重松清のレビュー一覧

  • 季節風 冬

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    ネタバレ

    重松清の作品ってどうしてこんなに心に響くんだろう。12の短編は、年齢によって響く箇所が違うといえる。これが、重松清が様々な年齢の人に受け入れられる理由だといえる。

    今回一番共感したのは、子どもが成長して一緒に初詣にいけなくなった父の思いを綴った作品。

    家族の歴史は終わっていないけど、前期は終わった。

    弟が結婚して家を離れた時に、なんとなく抱いた気持ちと同じだと感じた。

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    2017年08月17日
  • ブランケット・キャッツ

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    テレビドラマ化 という帯に引かれて買った1冊
    ドラマとはちょっと違った設定でしたが。
    うーん,猫の姿が見えない。テレビでは猫だらけだったのに。
    でも,内容としてはいいストーリーでした。
    よみたい方,ぜひ

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    2017年08月11日
  • 希望ヶ丘の人びと(上)

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    苦しいこともあるけれど、辛いこともあるけれど、希望があるって信じたい。希望に向かって、共に歩んでいけたら、と感じる一冊。

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    2017年08月09日
  • ブランケット・キャッツ

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    ドラマを見て原作を読みたくなったんだけど、期待通りドラマの光景が蘇ってきて楽しめた。

    我が家の猫にはお気に入りのブランケットなんて無いから毛布付きでやってくる猫に出会ってみたい。
    7つの短編、全てが人間ドラマになってる。
    アメショの起源の話は興味深かった。

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    2017年08月07日
  • ブランケット・キャッツ

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    ブランケットキャットが家に来て、いつもがいつもじゃなくなったり。。。
    家族で抱えていた問題がこじれてるようで、解決に向かってるような。。。
    出せなかった1歩を踏み出すきっかけだったり。。。
    猫が家に来るってどんな感じなんだろう。
    人生を変えるだけの力があるのかも。
    2泊3日。ちょっと試したくなった。

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    2017年07月27日
  • ブランケット・キャッツ

    購入済み

    ネコって偉大ですよね。

    「レンタル猫」って無理があるなぁって思ってたんです。
    でも、どのお話のコも長年飼われているかの様に主人公に寄り添い、誰にもぶつけられないでいる想いを、すぅ〜と吸い取って、寄り添ってくれる。この感じ!うちのコたちもそうだったなぁ〜。
    「猫はワガママでクール」そんな巷の印象ですが、違うと思います。猫たちはよく分かっているのです。今 、飼い主さんに何が必要なのか。ずっと見てくれてるから。見てないふりして、ずっと。
    うちのコたちに会いたくなりました。
    TVでドラマが始まりましたね。小説とは違う設定、目線があります。好みはあるかもしれませんが、やはり、人の心の少し弱ってる部分にそっと手を当ててく

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    2017年07月08日
  • なきむし姫

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    母親、幼馴染、夫婦、PTA、、、色々な人間関係が絡み合う日常。
    日常に起こることをちょっぴりコメディタッチで描かれているから読みやすい。
    そして憎めず愛すべき登場人物たちに感情移入してみたり・・。

    人生を観覧車に例えたり、子は親が見ていないところで育つっていうけど、友情も離れてるから絆が強まる、、、など
    心に残るフレーズが散りばめられていて、読んでいて心にスーッと入っていった。

    なきむし姫が周りの環境にもまれてどんどん成長していく様も読んでいて楽しかったし、やっぱり人間いろんな出会いで成長できるんだと感じた!

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    2017年06月15日
  • アゲイン 28年目の甲子園

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    野球の小説は、サクッと読み切れますね!本作は、かつての名門高校野球部員が、とある事件で甲子園出場が叶わず、28年ぶりにマスターズ甲子園大会で、甲子園出場にリベンジをかける親父たちの物語ですが、野球を通じて、仲間との友情や複雑な親子関係が熱く描かれており感動しましたね!
    かつて甲子園出場を逃した事件の真相も明らかになり、それが物語の良いアクセントになってました。
    映画化もされている作品なので、映画も観たくなってきました!

