重松清のレビュー一覧

  • カカシの夏休み

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    三作。
    カカシと呼ばれ生徒から舐められている先生と、問題児。問題児は実は家で虐待を受けていた。父親も悪気はなくどうしていいかわからない状態だった。ダムに沈んだ故郷を、友人の死をきっかけに再会した四人でみにいく話。
    元教え子である妻を亡くし、カツラをかぶっている教師の話。
    殺人者扱いされた姉と弟の話。
    面白かった。

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    2016年02月13日
  • 峠うどん物語 下

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    永遠の別れである『死』と向き合うことを考えさせられる静かで温かい物語。
    中学生の淑子の視点で語られるため、どちらかというと淡々と物語は進行していく。しかし、その一線が置かれていることが、送る人の悲しさと寂しさを重く読む側に伝えてくる。そして、祖父のつくるうどんの美味しそうなこと。寒さの厳しい今日この頃、あったかいうどんが恋しい。

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    2016年02月06日
  • 峠うどん物語 上

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    中学二年生の淑子が、祖父母が営むうどん店の手伝いを続けることで、学校では教えてくれない人生の大切なことを学んでいく連作長編小説。
    味に自信があるのに、店は斎場の真ん前という設定が面白い。頑固一徹の祖父のこだわりはうどんだけではなく、人として生きる道にも厳しく、明るくおしゃべりな祖母の一言にも優しさと厳しさが同居している。あったかいうどんが食べたくなる、そして命の大切さを改めて知る物語である。

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    2016年02月04日
  • エイジ

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    キレる14歳、が流行語のように使われていたのは
    どのくらい前のことだろう?

    フツーの中学生エイジのクラスメイトが
    通り魔事件の犯人だった…

    この事件を中心とした
    中学生の心模様を描く作品。

    傍観者を装う者、被害者に肩入れする者
    そして、加害者に感情移入する者
    誰もがどの立場にもなりうるから
    大人になろうとするこの子らが
    そうやっていろいろ考えることは
    非常に尊いことだ。

    加害者少年は特別な子では無く
    自分もそうなるのだろうか?と
    キレるということについて
    子どもなりに掘り下げるエイジや

    普段は不良ぶっておちゃらけてるのに
    お母さん思いで
    理不尽な痛みを受ける被害者に対して怒りを抑えら

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    2016年09月05日
  • なきむし姫

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    重松清のなきむし姫を読みました。

    ブンとチッキの母であるアヤは大人なのに大のなき虫です。
    ところが、アヤの夫、哲也は1年間の約束で大阪に単身赴任してしまうことになります。
    子供二人とアヤは生活していくことが出来るのでしょうか。

    そこにアヤと哲也の幼なじみ健が引っ越してきて、アヤの悩みの相談に乗ってくれるのですが...

    ワンパターンの物語でしたが、楽しく読みました。

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    2016年01月19日
  • 希望ヶ丘の人びと(下)

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    えーちゃんカッコいい。気が強い人じゃなく、頭がいい人じゃなく、こんな優しくて芯のある人になりたい。正論だけど優しくない。痛いとこつかれてる気分。

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    2016年01月02日
  • きみ去りしのち

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    幼い子を亡くした親と、これから親を亡くす子が交叉する物語でした。
    雲が空を流れるように、旅をし、流離い、日本各地の景色を目にします。さまざまな人と出会い、別れます。

    あとがきで重松さんは、「「忘れる」のでも「乗り越える」のでもない、喪失感との折り合いのつけ方を探ってみたかった」と述べています。

    本当に大きな喪失を前に、人は忘れることも乗り越えることもできず、ただ立ち尽くす・・・けど、生きなくてはいけない。その闇の深さに慄きます。
    喪失が大きい程、その人の時間というのは止まってしまうんですよね。だからこそ、旅が題材に選ばれてるのがすごく自然に感じました。
    なぜなら、人も水と同じで、止まってい

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    2015年12月04日
  • 季節風 春

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     出会い、別れ、故郷、旅立ち。色々な思いを抱えてうきうきしたり憂鬱になったりする季節である春を生きる様々な人間模様を繊細に書いていて、とても心を洗われたような気がした。「さくら地蔵」と「めぐりびな」は泣いた。

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    2015年11月29日
  • 希望ヶ丘の人びと(上)

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    亡き妻の故郷に引っ越した三人の家族。田島(私)、美嘉、亮太。妻の圭子と生前に関わって来た人達との出会い、妻の思い出に降れて成長していく。

    私も登場人物たちと同世代(40)ということもあり、共感できる部分がたくさんありました。ある程度、大人になってまわりが結婚すると、なかなか、つるむ相手が出来ない。自分が独身だったりすると、独身同士でつるんだり。

    都合の悪いことを他人に押し付けようとする宮島パパの態度は、誉められたものではないけど、大人になるって建前や見栄、虚栄心と如何に向き合うかと言うことなのだろうな。

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    2015年11月27日
  • 空より高く

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    高校生のうちに読んでおくべき本。卒業を控えた高校生達の日常を描いた物語。

    よくありそうな青春モノ。学校の図書室のおすすめ文庫にありそうな本だなあ〜と少し思ったりもしましたが読んでみると一人一人の高校生活や進路、家族、恋愛に対する想いは主人公達と同じ18歳の私にとってほとんどの面で共感しました。
    どんな事にでもひたむきに頑張る高校生活、素敵だと思いました。
    そして意外にも話の中で重要人物として出てくるジン先生は単純な熱血教師役ではなく人としての弱い面も読み取れて面白かったです。

