重松清のレビュー一覧

  • 世紀末の隣人

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    読み物作家の重松清による、国内ルポルタージュ。
    とても謙遜した書き出しで始まるこの作品は、雑誌に寄稿されたもので、当時ワイドショーなどで話題になった事件や、過去に話題になった事件などの現地(現場)を「寄り道」、「無駄足」と称した彼なりの(実際の移動、思考の中での)歩き方で事件についての外延を描き出している。

    今までに重松作品に親しんできた方、つまり、フィクションの重松小説を読んできた人には最初違和感があると思いますが、読み進めていくにつれて、これは小説の中の出来事なのではないか?と思ってしまうほどの重松色あふれた切り口で事件が描かれていきます。

    過去・現在・未来 ワイドショーをにぎわせたさまざまな主人公に脇役、そして、テレビの前でそれを楽しみにしている観客・・・誰も彼もが今まさに生きていて、現代の日本に存在するということ。。。つまり、誰しもが「隣人」になりうるということが、つまりは、ワイドショーに出てくる「隣人」が特別な存在ではなく、まさしく『隣人』なのだということがほのかに頭の中で帰結したような読後感でした。

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    2009年10月04日
  • かっぽん屋

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    重松好きなので中身も何も確認せずに読み始めました。1ページ目からべっくり。おおぉ「かっぽん」って…そ…そうだったのね。重松作品には上品なセクシャル描写がいつも出てくるのだけどこれは「あはは、まんまじゃん」って感じです。がんばれ少年!って応援したくなります。今の重松カラーである少年の悲しさと中年の哀しさの断片がそこかしこに見えてちょっと得した気分になる1冊です。

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    2011年08月01日
  • 世紀末の隣人

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    20世紀末、実際に起こった事件などの、ルポルタージュ。たまに「ん?」と思うときもありますが、切り口が面白いです。人によっては、今までとはちょっと違った「事件」との関わり方が見つかるかもしれませんね。

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    2009年10月04日
  • ニッポンの単身赴任

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    重松清のニッポンの単身赴任を読みました。今月から単身赴任になるので、本屋で見かけてつい買ってしまいました。仕事に燃えて何年もの間単身赴任をしているお父さんたちへの応援歌でした。いろいろなパターンでの単身赴任や単身不倫(!)の話題が面白く読めました。単身赴任は最初の3ヶ月が危険な期間だそうなので、注意しないといけませんね。

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    2011年07月18日
  • はるか、ブレーメン

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    自分の走馬灯にはどんな絵が出てくるだろうと考えさせられました。
    両親や妻の走馬灯は…見てみたい気もするけど、ビビリな私はきっと見ないだろうな(笑)

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    2026年10月10日
  • 十字架

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    どうして、どうして…数々の?を残して居なくなったフジシュン。
    同級生たちはもちろん、発見した父をはじめ遺族の描写が読んでいてつらい。つらいんだけど、こういうことが身近に一体どのくらい起きているんだろう?と考えたら止まらなくなってそちらがつらかった。

    学生の頃だったら真田の気持ちに近かったかもしれないけど、いまは遺族の気持ちを想像するほうがこたえる。

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    2026年10月10日
  • 赤ヘル1975

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    大長編。とっても分厚い本。
    1975年って、1988年生まれの私からしたらそんなに昔ではない感覚だったけど、戦後30年たったとはいえ、戦争の傷跡が色濃く残っていたんだなと。
    広島カープが市民にどれだけ愛されていたか、戦争がどれほどの傷を人々に残したかが平行して描かれていて、もちろん辛い場面や、痛ましい描写も時々あるけど、読んでて暗くなりすぎないのも良かった。

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    2026年10月08日
  • 流星ワゴン

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    過去に戻って人生をやり直す中で、家族との関係や後悔について考えさせられる物語。切なくて胸に響く場面も多かった。

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    2026年10月04日
  • 娘に語るお父さんの歴史

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    戦後から、高度経済成長、バブルと
    走り続けた日本の中で育った昭和時代…私の父と同じ世代の「お父さん」
    思い出ではなく自分が生きてきた1960~2000年を「歴史」として振り返る試み。
    今の価値観(核家族)もはじめの頃はわりと大変だったのだろう。様々な影響、それが社会に、家庭に、どう作用するか。
    親世代を知り、さあ私だったらどう振り返るだろう?と思ったり。エピローグ(2016)含めて、これまでの世代とこれからの世代に読んでもらいたい。