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    2017年06月10日
  • ブランケット・キャッツ

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    ネタバレ

    猫の目から見たら、ひとが背負う苦労はどんな風に見えるんでしょう。七匹のブランケットキャットが登場する短編集。

    全話を通じてハッピーエンド的な話は出てきませんが、この先の未来に希望を抱かせる終わり方。好きなのが「身代わりのブランケットキャット」と「嫌われもののブランケットキャット」
    お婆ちゃんのまるい優しさと、お爺さんの厳しい優しさ。うるっときました。

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    2017年06月05日
  • 希望ヶ丘の人びと(下)

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    塾の経営と昔のセンチメンタル
    熱い思い出と今
    イジメと。
    なかなか熱くなるですね!!o(^-^o)(o^-^)o

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    2017年04月09日
  • 空より高く

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    ちょっと照れくさくて、歯がゆくて、呆れたり、イライラしたり、といったことも相変わらずあるんだけど、今回は根暗ないじめ問題を題材にしていないことはちょっと助かる。

    アレはちょっと苦手だもんな。

    「まっすぐな青春賛歌」などと正面切って勧められると、それこそテレテレなんだけど、そこは重松清、清々しく終わって良かったね〜

    ただ、何かを得るか、となると、ちょっと微妙かも。

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    2017年04月06日
  • なきむし姫

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    重松さんの作品、やはり好き。 ふんわりと優しいストーリーの印象。なんとも言えない感情が湧いてくる。幼馴染の友達と家族。変わらなくていいような、変わらなければ大人として成り立たないような。分かっていてもなかなか自分って変えられないよね。そんな風に感じた物語。

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    2017年03月28日
  • ブランケット・キャッツ

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    結構軽い気持ちで読み始めたらほぼ全編で涙。

    そうだった、私は重松清に弱いのであった…。

    しかも猫…可愛い…。

    重松さんは本当、上手だよなぁ。

    夫婦、死、いじめ、介護、過去、そして家族の物語。

    ‪中でも介護の話はとても救われた気持ちになった。
    デリケートな問題ってたくさんあるけど、どれも結果だけを見ないでほしいなと思った。
    それに行き着く過程は人それぞれなのだ。‬

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    2017年03月08日
  • 哀愁的東京

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    重松清の小説は、子供の話も良いが大人のも良い。ちょっと突っ張った感じだが、主人公の真剣に向き合う態度、真面目さが伝わってくる。地方から都会に出てきた人の殺伐たる人の生活、人いきれ。そこからいろんな事を吸収して年老いてゆく。2017.2.24

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    2017年02月24日
  • 峠うどん物語 下

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    下巻は主にうどん屋夫婦の過去に絡むエピソードが主。

    上巻と比べて、盛り上がることも盛り下がることもなく。

    「死」がテーマではあるんだけど、
    死自体は正面ではなく
    はす向かいにあるというかなんというか。

    絶妙な切り口だと思う。

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    2017年02月05日
  • リビング

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    重松清の提案作品。お正月に読もうと思い借りたが、やはり鉄板。田舎の景色、一軒家の隣引っ越してきた派手な花を植える家族、うまくいかない家庭。
    様々な物語が短編で続いていく。やはりとてもよい。
    作中にでてくるストーリーに触発され、
    今年の5月はどこかに鯉のぼりでも見に行こうと思いました。

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    2017年02月05日
  • ゼツメツ少年

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    つらい。
    こういう結末だとは、読み始めには思わなかった。

    けれど、意外にも、暗さはない気がする。
    「銀河鉄道の夜」を、ふと思い出した。
    でも、ジョバンニは出てこないんですよね?
    リュウがジョバンニになるのかと思ったのだけれど…
    彼も、列車からは降りなかったんですね。

    そして、途中から美由紀さんの物語と二本立てのようになる。

    物語の中でしか生きられなかった彼等の「光」とはなんだろう?
    『生きていてほしかった』という、親の願い?
    『仲間』とたどった最後の旅?
    なかなか、答えがみつかりません。

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    2017年01月27日
  • 季節風 春

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    どれも切なさややり切れなさがあり、最後にすっと胸が晴れるような物語でした。面白くてもう一話もう一話と読んでいるうちに読み終えてしまいました。

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    2017年01月15日
  • ファミレス 上

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    料理好きオヤジ三人が各々に家庭に不安を抱えながらも、ある時は人生を料理に例えて勇気を貰い、ある時は孤独感を料理で補充して奮闘する異色の家族小説。
    登場人物のオヤジたちは私と同年代。子どもたちは何を考えているのか理解できず、理解者であってほしい妻との会話も決して弾むことはない。三人のオヤジたちの心境が痛いほど伝わってくる。美味しそうな料理がいっぱい出てくるが、何となくほろ苦い展開で下巻に続く。

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    2017年01月09日
  • 峠うどん物語 下

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    最終章で涙が止まらなくなった。電車の中だったので、バレないようにするのが大変だったほど。ずるいよ、重松さん。誰かと別れた経験はつらいけど、きっと今の支えになるんだろう。あー、よく泣いた。

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    2017年01月08日