重松清のレビュー一覧

  • きみ去りしのち

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     幼い息子を喪った「私」は旅に出た。前妻のもとに残してきた娘とともに。かつて「私」が愛した妻もまた、命の尽きる日を迎えようとしていたのだ。恐山、奥尻、オホーツク、ハワイ、与那国島、島原…“この世の彼岸”の圧倒的な風景に向き合い、包まれて、父と娘の巡礼の旅はつづく。鎮魂と再生への祈りを込めた長編小説。

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    2014年03月09日
  • あすなろ三三七拍子(上)

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    この時代にありえない。。なんた思い始めは読むきが起きなかったのですが、泥臭い応援団に主人公がどんどん浸かっていくとこが面白い!

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    2014年02月25日
  • きみ去りしのち

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    ネタバレ

    最終的な結末も死について深く考えられる。こういう生死の話は好きです。重松清ならではのすこしおもいけれど最後は感動できる本でした。

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    2014年02月23日
  • 星をつくった男 阿久悠と、その時代

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    ネタバレ

    阿久悠さんの作った歌とともに大人になった私にとって、懐かしくて感慨深い作品です。いつもダンディな強面のオジサンのイメージの強い人だった印象がありますが、弱い面も見れて、少し印象が変わりました。

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    2014年02月23日
  • きみ去りしのち

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    ネタバレ

    大切な人を亡くした喪失感をなんとか受け止めるために旅をしている主人公と、数年ぶりに会う娘のお話。全体的にせつないです。自分にはまだそこまでの経験ないのでピンとこないけど、苦しいんだろうなあ。。。(><)
    旅に出たくなる。自然と触れ合うことはやっぱり癒しなんじゃないかと。

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    2014年02月14日
  • とんび

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    いやぁ、泣きました。自分にも息子がいるだけに相当堪えました。
    ヤスさんの息子への愛情が伝わりましたし、それをどう表現していいのか困惑する様子には共感できましたし、自分は子供にここまでのことをしてあげられているのだろうか・・と不安にもなりました。
    良かれ悪しかれ、感情を揺すぶられるのが良い物語と信じる自分としては、これ以上ない物語と出会ってしまったことになりますね・・。
    子供がまだ小さいですので、これからも成長とともに再読しては泣くことでしょう。
    その時を心待ちにしつつ。
    とりあえず明日は家族に電話でもしますか・・。

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    2014年01月23日
  • 半パン・デイズ

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    幼かった男の子がだんだんたくましく成長していく話です。
    田舎町に引っ越してきて慣れない方言、学校のいやなやつ。
    日々進歩していく男の子に感動です。

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    2014年01月21日
  • また次の春へ

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    3.11からまた次の春へ。『記念日』がすき。沢山辛いことがあってまだまだ辛いと思うこともあって。だけどちゃんと光もあるんだ。あたたかさが残る一冊でした。

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    2014年01月21日
  • 口笛吹いて

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    家族の葛藤、そこで生きるボク、キミ、アナタの揺れ動く感情表現は著者独特。決して救われないが、なんとなくほっこりする短編集。

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    2014年07月26日
  • 半パン・デイズ

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    序盤はいまいちだと思ってたが進むにつれてどんどん面白くなっていき最終話は最高(≧▽≦)ノ☆小学生っていいわ♪

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    2013年12月17日
  • 舞姫通信

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    ネタバレ

    自殺。双子。海と陸。


    死のうとするのがいけないのか。
    個人的に『自殺志願者』というのが衝撃的でした。
    友人を思い出します。

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    2013年11月28日
  • 哀愁的東京

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    哀愁、歳を重ねないとわからないもの。懐かしみであったり後悔であったり。じっくりと読むことができて良かった。

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    2013年11月28日
  • うちのパパが言うことには

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    君は不思議だと思わないか?
    ひとが追い求めるものと、目が覚めたら消えてしまうものを、なぜ同じ「夢」と呼ぶのだろう……。p18

