人公。

    本作はフリーライター歴の長い重松清サンにしか描けない作品。

    進藤氏の新作発表を頑なに心待ちしているシマちゃんは健気的女性だ。

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    2013年01月14日
  • 舞姫通信

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    舞姫(10年前に飛降自殺した少女)に関する伝説の残る高校に赴任してきたのは、理由不明で自殺した兄を持つ主人公岸田。

    兄の恋人は大手タレント事務所の一人娘で、自殺志願のタレント“城真吾”を売り出そうとする。

    自殺するのに理由は必要なのか?
    自殺は悪なのか?
    自殺は許されるのか?

    城真吾の問いかけに戸惑う大人と共感する若者達。

    僕らが遺伝子に支配されているのならば、
    自殺は異常値となるはずだが・・・。

    生きる意味を考えさせられる一冊。

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    2013年01月14日
  • 季節風 秋

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    季節風シリーズのラストを飾る秋編。
    今回も重松さんの巧みなストーリーと、季節ならではの小道具の使い方に参りました。
    お気に入りは、「水飲み鳥」。あったあった、子供の頃に。ブームになった訳ではないのに、不思議といろいろなところで見かけた。ずっと見ていて飽きない奇妙な動作を覚えている。そんな玩具を物語の小道具に用いる重松さんは、匠の作家である。

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    2013年01月10日
  • 見張り塔から ずっと

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    某本好きの方からのオススメです

    短編三つからなってて
    それぞれテーマはいじめ、わが子の死、嫁姑問題
    なんですが

    どれも「何か」を失った家族の物語です

    胸の奥にグイグイきます

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    2012年12月30日