重松清のレビュー一覧

  • 半パン・デイズ

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    久しぶりに重松清さんの本を読んだら、やっぱり懐かしいなぁ・・・って気持ちになります。特にこういう子供のころの話がいいですね。このお話は、小学1年生で主人公のヒロシが東京から父親のふるさとに引っ越してきて、6年生になり卒業間近までの話です。だんだん田舎の子になり、無邪気だったヒロシもいろんな大人の事情が理解できるようになってくる・・それは大人の仲間になってきている証拠。そして最後に気がつきます。「もう1年生にも2年生にも3年生にも・・・・戻れないんだな」って。頭でわかっているけど、現実として実感したら、ショックなんですよね。私も思ったことあるなぁ・・・。

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    2023年10月30日
  • 送り火

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    重松さんにしては不思議系だなと、最初はやや違和感を覚えました。幽霊話が多いんですよね。でも考えてみれば「流星ワゴン」もそうでしたね。
    もちろん、ホラーでは有りません。やや不気味なところはあっても、重松さんの幽霊は心温かい(笑)。
    特に飛びぬけた作品がある訳では無いのですが、改めてパラパラめくれば、どれも強い印象が帰ってきます。その平均点の高さは、さすがに重松さんです。その中でも強いてあげれば「家路」かな。過労働で帰宅途中の駅で頓死したサラリーマンの霊が、夫婦仲が上手く行かなくて別居中のサラリーマンに帰宅を促す話。年齢的に近いせいかもしれませんが。。。

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    2016年08月16日
  • 哀愁的東京

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    写真集という感じがします。
    私には写真は"切り取るもの"というイメージがあります。写す対象は自然や誰かの創造物であって、写真家の作ったものでは有りません。それを適切なタイミングに、適切なフレームで切り取ることで優れた写真が出来ます。
    この物語もそれに似ています。何か作り出そうと言うより(一種のルポ的手法のように)東京に住む人々のある期間のある側面を切り取る。しかもキャプションも無く、それら写真が写真集としてまとめられている、そんな感じです。
    一つ一つに明確な主張があるようには見えません。むしろ不消化に終わる感じがします。さらに全ての物語を終えても、ぼんやりとした雰囲気は伝わ

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    2016年08月16日
  • エイジ

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    世間を騒がせていた通り魔が自分の同級生だった「エイジ」くんの物語。
    通り魔になってしまった同級生と自分の違いは何なのか?
    心理描写がリアルにくっきり描かれています。主人公を取り巻く周囲の人達への思いや葛藤の一つ一つに共感できました。

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    2009年10月04日
  • かっぽん屋

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    「かっぽん屋」って何だろう・・?そう思い手にとってパラパラとめくる。ああ・・アレのことか(笑)少年期に性の目覚めを感じたあの懐かしき時代。誰が先に経験するのか・・アホな勝負をしたような気もする。表紙もよく見れば、股間を押さえる少年が・・なるほどね。

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    2009年10月04日
  • かっぽん屋

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    重松清のかっぽん屋を読みました。重松清の初期作品集でした。高校生の頃の性の目覚めやクラブ活動を描いた短編4編と「世にも不思議な物語」風の短編4編が収録されていました。それぞれの短編はそれなりに面白かったのですが、それぞれの物語に共通するテーマがなかったので、ちょっと物足りない感じがしました。最後に収録されていたインタビューで、重松清はプロのライターとしての誇りを熱く語っていました。ちょっと泥臭い感じがしたのですが、このような人だからこそ、いじめを題材にした、のどがひりひりするような小説が書けるんだろうなあ、と納得する部分もあったのでした。

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    2011年07月18日
  • かっぽん屋

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    いやあ、面白かった。重松清の文章はなんでこんなに読みやすいんだろう。いやあ、面白かった。ていうか、方言が暖かい。そして、少年たちの会話ひとつひとつが、可愛い。

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    2009年10月04日
  • 世紀末の隣人

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    読み物作家の重松清による、国内ルポルタージュ。
    とても謙遜した書き出しで始まるこの作品は、雑誌に寄稿されたもので、当時ワイドショーなどで話題になった事件や、過去に話題になった事件などの現地(現場)を「寄り道」、「無駄足」と称した彼なりの(実際の移動、思考の中での)歩き方で事件についての外延を描き出している。

    今までに重松作品に親しんできた方、つまり、フィクションの重松小説を読んできた人には最初違和感があると思いますが、読み進めていくにつれて、これは小説の中の出来事なのではないか?と思ってしまうほどの重松色あふれた切り口で事件が描かれていきます。

    過去・現在・未来 ワイドショーをにぎわせたさ

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    2009年10月04日
  • かっぽん屋

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    重松好きなので中身も何も確認せずに読み始めました。1ページ目からべっくり。おおぉ「かっぽん」って…そ…そうだったのね。重松作品には上品なセクシャル描写がいつも出てくるのだけどこれは「あはは、まんまじゃん」って感じです。がんばれ少年!って応援したくなります。今の重松カラーである少年の悲しさと中年の哀しさの断片がそこかしこに見えてちょっと得した気分になる1冊です。

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    2011年08月01日
  • 世紀末の隣人

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    20世紀末、実際に起こった事件などの、ルポルタージュ。たまに「ん?」と思うときもありますが、切り口が面白いです。人によっては、今までとはちょっと違った「事件」との関わり方が見つかるかもしれませんね。