    高校卒業までの日々を全うするヒントを掴めた気がしました。読んでよかったです。
    大人になってから読んだらここまで感心

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    2015年11月24日
  • 峠うどん物語 下

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    峠のてっぺんにぽつんと立っているうどん屋の『長寿庵』
    目の前に市営斎場が出来た為に屋号を『峠うどん』に変え、斎場に来た悲しみに戸惑う人々を迎え入れる。

    重松先生の描く中学生というのは、どうしてこうもリアルなのだろう。
    うどん屋の孫娘のよっちゃんは、読んでいて幼さが時折腹立たしいところもあったけれど、それは自分が大人として読んでいるからであって、自分がよっちゃんと同じ中学生の頃だったら、同じように「分かった風」を装っただろうし、分からない事だらけだったと思う。

    特に人の生き死にやお別れというのは、大人になった今でも、何が正解なのかわからないし、軽々しくわかったとも言えない。
    人それぞれ色々な

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    2015年11月12日
  • 空より高く

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    暑苦しい「レッツ・ビギン」♪ 君はなにを今 見つめているの~~♪ 思い出しますねテレビ番組 "○○○○青春"
    観てましたよ私。う~ん 幾つになっても、いつも何かにドキドキしていたい!!!

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    2015年10月29日
  • 希望の地図 3.11から始まる物語

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    小説に仕立てた東日本大震災被災者へのインタビュー集
    九つの章に仕立てられ、それぞれの章が報道、希望、転機、…とテーマを当てていくつかのインタビューでまとめられている。

    wikipediaによると、本書に登場する田村章は著者重松清氏のフリーライターとしてのペンネームらしい。
    其々のインタビューは短く、重松清氏の思いが田村章の言葉として綴られている。
    数冊の重松氏の作品をこれまでに読んでいるが、本書はそれらの作品に比べ1章1章、1インタビューが重く、他の小説のようにスピーディーに読むことができなかった。

    実際に重松氏が被災地の取材旅行に不登校の中学生を帯同したのかは定かではないが、きっと、重松

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    2015年10月14日
  • 空より高く

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    素っ頓狂な熱烈教師のワンマンな活躍を予想していたのだが・・・、意外と人間味のある人物だし脇役だし。

    どこにでもありそうでなさそうで、ちょっとありそうな青春のヒトコマ。

    ・・・・・ムクちゃんの容姿が、ちょっと気になる。

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    2015年10月08日
  • 空より高く

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    長い旅。
    やりたいことができる人生。
    やりたいことができない人生。
    やりたいことができなくても幸せな人生。
    長く生きれば、
    歩いてきた道も長くなる。
    振り向かない方が不自然なくらい長い道。
    今が、あの頃になるくらい長い道。

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    2015年10月06日
  • 空より高く

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    若い世代が少なくなったニュータウン。その中にある東玉川高校も残り1年で閉校が決まっており、3年生しかいない。そこに転任してきた熱血教師はレッツ・ビギンの声を上げるが。。。
    一番の主人公はネタロー。そこにドカ、ヒコザに紅一点のムクちゃんが絡みます。こうした場合、大抵は肉体派、知性派、癒し系の組み合わせになるのですが、この作品でも肉体派のドカと知性派のヒコザはドンピシャ。ただ癒し系はムクちゃん(とても好いキャラです)になって、主人公のネタローのキャラの収まりが一寸悪いような気もします。

    いかにも重松さんらしいとても好い話です。
    でも、らしすぎる。
    一時は官能小説などにも手を染め、違う世界を探し

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    2016年05月15日
  • 峠うどん物語 上

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    市営斎場の前に立つ祖父母が経営するうどん店『峠うどん』の手伝いを続ける中学二年生の淑子。
    お葬式の後、様々な気持ちを抱えて峠うどんにやって来る人々。それらの人々から伝わるあたたかくてたいせつなこと。
    個人的には第5章の『メメモン』のお話が一番好き。ひいおばあちゃんとの思い出を思い出したミヤちゃんの姿、電車の中でこの本を読んでいたんだけど、涙が止まらなくなってしまった。
    十年後、二十年後、今と変わらないいつもがあるわけじゃない。今いる家族がいないかもしれない。そんなこと考えたくないけどそれが現実で、それが生きるということで、言葉では伝えられないけど、たいせつな想いを伝えてくれた物語だった。

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    2015年09月23日
  • 半パン・デイズ

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    僕がある日田舎に引っ越してきてから、小学校の入学から卒業までを描いた話。都会っ子の主人公や母親が章を進めるごとに方言が自然になってくる。それに伴い回りの登場人物たちとの距離感が縮まっていく感じが上手く出ていた。
    タイトルの妙というか、まさに半パン・デイズ、とてもいい。

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    2015年09月13日
  • 送り火

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    短編集。前半のお話はちょっと怖い。寝る前に読むの失敗した・・・と思ったものの、後半に向かうにつれほっこり。家族って何かな。親子って夫婦って。と自然と自分の家族と対比させながら読んでいた。みんな折り合いつけながらやってる。家族っていいなぁと思う反面、やっぱり煩わしいなぁとも。これから私が作る家族はどんな物語になっていくのでしょう。

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    2015年09月13日
  • 愛妻日記

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    夫婦間の話しとはいえ エロい、エロすぎる。でも 目線が、男性。まあ 愛妻指数が、高いのは 感じられましたが。
    なんか 男性、 旦那さんが 頑張りすぎ気使いすぎって感じ。

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    2015年09月11日