重松清のレビュー一覧

  • 空より高く

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    暑苦しい「レッツ・ビギン」♪ 君はなにを今 見つめているの~~♪ 思い出しますねテレビ番組 "○○○○青春"
    観てましたよ私。う~ん 幾つになっても、いつも何かにドキドキしていたい!!!

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    2015年10月29日
  • 希望の地図 3.11から始まる物語

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    小説に仕立てた東日本大震災被災者へのインタビュー集
    九つの章に仕立てられ、それぞれの章が報道、希望、転機、…とテーマを当てていくつかのインタビューでまとめられている。

    wikipediaによると、本書に登場する田村章は著者重松清氏のフリーライターとしてのペンネームらしい。
    其々のインタビューは短く、重松清氏の思いが田村章の言葉として綴られている。
    数冊の重松氏の作品をこれまでに読んでいるが、本書はそれらの作品に比べ1章1章、1インタビューが重く、他の小説のようにスピーディーに読むことができなかった。

    実際に重松氏が被災地の取材旅行に不登校の中学生を帯同したのかは定かではないが、きっと、重松

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    2015年10月14日
  • 空より高く

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    素っ頓狂な熱烈教師のワンマンな活躍を予想していたのだが・・・、意外と人間味のある人物だし脇役だし。

    どこにでもありそうでなさそうで、ちょっとありそうな青春のヒトコマ。

    ・・・・・ムクちゃんの容姿が、ちょっと気になる。

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    2015年10月08日
  • 空より高く

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    長い旅。
    やりたいことができる人生。
    やりたいことができない人生。
    やりたいことができなくても幸せな人生。
    長く生きれば、
    歩いてきた道も長くなる。
    振り向かない方が不自然なくらい長い道。
    今が、あの頃になるくらい長い道。

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    2015年10月06日
  • 空より高く

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    若い世代が少なくなったニュータウン。その中にある東玉川高校も残り1年で閉校が決まっており、3年生しかいない。そこに転任してきた熱血教師はレッツ・ビギンの声を上げるが。。。
    一番の主人公はネタロー。そこにドカ、ヒコザに紅一点のムクちゃんが絡みます。こうした場合、大抵は肉体派、知性派、癒し系の組み合わせになるのですが、この作品でも肉体派のドカと知性派のヒコザはドンピシャ。ただ癒し系はムクちゃん(とても好いキャラです)になって、主人公のネタローのキャラの収まりが一寸悪いような気もします。

    いかにも重松さんらしいとても好い話です。
    でも、らしすぎる。
    一時は官能小説などにも手を染め、違う世界を探し

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    2016年05月15日
  • 峠うどん物語 上

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    市営斎場の前に立つ祖父母が経営するうどん店『峠うどん』の手伝いを続ける中学二年生の淑子。
    お葬式の後、様々な気持ちを抱えて峠うどんにやって来る人々。それらの人々から伝わるあたたかくてたいせつなこと。
    個人的には第5章の『メメモン』のお話が一番好き。ひいおばあちゃんとの思い出を思い出したミヤちゃんの姿、電車の中でこの本を読んでいたんだけど、涙が止まらなくなってしまった。
    十年後、二十年後、今と変わらないいつもがあるわけじゃない。今いる家族がいないかもしれない。そんなこと考えたくないけどそれが現実で、それが生きるということで、言葉では伝えられないけど、たいせつな想いを伝えてくれた物語だった。

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    2015年09月23日
  • 半パン・デイズ

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    僕がある日田舎に引っ越してきてから、小学校の入学から卒業までを描いた話。都会っ子の主人公や母親が章を進めるごとに方言が自然になってくる。それに伴い回りの登場人物たちとの距離感が縮まっていく感じが上手く出ていた。
    タイトルの妙というか、まさに半パン・デイズ、とてもいい。

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    2015年09月13日
  • 送り火

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    短編集。前半のお話はちょっと怖い。寝る前に読むの失敗した・・・と思ったものの、後半に向かうにつれほっこり。家族って何かな。親子って夫婦って。と自然と自分の家族と対比させながら読んでいた。みんな折り合いつけながらやってる。家族っていいなぁと思う反面、やっぱり煩わしいなぁとも。これから私が作る家族はどんな物語になっていくのでしょう。

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    2015年09月13日
  • 見張り塔から ずっと

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    ネタバレ

    ずっしりと深重いお話でした。
    リアリティーのある、身近な罪の重さというか…。
    救われないようで、ある意味救われてる結末なのかな、とも思います。
    客観的に見たら嫌な終わりかたでも、終止符を打つという点では前向きなのかもしれない。

