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妻の中学時代の同級生――親友のフーセン、すぐ教師にチクる宮嶋、初恋の人エーちゃん。それぞれが大人になり、家族を持ち、亡き妻のことを私に語る。娘の美嘉の授業参観に出席し、息子の亮太が通う書道教室の危機に慌てる私の塾には、この街の『ふつう』からはずれた生徒が集う。希望とはなんなのだろうか?
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Posted by ブクログ
妻の初恋の相手のえいちゃんが登場。
えいちゃんが格好いい。40を越えたおじさんだから、すだれ頭なのは仕方がないけど、娘のマリアだけでなく、田島(私)のために奮闘する姿が、こう言う友達がいたらなと思えてしまう。
喧嘩って言うのは、殴られる覚悟がなければ、喧嘩って言わない。一方的にやられるのはリンチだと。えいちゃんは言う。
教室や職場のいじめって、お互いの腹の底が見えないで互い疑心暗鬼になるから、怖くて自己防衛として起きる部分があるのかなと思う。ネットがある前は電話や直接会わないとその人と話せなかったけど、ネットによる間接的なコミュニケーションの手段が増えて、そのひとのことを深く知る機会がなくなったせいかなと思いました。一対多のコミュニケーションが、リンチに向かっているのかも。
子供の時の「もし」は、もし野球選手になったらと言うように、未来を向いているけど、大人は、もしあの時、告白していたら、とか過去に向いている。
この言葉が実は一番、身に染みました。もしあの時こうしていたらなんて言う結果なんて、誰も分からないし知ることも出来ない。それなら不確実でも、いくつになっても今と未来を向いていきたいと思う。
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