    ぼくは1963年に生まれた。高度経済成長期に産湯を使い、アポロと万博と星新一に「未来」を教わる一方で、水爆とノストラダムスと『宇宙戦艦ヤマト』によって、地球はやがて滅亡するんだという予感も植え付けられた、1970年代型少年ーーである。p24

    「うまくしゃべれなかったから…優しさが好きになれたかもしれない」p220

    人間と人間は百パーセントわかりあえるべきものなのだとしたら…たぶん、小説はずっと昔に滅びていただろうと思います。p240

    子どもの問題を社会問題と見な

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    2013年11月19日
  • 疾走(下)

    購入済み

    やばい

    不覚にも、泣きました。

    最初、ほんわか、次第に現実的に、中盤は「ふうぅん」と、遥かな自分の記憶を微妙に重ねたりしながら、そこまでは…と思いながら。

    最後、あれで良かったんだろうな。

    それにしても、14、5歳であれだけ密度の濃い体験、孤独と孤独が重なる体験が出来るのは、ないだろうなぁ。望んでも出来ることじゃない。

    疾走とは、うまい題をつけたものです。
    久しぶりに心に残る小説を読みました。
    濃い2日間でした。




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    2013年11月15日
  • あの歌がきこえる

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    「人生は勝ち負けとは違うじゃろ」
    「どうでもええよ、ひとのことじゃけん」
    自分を飾るひとは、いつか、飾り続けることに疲れてしまうと思います。

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    2013年10月01日
  • おじいちゃんの大切な一日

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    おじいちゃんの大切な一日
    新しいゲーム機が欲しくて、「いまのゲーム機が壊れた」と、嘘をついたエリカちゃん。お父さんに叱られたあげく、「明日、おじいちゃんとおばあちゃんのところに泊まりに行ってきなさい」と命じられる。どっちみち、あさってはみんなで泊まりに行くはずだったのに、私だけ先になぜ?・・・。着いた翌日、おじいちゃんの働く工場を見せてもらうことになったエリカちゃん。でも、その日は、「おじいちゃんの大切な一日」でした・・・。モノ作りを通して伝わる思い。親と子、人と人の繋がりを感じさせる優しい物語です。

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    2013年09月02日
  • 季節風 夏

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    夏に読めて良かった。初夏から本番の夏、夏の終わり、季節を感じられる、そして夏らしくせつない一書でした。

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    2013年08月29日
  • また次の春へ

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    震災に関わる短編集。
    重松さんらしい、家族の。
    行方不明って本当につらいと思う。
    行き場のない悲しみを思うとこころが痛む。

    今、まだあれから3年半しか過ぎていない。改めて心に刻むことができた。
    決して変えることのできない過去だけど、人は生きている限り前へ進むんだと思う。

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    2014年04月06日
  • また次の春へ

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    2011年3月11日──東日本大震災。
    多くの人々を死に至らしめたあの震災から2年以上経った。

    これまでは作家たちも、あの震災にどう向き合い、どう表現するか試行錯誤していたに違いない。
    2年経ち、ようやく彼らもあの出来事をテーマにした作品を書きつつある。
    なかでも重松清は、最も積極的に震災に真正面から取り組み、作品を出している。
    この作品の前作であるドキュメンタリータッチの「希望の地図」でも、震災を取り上げている。
    この「また次の春へ」でも、七つの短編の主人公すべてが、「震災」に関わった人々だ。
    その物語の構築の仕方が、何とも心優しい。
    七編のなかでは、「おまじない」に涙が止まらなかった。

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    2016年03月12日
  • 半パン・デイズ

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    重松さんの作品らしく、暖かく、そして少し切なくなる作品でした。未成熟だからこそ、優しくて残酷で嘘つき。ああ、あったなこんなこと、のオンパレードでしたw。過ごした子供時代は人により様々ですが、必ずヒロシや吉野くんや栗原くんとどこかしら重なる所があるはず。いつの間にか無くして忘れかけてた、あの頃の自分を思い出させてくれる物語でした。

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    2013年06月20日