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    2009年10月04日
  • ニッポンの単身赴任

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    重松清のニッポンの単身赴任を読みました。今月から単身赴任になるので、本屋で見かけてつい買ってしまいました。仕事に燃えて何年もの間単身赴任をしているお父さんたちへの応援歌でした。いろいろなパターンでの単身赴任や単身不倫(!)の話題が面白く読めました。単身赴任は最初の3ヶ月が危険な期間だそうなので、注意しないといけませんね。

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    2011年07月18日
  • ビタミンF

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    父親はこうやって家庭の問題から仕事に逃げてしまえるのか…と思ってしまいました。一方で母親・妻の逃げ場のなさを、強く感じてしまいました。一般的に男性の方が冷静な判断ができるとされているのは、家庭が大変な時にその場から一次避難する仕事という逃げ場を確保されているからなのかな、と意地悪く考えてしまいました。
    まあでも、無責任に見える父親・夫も真剣に家族のことを思っているのだということもわかりました。
    なんだかとても嫌味な感想ですが、とても面白く読めました。

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    2026年01月03日
  • きよしこ

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    吃音の少年が年齢を重ねるたびに成長するお話しでした。
    大切な人たちとの出会いや別れを得てなお、諦めないすがたに感動しました。


    少年は、ひとりぼっちだった。名前はきよし。どこにでもいる少年。転校生。言いたいことがいつも言えずに、悔しかった。思ったことを何でも話せる友だちが欲しかった。そんな友だちは夢の中の世界にしかいないことを知っていたけど。ある年の聖夜に出会ったふしぎな「きよしこ」は少年に言った。伝わるよ、きっと──。大切なことを言えなかったすべての人に捧げたい珠玉の少年小説。

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    2025年12月31日
  • 哀愁的東京

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    ■サマリー
    ・タイトルそのまま哀愁がバンバン漂う
    ・全体的に暗めの構成
    ・暗めで悲しい映像が脳裏に浮かんでくる物語

    ■所感
    楽しい気分には決してならない作品である。
    主人公の進藤宏は40歳。元絵本作家である。
    奇しくも私と同い年であり、作品を読んでいると、
    自分と重なってくる影の部分があり、
    斜に構えた主人公の生き方に共感できる。
    読後には、私のような凡人にはとうてい言語化できそうもないが、どうも心の中にモヤモヤした気持ちと、この主人公に清々しさを覚える気持ちとが入り混じった非常に不思議な気持ちになった。
    主人公は、光を求めている。
    妻とも別れ、娘とも離れ離れになって、さらには
    知り合ったホ

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    2025年12月30日
  • みぞれ

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    ネタバレ

    ◼️短編概要
    01.背景ノストラダムス様
    02.正義感モバイル
    03.砲丸ママ★
    (概要)⇒家族の得意技という作文の宿題を出された息子。母はガタイがよくパワフルで砲丸投げという特技もありどんどん筆が進むが父については書くことがない。母も父の特技出しに協力するも息子にとっては母の特技の方が面白い。母曰く父の特技は砲丸投げ用の白線引き。当時2人は陸上部で父はマネージャーとして母のためにラインを引いていた。父は怪我で選手からマネージャーに転向して母に出会ったのだった。これを聞いた息子は父の特技を母と出会えた運の良さと一行書いた。
    (感想)⇒とても他人事とは思えない内容笑。確かに自分の得意技も嫁と出会

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    2025年12月30日
  • 流星ワゴン

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    ネタバレ

    相手のことを大切に想っているのに、素直になれない父親と息子の関係性にぐっときました。不思議なワゴン車で連れていかれる、あの時行動を起こしていれば…と今になって気づかされる人生の分かれ道への旅。この先の人生の結果を知っているのに、行動は変えられずただ振り返るだけ。それでもこの不思議なワゴン車での旅の経験が、父と息子の関係性を変える大きなきっかけになったことは間違いないと思います。自分が息子がいる父親なら、この本は刺さり過ぎるだろうなぁ…。

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    2025年12月22日
  • ステップ

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    ネタバレ

    ジーンとする場面もあって良いお話だった。

    だからこそ少し気になった所もある。
    優しい保育士さんや若い店員さんにわりとすぐ恋心を抱いたのに、見た目があまり良くないお見合い相手はすぐあしらったり、なんだかなと思う所が少しあった。これがある意味リアルなのかな。

    私は主人公よりも娘の美紀目線で読んでいたかもしれない。母の日の話は切なかった。たくさん寂しい思いもしたけど、気の合う友達も出来て最後には成長した姿を見られて良かった。


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    2025年12月21日
  • 木曜日の子ども

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    読後感がいまいち、主人公の清水はそこまで義理の息子・晴彦をかばえる、思えるもの?彼に対しての思いはそこまで感じられないような。
    また上田や高木、摩耶達の言い分がオトナの自分から見るとただの中二病に聞こえる。

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    2025年12月16日
  • ステップ

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    義父のことをステップファザーという。義父母の関係、娘との関係、亡くなった妻との関係、色々な関係を感じられる作品でした。少しジーンとくるところもあり、まぁよかったかな。

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    2025年12月15日
  • さすらい猫ノアの伝説

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    家に有ったので読んだが、つまらなくないけど物足りない。道徳的なことを学ぶ教科書とかにはあるいは良いと思う。

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    2025年12月11日