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    2026年10月01日
  • トワイライト

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    小学生時代のヒーローだった少年や優等生たちでも、大人になったらボロボロになりながら現実を必死に生きている。狡さや忖度を覚えて、退屈な大人になる。何かが欠落した隙間を無理して埋めようとする。そんな人たちがタイムカプセルを開けるところから始まる、人間臭く哀愁漂う中年物語である。

    夢も希望も救いもないし、読んでいて暗くなっていく場面が多い。本当にしょうがない人たちだなと思う。でも、大人ってこんなものなのかもしれない。世の中をただ真っ直ぐに生きられるなんて理想論に過ぎない。誰しも自分の中に何かしらの葛藤や矛盾を抱えながら生きていくんだと思う。それが大人になるということなのかもしれない。30になったばかりの自分にとって は読むのが早過ぎたように思う。それこそタイムカプセルのように、10年後に読んだら受け取り方は変わるはずだ。

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    2026年10月03日
  • 十字架

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    初めて重松清の本を読んだ
    内容は、自殺した同級生の遺書に親友と書かれた主人公と、加害者のクラスメイト、彼の想い人、残された遺族……。
    内容は重いけれど、考えさせられる物語だった。
    残される遺族の時間は止まったままなのか、時間が解決するとは言うけど、遺族からしたら地獄のような時間なのか。
    背負う十字架、ナイフの傷。
    彼らの痛みはどちらか、どちらもかもしれない。
    死んだ人は戻らないけれど、共にすごした時間は無くならない。
    ほかの物語も読んでみたいと思った。

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    2026年09月28日
  • きみの友だち

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    期待していただけに共感できる部分が少なかった。
    感動はしたけど、この話でも「?」と思ってしまうひねくれ自分と向き合ってしまうことが辛かった。

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    2026年09月27日
  • 季節風 夏

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    読み終えた今日、私にとっての2026年の夏が終わりました。祖母と暮らした時間や初めてメガネを掛けた時の切ない気持ち、こどもの頃の感情を自然に呼び起こしてくれました。来夏も読みに帰ります。

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    2026年09月25日
  • カモナマイハウス

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    空き家を管理する人の話。
    まだ自分は感じたことのない、家族とのつながりの難しさや、憧れへの想いを知ることができる

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    2026年09月19日
  • はるか、ブレーメン

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    人生最期にみる「走馬灯」
    他人の記憶を観ることができ、走馬灯をデザインする
    ブレーメン社

    16歳のはるかと、幼馴染のナンユウくんは
    観る力でかかわりを持ち
    やがて自分たちのトラウマに向き合ってゆく

    自分の最期に見る走馬灯はどんなだろうと
    考えずにはいられない。

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    2026年09月16日
  • きよしこ

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    私的には、はじめはドキドキして、1日に何ページも読んでしまうほどだった。
    しかし、ストーリーが進むにつれて、意味が分からなくなってきた。
    でも、自分を勇気づけてくれました。

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    2026年09月16日
  • くちぶえ番長

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    10年ぶりくらいに再読。
    ノスタルジックでいい話。どの登場人物も愛おしいよね。
    おツボネ様も、最初は高野さんを仲間外れにしてたりするけど、ガムガム団に歯向かってて意外と勇気あるじゃん!っておもうし、とにかくツヨシと同学年の子はいい人ばかり。ツヨシの両親もあったかいよね!
    マコトは今どうしてるのかな〜

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    2026年09月11日
  • あすなろ三三七拍子(上)

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    今はなかなか見られない応援団の話。
    見返りを求めることなく、無償で他人を応援するというところが、心打つところかな?

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    2026年09月11日
  • 旧友再会

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    重松清さんの短編集。自分に近い年代の内容で完全に当てはまるものではないけれど、全てに共感できるお話しでした。

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    2026年09月07日
  • 流星ワゴン

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    ネタバレ

    いくつかの父親と息子の関係が、時空を超えた旅によって、少しづつ再生に向かう。そこは良かった。でも主人公の妻の行動は、背景の説明が何もなく、モヤモヤ感あり。女性の性的な指向も人それぞれだろうとは思うけど、これは自傷行為に近いのではないかと感じました。最後に主人公が選んだ妻との向き合い方も、これで良かったのかどうか。うーん、よく分からないです。

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    2026年09月06日