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    2015年09月11日
  • 季節風 春

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    別れと新しい始まりの春。そんな季節にちなんだちょっと切ない短編集。季節外れの夏に読み返してみたけれど、やっぱり心がジンと温かくなる。「さくら地蔵」では、何故か急に某トラックメーカーのCMソング~いつまでも いつまでも 走れ走れ~とシンクロしてしまった。

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    2015年09月01日
  • 流星ワゴン

    購入済み

    流星ワゴン

    主人公の『死にたいまではなくても、泡のように消えてしまいたい』気分、メチャクチャ分かる。
    でも子供を置いてはいけない。
    ま、子供を道連れってのももっと無いけど。
    交通事故の加害者には絶対なりたく無いよな

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    2015年08月18日
  • 季節風 夏

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    夏に読み始めたのに、冬になっちゃった。

    元気かなぁ、会いたいなぁ、と思った人には会っておかないと。
    会えなくなる日がやってくる前に。

    冬に読むと、この切なさが辛すぎる!

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    2015年08月06日
  • ロング・ロング・アゴー

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    秋の夕暮れの様な本でした。


    手に汗握る高揚も無ければ、涙腺崩壊の感動もない。

    でも胸の深いとこにじんわりくる表現しがたいもの。
    哀しさとか苦しさとか恥ずかしさとか懐かしさとか寂しさをゆっくり煮詰めてトロッと流し込まれた感じ。

    ザックリ切り込まれる読後感ではないから、どんな話だったっけ?ってなっちゃうと思う。

    でも記憶も体験も全く共有してない赤の他人を、こんな気持ちにさせる作家ってほんとすごい。

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    2015年07月30日
  • きみ去りしのち

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    ネタバレ

    再婚相手の洋子とのあいだにうまれた息子を1歳の誕生日から数日後に突然死で失ってしまった父親が主人公。
    とあるきっかけから、前妻が引き取り育てている高校生の娘、明日香と、巡業の旅をすることになる。父親の関根は、息子の死と向き合っていくために。明日香は、母親の美恵子の病気といずれ訪れる死を受け入れる覚悟をするために。旅は北海道から沖縄まで、その土地土地で、出会う人々と触れ合う中で、乗り越えることができない、死と折り合いをつけていくとはどういうことかを感じていく。
    前半では明日香と一緒に旅をしていることを洋子に話していなかったが、美恵子の病気の進行もあり、事情を説明すると、理解し旅に同行してくれる洋

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    2015年07月24日
  • 半パン・デイズ

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    小学校入学から卒業までの、よくある子どもの感情を、重松清らしい、繊細なタッチで書かれている。

    子どもゆえの、正直であったり、素直になれなかったり、残酷でもあったり、もろくもあったり。

    共感できる部分も多いんだけど、少しイジイジしてイラッとくるところもある。

    それが、重松清らしい、といえば、言えるんだけど。

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    2015年06月26日
  • 希望の地図 3.11から始まる物語

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    ネタバレ

    主人が購入、娘にも読んで欲しいといって渡していたけれど、なかなか読まないので
    私が先に読みました。

    東日本大震災後の取材した内容を小説仕立てにしたものですが
    ほぼノンフィクションなのではないでしょうか。

    その取材内容を読む分にはよいし、小説仕立てで、すっと読みやすくなっているのですが
    とても大きな気がかり点があります。
    引きこもり(不登校)の中学生に、被災地を見せてまわる、というのはどうなんだろう!?
    中学生にとっても、現地の人にとっても。

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    2015年06月21日
  • 定年ゴジラ

    購入済み

    共感

    もうすぐ還暦を迎えようとしている我が身に多くの共感をもらいました。
    また岡山出身で岡山弁がいいですね。

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    2015年06月02日
  • また次の春へ

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    ネタバレ

    短編集。東日本大震災の話。ああもう読みたくないと思いながら最後まで読んだ。そんな立場にないのに泣きそうになった。南相馬の春が今でも忘れられず、富岡の桜が幻みたいにきれいだったことを、私も次の春へ持っていけるだろうか。

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    2015年05月24日
  • また次の春へ

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    東日本大震災で家族の誰かをなくした人たちを主人公にした短篇集。ちょっと重いテーマだけど、読後感はどこかしら清々しい物がある。

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    2015年05月22日
  • 希望の地図 3.11から始まる物語

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    20150510

    東日本大震災から半年から1年後の現地から取材した内容を小説仕立てのドキュメントにまとめらた1冊。
    あらゆる場所、人を取材対象としたドキュメントの部分には考えさせられることや、感動させられることが多くあった。

    ただ、エピローグ、文庫本化の加筆部分は、少しひつこいというか、理屈っぽい感じが否めなかった。
    もう少しシンプルに分かりやすく書いてもらったらもっと沢山の人や、中学生にも伝わるのではないかと感じた。

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    2015年05月10日